JP2575241Y2 - 電磁作動装置 - Google Patents

電磁作動装置

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JP2575241Y2
JP2575241Y2 JP1992052636U JP5263692U JP2575241Y2 JP 2575241 Y2 JP2575241 Y2 JP 2575241Y2 JP 1992052636 U JP1992052636 U JP 1992052636U JP 5263692 U JP5263692 U JP 5263692U JP 2575241 Y2 JP2575241 Y2 JP 2575241Y2
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和宏 太田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、外端が閉塞される磁性
筒が非磁性筒を介して固定コアに連結されて成るととも
に流体が充満されるガイド筒内に、固定コアに対向する
可動コアが軸方向移動可能に収納され、固定コアに連な
ってコイルの軸方向一側に配置される第1継鉄部と、磁
性筒に連なってコイルの軸方向他側に配置される第2継
鉄部とが、コイルを囲繞する円筒状の第3継鉄部を介し
て連結される電磁作動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる装置は、たとえば実開平3
−125960号公報等により既に知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
外面にOリングが嵌着された栓部材を磁性筒の外端にね
じ込むことにより、磁性筒の外端を閉塞するようにして
おり、栓部材のねじ込み長さと、Oリングを配置するス
ペースとを確保するために磁性筒の長さすなわち電磁作
動装置の軸長が比較的長くなる。
【0004】ところで、コイルを励磁して可動コアを固
定コア側に前進させるときに、第2継鉄部から可動コア
の後端に回り込む磁束が生じると、可動コアの固定コア
側に向けた吸引力とは反対側に向けて可動コアに電磁力
が作用してコイル励磁時の可動コアの作動が不円滑とな
るおそれがある。これを解決するためには、固定コアか
ら最大限離反した位置にある可動コアの軸方向外端より
外方側で磁路を狭めることが考えられ、そのためには、
固定コアから最大限離反した位置にある可動コアの軸方
向外端より外方側で磁性筒内面に凹部を設けたり、磁性
筒内径を拡径することが考えれらるが、そのようにする
と、その分だけ電磁作動装置の軸方向長さがさらに長く
なってしまう。
【0005】本考案は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、磁性筒の外端を閉塞する栓部材を不要として
部品点数を低減するとともに軸方向長さの増大を回避し
た構造で固定コアとは反対側への電磁力が生じるのを極
力回避して可動コアの作動を円滑ならしめた電磁作動装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案によれば、第2継鉄部の内周縁には外方に突
出した皿状のカバーが一体に連設され、磁性筒の外端部
が該カバー内に嵌合され、固定コアから最大限離反した
位置にある可動コアの軸方向外端よりも外方で磁性筒の
外面およびカバーの内面のいずれか一方にはいずれか他
方に接触する環状シール部材が装着される。
【0007】
【実施例】以下、図面により本考案の実施例について説
明する。
【0008】図1は本考案の第1実施例の電磁弁の縦断
面図であり、この電磁弁は、切換弁装置5と、該切換弁
装置5を駆動するための電磁作動装置6とが結合されて
成るものである。
【0009】切換弁装置5は、弁ハウジング7にスプー
ル弁体8が摺動自在に嵌合されて成るものであり、弁ハ
ウジング7は、ブロック状のハウジング主部9にカバー
体10が結合されて成るものであり、ハウジング主部9
には、電磁作動装置6側から順に、第1嵌合孔11、第
1嵌合孔11よりも小径の摺動孔12、ならびに摺動孔
12よりも大径の第2嵌合孔13が同軸に穿設される。
またカバー体10には、第2嵌合孔13に嵌合される円
筒状の突部14が、その内部に凹部15を形成して突設
されており、ハウジング主部9およびカバー体10間に
はばね室16が形成され、このばね室16は、カバー体
10に穿設される解放路17を介して図示しないリザー
バに連通される。
【0010】スプール弁体8は、その一端を第1嵌合孔
11内に臨ませて摺動孔12に摺動自在に嵌合されるも
のであり、該スプール弁体8の他端はばね室16に突出
する。またばね室16内には、スプール弁体8およびカ
バー体10間に縮設される戻しばね18が収納されてお
り、スプール弁体8は、その一端側(図1の上端側)に
向けてばね付勢される。しかもハウジング主部9におい
て、摺動孔12および第2大径孔13間には段部19が
形成され、この段部19に当接してスプール弁体8の前
記一端側への移動を規制する規制鍔20がスプール弁体
8に一体に設けられる。
【0011】ハウジング主部9には、単一の入力ポート
21に共通に連なって軸方向に間隔をあけた位置で摺動
孔12の内面に開口する一対の入力通路221 ,222
と、それらの入力通路221 ,222 間の間隔と同一間
隔をあけるとともに前記両入力通路221 ,222 とは
ずれた位置で摺動孔12の内面に開口する一対の出力通
路231 ,232 とが設けられ、スプール弁体8の外面
には、一対の環状凹部241 ,242 が設けられる。而
して両環状凹部241 ,242 は、スプール弁体8が、
図1で示すように上動位置にあるときには入力通路22
1 および出力通路231 間ならびに入力通路222 およ
び出力通路232 間をそれぞれ連通し、図1で示す上動
位置から下方にスプール弁体8が移動したときには入力
通路221 および出力通路231 間ならびに入力通路2
2 および出力通路232 間をそれぞれ遮断するように
してスプール弁体8に設けられる。
【0012】電磁作動装置6において、磁性材料により
円筒状に形成される固定コア26の一端には、半径方向
外方に張出して弁ハウジング7のハウジング主部9に結
合される第1継鉄部27が一体に設けられるとともに、
ハウジング主部9の第1嵌合孔11に嵌合される円筒状
の突部28が一体に突設される。而して、第1継鉄部2
7をハウジング主部9に結合した状態で固定コア26お
よびハウジング主部9間には流体室29が形成され、切
換弁装置5のスプール弁体8には、流体室29およびば
ね室16間を連通させる連通孔30が穿設される。
【0013】切換弁装置5と反対側で固定コア26に対
向する可動コア31が、固定コア26に対する近接・離
反移動を可能としてガイド筒32内に収納されており、
このガイド筒32は、外端が閉塞される磁性筒34が非
磁性筒33を介して固定コア26に連結されて成るもの
であり、非磁性筒33の一端に磁性筒34の内端がろう
付けされ、非磁性筒33の他端側に固定コア26が嵌合
される。しかも固定コア26の外面には非磁性筒33の
内面に接触するOリング35が装着される。このガイド
筒32内に形成される作動室37に可動コア31が収納
される。
【0014】固定コア26には、円筒状のスリーブ38
が同軸に圧入、固定されており、スリーブ38を滑動自
在に貫通するロッド39の一端部が可動コア31に圧
入、固定され、該ロッド39の他端は切換弁装置5のス
プール弁体8に同軸に当接する。
【0015】固定コア26には、作動室37および流体
室29間を結ぶ複数の流通孔40…が穿設されており、
作動室37には作動油等の流体が充満されることにな
る。また可動コア31にはその両端間にわたる複数の流
通孔41…が穿設される。さらに可動コア31および固
定コア26間には、可動コア31が固定コア26に直接
接触することを回避するために非磁性材料から成るスペ
ーサ52が介装されている。
【0016】ところで、磁性筒34の外端は外方に突出
した皿状に形成されるカバー42内に嵌合されて該カバ
ー42の閉塞端で受けられるものであり、可動コア31
およびカバー42間には、切換弁装置5における戻しば
ね18よりも荷重を小さく設定されたばね43が介装さ
れており、該ばね43のばね力によりロッド39がスプ
ール弁体8に常時当接し、戻しばね18のばね力により
可動コア31が固定コア26から離反する方向に付勢さ
れる。またカバー42には、作動室37を図示しないリ
ザーバに接続するための解放孔44が穿設される。
【0017】ボビン45に巻装されるコイル46が合成
樹脂から成るモールド部47で被覆されて円筒状に形成
されるコイル組立体48が、ガイド筒32の一部および
固定コア26を囲繞して配置される。
【0018】而して該コイル組立体48の両側には第1
継鉄部27および第2継鉄部49が配置され、一端を第
1継鉄部27に結合されてコイル組立体48を囲繞する
円筒状の第3継鉄部50の他端が第2継鉄部49の外周
縁にかしめ結合される。しかも磁性筒34の外端を受け
るカバー42は第2継鉄部49の内周縁に一体に連設さ
れるものである。
【0019】本考案に従えば、固定コア26から最大限
離反した位置(図1で示す位置)にある可動コア31の
軸方向外端よりも外方側で磁性筒34の外面にはカバー
42の内面に接触する環状シール部材としてのOリング
51が装着される。
【0020】このような電磁作動装置6においては、コ
イル46の消磁状態では可動コア31が戻しばね18の
ばね力によって、図1で示すように、固定コア26から
離反した位置にあり、コイル46を励磁すると、戻しば
ね18のばね力に抗して可動コア31が固定コア26側
に吸引され、それによりロッド39を介してスプール弁
体8が図1の下方に駆動されることになる。
【0021】次にこの実施例の作用について説明する
と、ガイド筒32における磁性筒34の外端は、皿状に
して第2継鉄部49の内周縁に一体に連設されるカバー
42で閉塞されるものであり、従来必要とした栓部材が
不要であるので部品点数が低減されるとともに磁性筒3
4の長さを短縮して電磁作動装置6の軸方向長さを短縮
することができる。
【0022】ところで、コイル46を励磁して可動コア
31を固定コア26側に前進させるときに、第2継鉄部
49から可動コア31の後端に回り込む磁束が生じる
と、可動コア31の固定コア26側に向けた吸引力とは
反対側に向けて可動コア31に電磁力が作用してコイル
励磁時の可動コア31の作動が不円滑となるおそれがあ
る。しかるに、磁性筒34およびカバー42間のシール
を果たすOリング51が、固定コア26から最大限離反
した位置(図1で示す位置)にある可動コア31の軸方
向外端よりも外方側で磁性筒34の外面に装着されるの
で、固定コア26から最大限離反した位置にある可動コ
ア31の軸方向外端より外方側では磁路がOリング51
により狭められることになる。したがって磁路を狭める
ために磁性筒34を長くすることなく、可動コア31に
後方から回り込む磁束を減少させ、コイル励磁時の可動
コア31の作動を円滑にすることができる。
【0023】図2は本考案の第2実施例を示すものであ
り、電磁作動装置6′におけるガイド筒32′の磁性筒
34′は、第2継鉄部49の内周縁に一体に連設される
カバー42′内に嵌合され、固定コア26から最大限離
反した位置にある可動コア31の軸方向外端よりも外方
側でカバー42′の内面に、磁性筒34′の外面に接触
するOリング51が装着される。
【0024】この第2実施例によっても上記第1実施例
と同様の効果を奏することができる。
【0025】以上、本考案の実施例を詳述したが、本考
案は上記実施例に限定されるものではなく、実用新案登
録請求の範囲に記載された考考案を逸脱することなく種
々の小設計変更を行なうことが可能である。
【0026】たとえば、本考案は電磁弁だけでなく、可
動コアの固定コアに対する近接・離反移動を駆動ストロ
ークに用いるようにした電磁作動装置として広く適用可
能である。
【0027】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、第2継鉄
部の内周縁には外方に突出した皿状のカバーが一体に連
設され、磁性筒の外端部が該カバー内に嵌合され、固定
コアから最大限離反した位置にある可動コアの軸方向外
端よりも外方で磁性筒の外面およびカバーの内面のいず
れか一方にはいずれか他方に接触する環状シール部材が
装着されるので、従来必要とした栓部材を不要として部
品点数を低減することができるとともに、軸方向長さの
短縮を可能としながらコイル励磁時の可動コアの作動円
滑化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の電磁弁の縦断面図である。
【図2】第2実施例の電磁弁の縦断面図である。
【符号の説明】
6,6′ 電磁作動装置 26 固定コア 27 第1継鉄部 31 可動コア 32,32′ ガイド筒 33 非磁性筒 34,34′ 磁性筒 42,42′ カバー 46 コイル 49 第2継鉄部 50 第3継鉄部 51 環状シール部材としてのOリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外端が閉塞される磁性筒(34,3
    4′)が非磁性筒(33)を介して固定コア(26)に
    連結されて成るとともに流体が充満されるガイド筒(3
    2,32′)内に、固定コア(26)に対向する可動コ
    ア(31)が軸方向移動可能に収納され、固定コア(2
    6)に連なってコイル(46)の軸方向一側に配置され
    る第1継鉄部(27)と、磁性筒(34,34′)に連
    なってコイル(46)の軸方向他側に配置される第2継
    鉄部(49)とが、コイル(46)を囲繞する円筒状の
    第3継鉄部(50)を介して連結される電磁作動装置に
    おいて、第2継鉄部(49)の内周縁には外方に突出し
    た皿状のカバー(42,42′)が一体に連設され、磁
    性筒(34)の外端部が該カバー(42,42′)内に
    嵌合され、固定コア(26)から最大限離反した位置に
    ある可動コア(31)の軸方向外端よりも外方で磁性筒
    (34,34′)の外面およびカバー(42,42′)
    の内面のいずれか一方にはいずれか他方に接触する環状
    シール部材(51)が装着されることを特徴とする電磁
    作動装置。
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