JP2003042328A - 電磁弁 - Google Patents
電磁弁Info
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- JP2003042328A JP2003042328A JP2001226609A JP2001226609A JP2003042328A JP 2003042328 A JP2003042328 A JP 2003042328A JP 2001226609 A JP2001226609 A JP 2001226609A JP 2001226609 A JP2001226609 A JP 2001226609A JP 2003042328 A JP2003042328 A JP 2003042328A
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- spool
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- yoke
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 流体回路中に配設される電磁弁において、プ
ランジャの作動にともなうプランジャ背面の空間に充満
する作動油のプランジャ前面あるいはドレンへの移動が
妨げられないようにしプランジャの作動性向上をはかる
とともに、小型化と磁気効率向上をはかる。 【解決手段】 スプールとプランジャとが一体とされる
摺動部材を構成し、摺動部材はその軸方向に貫通穴を有
するものとする。
ランジャの作動にともなうプランジャ背面の空間に充満
する作動油のプランジャ前面あるいはドレンへの移動が
妨げられないようにしプランジャの作動性向上をはかる
とともに、小型化と磁気効率向上をはかる。 【解決手段】 スプールとプランジャとが一体とされる
摺動部材を構成し、摺動部材はその軸方向に貫通穴を有
するものとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁弁に関するも
のである。
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁弁としては、特開平10―1
22412号公報にその開示がある。この電磁弁は、ヨ
ークとケースとが周りに配置されたコイルと、ハウジン
グを介してヨークに固定されポートが形成されたスリー
ブと、ヨークに対して摺動自在に配設されたプランジャ
と、スリーブ内に摺動自在に配設されポートを開閉する
スプールと、スプールを付勢するスプリングとを有する
電磁弁であって、プランジャ及びスプールの内部が中実
のものである。そして、コイルの励磁によりプランジャ
に作用する磁束によりプランジャをヨークに対して摺動
させてスプールをスリーブに対して摺動させスプールに
よりポートを開閉する。
22412号公報にその開示がある。この電磁弁は、ヨ
ークとケースとが周りに配置されたコイルと、ハウジン
グを介してヨークに固定されポートが形成されたスリー
ブと、ヨークに対して摺動自在に配設されたプランジャ
と、スリーブ内に摺動自在に配設されポートを開閉する
スプールと、スプールを付勢するスプリングとを有する
電磁弁であって、プランジャ及びスプールの内部が中実
のものである。そして、コイルの励磁によりプランジャ
に作用する磁束によりプランジャをヨークに対して摺動
させてスプールをスリーブに対して摺動させスプールに
よりポートを開閉する。
【0003】ところで、電磁弁に対しては、制御領域の
拡大から特に作動油の粘度の高い低温時の応答性の確
保、システムの高度化,高機能化から小型化と高い吸引
力が要求されてきている。
拡大から特に作動油の粘度の高い低温時の応答性の確
保、システムの高度化,高機能化から小型化と高い吸引
力が要求されてきている。
【0004】しかしながら上記従来技術においては、特
に作動油の粘度が高い低温時の応答性を確保するため
に、プランジャ背面の空間に充満する作動油のプランジ
ャの作動にともなうプランジャ前面あるいはドレンへの
移動が妨げられないように油路となるスキマ又は油路溝
を形成する必要がある。一方、小型化と高い吸引力の要
求から磁気効率向上のために、プランジャとヨークとの
間のスキマは小さくする必要がある。これらは従来技術
の構造では両立が困難である。
に作動油の粘度が高い低温時の応答性を確保するため
に、プランジャ背面の空間に充満する作動油のプランジ
ャの作動にともなうプランジャ前面あるいはドレンへの
移動が妨げられないように油路となるスキマ又は油路溝
を形成する必要がある。一方、小型化と高い吸引力の要
求から磁気効率向上のために、プランジャとヨークとの
間のスキマは小さくする必要がある。これらは従来技術
の構造では両立が困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、プラ
ンジャの作動性向上を、その技術的課題とする。
ンジャの作動性向上を、その技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた第1の技術的手段は、ヨークとケースとが周り
に配置されたコイルと、前記ヨークに固定されポートが
形成されたスリーブと、前記ヨークに対して摺動自在に
配設されたプランジャと、前記スリーブ内に摺動自在に
配設され前記ポートを開閉するスプールと、前記プラン
ジャ又は前記スプールを付勢するスプリングとを備えた
電磁弁において、前記スプールと前記プランジャとが一
体とされ摺動部材を構成し、該摺動部材はその軸方向に
貫通穴を有することを特徴とする電磁弁を構成したこと
である。
に講じた第1の技術的手段は、ヨークとケースとが周り
に配置されたコイルと、前記ヨークに固定されポートが
形成されたスリーブと、前記ヨークに対して摺動自在に
配設されたプランジャと、前記スリーブ内に摺動自在に
配設され前記ポートを開閉するスプールと、前記プラン
ジャ又は前記スプールを付勢するスプリングとを備えた
電磁弁において、前記スプールと前記プランジャとが一
体とされ摺動部材を構成し、該摺動部材はその軸方向に
貫通穴を有することを特徴とする電磁弁を構成したこと
である。
【0007】上記手段によれば、プランジャ背面の空間
に充満する作動油がプランジャ及びスプールの貫通穴を
介してプランジャ前面あるいはドレンへ移動し、一体で
あるプランジャとスプールの作動はスムーズである。
に充満する作動油がプランジャ及びスプールの貫通穴を
介してプランジャ前面あるいはドレンへ移動し、一体で
あるプランジャとスプールの作動はスムーズである。
【0008】上記課題を解決するために講じた第2の技
術的手段は、第1の手段に加えて、前記スプールは前記
摺動部材の両端まで延在し、その一端側外周に円筒状の
プランジャを結合し構成されるようにしたことである。
術的手段は、第1の手段に加えて、前記スプールは前記
摺動部材の両端まで延在し、その一端側外周に円筒状の
プランジャを結合し構成されるようにしたことである。
【0009】上記手段によれば、前記摺動部材を構成す
るプランジャのヨークに対する摺動範囲を規制し、フラ
ットな電磁力特性の確保やスプールとスリーブの相対位
置を制御できポートの開口量の管理も可能とすることが
できる。
るプランジャのヨークに対する摺動範囲を規制し、フラ
ットな電磁力特性の確保やスプールとスリーブの相対位
置を制御できポートの開口量の管理も可能とすることが
できる。
【0010】上記課題を解決するために講じた第3の技
術的手段は、第1または第2の技術的手段に加えて、前
記スプリングは前記摺動部材を構成する前記スプールの
外周面と前記プランジャの内周面とにより形成される円
筒状溝に配設されるようにしたことである。
術的手段は、第1または第2の技術的手段に加えて、前
記スプリングは前記摺動部材を構成する前記スプールの
外周面と前記プランジャの内周面とにより形成される円
筒状溝に配設されるようにしたことである。
【0011】上記の手段によれば、スプリングを配設す
る部位を新たに設けることなく、小型化が行える。
る部位を新たに設けることなく、小型化が行える。
【0012】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態を説
明する。
明する。
【0013】図1、2は本発明の第1の実施の形態を示
す。ここで、電磁弁1は、非磁性材よりなるスリーブ2
及び非磁性材よりなるスプール3を主として構成される
制御バルブ部4と、コイル5を巻回した磁性材料よりな
るヨーク6及び磁性材料よりなるプランジャ7を主とし
て構成されケース8内に収容された電磁部9とを有して
構成され、スプール3とプランジャ7とは一体とされ摺
動部材11を構成している。
す。ここで、電磁弁1は、非磁性材よりなるスリーブ2
及び非磁性材よりなるスプール3を主として構成される
制御バルブ部4と、コイル5を巻回した磁性材料よりな
るヨーク6及び磁性材料よりなるプランジャ7を主とし
て構成されケース8内に収容された電磁部9とを有して
構成され、スプール3とプランジャ7とは一体とされ摺
動部材11を構成している。
【0014】スリーブ2は、両端が開口した円筒形状を
呈しており、その周壁に複数のポート21a、21b、
21c、21dおよび内周環状溝22a、22bが形成
されている。スプール3は、段付円筒状のもので、軸方
向に延びる段付円筒状の貫通孔33が形成され、リング
状の複数のランド31a、外周環状溝36a、36b、
36cおよび連通穴39a、39bが形成された本体部
31の一端側から軸方向に延在する軸部32とを一体に
備えている。スプール3は、その本体部31がスリーブ
2内に位置し且つ軸部32がスリーブ2の一端から外方
に突出するように、スリーブ2に摺動自在に支持されて
いる。またスプール3は、その軸方向の摺動動作で本体
部31のランド31aによりポート21a、21cを開
閉する。
呈しており、その周壁に複数のポート21a、21b、
21c、21dおよび内周環状溝22a、22bが形成
されている。スプール3は、段付円筒状のもので、軸方
向に延びる段付円筒状の貫通孔33が形成され、リング
状の複数のランド31a、外周環状溝36a、36b、
36cおよび連通穴39a、39bが形成された本体部
31の一端側から軸方向に延在する軸部32とを一体に
備えている。スプール3は、その本体部31がスリーブ
2内に位置し且つ軸部32がスリーブ2の一端から外方
に突出するように、スリーブ2に摺動自在に支持されて
いる。またスプール3は、その軸方向の摺動動作で本体
部31のランド31aによりポート21a、21cを開
閉する。
【0015】コイル5は、円筒形状のボビン51の外周
に巻回されており、ヨーク6は、ボビン51内に嵌挿さ
れている。ヨーク6は、磁性材のフロントヨーク部61
及び磁性材のリヤヨーク部62を非磁性部63を挟んで
一体として構成されている。このヨーク6は、スリーブ
2が固定される部分64a及びプランジャ7との間で磁
束の受け渡しを行なう部分64bを持つ内周面64が形
成されるよう穴成形加工が施され、筒形状を呈してい
る。部分64aと部分64bとは、内周面64の成形に
より同軸となっており、これにより、ヨーク6は、部分
64aにてスリーブ2と同軸で結合される。
に巻回されており、ヨーク6は、ボビン51内に嵌挿さ
れている。ヨーク6は、磁性材のフロントヨーク部61
及び磁性材のリヤヨーク部62を非磁性部63を挟んで
一体として構成されている。このヨーク6は、スリーブ
2が固定される部分64a及びプランジャ7との間で磁
束の受け渡しを行なう部分64bを持つ内周面64が形
成されるよう穴成形加工が施され、筒形状を呈してい
る。部分64aと部分64bとは、内周面64の成形に
より同軸となっており、これにより、ヨーク6は、部分
64aにてスリーブ2と同軸で結合される。
【0016】スプール3の軸部32は、ヨーク6内に延
在している。プランジャ7は、ヨーク6の部分64b内
に配置されており、軸方向に延びる貫通孔71が形成さ
れている。スプール3の軸部32はプランジャ7の貫通
孔71内に結合され、プランジャ7はスプール3と一体
となり摺動部材11を形成している。また、軸部32の
端部32aはプランジャ7の端面から突出し、スプール
3の端部32aの外周面とプランジャの内周面とにより
円筒状溝35が形成されている。スプリング10はヨー
ク6のリヤヨーク部62の凹面と摺動部材11の円筒状
溝35の間に配設されており、従って、摺動部材11は
スプリング10の付勢力を受けて図1示左方向に常時付
勢されている。
在している。プランジャ7は、ヨーク6の部分64b内
に配置されており、軸方向に延びる貫通孔71が形成さ
れている。スプール3の軸部32はプランジャ7の貫通
孔71内に結合され、プランジャ7はスプール3と一体
となり摺動部材11を形成している。また、軸部32の
端部32aはプランジャ7の端面から突出し、スプール
3の端部32aの外周面とプランジャの内周面とにより
円筒状溝35が形成されている。スプリング10はヨー
ク6のリヤヨーク部62の凹面と摺動部材11の円筒状
溝35の間に配設されており、従って、摺動部材11は
スプリング10の付勢力を受けて図1示左方向に常時付
勢されている。
【0017】このような構成において、スプール3の一
端(図1示左端)には、ランド31aと同様なリング状
の軸受部31bが形成され、他端には、ランド31aと
同様なリング状の軸受部34bが形成されており、スリ
ーブ2に摺動自在に支持されている。
端(図1示左端)には、ランド31aと同様なリング状
の軸受部31bが形成され、他端には、ランド31aと
同様なリング状の軸受部34bが形成されており、スリ
ーブ2に摺動自在に支持されている。
【0018】次に作動について説明する。
【0019】電磁弁1は図示しない内燃機関などの油圧
回路に配設され、図示しない油圧供給源から供給された
作動油(油圧)を図示しない油圧作動装置へ供給すると
ともに、還流する作動油を図示しないオイルパンへ排出
する。図1の状態でコイル5が非通電(非励磁)の場
合、摺動部材11はスプリング10の付勢力を受けて図
1示左方向に摺動し、油圧供給源から供給される作動油
は図1に示すポート21b、外周環状溝36b、内周環
状溝22a、ポート21aを介して油圧作動装置へ供給
される。また、油圧作動装置から還流される作動油は、
ポート21c、内周環状溝22b、外周環状溝36c、
連通穴39b、貫通穴33を介してオイルパンへ排出さ
れる。この時、作動油がスリーブ2とスプール3との環
状隙間およびヨーク6とプランジャ7との環状隙間か
ら、ヨーク6のリヤヨーク部62の凹面とプランジャ7
の背面とからなる空間37に流動し、空間37に充満す
る。次に、図1の状態でコイル5を通電(励磁)する
と、ヨーク6及びプランジャ7、ケース8で、コイル5
を周る様に磁束が発生する。これにより、スプール3及
びプランジャ7からなる摺動部材11がスプリング10
の付勢力に抗して図1示右方向にスリーブ2とヨーク6
に対して摺動開始する。この時、空間37の作動油は貫
通孔33へ移動し、摺動部材11は摺動を続け、スプー
ル3のランド31aがスリーブ2のポート21a、21
cを開閉する。なお、コイル5に供給される電流値を増
減してプランジャ7に作用する磁束を変化させること
で、スプール3は、スプリング10の荷重−たわみ特性
に応じたストロークで摺動することになる。これによ
り、スプール3のスリーブ2に対する相対位置を制御し
て油圧特性が制御される。
回路に配設され、図示しない油圧供給源から供給された
作動油(油圧)を図示しない油圧作動装置へ供給すると
ともに、還流する作動油を図示しないオイルパンへ排出
する。図1の状態でコイル5が非通電(非励磁)の場
合、摺動部材11はスプリング10の付勢力を受けて図
1示左方向に摺動し、油圧供給源から供給される作動油
は図1に示すポート21b、外周環状溝36b、内周環
状溝22a、ポート21aを介して油圧作動装置へ供給
される。また、油圧作動装置から還流される作動油は、
ポート21c、内周環状溝22b、外周環状溝36c、
連通穴39b、貫通穴33を介してオイルパンへ排出さ
れる。この時、作動油がスリーブ2とスプール3との環
状隙間およびヨーク6とプランジャ7との環状隙間か
ら、ヨーク6のリヤヨーク部62の凹面とプランジャ7
の背面とからなる空間37に流動し、空間37に充満す
る。次に、図1の状態でコイル5を通電(励磁)する
と、ヨーク6及びプランジャ7、ケース8で、コイル5
を周る様に磁束が発生する。これにより、スプール3及
びプランジャ7からなる摺動部材11がスプリング10
の付勢力に抗して図1示右方向にスリーブ2とヨーク6
に対して摺動開始する。この時、空間37の作動油は貫
通孔33へ移動し、摺動部材11は摺動を続け、スプー
ル3のランド31aがスリーブ2のポート21a、21
cを開閉する。なお、コイル5に供給される電流値を増
減してプランジャ7に作用する磁束を変化させること
で、スプール3は、スプリング10の荷重−たわみ特性
に応じたストロークで摺動することになる。これによ
り、スプール3のスリーブ2に対する相対位置を制御し
て油圧特性が制御される。
【0020】図3、4は本発明の第2の実施の形態を示
す。ここで、図1、2に示すスプール3の軸受部34b
をプランジャ7の一端に置換している。すなわち、スプ
ールの軸受部34bと同様なリング状の軸受部72bを
形成し、互いに一体のプランジャ7とスプール3は、ス
プール3の外周面31d及びプランジャの外周面72d
にてスリーブ2に摺動自在に支持されるものである。こ
れにより、スプール3の軸受部34bを廃止でき、電磁
弁1の低コスト化を図ることができる。
す。ここで、図1、2に示すスプール3の軸受部34b
をプランジャ7の一端に置換している。すなわち、スプ
ールの軸受部34bと同様なリング状の軸受部72bを
形成し、互いに一体のプランジャ7とスプール3は、ス
プール3の外周面31d及びプランジャの外周面72d
にてスリーブ2に摺動自在に支持されるものである。こ
れにより、スプール3の軸受部34bを廃止でき、電磁
弁1の低コスト化を図ることができる。
【0021】図5、6は本発明の第3の実施の形態を示
す。ここで、図3、4に示すプランジャ7の外周面72
dをプランジャ7の他端に置換している。すなわち、プ
ランジャの軸受部72bと同様なリング状の軸受部73
bを形成し、摺動部材11は、スプール3の外周面31
d及びプランジャの外周面73dにてスリーブ2に摺動
自在に支持されるものである。これにより、軸受部間の
間隔が拡大し、摺動部材の傾ぎが低減できるとともにプ
ランジャ7とヨーク6とのクリアランスを低減できる。
す。ここで、図3、4に示すプランジャ7の外周面72
dをプランジャ7の他端に置換している。すなわち、プ
ランジャの軸受部72bと同様なリング状の軸受部73
bを形成し、摺動部材11は、スプール3の外周面31
d及びプランジャの外周面73dにてスリーブ2に摺動
自在に支持されるものである。これにより、軸受部間の
間隔が拡大し、摺動部材の傾ぎが低減できるとともにプ
ランジャ7とヨーク6とのクリアランスを低減できる。
【0022】図7,8は本発明の第3の実施の形態を示
す。ここで、図1、2に示すスプール3の外周面とプラ
ンジャ7の内周面とにより形成される円筒状溝35を、
スプール30の端部34aの外周面とリヤヨーク620
の凹穴の内周面660とにより形成される円筒状溝68
に置換し、スプリング10が配設されるものである。こ
れにより、リヤヨーク620の肉抜きが行なえ軽量化が
図れる。
す。ここで、図1、2に示すスプール3の外周面とプラ
ンジャ7の内周面とにより形成される円筒状溝35を、
スプール30の端部34aの外周面とリヤヨーク620
の凹穴の内周面660とにより形成される円筒状溝68
に置換し、スプリング10が配設されるものである。こ
れにより、リヤヨーク620の肉抜きが行なえ軽量化が
図れる。
【0023】本発明の実施の形態である電磁弁1のスプ
ール3は非磁性材に限定せず、磁性材とすることもでき
る。これにより、スプール3とプランジャ7とを一部品
とすることができる。又、スリーブ2も同様に磁性材と
することもできる。
ール3は非磁性材に限定せず、磁性材とすることもでき
る。これにより、スプール3とプランジャ7とを一部品
とすることができる。又、スリーブ2も同様に磁性材と
することもできる。
【0024】
【発明の効果】上記したように本発明の電磁弁によれ
ば、摺動部材の貫通穴を作動油の移動経路とすることに
より、磁気回路設計で重要なヨーク6とプランジャ7と
の摺動隙間を縮小でき、吸引力特性と低温時の応答性の
両立ができる。
ば、摺動部材の貫通穴を作動油の移動経路とすることに
より、磁気回路設計で重要なヨーク6とプランジャ7と
の摺動隙間を縮小でき、吸引力特性と低温時の応答性の
両立ができる。
【0025】また、摺動部材の中空化により磁気特性に
無効な中心部の肉抜きも同時に行なえ、摺動部の軽量化
をはかるとともに、応答性及び振動抑制に有効である。
無効な中心部の肉抜きも同時に行なえ、摺動部の軽量化
をはかるとともに、応答性及び振動抑制に有効である。
【図1】本発明に係る電磁弁の断面図である。
【図2】本発明に係る摺動部材の断面図である。
【図3】本発明に係る電磁弁の第1の変形例を示す図1
に相当する断面図である。
に相当する断面図である。
【図4】本発明に係る摺動部材の第1の変形例を示す図
2に相当する断面図である。
2に相当する断面図である。
【図5】本発明に係る電磁弁の第2の変形例を示す図1
に相当する断面図である。
に相当する断面図である。
【図6】本発明に係る摺動部材の第2の変形例を示す図
1に相当する断面図である。
1に相当する断面図である。
【図7】本発明に係る電磁弁の第3の変形例を示す図1
に相当する断面図である。
に相当する断面図である。
【図8】本発明に係る摺動部材の第3の変形例を示す図
1に相当する断面図である。
1に相当する断面図である。
1・・・電磁弁
2・・・スリーブ
3・・・スプール
5・・・コイル
6・・・ヨーク
7・・・プランジャ
10・・・スプリング
11・・・摺動部材
33・・・貫通穴
35、68・・・円筒状溝
Claims (3)
- 【請求項1】 ヨークとケースとが周りに配置されたコ
イルと、 前記ヨークに固定されポートが形成されたスリーブと、 前記ヨークに対して摺動自在に配設されたプランジャ
と、 前記スリーブ内に摺動自在に配設され前記ポートを開閉
するスプールと、 前記プランジャ又は前記スプールを付勢するスプリング
とを備えた電磁弁において、 前記スプールと前記プランジャとが一体とされ摺動部材
を構成し、該摺動部材はその軸方向に貫通穴を有してい
ることを特徴とする電磁弁。 - 【請求項2】 前記スプールは前記摺動部材の両端まで
延在し、その一端側外周に円筒状のプランジャが結合さ
れていることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。 - 【請求項3】 前記スプリングは、前記スプールの外周
面と前記プランジャの内周面とにより形成される円筒状
溝に配設されることを特徴とする請求項1又は2に記載
の電磁弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001226609A JP2003042328A (ja) | 2001-07-26 | 2001-07-26 | 電磁弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001226609A JP2003042328A (ja) | 2001-07-26 | 2001-07-26 | 電磁弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003042328A true JP2003042328A (ja) | 2003-02-13 |
Family
ID=19059394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001226609A Pending JP2003042328A (ja) | 2001-07-26 | 2001-07-26 | 電磁弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003042328A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101788075A (zh) * | 2010-03-30 | 2010-07-28 | 朱武华 | 电磁阀 |
CN101788076A (zh) * | 2010-03-30 | 2010-07-28 | 朱武华 | 带有密封结构的电磁阀 |
JP2013139866A (ja) * | 2012-01-06 | 2013-07-18 | Kyb Co Ltd | ソレノイドバルブおよび緩衝器 |
-
2001
- 2001-07-26 JP JP2001226609A patent/JP2003042328A/ja active Pending
Cited By (3)
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