JP2003083465A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JP2003083465A JP2001277578A JP2001277578A JP2003083465A JP 2003083465 A JP2003083465 A JP 2003083465A JP 2001277578 A JP2001277578 A JP 2001277578A JP 2001277578 A JP2001277578 A JP 2001277578A JP 2003083465 A JP2003083465 A JP 2003083465A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソレノイド部の耐久性および応答性を向上さ
せ、製造時の組立性を向上させる低コストの電磁弁を提
供する。 【解決手段】 外周面にソレノイドコイル26を有し鉄
心収容孔37aにストッパ38が形成されるボビン37
と、鉄心収容孔37aに固定される固定鉄心27と、ス
トッパ38を介して他端側に軸方向に摺動自在に設けら
れる可動鉄心28とが装着されている。電磁力により可
動鉄心28は固定鉄心27に向かう後退方向に摺動さ
れ、ストッパ38により摺動が規制されることにより鉄
心の接触が抑制される。可動鉄心に嵌合され給気弁31
を保持する嵌合スリーブ30には、ばね受け部30aと
排気弁33を押圧するピン30bとが一体に形成され、
部材が削減されるとともに、ばね部材34の付勢力は嵌
合スリーブ30を介して可動鉄心28に伝達され、可動
鉄心28製造時の切削量が削減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁力により開閉
が制御される電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】空気圧源からの圧縮空気により空気圧シ
リンダなどの空気圧機器を駆動する際に、空気圧源と空
気圧機器とを接続する配管には、空気圧機器に圧縮空気
を供給制御するための電磁弁が装着される。
【0003】この電磁弁としては、実開平6−7198
0号公報に開示されるように、ソレノイドコイルへの通
電により駆動される可動鉄心によって弁体を直接駆動す
るようにしたタイプの直動式と、実開平7−16006
号公報に開示されるように、可動鉄心によりパイロット
弁体を駆動してパイロット流路を開閉し、パイロット流
体によって主弁軸をさせるようにしたタイプの間接作動
式とがある。いずれのタイプにあっても、ソレノイド部
には、固定される固定鉄心、軸方向に移動自在に装着さ
れる可動鉄心、および鉄心の外周部に巻き付けられるソ
レノイドコイルが設けられる。
【0004】ソレノイドコイルに通電を行うと、鉄心は
磁化され、固定鉄心に向けて可動鉄心が吸引されて移動
する。一方、ソレノイドコイルの通電を遮断すると、鉄
心の磁化は解除され可動鉄心に装着されるばね部材の反
発力により、可動鉄心は吸引前の位置に戻される。この
ような可動鉄心に弁体を連動させ、流路に開口する弁座
に対して作動させるようにすると、ソレノイドコイルの
通電および通電遮断を制御することによって流路の開放
および閉塞を制御することができる。
【0005】また、1つのソレノイド部を駆動すること
により2つの流路を開閉する電磁弁として、実開平6−
71980号公報に開示されるように、軸方向に対面し
て配置される2つの流路を2つの連動する弁体で挟み込
むものがある。このような電磁弁は、可動鉄心に固定さ
れる第1の弁体と、2つの流路を介して第1の弁体に対
面する第2の弁体とを有しており、第2の弁体には可動
鉄心との間に配置されるプランジャピンなどが当接する
ことにより可動鉄心の動作が伝達される。2つの流路は
一方が開放されるときには他方が閉塞され、一方が閉塞
されるときには他方が開放されることにより、作動流体
の供給が制御される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の電磁弁は、ソレ
ノイドコイルに通電を行うと、吸引される可動鉄心が固
定鉄心に衝突することで軸方向の移動が規制される。こ
のため、鉄心同士の衝突により鉄心が摩耗されソレノイ
ド部の耐久性が低下するおそれがある。また、吸引中は
鉄心同士が接触しているため、鉄心に残留磁気が発生し
易くソレノイドコイルの通電を遮断し、吸引を解除した
ときの応答性を悪化するおそれがある。
【0007】また、可動鉄心を吸引前の位置に作動させ
るばね部材を装着するため、従来の電磁弁の可動鉄心に
はばね受け部が形成されていた。このばね受け部を鉄心
本体より大径に形成すると、可動鉄心を製造する際の切
削量が多くなる一方、切削量を減らすため、ばね受け部
を鉄心本体より小径となる溝として形成すると、ばね部
材のコイル直径より大径となる鉄心本体を通す必要があ
り、ばね部材の組み付けが困難となる。また、複数のプ
ランジャピンなどを用いて2つの弁体を作動させる電磁
弁にあっては、部品点数が増加しており組立作業が煩雑
になるおそれがある。
【0008】本発明の目的は、ソレノイド部の耐久性お
よび応答性が向上する電磁弁を提供することにある。
【0009】本発明の目的は、製造時の組立性が向上す
る電磁弁を低コストにて提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁弁は、外周
面にソレノイドコイルが巻き付けられ、鉄心収容孔が形
成されるボビンと、前記鉄心収容孔の一端部側に固定さ
れる固定鉄心と、前記鉄心収容孔の他端部側に軸方向に
摺動自在に設けられ、流路を開閉する弁体が取り付けら
れる可動鉄心と、前記固定鉄心と前記可動鉄心との間に
前記鉄心収容孔内に突出して設けられるストッパとを有
し、前記ソレノイドコイルの通電により前記可動鉄心が
前記固定鉄心に向けて後退移動するときに、前記ストッ
パに摺動限位置が規制されて前記可動鉄心が前記固定鉄
心に当接しないことを特徴とする。
【0011】本発明の電磁弁は、前記固定鉄心または前
記可動鉄心のいずれかの端部に前記ストッパに沿う小径
鉄心が形成され、前記ストッパの軸方向長さよりも前記
小径鉄心の軸方向長さが短く形成されることを特徴とす
る。
【0012】本発明の電磁弁は、外周面にソレノイドコ
イルが巻き付けられ、鉄心収容孔が形成されるボビン
と、前記鉄心収容孔の一端部側に固定される固定鉄心
と、前記鉄心収容孔の他端部側に軸方向に摺動自在に設
けられる可動鉄心と、前記可動鉄心に嵌合され、第1の
流路を開閉する第1の弁体が設けられる嵌合スリーブ
と、前記第1の弁体に対向して配置され、第2の流路を
開閉する第2の弁体と、前記第2の弁体に向けて突出し
て前記嵌合スリーブに一体に形成され、先端が前記第2
の弁体に接触する複数本のピンと、前記嵌合スリーブに
一体に形成され、ばね部材を支持するばね受け部とを有
することを特徴とする。
【0013】本発明の電磁弁は、前記可動鉄心の先端面
から軸方向に突出するくびれ部の先端に係合部を設け、
前記係合部が嵌合する大径孔と前記くびれ部が嵌合する
小径孔とを前記嵌合スリーブに形成し、前記嵌合スリー
ブを前記可動鉄心に押し込むことで前記係合部により前
記嵌合スリーブを前記可動鉄心に取り付けることを特徴
とする。
【0014】本発明の電磁弁は、前記大径孔に前記第1
の弁体を収容することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の一実施の形態である電磁弁
を示す断面図である。この電磁弁は間接作動式の電磁弁
であり、空気圧機器を作動制御するために適用される。
図1に示すように、この電磁弁は一端部に空気圧機器に
圧縮空気を供給する主弁部10を有し、他端部にはパイ
ロットブロック11aとソレノイド部11bとからな
り、主弁部10を作動制御するパイロット弁ユニット1
1を有している。
【0017】主弁部10は直方体形状の主弁ブロック1
0aを有しており、主弁ブロック10aには一端から他
端に貫通して長手方向に主弁孔12が形成され、この主
弁孔12にそれぞれ開口する供給ポートP、2つの出力
ポートA,B、および2つの排気ポートRa,Rbが形
成されている。主弁孔12には複数のスプール弁体13
を有するスプール弁軸14が軸方向に摺動自在に装着さ
れており、この電磁弁は供給ポートPからの圧縮空気を
いずれか一方の出力ポートに切換供給し、他方の出力ポ
ートの圧縮空気を排気することのできる5ポート電磁弁
となる。
【0018】主弁ブロック10aの一端面にはエンドカ
バー10bが取り付けられ、エンドカバー10bとスプ
ール弁軸14の一端に形成されるピストン15とにより
圧力室16が形成されている。主弁ブロック10aの他
端面にはパイロットブロック11aが取り付けられ、パ
イロットブロック11aに形成されるピストン室17に
は、スプール弁軸14の他端に当接するピストン18が
軸方向に摺動自在に収容され、ピストン18の一方面側
に圧力室19が形成されている。なお、ピストン18の
受圧面積はピストン15に比して大きく設定されてい
る。
【0019】このように形成される圧力室16にパイロ
ット流体を供給し圧力室19内を排気すると、スプール
弁軸14は図1に示す右方向に駆動され、出力ポートA
と供給ポートPとが連通し、出力ポートBと排気ポート
Rbとが連通する。一方、圧力室19にパイロット流体
を供給すると、図1に示す左方向に駆動され、出力ポー
トAと排気ポートRaとが連通し、出力ポートBと供給
ポートPとが連通する。なお、図1はスプール弁軸14
が右方向に駆動された状態を示す。
【0020】このようにパイロット流体を供給するた
め、主弁ブロック10aにパイロット流路20とこの流
路20に開口するパイロットポート21とが形成されて
おり、パイロット流路20の一端はエンドカバー10b
に連通され、図1に矢印22で示す流路を経て圧力室1
6に連通されている。
【0021】また、パイロットブロック11aには、パ
イロット流路20の他端と連通する給気流路23と、外
部およびピストン室17に連通する排気流路24とが形
成され、パイロットブロック11aの端面に弁室25が
形成されている。さらに、パイロットブロック11aに
は給気流路23と弁室25とを連通する連通孔23a
と、排気流路24と圧力室19とを連通する連通孔24
aとが形成されており、それぞれの連通孔23a,24
aを開閉するため、ソレノイドコイル26の通電により
固定鉄心27に向けて吸引される可動鉄心28がソレノ
イド部11bに組み込まれている。
【0022】可動鉄心28の先端には、ばね受け部30
aと2本のピン30bとが一体に形成される嵌合スリー
ブ30が装着され、嵌合スリーブ30には給気弁31が
装着されている。また、パイロットブロック11aに
は、圧力室19と弁室25を連通する2つの連通孔32
が形成され、この連通孔32に案内されることにより嵌
合スリーブ30のピン30bの先端が圧力室19に配置
され、圧力室19に配置される排気弁33にピン30b
の先端が当接する。さらに、嵌合スリーブ30のばね受
け部30aには、給気弁31を連通孔23aに向けて付
勢するばね部材34が装着されており、排気弁33には
排気弁33を連通孔24aに向けて付勢するばね部材3
5が装着されている。
【0023】このように、それぞれの給気弁31と排気
弁33とは嵌合スリーブ30を介して可動鉄心28と連
動するようになっており、可動鉄心28の作動により連
通孔23a,24aは開閉される。したがって、ソレノ
イドコイル26に通電を行い可動鉄心28が磁気力によ
り吸引され後退移動すると、連通孔23aが開かれ連通
孔24aが閉じられる。一方、ソレノイドコイル26の
通電を遮断し可動鉄心28がばね部材34のばね力によ
り前進移動すると、連通孔24aが開かれ連通孔23a
が閉じられることになる。なお、図1はソレノイドコイ
ル26の通電が遮断されている状態を示す。
【0024】パイロットポート21にパイロット流体を
供給した状態のもとでソレノイドコイル26の通電を行
うと、連通孔24aは閉じられ連通孔23aは開かれる
ため、パイロット流路20より給気流路23を経て案内
されるパイロット流体は、弁室25から連通孔32を経
て圧力室19に案内されピストン18を押圧する。この
とき、圧力室16にパイロット流路20を経てパイロッ
ト流体が供給されているが、ピストン15に比してピス
トン18の受圧面積は大きく設定されるため、スプール
弁軸14は図1に示す左方向に摺動を行い、出力ポート
Aと排気ポートRaとが連通され、出力ポートBと供給
ポートPとが連通される。
【0025】一方、ソレノイドコイル26の通電を遮断
すると、連通孔24aは開かれ連通孔23aは閉じられ
るため、圧力室19のパイロット流体は排気流路24を
経て外部に排気される。このとき圧力室16に供給され
るパイロット流体により、ピストン15は押圧されスプ
ール弁軸14は図1に示す右方向に摺動を行い、出力ポ
ートAと供給ポートPとが連通され、出力ポートBと排
気ポートRbとが連通される。
【0026】なお、弁室25に向けて装着される押ボタ
ン36を押圧することにより、可動鉄心28は図1に示
す右方向に移動され、ソレノイドコイル26に通電する
ことができない状況であっても、出力ポートAと排気ポ
ートRaとが連通され、出力ポートBと供給ポートPと
が連通される。
【0027】図2は可動鉄心28に装着される嵌合スリ
ーブ30を示す分解斜視図である。図2に示すように、
嵌合スリーブ30を装着するために、ソレノイド部11
bに摺動自在に組み込まれる可動鉄心28は、摺動部2
8aとくびれ部28bとにより構成される。くびれ部2
8bは摺動部28aの外径より小径に形成され、くびれ
部28bの先端には、くびれ部28bよりも大きな外径
を有する係合部28cが形成されている。
【0028】このくびれ部28bに装着される嵌合スリ
ーブ30は、弾性材料により形成されており、図2に破
線で示すように、くびれ部28bに対応する小径孔30
cが形成され、係合部28cおよび給気弁31を収容す
る大径孔30dが小径孔30cと連通するように形成さ
れている。なお、前述したように嵌合スリーブ30には
可動鉄心28を前進方向に付勢するばね部材34を保持
するためのばね受け部30a、および排気弁33を押圧
するピン30bが一体に形成されている。
【0029】このように、可動鉄心28を前進移動させ
るばね部材34のばね受け部30aを嵌合スリーブ30
に形成することにより、従来の電磁弁のように摺動部2
8aの外径よりも大径となるばね受けを形成する必要が
なく、可動鉄心28を加工する際の切削量を減少するこ
とができる。
【0030】また、可動鉄心28と嵌合スリーブ30と
は別部材であるため、可動鉄心28の摺動部28aの外
径より小径のコイル直径を有するばね部材34を使用す
る場合であっても、ばね部材34の装着性が悪化するこ
とはない。ピン30bが嵌合スリーブ30に一体に形成
されるため、部品点数が削減され組み付け性も向上され
る。係合部28cが嵌合する大径孔30dに給気弁31
が装着されるため、新たな装着部を設けることなく給気
弁31を保持することができる。
【0031】さらに、嵌合スリーブ30は弾性変形する
ため、くびれ部28bに押圧することで容易に嵌合する
ことができるが、係合部28cと大径孔30dとが嵌合
するため、引っ張り方向に力が加えられても外れること
はない。
【0032】図3はソレノイド部11bの一部を示す斜
視図である。図1および図3に示すように、ソレノイド
部11bはソレノイドコイル26が外周面に巻き付けら
れたボビン37を有し、ボビン37の鉄心収容孔37a
には固定鉄心27が固定され、同様に鉄心収容孔37a
には固定鉄心27に対面して可動鉄心28が軸方向に摺
動自在に装着されている。また、鉄心収容孔37aに突
出するストッパ38が形成され、これらの鉄心27,2
8はストッパ38を挟んで対面している。可動鉄心28
の端部には、ストッパ38に沿って形成される小径鉄心
28dが形成されており、小径鉄心28dの軸方向長さ
はストッパ38の軸方向長さに比して短く形成されてい
る。
【0033】このようなソレノイド部11bを有する電
磁弁において、ソレノイドコイル26に通電を行うと、
固定鉄心27に向けて可動鉄心28が吸引される。図3
に示すように、吸引されると可動鉄心28はストッパ3
8に当接することによって軸方向の移動が規制される。
このとき、ストッパ38に比べて小径鉄心28dの軸方
向長さは短く設定されるため、可動鉄心28に形成され
る小径鉄心28dと固定鉄心27とが接触することはな
く、鉄心27,28の接触による摩耗を防ぎソレノイド
部11bの耐久性を向上することができる。また、鉄心
27,28の接触がないため、鉄心27,28に発生す
る残留磁気が抑制されソレノイドコイル26の通電を遮
断した際の応答性を向上することができる。
【0034】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。たとえば、図示する電磁弁
は外部パイロット流体により作動する5ポート電磁弁で
あるが、供給ポートPとパイロット流路20とを連通さ
せ内部パイロット式の電磁弁としても良く、5ポートに
限定されるものではない。また、間接作動式の電磁弁に
限らず、直動式の電磁弁に使用しても良い。
【0035】また、図示する嵌合スリーブ30に一体に
形成されるピン30bは2本であるが、より多くのピン
30bを形成しても良い。さらに、可動鉄心28に形成
される小径鉄心28dは固定鉄心27に形成しても良
く、接触することのない長さで可動鉄心28および固定
鉄心27のそれぞれに形成しても良い。
【0036】図示するストッパ38はボビン37に一体
に形成されているが別部材として形成しても良く、スト
ッパ38は環状に限定されるものではない。なお、嵌合
スリーブ30に装着される給気弁31を排気弁として使
用し、ピン30bに当接する排気弁33を給気弁として
使用しても良いことはいうまでもない。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、ストッパにより固定鉄
心と可動鉄心との接触を防ぐことにより、残留磁気を発
生させることがなく電磁弁の応答性を向上することがで
きる。
【0038】本発明によれば、ストッパの内周に沿う小
径鉄心を形成し固定鉄心と可動鉄心との距離を短縮する
ことにより、通電時の吸引力を大きく発生させることが
できる。
【0039】本発明によれば、可動鉄心を前進側に付勢
するばね部材のばね受けを嵌合スリーブに形成し、可動
鉄心に装着することにより、可動鉄心の加工時における
切削量を減少することができ、ばね部材の装着性を向上
することができる。
【0040】本発明によれば、嵌合スリーブに弁体を押
圧する複数本のピンを一体に形成することにより、電磁
弁の部品点数を削減することができる。
【0041】本発明によれば、可動鉄心のくびれ部に係
合部を形成し、弾性材料による嵌合スリーブに大径孔を
形成することにより、可動鉄心と嵌合スリーブとの結合
を容易に行うことができる。
【0042】本発明によれば、大径孔に第1の弁体を収
容することにより、加工を追加することなく第1の弁体
を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である電磁弁を示す断面
図である。
【図2】図1の一部を示す分解斜視図である。
【図3】図1の一部を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 主弁部 10a 主弁ブロック 10b エンドカバー 11 パイロット弁ユニット 11a パイロットブロック 11b ソレノイド部 12 主弁孔 13 スプール弁体 14 スプール弁軸 15 ピストン 16 圧力室 17 ピストン室 18 ピストン 19 圧力室 20 パイロット流路 21 パイロットポート 23 給気流路(流路,第1の流路) 23a 連通孔 24 排気流路(第2の流路) 24a 連通孔 25 弁室 26 ソレノイドコイル 27 固定鉄心 28 可動鉄心 28a 摺動部 28b くびれ部 28c 係合部 28d 小径鉄心 30 嵌合スリーブ 30a ばね受け部 30b ピン 30c 小径孔 30d 大径孔 31 給気弁(弁体,第1の弁体) 32 連通孔 33 排気弁(第2の弁体) 34 ばね部材 35 ばね部材 36 押ボタン 37 ボビン 37a 鉄心収容孔 38 ストッパ A,B 出力ポート P 供給ポート Ra,Rb 排気ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H106 DA08 DA23 DA33 DB02 DB12 DB23 DB32 DC02 DD09 EE34 EE48 GA14 GA15 GA25 KK02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面にソレノイドコイルが巻き付けら
    れ、鉄心収容孔が形成されるボビンと、 前記鉄心収容孔の一端部側に固定される固定鉄心と、 前記鉄心収容孔の他端部側に軸方向に摺動自在に設けら
    れ、流路を開閉する弁体が取り付けられる可動鉄心と、 前記固定鉄心と前記可動鉄心との間に前記鉄心収容孔内
    に突出して設けられるストッパとを有し、 前記ソレノイドコイルの通電により前記可動鉄心が前記
    固定鉄心に向けて後退移動するときに、前記ストッパに
    摺動限位置が規制されて前記可動鉄心が前記固定鉄心に
    当接しないことを特徴とする電磁弁。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電磁弁において、前記固
    定鉄心または前記可動鉄心のいずれかの端部に前記スト
    ッパに沿う小径鉄心が形成され、前記ストッパの軸方向
    長さよりも前記小径鉄心の軸方向長さが短く形成される
    ことを特徴とする電磁弁。
  3. 【請求項3】 外周面にソレノイドコイルが巻き付けら
    れ、鉄心収容孔が形成されるボビンと、 前記鉄心収容孔の一端部側に固定される固定鉄心と、 前記鉄心収容孔の他端部側に軸方向に摺動自在に設けら
    れる可動鉄心と、 前記可動鉄心に嵌合され、第1の流路を開閉する第1の
    弁体が設けられる嵌合スリーブと、 前記第1の弁体に対向して配置され、第2の流路を開閉
    する第2の弁体と、前記第2の弁体に向けて突出して前
    記嵌合スリーブに一体に形成され、先端が前記第2の弁
    体に接触する複数本のピンと、 前記嵌合スリーブに一体に形成され、ばね部材を支持す
    るばね受け部とを有することを特徴とする電磁弁。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電磁弁において、前記可
    動鉄心の先端面から軸方向に突出するくびれ部の先端に
    係合部を設け、前記係合部が嵌合する大径孔と前記くび
    れ部が嵌合する小径孔とを前記嵌合スリーブに形成し、
    前記嵌合スリーブを前記可動鉄心に押し込むことで前記
    係合部により前記嵌合スリーブを前記可動鉄心に取り付
    けることを特徴とする電磁弁。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の電磁弁において、前記大
    径孔に前記第1の弁体を収容することを特徴とする電磁
    弁。
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