JPH04134973U - ソレノイド弁 - Google Patents

ソレノイド弁

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JPH04134973U
JPH04134973U JP5812891U JP5812891U JPH04134973U JP H04134973 U JPH04134973 U JP H04134973U JP 5812891 U JP5812891 U JP 5812891U JP 5812891 U JP5812891 U JP 5812891U JP H04134973 U JPH04134973 U JP H04134973U
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JP
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yoke
core
movable core
coil
movable
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JP5812891U
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睦 清水
隆臣 白勢
誠 堀内
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日信工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕第1および第2継鉄部が、コイルを囲繞する円
筒状の第3継鉄部を介して連結されるとともにコイル内
方の連結筒体を介して連結され、連結筒体内には、第1
継鉄部に連なる固定コアから離反する方向にばね付勢さ
れた可動コアが軸方向移動可能に挿入され、可動コアに
は、弁座部材に着座可能な弁体が設けられるソレノイド
弁において、軸方向長さの増大を回避した構造で逆方向
の電磁力が生じるのを極力回避する。 〔構成〕第2継鉄部6は可動コア34の軸方向外端部を
囲繞するリング状に形成され、第2継鉄部6の内面の軸
方向に沿う中間部から外方側には少なくとも外方に向か
うにつれて拡径した拡径部41が設けられ、固定コア2
1から最大限離反した位置にある可動コア34の軸方向
外端は、前記拡径部41の内端位置Pよりも軸方向外方
に位置すべく設定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、円筒状のコイルの軸方向一側に配置される第1継鉄部と、該コイル の軸方向他側に配置される第2継鉄部とが、コイルを囲繞する円筒状の第3継鉄 部を介して連結されるとともに第3継鉄部と同軸にして前記コイルの内方に配置 される連結筒体を介して連結され、連結筒体の軸方向一端側で第1継鉄部に連な って固定コアが固定配置され、連結筒体内には、固定コアに対向するとともに固 定コアから離反する方向にばね付勢された可動コアが軸方向移動可能に挿入され 、該可動コアには、連結筒体の軸方向に沿ういずれか一方に固定配置される弁座 部材に着座可能な弁体が設けられるソレノイド弁、ならびに円筒状のコイルの軸 方向一側に配置される第1継鉄部と、該コイルの軸方向他側に配置される第2継 鉄部とが、コイルを囲繞する円筒状の第3継鉄部を介して連結されるとともにコ イルの内方に同軸に配置される非磁性筒体と第2継鉄部に嵌合される磁性筒体と が同軸に連なって成る連結筒体を介して連結され、連結筒体の軸方向一端側で第 1継鉄部に連なって固定コアが固定配置され、連結筒体内には、固定コアに対向 するとともに固定コアから離反する方向にばね付勢された可動コアが軸方向移動 可能に挿入され、該可動コアには、連結筒体の軸方向に沿ういずれか一方に固定 配置される弁座部材に着座可能な弁体が設けられるソレノイド弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかるソレノイド弁は、たとえば米国特許公報4790351号公報等 により既に公知であり、コイルを消磁している状態では可動コアを固定コアから 離反させて弁体を弁座部材から離反させた開弁状態としておき、コイルを励磁し たときには第1継鉄部、第3継鉄部、第2継鉄部、磁性筒体、可動コアおよび固 定コアと経由する磁気回路を形成して、可動コアを固定コアに吸着し、それによ り弁体を弁座部材に着座させて閉弁状態を得るようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、上記従来のものでは、開弁状態にあるとき、すなわち可動コアが固 定コアから離反しているときに該可動コアの軸方向外端は第2継鉄部の外端より も軸方向内方位置にある。しかるに、上記従来のような構造にすると、コイルを 励磁して可動コアを固定コア側に前進させるときに、第2継鉄部から可動コアの 後端に回り込む磁束が生じ、これにより可動コアの固定コア側に向けた吸引力と は反対側に向けて可動コアに電磁力が作用し、コイル励磁時の可動コアの作動が 不円滑となるおそれがある。
【0004】 このような問題を解決するためには、固定コアから最大限離反した位置にある 可動コアの軸方向外端が、第2継鉄部の外端よりも外方に位置するように設定し ておけばよいが、そのような構成を単純に設定すると、ソレノイド弁の軸方向長 さが長くなってしまう。
【0005】 本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、軸方向長さの増大を回避 した構造で固定コアとは反対側への電磁力が生じるのを極力回避して可動コアの 作動を円滑ならしめたソレノイド弁を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の第1の特徴によれば、円筒状のコイルの 軸方向一側に配置される第1継鉄部と、該コイルの軸方向他側に配置される第2 継鉄部とが、コイルを囲繞する円筒状の第3継鉄部を介して連結されるとともに 第3継鉄部と同軸にして前記コイルの内方に配置される連結筒体を介して連結さ れ、連結筒体の軸方向一端側で第1継鉄部に連なって固定コアが固定配置され、 連結筒体内には、固定コアに対向するとともに固定コアから離反する方向にばね 付勢された可動コアが軸方向移動可能に挿入され、該可動コアには、連結筒体の 軸方向に沿ういずれか一方に固定配置される弁座部材に着座可能な弁体が設けら れるソレノイド弁において、第2継鉄部は可動コアの軸方向外端部を囲繞するリ ング状に形成され、第2継鉄部の内面の軸方向に沿う中間部から外方側には少な くとも外方に向かうにつれて拡径した拡径部が設けられ、固定コアから最大限離 反した位置にある可動コアの軸方向外端は、前記拡径部の内端位置よりも軸方向 外方に位置すべく設定される。
【0007】 また本考案の第2の特徴によれば、円筒状のコイルの軸方向一側に配置される 第1継鉄部と、該コイルの軸方向他側に配置される第2継鉄部とが、コイルを囲 繞する円筒状の第3継鉄部を介して連結されるとともにコイルの内方に同軸に配 置される非磁性筒体と第2継鉄部に嵌合される磁性筒体とが同軸に連なって成る 連結筒体を介して連結され、連結筒体の軸方向一端側で第1継鉄部に連なって固 定コアが固定配置され、連結筒体内には、固定コアに対向するとともに固定コア から離反する方向にばね付勢された可動コアが軸方向移動可能に挿入され、該可 動コアには、連結筒体の軸方向に沿ういずれか一方に固定配置される弁座部材に 着座可能な弁体が設けられるソレノイド弁において、磁性筒体の外面には環状の 凹部が設けられ、固定コアから最大限離反した位置にある可動コアの軸方向外端 は、前記凹部の内端位置よりも軸方向外方に位置すべく設定される。
【0008】
【実施例】
以下、図面により本考案の実施例について説明する。
【0009】 図1ないし図3は本考案の第1実施例を示すものであり、図1はソレノイド弁 の縦断面図、図2は図1の2部拡大図、図3は可動コアの後端位置に応じた逆方 向電磁力を示すグラフである。
【0010】 先ず図1において、このソレノイド弁のケーシング1は、鉄系金属等の磁性金 属から成る第1ケース部材3と、ステンレス鋼等から成る第2ケース部材4とを 相互に結合して構成される。第1ケース部材3は、基本的に円筒状である第1継 鉄部5と、第1継鉄部5の外周に連なって同軸に形成される円筒状の第3継鉄部 7とを一体に備え、第3継鉄部7の端部には段部8を介して薄肉部9が設けられ る。また第2ケース部材4はキャップ状に形成されるものであり、第3継鉄部7 の段部8に第2ケース部材4の外周縁部を当接させた状態で該外周縁部を覆うよ うに薄肉部9をかしめることにより第1および第2ケース部材3,4が結合され 、それによりケーシング1が構成されることになる。
【0011】 第1ケース部材3における第1継鉄部5の中央部には、その軸線方向外方から 内方に向けて順に大径となる第1孔11、第2孔12、第3孔13、第4孔14 、第5孔15および第6孔16が相互間に段差をなして同軸に穿設される。而し て第2孔12には、第1孔11と同軸の弁孔17を有して基本的に円筒状に形成 される弁座部材18が圧入、固着される。また第4孔14には、弁座部材18と の間に弁室19を形成するリング状の案内部材20が圧入、固着され、第5孔1 5には、鉄系金属等の磁性金属から基本的に円筒状に形成される固定コア21が 嵌入される。また第1継鉄部5の外周面には環状溝22が設けられるとともに該 環状溝22を弁室19に連通させる連通路23が穿設される。
【0012】 第1ケース部材3の第1継鉄部5と、第2ケース部材4との間には、第1継鉄 部5側から順に、ボビン25に巻装されて円筒状に構成されたコイル26と、鉄 系金属等の磁性金属によりリング状に形成される第2継鉄部6とが挟持される。 すなわちコイル26の軸方向両側には第1および第2継鉄部5,6が配置され、 コイル26は第3継鉄部7で囲繞されることになる。
【0013】 第1および第2継鉄部5,6は、第3継鉄部7と同軸にしてコイル26の内方 に配置される連結筒体27を介して連結されるものであり、この連結筒体27は 、非磁性材料たとえばステンレス鋼により円筒状に形成されるとともに第1継鉄 部5の第6孔16および固定コア21間に一端を嵌合させる非磁性筒体28と、 磁性材料たとえば電磁軟鉄により非磁性筒体28と同一内、外径の円筒状に形成 されるとともに第2継鉄部6および第2ケース部材4に嵌合される磁性筒体29 とが同軸に結合されて成るものである。而して非磁性筒体28および磁性筒体2 9の対向端部には相互に嵌合可能な嵌合筒部28a,29aがそれぞれ設けられ ており、嵌合筒部28a,29aを相互に嵌合して同軸に連なる非磁性筒体28 および磁性筒体29が第1継鉄部5および第2ケース部材4間に挟持される。し かも非磁性筒体28は、コイル26の軸方向に沿うほぼ全長にわたる長さを有す るように形成されている。
【0014】 連結筒体27の第2ケース部材4側端部にはステンレス鋼等の非磁性材料から 成るストッパ30が嵌合され、該ストッパ30の外面には連結筒体27における 磁性筒体29の内面に接触するシール部材31が嵌着される。また非磁性筒体2 8および磁性筒体29の結合部外面と、非磁性筒体27の第1継鉄部5との結合 部外面にはシール部材32,33がそれぞれ嵌着されており、これらのシール部 材31〜33により連結筒体27内と外部との間のシールが果たされる。
【0015】 連結筒体27内で固定コア21およびストッパ30間には、鉄系金属から成る 可動コア34が軸方向移動可能に挿入されており、この可動コア34および固定 コア21間には可動コア34を固定コア21から離反する方向に付勢する戻しば ね35が縮設される。また可動コア34およびストッパ30間には薄い環状に形 成されるスペーサ36が介装される。
【0016】 可動コア34の中央部には、弁軸37が貫通、固定されており、該弁軸37の 一端部は固定コア21を移動自在に貫通するとともに案内部材20で軸方向移動 を案内されるようにして弁室19内に突入され、該弁軸37の一端に弁座部材1 8に着座して弁孔17を閉鎖可能な球状の弁体38が固着される。また弁軸37 の他端部はストッパ30に軸方向移動可能に嵌合される。しかも可動コア34に は、その軸方向移動時に流体を流通させるための複数の流通孔39が軸方向全長 にわたって穿設され、案内部材20、固定コア21およびストッパ30の内面に は弁軸37との間での流体流通を許容するための軸方向に延びる溝20a,21 a,30aが周方向に間隔をあけた複数たとえば4個所にそれぞれ設けられてい る。
【0017】 図2において、第2継鉄部6の内周には、連結筒体27における磁性筒体29 を嵌合して可動コア34の軸方向外端部を囲繞する円形の孔40が設けられ、こ の孔40の中間部から軸方向外方側には、軸方向外方に向かうにつれて大径とな るテーパ状の拡径部41が設けられる。しかも可動コア34が固定コア21から 最大限離反した位置にある状態(図1および図2の状態)で、可動コア34の軸 方向外端は、前記拡径部41の内端位置Pよりも距離Lだけ軸方向外方に位置す るように設定されており、距離Lは、可動コア34が固定コア21から最大限離 反した位置から固定コア21側に最大限移動する距離と同等、もしくはそれより も大きく設定されている。
【0018】 ところで、可動コア34が固定コア21から離反しているときに該可動コア3 4の軸方向外端が第2継鉄部6の外端よりも軸方向内方位置にある場合には、コ イル26を励磁して可動コア34を固定コア21側に前進させるときに、第2継 鉄部6から可動コア34の後端に回り込む磁束が生じ、これにより可動コア34 の固定コア21側に向けた吸引力とは反対側に向けて可動コア34に電磁力が作 用するものであり、図3で示すように、距離Lが「0」近傍で上記逆方向の電磁 力は急激に大きくなるものである。
【0019】 しかるに本考案に従って距離Lがプラスの値となるように設定することにより 前記逆方向の電磁力が可動コア34に作用することを極力回避可能となる。
【0020】 次にこの実施例の作用について説明すると、コイル26の消磁時には可動コア 34は戻しばね35のばね力によりストッパ30側の位置にあり、弁体38は弁 座部材18から離反して弁孔17を開放した開弁状態にある。この開弁状態でコ イル26を励磁すると、図1の矢印で示すように、第1継鉄部5、第3継鉄部7 、第2継鉄部6、磁性筒体29、可動コア34および固定コア21と経由する磁 気回路が形成され、可動コア34を固定コア21に吸着し、弁体38を弁座部材 18に着座させて閉弁状態を得ることができる。
【0021】 このようなソレノイド弁において、閉弁作動時すなわちコイル26を励磁した ときには、第2継鉄部6から磁性筒体29を経て可動コア34に作用する磁束の 大半は第1孔40と磁性筒体29との接触面を通過することになる。而して可動 コア34の後端は拡径部41の内端位置Pよりも軸方向外方位置にあるので、第 2継鉄部6から可動コア34の後方に回り込む磁束により生じる逆方向の電磁力 を極力小さく抑えることができ、それにより可動コア34すなわち弁体38の移 動を円滑にして開弁状態から閉弁状態への切換を速やかにすることができる。
【0022】 しかも第2継鉄部6に拡径部41を設けたことにより、距離Lを確保するにあ たって可動コア34の軸方向長さを大とすることが不要であり、それに伴ってソ レノイド弁の軸方向長さを小さくすることができる。また磁性筒体29を充分に 長くして可動コア34の軸方向移動を確実に案内することが可能である。
【0023】 図4は本考案の他の第2実施例を示すものであり、上記第1実施例に対応する 部分には同一の参照符号を付す。
【0024】 ケーシング1は、第1ケース部材3と、磁性金属から成る第2ケース部材4′ とを相互に結合して構成され、第2ケース部材4′には第2継鉄部6′が一体に 設けられる。この第2継鉄部6′の中央部に設けられた孔40′において、その 軸方向中間部から外方側には、段差をなして拡径部41′が設けられる。
【0025】 この第2実施例によっても、上記第1実施例と同様の効果を奏することができ る。
【0026】 本考案の第3実施例として、図5で示すように、上記第2実施例における第2 継鉄部6′の内面にテーパ状の拡径部41を設けるようにしてもよい。
【0027】 図6は本考案の第4実施例を示すものであり、上記各実施例に対応する部分に は同一の参照符号を付す。
【0028】 連結筒体27′は、第1継鉄部5に連なる非磁性筒体28と、第2ケース部材 4′と一体である第2継鉄部6′の中央部に設けられた孔40″に嵌合される磁 性筒体29′とが同軸に連なって構成され、磁性筒体29′の外面には環状の凹 部42が設けられる。而して、可動コア34が固定コア21から最大限離反した 位置にある状態(図6の状態)で、可動コア34の軸方向外端は、前記凹部42 の内端位置P′よりも距離Lだけ軸方向外方に位置するように設定されており、 距離Lは、可動コア34が固定コア21から最大限離反した位置から固定コア2 1側に最大限移動する距離と同等、もしくはそれよりも大きく設定される。
【0029】 この第4実施例によれば、閉弁作動時すなわちコイル26を励磁したときには 、第2継鉄部6′から磁性筒体29′を経て可動コア34に作用する磁束の大半 は凹部42よりも軸方向内方側での孔40″と磁性筒体29′との接触面を通過 することになり、可動コア34の後端は凹部42の内端位置P′よりも軸方向外 方位置にあるので、第2継鉄部6′から可動コア34の後方に回り込む磁束によ り生じる逆方向の電磁力を極力小さく抑えることができ、それにより可動コア3 4すなわち弁体38の移動を円滑にして開弁状態から閉弁状態への切換を速やか にすることができる。
【0030】 しかも磁性筒体29′に凹部42を設けたことにより、距離Lを確保するにあ たって可動コア34の軸方向長さを大とすることが不要であり、それに伴ってソ レノイド弁の軸方向長さを小さくすることができる。また磁性筒体29′を充分 に長くして可動コア34の軸方向移動を確実に案内することが可能である。
【0031】 本考案は、上記実施例のような常開型ソレノイド弁に限らず、常閉型ソレノイ ド弁に関しても適用可能である。
【0032】
【考案の効果】
以上のように本考案の第1の特徴によれば、第2継鉄部は可動コアの軸方向外 端部を囲繞するリング状に形成され、第2継鉄部の内面の軸方向に沿う中間部か ら外方側には少なくとも外方に向かうにつれて拡径した拡径部が設けられ、固定 コアから最大限離反した位置にある可動コアの軸方向外端は、前記拡径部の内端 位置よりも軸方向外方に位置すべく設定されるので、コイル励磁時に第2継鉄部 から可動コアの後方に磁束が回り込むことを極力回避して可動コアに逆方向の電 磁力が作用することを極力抑え、可動コアの作動を円滑にするにもかかわらず、 軸方向長さが大となることを回避することができる。
【0033】 また本考案の第2の特徴によれば、第2継鉄部に嵌合される磁性筒体の外面に は環状の凹部が設けられ、固定コアから最大限離反した位置にある可動コアの軸 方向外端は、前記凹部の内端位置よりも軸方向外方に位置すべく設定されるので 、コイル励磁時に第2継鉄部から可動コアの後方に磁束が回り込むことを極力回 避して可動コアに逆方向の電磁力が作用することを極力抑え、可動コアの作動を 円滑にするにもかかわらず、軸方向長さが大となることを回避することができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例のソレノイド弁の縦断面図
である。
【図2】図1の2部拡大図である。
【図3】可動コアの後端位置に応じた逆方向電磁力を示
すグラフである。
【図4】本考案の第2実施例のソレノイド弁の縦断面図
である。
【図5】本考案の第3実施例のソレノイド弁の縦断面図
である。
【図6】本考案の第4実施例のソレノイド弁の縦断面図
である。
【符号の説明】
5 第1継鉄部 6,6′ 第2継鉄部 7 第3継鉄部 18 弁座部材 21 固定コア 26 コイル 27,27′ 連結筒体 28 非磁性筒体 29′ 磁性筒体 34 可動コア 38 弁体 41,41′ 拡径部 42 凹部 P,P′ 内端位置

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のコイル(26)の軸方向一側に
    配置される第1継鉄部(5)と、該コイル(26)の軸
    方向他側に配置される第2継鉄部(6,6′)とが、コ
    イル(26)を囲繞する円筒状の第3継鉄部(7)を介
    して連結されるとともに第3継鉄部(7)と同軸にして
    前記コイル(26)の内方に配置される連結筒体(2
    7)を介して連結され、連結筒体(27)の軸方向一端
    側で第1継鉄部(5)に連なって固定コア(21)が固
    定配置され、連結筒体(27)内には、固定コア(2
    1)に対向するとともに固定コア(21)から離反する
    方向にばね付勢された可動コア(34)が軸方向移動可
    能に挿入され、該可動コア(34)には、連結筒体(2
    7)の軸方向に沿ういずれか一方に固定配置される弁座
    部材(18)に着座可能な弁体(38)が設けられるソ
    レノイド弁において、第2継鉄部(6,6′)は可動コ
    ア(34)の軸方向外端部を囲繞するリング状に形成さ
    れ、第2継鉄部(6,6′)の内面の軸方向に沿う中間
    部から外方側には少なくとも外方に向かうにつれて拡径
    した拡径部(41,41′)が設けられ、固定コア(2
    1)から最大限離反した位置にある可動コア(34)の
    軸方向外端は、前記拡径部(41,41′)の内端位置
    (P)よりも軸方向外方に位置すべく設定されることを
    特徴とするソレノイド弁。
  2. 【請求項2】 円筒状のコイル(26)の軸方向一側に
    配置される第1継鉄部(5)と、該コイル(26)の軸
    方向他側に配置される第2継鉄部(6′)とが、コイル
    (26)を囲繞する円筒状の第3継鉄部(7)を介して
    連結されるとともにコイル(26)の内方に同軸に配置
    される非磁性筒体(28)と第2継鉄部(6′)に嵌合
    される磁性筒体(29′)とが同軸に連なって成る連結
    筒体(27′)を介して連結され、連結筒体(27′)
    の軸方向一端側で第1継鉄部(5)に連なって固定コア
    (21)が固定配置され、連結筒体(27′)内には、
    固定コア(21)に対向するとともに固定コア(21)
    から離反する方向にばね付勢された可動コア(34)が
    軸方向移動可能に挿入され、該可動コア(34)には、
    連結筒体(27′)の軸方向に沿ういずれか一方に固定
    配置される弁座部材(18)に着座可能な弁体(38)
    が設けられるソレノイド弁において、磁性筒体(2
    9′)の外面には環状の凹部(42)が設けられ、固定
    コア(21)から最大限離反した位置にある可動コア
    (34)の軸方向外端は、前記凹部(42)の内端位置
    (P′)よりも軸方向外方に位置すべく設定されること
    を特徴とするソレノイド弁。
JP5812891U 1991-03-22 1991-07-24 ソレノイド弁 Pending JPH04134973U (ja)

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