JPH04113383U - ソレノイド弁 - Google Patents

ソレノイド弁

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JPH04113383U
JPH04113383U JP1753491U JP1753491U JPH04113383U JP H04113383 U JPH04113383 U JP H04113383U JP 1753491 U JP1753491 U JP 1753491U JP 1753491 U JP1753491 U JP 1753491U JP H04113383 U JPH04113383 U JP H04113383U
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JP
Japan
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movable core
valve
fixed
core
valve shaft
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JP1753491U
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English (en)
Inventor
睦 清水
隆臣 白勢
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日信工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕固定コアに対向するとともに該固定コアから離
反する方向にばね付勢された可動コアに、固定の弁座部
材に着座可能な弁体部を先端に有する弁軸がその両端を
可動コアから軸方向両側に突出するようにして同軸に固
定されるソレノイド弁において、可動コアおよび弁軸を
容易に一体化して加工工数低減を図るとともに、可動コ
アおよび弁軸の同心度をより正確にする。 〔構成〕弁軸は、軸方向に間隔をあけた位置で半径方向
外方に突出する一対の係合腕39,40を有して合成樹
脂により形成され、可動コア32は前記係合腕39,4
0が可動コア32の軸方向両端面に係合するようにして
弁軸36に一体にモールド結合される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、固定コアに対向するとともに該固定コアから離反する方向にばね付 勢された可動コアに、固定の弁座部材に着座可能な弁体部を先端に有する弁軸が その両端を可動コアから軸方向両側に突出するようにして同軸に固定されるソレ ノイド弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかるソレノイド弁では、図4に示すように、ステンレス鋼等の金属か ら成る弁軸36′が磁性金属から成る可動コア32′に同軸に挿通され、可動コ ア32′の端部を弁軸36′の外面に食い込むようにかしめることにより弁軸3 6′と可動コア32′とを一体化するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のものでは、可動コア32′の端部をかしめて弁軸36′ に食い込ませるための加工が必要であり、加工が煩雑である。またかしめ構造に よる弁軸36′と可動コア36′との結合に伴い、可動コア32′および弁軸3 6′の軸線の同心度が正確であるとは言い難く、軸線が相互に傾いたりしている と、可動コア32′の作動が不円滑となったり、弁体部着座時のシール性が低下 したりする。
【0004】 本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、可動コアおよび弁軸を容 易に一体化して加工工数低減を図るとともに、可動コアおよび弁軸の同心度をよ り正確にし得るようにしたソレノイド弁を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案によれば、弁軸は、軸方向に間隔をあけた 位置で半径方向外方に突出する一対の係合腕を有して合成樹脂により形成され、 可動コアは前記係合腕が可動コアの軸方向両端面に係合するようにして弁軸に一 体にモールド結合される。
【0006】
【実施例】
以下、図面により本考案の実施例について説明する。
【0007】 図1および図2は本考案の一実施例を示すものであり、図1はソレノイド弁の 縦断面図、図2は図1の2−2線断面図である。
【0008】 先ず図1において、このソレノイド弁のケーシング1は、鉄系金属等の磁性金 属から成る第1ケース部材3と、ステンレス鋼等から成る第2ケース部材4とを 相互に結合して構成される。第1ケース部材3は、基本的に円筒状である第1継 鉄部5と、第1継鉄部5の外周に連なって同軸に形成される円筒状の第2継鉄部 6とを一体に備え、第2継鉄部6の端部には段部7を介して薄肉部8が設けられ る。また第2ケース部材4はキャップ状に形成されるものであり、第2継鉄部6 の段部7に第2ケース部材4の外周縁部を当接させた状態で該外周縁部を覆うよ うに薄肉部8をかしめることにより第1および第2ケース部材3,4が結合され 、それによりケーシング1が構成されることになる。
【0009】 第1ケース部材3における第1継鉄部5の中央部には、その軸線方向外方から 内方に向けて順に大径となる第1孔11、第2孔12、第3孔13、第4孔14 、第5孔15および第6孔16が相互間に段差をなして同軸に穿設される。而し て第2孔12には、第1孔11と同軸の弁孔17を有して基本的に円筒状に形成 される弁座部材18が圧入、固着される。また第4孔14には、弁座部材18と の間に弁室19を形成するリング状の第1案内部材20が圧入、固着される。ま た第1継鉄部5の外周面には環状溝21が設けられるとともに該環状溝21を弁 室19に連通させる連通路22が穿設され、第1案内部材20には流体流通を許 容するための孔20aが周方向に間隔をあけた複数たとえば4個所に設けられる 。
【0010】 第1ケース部材3の第1継鉄部5と、第2ケース部材4との間には、第1継鉄 部5側から順に、ボビン23に巻装されて円筒状に構成されたコイル24と、鉄 系金属等の磁性金属によりリング状に形成される第3継鉄部9とが挟持される。 すなわちコイル24の軸方向両側には第1および第3継鉄部5,9が配置され、 コイル24は第2継鉄部6で囲繞されることになる。
【0011】 第1および第3継鉄部5,9は、第2継鉄部6と同軸にしてコイル24の内方 に配置される連結筒体25を介して連結されるものであり、この連結筒体25は 、非磁性材料たとえばステンレス鋼により円筒状に形成されるとともに第1継鉄 部5の第6孔16に一端を嵌合させる非磁性筒体26と、磁性材料たとえば電磁 軟鉄により非磁性筒体26と同一内、外径の円筒状に形成されるとともに第3継 鉄部9および第2ケース部材4に嵌合される磁性筒体27とが同軸に結合されて 成るものである。而して非磁性筒体26および磁性筒体27の対向端部には相互 に嵌合可能な嵌合筒部26a,27aがそれぞれ設けられており、嵌合筒部26 a,27aを相互に嵌合して同軸に連なる非磁性筒体26および磁性筒体27が 第1継鉄部5および第2ケース部材4間に挟持される。しかも非磁性筒体26は 、コイル24の軸方向に沿うほぼ全長にわたる長さを有するように形成されてい る。
【0012】 連結筒体25の第2ケース部材4側端部には、鉄系金属等の磁性金属により有 底円筒状に形成される固定コア28がその閉塞端を軸方向外方側として嵌合され 、該固定コア28の外面には連結筒体25における磁性筒体27の内面に接触す るシール部材29が嵌着される。また非磁性筒体26および磁性筒体27の結合 部外面と、非磁性筒体26の第1継鉄部5との結合部外面にはシール部材30, 31がそれぞれ嵌着されており、これらのシール部材29〜31により連結筒体 25内と外部との間のシールが果たされる。
【0013】 連結筒体25内で第1案内部材20および固定コア28間には、鉄系金属から 成る可動コア32が軸方向移動可能に収容される。また固定コア28には、流体 流通を許容するための溝34aを周方向に間隔をあけた複数たとえば4個所の内 面に備える円筒状の第2案内部材34が嵌合固定されており、この第2案内部材 34と可動コア32との間には、可動コア32を固定コア28から離反する方向 に付勢する戻しばね35が縮設される。
【0014】 可動コア32には、弁軸36がその両端を可動コア32の軸方向両端から突出 するようにして一体化されており、該弁軸36の先端部(図1の上端部)は第1 案内部材20で軸方向移動を案内されるようにして弁室19内に突入され、該先 端部に弁座部材18に着座して弁孔17を閉鎖可能な球状の弁体部37が設けら れる。また弁軸36の後端部は第2案内部材34で軸方向移動を案内されるよう にして固定コア28に挿入される。しかも可動コア32には、その軸方向移動時 に流体を流通させるための複数の流通孔38が軸方向全長にわたって穿設される 。
【0015】 ところで、弁軸36は、硬質合成樹脂により棒状に形成されるものであり、弁 体部37は、ステンレス鋼等の金属により球状に形成された金属製素材を弁軸3 6に一体にモールド成形することにより形成されるものである。
【0016】 図2において、弁軸36の軸方向中間部には、軸方向に間隔をあけた位置で、 半径方向外方に向けて放射状に張出した係合腕39,40が一体に設けられるも のであり、しかも可動コア32は、固定コア28側の端面を係合腕39に係合し 、かつ第1案内部材20側の端面を係合腕40に係合するようにして弁軸36に 一体にモールド結合されるものである。而して戻しばね35は第2案内部材35 と係合腕39との間に縮設されている。
【0017】 次にこの実施例の作用について説明すると、コイル24の消磁時には可動コア 32は戻しばね35のばね力により固定コア28から離反した位置にあり、弁体 部37は弁座部材18に着座して弁孔17を閉鎖した閉弁状態にある。この閉弁 状態でコイル24を励磁すると、固定コア28、磁性筒体27、第3継鉄部9、 第2継鉄部6、第1継鉄部5および可動コア32と経由する磁気回路が形成され 、可動コア32が固定コア28に吸着され、弁体部37を弁座部材18から離反 させて弁孔17を開放し、開弁状態を得ることができる。
【0018】 このようなソレノイド弁において、弁軸36は合成樹脂から成るものであり、 可動コア32は、弁軸36の成形時に一体にモールド結合されるものであるので 、図4で示した従来技術のようなかしめ作業が不要であって加工を容易として工 数低減を図ることができる。しかも一体成形により弁軸36すなわち弁体部37 と可動コア32との同心度をより正確にすることができ、軸線相互の傾きを極力 回避することができるので、可動コア32がその作動時に連結筒体25内面に接 触して作動が不円滑となることを回避することができるとともに、弁体部37の 弁座部材18への着座位置を正確にしてシール性を向上することができる。また 可動コア32は合成樹脂から成る係合腕39を介して固定コア28に吸着される ので、金属製である可動コア32および固定コア28相互の直接衝突を回避して 打音の低減を図ることができる。
【0019】 また弁軸36は、合成樹脂製であるので従来の金属製のものに比べると軽量化 を図ることができ、弁軸36すなわち可動コア32を駆動するためのコイル24 による電磁力および戻しばね35によるばね力を比較的小さくすることが可能と なる。
【0020】 さらに可動コア32を固定コア28側に吸引する際に、可動コア32が固定コ ア28に直接接触すると、残留磁気により可動コア32の固定コア28から離反 する方向の作動が遅れるので、可動コア32および固定コア28間には非磁性材 料から成るストッパを介装するのが一般的であるが、弁軸36には可動コア32 の固定コア28に臨む端面に係合する係合腕39が設けられており、その係合腕 39が前記ストッパの機能を果たすので、ストッパ専用の部品を省略することが 可能であり、部品点数低減が可能となる。
【0021】 上記実施例ではコイル24が消磁状態にあるときには弁孔17を弁体部37で 閉鎖するようにしたが、本考案は、図3で示すようにコイル24を消磁状態とし たときに弁体部37が弁孔17を開放するようにした常開型ソレノイド弁につい ても適用可能である。すなわち連結筒体25の下端には、該連結筒体25の内面 に接触するシール部材42を外面に有して非磁性材料により有底円筒状に形成さ れるとともに流体流通を許容するための複数たとえば4個の溝41aを内周に有 する蓋部材41が嵌合され、連結筒体25の上部および第1継鉄部5の第5孔1 5には基本的に円筒状に形成されるとともに流体流通を許容するための複数たと えば4個の溝28′aを内面に有する固定コア28′が嵌合、固定される。而し て弁軸36は固定コア28′を軸方向移動自在に貫通し、第1案内部材20およ び蓋部材41で軸方向移動を案内されることになる。また戻しばね35は固定コ ア28′と弁軸36の係合腕40との間に縮設される。
【0022】 このような常開型ソレノイド弁においても、上記常閉型ソレノイド弁で得られ た効果と同様の効果を得ることができる。
【0023】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、弁軸は、軸方向に間隔をあけた位置で半径方向 外方に突出する一対の係合腕を有して合成樹脂により形成され、可動コアは前記 係合腕が可動コアの軸方向両端面に係合するようにして弁軸に一体にモールド結 合されるので、弁軸および可動コアを一度に形成して加工工数の低減を図り、製 造コストの低減を図ることができる。また一体成形により弁軸および可動コアの 同心度をより正確とすることができ、それにより円滑な作動を確保するとともに 弁体部着座時のシール性を向上することができる。さらに弁軸の軽量化により可 動コアを駆動するのに必要な電磁力およびばね荷重を比較的小さくすることが可 能である。しかも残留磁気対策として可動コアおよび固定コア間に必要であるス トッパの機能を係合腕に果たさせることにより部品点数の低減を図ることができ るとともに、可動コアの固定コアへの吸着時に係合腕により打音の低減を図るこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のソレノイド弁の縦断面図で
ある。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】本考案の他の実施例の図1に対応した縦断面図
である。
【図4】従来の可動コアおよび弁軸の結合構造を示すた
めの断面図である。
【符号の説明】
18・・・・・・弁座部材 28・・・・・・固定コア 32・・・・・・可動コア 36・・・・・・弁軸 37・・・・・・弁体部 39,40・・・係合腕

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定コア(28)に対向するとともに該
    固定コア(28)から離反する方向にばね付勢された可
    動コア(32)に、固定の弁座部材(18)に着座可能
    な弁体部(37)を先端に有する弁軸(36)がその両
    端を可動コア(32)から軸方向両側に突出するように
    して同軸に固定されるソレノイド弁において、弁軸(3
    6)は、軸方向に間隔をあけた位置で半径方向外方に突
    出する一対の係合腕(39,40)を有して合成樹脂に
    より形成され、可動コア(32)は前記係合腕(39,
    40)が可動コア(32)の軸方向両端面に係合するよ
    うにして弁軸(36)に一体にモールド結合されること
    を特徴とするソレノイド弁。
JP1753491U 1991-03-22 1991-03-22 ソレノイド弁 Pending JPH04113383U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007182962A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Denso Corp 電磁アクチュエータ
JP2013185603A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Fuji Koki Corp 電磁弁

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