JPH04113385U - ソレノイド弁 - Google Patents

ソレノイド弁

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JPH04113385U
JPH04113385U JP1753391U JP1753391U JPH04113385U JP H04113385 U JPH04113385 U JP H04113385U JP 1753391 U JP1753391 U JP 1753391U JP 1753391 U JP1753391 U JP 1753391U JP H04113385 U JPH04113385 U JP H04113385U
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JP
Japan
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valve
valve body
fixed
tip
core
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Application number
JP1753391U
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English (en)
Inventor
睦 清水
隆臣 白勢
孝一 萩原
Original Assignee
日信工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕固定コアに対向するとともに該固定コアから離
反する方向にばね付勢された可動コアに、固定の弁座部
材に着座可能な弁体部を先端に有する弁軸が固定される
ソレノイド弁において、加工を容易にして弁体部を弁軸
の先端に設けるとともに弁体部への鉄粉付着を防止して
シール性を確保し、効率向上を図る。 〔構成〕金属製素材を弁軸361 の先端に一体にモール
ド結合して弁体部371 が構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、固定コアに対向するとともに該固定コアから離反する方向にばね付 勢された可動コアに、固定の弁座部材に着座可能な弁体部を先端に有する弁軸が 固定されるソレノイド弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかるソレノイド弁は、たとえば特開昭63−38780号公報等によ り既に公知であり、鉄系金属等の磁性金属から成る棒状素材の先端に小突起を予 め設けておき、該小突起をプレス加工により球状に加工して弁体部を弁軸の先端 に設けるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のものでは、棒状素材の先端に小突起を予め形成しておく 必要があり、その分だけコストが高くなるだけでなく、弁軸が磁性金属から成る ものであるので、弁体部の磁化による鉄粉付着が生じて弁体部着座時のシール性 が悪化するおそれがあるとともに、弁軸を経由するもれ磁束が生じて作動効率が 低下するおそれがある。
【0004】 また磁性金属から成る棒状素材の先端に磁性金属から成る球体をロー付けした り、該棒状素材の先端を切削加工して弁体部を形成するようにしたものも、特開 昭63−38780号公報に開示されているが、ロー付けによるものではロー付 け作業の手間がかかり、また切削加工によるものでは研磨等の手間がかかるので コスト高の問題が解決されず、また弁軸が磁性金属から成るものであるので弁体 部の磁化による鉄粉付着の問題および洩れ磁束による効率低下の問題も解決され ない。
【0005】 本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、加工を容易にして弁体部 を弁軸の先端に設けるとともに弁体部への鉄粉付着を防止してシール性を確保し しかも効率向上を図ったソレノイド弁を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の第1の特徴によれば、弁軸は合成樹脂に より形成され、金属製素材を弁軸の先端に一体にモールド結合して弁体部が構成 されることを特徴とするソレノイド弁。
【0007】 また本考案の第2の特徴によれば、弁軸および弁体部は合成樹脂により一体に 形成される。
【0008】
【実施例】
以下、図面により本考案の実施例について説明する。
【0009】 図1は本考案の第1実施例を示すものであり、ソレノイド弁の縦断面図である 。
【0010】 このソレノイド弁のケーシング1は、鉄系金属等の磁性金属から成る第1ケー ス部材3と、ステンレス鋼等から成る第2ケース部材4とを相互に結合して構成 される。第1ケース部材3は、基本的に円筒状である第1継鉄部5と、第1継鉄 部5の外周に連なって同軸に形成される円筒状の第2継鉄部6とを一体に備え、 第2継鉄部6の端部には段部7を介して薄肉部8が設けられる。また第2ケース 部材4はキャップ状に形成されるものであり、第2継鉄部6の段部7に第2ケー ス部材4の外周縁部を当接させた状態で該外周縁部を覆うように薄肉部8をかし めることにより第1および第2ケース部材3,4が結合され、それによりケーシ ング1が構成されることになる。
【0011】 第1ケース部材3における第1継鉄部5の中央部には、その軸線方向外方から 内方に向けて順に大径となる第1孔11、第2孔12、第3孔13、第4孔14 、第5孔15および第6孔16が相互間に段差をなして同軸に穿設される。而し て第2孔12には、第1孔11と同軸の弁孔17を有して基本的に円筒状に形成 される弁座部材18が圧入、固着される。また第4孔14には、弁座部材18と の間に弁室19を形成するリング状の第1案内部材20が圧入、固着される。ま た第1継鉄部5の外周面には環状溝21が設けられるとともに該環状溝21を弁 室19に連通させる連通路22が穿設され、第1案内部材20には流体流通を許 容するための複数たとえば4個の流通孔20aが穿設される。
【0012】 第1ケース部材3の第1継鉄部5と、第2ケース部材4との間には、第1継鉄 部5側から順に、ボビン23に巻装されて円筒状に構成されたコイル24と、鉄 系金属等の磁性金属によりリング状に形成される第3継鉄部9とが挟持される。 すなわちコイル24の軸方向両側には第1および第3継鉄部5,9が配置され、 コイル24は第2継鉄部6で囲繞されることになる。
【0013】 第1および第3継鉄部5,9は、第2継鉄部6と同軸にしてコイル24の内方 に配置される連結筒体25を介して連結されるものであり、この連結筒体25は 、非磁性材料たとえばステンレス鋼により円筒状に形成されるとともに第1継鉄 部5の第6孔16に一端を嵌合させる非磁性筒体26と、磁性材料たとえば電磁 軟鉄により非磁性筒体26と同一内、外径の円筒状に形成されるとともに第3継 鉄部9および第2ケース部材4に嵌合される磁性筒体27とが同軸に結合されて 成るものである。而して非磁性筒体26および磁性筒体27の対向端部には相互 に嵌合可能な嵌合筒部26a,27aがそれぞれ設けられており、嵌合筒部26 a,27aを相互に嵌合して同軸に連なる非磁性筒体26および磁性筒体27が 第1継鉄部5および第2ケース部材4間に挟持される。しかも非磁性筒体26は 、コイル24の軸方向に沿うほぼ全長にわたる長さを有するように形成されてい る。
【0014】 連結筒体25の第2ケース部材4側端部には、鉄系金属等の磁性金属により有 底円筒状に形成される固定コア28がその閉塞端を軸方向外方側として嵌合され 、該固定コア28の外面には連結筒体25における磁性筒体27の内面に接触す るシール部材29が嵌着される。また非磁性筒体26および磁性筒体27の結合 部外面と、非磁性筒体26の第1継鉄部5との結合部外面にはシール部材30, 31がそれぞれ嵌着されており、これらのシール部材29〜31により連結筒体 25内と外部との間のシールが果たされる。
【0015】 連結筒体25内で第1案内部材20および固定コア28間には、鉄系金属から 成る可動コア32が軸方向移動可能に収容される。また可動コア32および固定 コア28間には、残留磁気により可動コア32が固定コア28から離反する方向 の作動が不円滑となることを防止すべく可動コア32が固定コア28に直接接触 することを回避するための非磁性材料から成る薄板リング状のスペーサ33が介 装されており、固定コア28に嵌合固定された円筒状の第2案内部材34と前記 スペーサ33との間に、可動コア32を固定コア28から離反する方向に付勢す る戻しばね35が縮設される。また第2案内部材34の内面には、流体流通を許 容するための複数たとえば4個の溝34aが周方向に間隔をあけて設けられてい る。
【0016】 可動コア32の中央部には、弁軸361 が圧入、固定されており、該弁軸36 1 の先端部(図1の上端部)は第1案内部材20で軸方向移動を案内されるよう にして弁室19内に突入され、該先端部に弁座部材18に着座して弁孔17を閉 鎖可能な球状の弁体部371 が設けられる。また弁軸361 の後端部は第2案内 部材34で軸方向移動を案内されるようにして固定コア28に挿入される。しか も可動コア32には、その軸方向移動時に流体を流通させるための複数の流通孔 38が軸方向全長にわたって穿設される。
【0017】 ところで、弁軸361 は、硬質合成樹脂のみ、あるいはガラス繊維を含有させ て強化した合成樹脂により棒状に形成されるものであり、弁体部371 は、ステ ンレス鋼等の金属により球状に形成された金属製素材を弁軸361 に一体にモー ルド成形することにより形成されるものである。
【0018】 次にこの第1実施例の作用について説明すると、コイル24の消磁時には可動 コア32は戻しばね35のばね力により固定コア28から離反した位置にあり、 弁体部371 は弁座部材18に着座して弁孔17を閉鎖した閉弁状態にある。こ の閉弁状態でコイル24を励磁すると、固定コア28、磁性筒体27、第3継鉄 部9、第2継鉄部6、第1継鉄部5および可動コア32と経由する磁気回路が形 成され、可動コア32が固定コア28に吸着され、弁体部371 を弁座部材18 から離反させて弁孔17を開放し、開弁状態を得ることができる。
【0019】 このようなソレノイド弁において、弁軸361 は合成樹脂から成るものであり 、弁体部371 は、金属製素材を弁軸361 に一体にモールド成形して構成され るので、弁軸361 および弁体部371 をモールド成形により一度に形成して加 工工数の低減を図ることができる。また弁軸361 および弁体部371 の磁化を 回避して弁体部371 への鉄粉付着を防止し、着座時のシール性を良好に維持す ることができるとともに、弁軸361 を経由する洩れ磁束が生じることを防止し て作動効率の向上を図ることができる。しかも弁軸361 が合成樹脂製であるこ とにより軽量化を図ることができ、可動コア32を駆動するのに必要なコイル2 4の電磁力および戻しばね35のばね荷重を比較的小さくすることが可能となる 。
【0020】 本考案の第2実施例として図2で示すうように、ステンレス鋼等の剛性を有す る材料から成る芯材40を内部に一体にモールド結合して成る合成樹脂製弁軸3 62 の先端に弁体部371 をモールド結合により設けて、弁軸362 の剛性を向 上させるようにしてもよく、本考案の第3実施例として図3で示すように、第1 および第2案内部材20,34との摺接部にステンレス鋼等の硬質材から成る摺 動カラー41,42を一体にモールド結合して成る合成樹脂製弁軸363 の先端 にモールド結合により弁体部371 を設けて、弁軸363 の耐摩耗性を向上させ るようにしてもよく、本考案の第4実施例として図4で示すように、第1および 第2案内部材20,34との摺接部表面に硬質合成樹脂のコーティングあるいは 金属メッキにより表面処理部43,44が設けられる合成樹脂製弁軸364 の先 端にモールド結合により弁体部371 を設けて、弁軸364 の耐摩耗性を向上さ せるようにしてもよく、前記表面処理部を弁軸364 の全表面に設けるようにし てもよい。また本考案の第5実施例として、図5で示すように、第1および第2 案内部材20,34との摺接部に対応するカラー部45a,45bを芯部45c で連結して成るステンレス鋼等の硬質材性補強部材45を一体にモールド結合し て成る合成樹脂製弁軸365 の先端にモールド結合により弁体部371 を設けて 、弁軸365 の剛性および耐摩耗性を向上させるようにしてもよい。
【0021】 図6は本考案の第6実施例を示すものであり、硬質合成樹脂から成る弁軸36 6 の先端には、弁座部材18に着座すべく基本的に円錐台状に形成されたステン レス鋼等の金属から成る金属素材が一体にモールド結合されることにより、弁体 部372 が形成され、これによっても上記各実施例と同様の効果を奏することが できる。
【0022】 図7は本考案の第7実施例を示すものであり、硬質合成樹脂から成る弁軸36 7 の先端には、半球状の弁体部373 が弁座部材18への着座を可能として一体 に形成される。このように弁軸367 および弁体部373 をともに合成樹脂によ り一体に形成することにより、加工工数がより低減されて製造コストをより低減 することが可能となる。
【0023】 本考案は、上記各実施例のような常閉型ソレノイド弁に限らず、常開型ソレノ イド弁に関しても適用可能である。
【0024】
【考案の効果】
以上のように本考案の第1の特徴によれば、弁軸は合成樹脂により形成され、 金属製素材を弁軸の先端に一体にモールド結合して弁体部が構成されるので、弁 軸および弁体部をモールド成形により一度に形成して加工工数の低減を図り、製 造コストの低減を図ることができる。また弁軸および弁体部の磁化を回避して弁 体部への鉄粉付着を防止し、着座時のシール性を良好にすることができるととも に、弁軸を経由する洩れ磁束が生じることを防止して作動効率の向上を図ること ができる。しかも弁軸の軽量化を図ることができるので、可動コアを駆動するの に必要な電磁力およびばね荷重を比較的小さくすることが可能となる。
【0025】 また本考案の第2の特徴によれば、弁軸および弁体部は合成樹脂により一体に 形成されるので、弁軸および弁体部を一度に形成して加工工数をより低減して製 造コストをより一層低減することができる。また弁軸および弁体部の磁化を回避 して弁体部への鉄粉付着を防止し、着座時のシール性を良好にすることができる とともに、弁軸を経由する洩れ磁束が生じることを防止して作動効率の向上を図 ることができる。しかも弁軸の軽量化を図ることができるので、可動コアを駆動 するのに必要な電磁力およびばね荷重を比較的小さくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のソレノイド弁の縦断面図である。
【図2】第2実施例のソレノイド弁の縦断面図である。
【図3】第3実施例のソレノイド弁の縦断面図である。
【図4】第4実施例のソレノイド弁の縦断面図である。
【図5】第5実施例のソレノイド弁の縦断面図である。
【図6】第6実施例のソレノイド弁の縦断面図である。
【図7】第7実施例のソレノイド弁の縦断面図である。
【符号の説明】
18・・・・・・・弁座部材 28・・・・・・・固定コア 32・・・・・・・可動コア 361 〜367 ・・弁軸 371 〜373 ・・弁体部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定コア(28)に対向するとともに該
    固定コア(28)から離反する方向にばね付勢された可
    動コア(32)に、固定の弁座部材(18)に着座可能
    な弁体部(371 ,372 )を先端に有する弁軸(36
    1 〜366 )が固定されるソレノイド弁において、弁軸
    (361 〜366 )は合成樹脂により形成され、金属製
    素材を弁軸(361 〜366 )の先端に一体にモールド
    結合して弁体部(371 ,372 )が構成されることを
    特徴とするソレノイド弁。
  2. 【請求項2】 固定コア(28)に対向するとともに該
    固定コア(28)から離反する方向にばね付勢された可
    動コア(32)に、固定の弁座部材(18)に着座可能
    な弁体部(373 )を先端に有する弁軸(367 )が固
    定されるソレノイド弁において、弁軸(367 )および
    弁体部(373 )は合成樹脂により一体に形成されるこ
    とを特徴とするソレノイド弁。
JP1753391U 1991-03-22 1991-03-22 ソレノイド弁 Pending JPH04113385U (ja)

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