JPS6350823Y2 - - Google Patents

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JPS6350823Y2
JPS6350823Y2 JP16178482U JP16178482U JPS6350823Y2 JP S6350823 Y2 JPS6350823 Y2 JP S6350823Y2 JP 16178482 U JP16178482 U JP 16178482U JP 16178482 U JP16178482 U JP 16178482U JP S6350823 Y2 JPS6350823 Y2 JP S6350823Y2
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hole
spring
case
coil
movable core
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JP16178482U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はエヤーや油等の流体を制御するバル
ブの操作用に使用する電磁石に関するもので、詳
しくは一端に可動鉄心挿通用の孔を有する中空の
ケース内に、中空部を有するコイルを内装させ、
更に上記コイルにおける中空部に対しては自体の
一端を吸引可能に配設し、他端を上記ケースの孔
を通して外部に位置させてある可動鉄心を備え、
上記コイルに対する通電の有無によつて上記可動
鉄心をケース内に引込可能に構成してある電磁石
に関するものである。
この種の電磁石にあつては、ケースの孔縁と可
動鉄心の外周との間の隙間は可動鉄心に対する電
磁力を大きくする点ではなるべく小さくした方が
好ましいが、この隙間をあまり小さくすると可動
鉄心がケースの孔の一方の側へ偏つた場合にその
偏り側の可動鉄心の周面とケース孔縁との間の磁
力による引張力が反対側に比べて極端に大きくな
り、これにより可動鉄心の周囲とコイルのボビン
の内面及びケースの孔の内面との間に大きな接触
抵抗が発生する。その為、ケース孔縁と可動鉄心
の外周との隙間を比較的大きく形成し可動鉄心が
ボビン孔縁との隙間内で偏つたときでも可動鉄心
の偏り側の外周とケース孔縁との間の引張力が偏
りとは反対側における引張力の大きさとほとんど
変わらないようにして上記接触抵抗を小さくする
ことが好ましい。ところが、従来の電磁石にあつ
ては、上記のようにケース孔縁と可動鉄心の外周
との間の隙間を適切な大きさにすると、上記可動
鉄心の他端とケースの孔の周囲との間に可動鉄心
復帰用の巻ばねを介設した場合に、この巻ばねが
ケース孔縁と可動鉄心の外周との間の隙間に落ち
込む欠点があり、その為従来にあつてはケース孔
縁と可動鉄心の外周との間の隙間を希望する大き
さよりも相当小さくせざるを得ず、可動鉄心に前
記した相当大きな接触抵抗が加わる問題があつ
た。また上記接触抵抗を小さくする為にボビンの
一端から薄肉筒状部をケースの孔内に入り込ま
せ、この薄肉筒状部で巻ばねの一端を受止めする
ようにすることも試み得るが、上記隙間はその筒
状部を充分な強度が得られる厚みに形成できる程
には大きくない為、このようなものでは可動鉄心
の動きによる衝撃力によつて薄肉筒状部に割れを
生ずる問題があつた。
そこで本考案は、上記問題点を解決することを
目的とするもので、可動鉄心とケースの孔の周囲
との間に介設した巻ばねの形状をばね座の側から
みて多角形状に形成し、この巻ばねの角部がケー
スのばね座に乗り、この巻ばねの辺部が可動鉄心
に当接するようにして、ケース孔縁と可動鉄心の
外周との間の隙間を適切な大きさにしてもそこへ
の巻ばねの落込みを防止し得るようにした電磁石
を提供しようとするものである。
以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。1は中空のケースで、磁性材料によつて構成
されてヨークとして作用するように構成されてい
る。このケース1において、2は端部材で、中心
部には空気抜孔3が貫通状に形成されている。4
は上記端部材2のケース内部側端部に形成された
パツキン当接部で、上記空気抜孔3を囲むように
環状に膨出形成されている。5は端部材2の外周
に一体的に嵌着された筒状部材で、端部材2との
間にコイル収納部6が形成されている。7は筒状
部材5の一端中央部に形成された孔で、後述の可
動鉄心を挿通する為のものである。この孔7の内
径は後述のボビンにおける中空部の内径よりも相
当大きく設定され、この孔7の縁と可動鉄心の外
周との間に充分な大きさの隙間Gを生ずるように
なつている。この隙間の大きさは可動鉄心の孔7
の一方の側へ偏つた場合でも可動鉄心に電磁力に
よる大きな偏り力が加わらないような大きさに設
定されている。上記筒状部材5の端面における孔
7の周縁部分は後述の可動鉄心のばね座に対向す
るばね座5aを構成している。次に、8は上記コ
イル収納部6に内装されたコイルで、滑りのよい
合成樹脂材料でもつて中空部9を有する筒状に形
成されたボビン10に巻線11を巻装させてモー
ルド形成することによつて構成されている。12
は磁性材料によつて形成された筒状の可動鉄心
で、一端は上記コイル8における中空部9に対し
て吸引を可能に配設され、他端は上記ケース1の
孔7を通して外部に位置されている。この可動鉄
心12において、13は他端部外周につば状に突
出されたばね係止片で、これのケース1側の面が
ばね座13aを構成している。14は外周に形成
された流通路で、図面では2本が全長に亘つて形
成されている。15は中心部に形成された収納孔
で、上記端部材2側の端面近くを小径にして段部
16が形成されている。17は収納孔15の外部
側端部に気密に嵌合されたゴム製の弁体で、ピン
18によつて可動鉄心12に固定されている。1
9は収納孔15の端部材2側端部に可動鉄心12
の軸線方向へ摺動可能に嵌合されたゴム製のパツ
キンで、上記弁体17との間に介装されたばね2
0により端部材2側へ付勢されて上記段部16に
当接されている。次に、21は上記ケース1のば
ね座5aと可動鉄心12のばね座13a間に介設
された可動鉄心復帰用の巻ばねで、この巻ばね2
1の形状は第2図、第3図に示すようにばね座5
a,13aの側から見た形状が多角形状(図面で
は三角形であるが四角形や五角形等でも良い)に
形成されている。この巻ばね21は全長に亘つて
同じ大きさに形成され、その径方向の大きさは、
可動鉄心吸引どきにおいて角部21aがケース1
のばね座5aに乗り、巻ばね21の辺部21bの
内側が可動鉄心12の外周に略当接する寸法に形
成されている。また、巻ばね21のばね力は後述
のエヤーバルブの弁孔から受ける空気圧力よりも
大きく、可動鉄心12に加わる電磁吸引力よりも
小さくなるように設定されている。次に、22は
エヤーバルブ本体で、このエヤーバルブ本体22
の側面に上記筒状部材5の端面がシール材23を
介して気密的に固着(図示外の止付ねじにより)
されている。このエヤーバルブ本体22におい
て、24は弁室、25は弁室24の底壁に開口さ
れた弁孔で、図示しない空気圧源に連通される。
26は弁孔25の周囲を突出させて形成された弁
座で、通常は第1図に示すように弁体17が巻ば
ね21のばね力によつて気密に圧接されている。
27は操作用孔で、被操作用のシリンダー等に連
通される。
上記構成のものにあつては、これを用いて例え
ば単動シリンダーを作動させたい場合には、操作
用孔27をその単動シリンダーのピストン室に連
通させ、また弁孔25をコンプレツサー等の空気
圧源に連通させる。この状態では可動鉄心12の
弁体17が弁座26に巻ばね21のばね力によつ
て圧接されて弁孔25が閉じられており、また操
作用孔27は弁室24、孔7、流通路14及び空
気抜孔3を介して大気に連通されているので、操
作用孔27から単動シリンダーへエヤーが供給さ
れることはない。次に、コイル8の巻線11に通
電すると周知の如く電磁力によつて可動鉄心12
に吸引力が加わり、可動鉄心12はこの吸引力に
よつて巻ばね21のばね力に抗して端部材2側へ
引込まれ、これによりパツキン19がパツキン当
接部4に当接して空気抜孔3を閉じ、また可動鉄
心12は端部材2に当接して停止する。この場
合、パツキン19はばね20のばね力によつてパ
ツキン当接部4に圧接され、可動鉄心12の大き
な引込力がパツキン19に直接作用することがな
く、パツキン19の損傷が防止される。また、上
記のように可動鉄心12が引込まれると、弁体1
7が弁座26から離れて弁孔25が開き、これに
より空気圧源からのエヤーが弁室24及び操作用
孔27を通して単動シリンダーを作動させる。そ
の後、上記コイル8への通電を断つと、上記可動
鉄心12の吸引力がなくなつて可動鉄心12は巻
ばね21のばね力によつて復帰移動され、これに
より弁体17が再び弁座26に圧接して弁孔25
を閉じる。また、上記のように可動鉄心12が復
帰移動されると、パツキン19がパツキン当接部
4から離れて空気抜孔3を開く。従つて、上記操
作用孔27が再び大気に連通され、単動シリンダ
ーに供給されたエヤーは操作用孔27、流通路1
4及び空気抜孔3を通して排出され、単動シリン
ダーは復帰作動される。以上のようにコイル8へ
の通電の有無によつて可動鉄心12を往復移動さ
せ、単動シリンダー等へのエヤー給排用の弁孔2
5を開閉することができる。上記のようにして可
動鉄心12を引込移動させるとき、可動鉄心12
がボビン10との間の隙間の範囲内で孔7の一方
側へ偏つた場合でも、孔7の縁と可動鉄心12の
周面との間の隙間Gが比較的大きく形成されてい
るので、可動鉄心12と孔7の縁部との間に働く
電磁力による引張力は、可動鉄心12の偏り側と
これとは反対の側とでほとんど同じになり、これ
により可動鉄心12に加わる偏り力を小さくして
可動鉄心12とボビン10との間の接触抵抗を小
さくできる。また、上記のように孔7の縁と可動
鉄心12の周面との間の隙間Gを大きくしてあつ
ても、巻ばね21はその形状が多角形状に形成さ
れてその角部21aがケース1のばね座5aに乗
り、その辺部21bが可動鉄心12の周面に略当
接されているので、巻ばね21が上記隙間Gに落
し込むような事故が防止される。この巻ばね21
は全長に亘つて同一大きさに形成されているの
で、この巻ばね21の製作を比較的簡単に行うこ
とができる。尚以上はエヤー用バルブについて説
明したが、油用のバルブの場合も同様の構成にす
ることができる。
以上のように本考案にあつては、一端に可動鉄
心挿通用の孔7を有ししかも磁性材料で形成され
た中空のケース1内には、中空部9を有するコイ
ル8を内装させ、さらに、上記コイル8における
中空部に対して自体の一端を吸引可能に配設し、
かつ他端を上記ケース1の孔7を通して外部に位
置させてある可動鉄心12を備え、上記コイル8
に対する通電の有無によつて上記可動鉄心12を
ケース1内に引込可能に構成してあるので、 (イ) 上記コイルへ通電を制御することによつて上
記可動鉄心を所望の通り作動させ、任意の仕事
をさせることのできる特徴がある。
更に本件考案にあつては、上記構成に加え
て、上記可動鉄心12の他端と、上記ケース1
の孔7の周囲には相互に対向させて夫々ばね座
5a,13aを具備させると共にこれらのばね
座5a,13a間には上記の可動鉄心復帰用の
巻ばね21を介設し、その巻ばね21の形状
は、ばね座の側からみた形状を多角形状に形成
してあり、しかもその径方向の大きさは可動鉄
心吸引どきにおいて角部21aがケース1のば
ね座5aに乗り、ばねの辺部21bの内側が可
動鉄心12に略当接する寸法に形成してあるか
ら、上記(イ)の効果を有するその上に、 (ロ) 上記可動鉄心12を吸引して上記巻ばね21
を圧縮した状態においても、上記巻ばね21は
2つのばね座5a,13aの間に常に支持され
得る特長がある。このことはケース1の孔縁と
可動鉄心12の外周との間に大きな隙間Gがあ
つた場合においても、上記巻ばね21はその隙
間に落ち込むことが防止される利点がある。従
つて可動鉄心12が孔7の一方側へ偏つた場合
でもその側の孔縁と可動鉄心12との吸引力に
よつて可動鉄心12に大きな偏り力が加わらな
いように上記ケース1の孔7の径を適切な大き
さに形成することができ、これにより可動鉄心
の吸引移動を円滑に行なわせることができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は縦
断面図、第2図は−線断面図、第3図は巻ば
ねを示す斜視図。 1……ケース、5a……ばね座、7……孔、8
……コイル、9……中空部、12……可動鉄心、
13a……ばね座、21……巻ばね、21a……
角部、21b……辺部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端に可動鉄心挿通用の孔を有ししかも磁性材
    料で形成された中空のケース内には、中空部を有
    するコイルを内装させ、さらに、上記コイルにお
    ける中空部に対して自体の一端を吸引可能に配設
    しかつ他端を上記ケースの孔を通して外部に位置
    させてある可動鉄心を備え、上記コイルに対する
    通電の有無によつて上記可動鉄心をケース内に引
    込可能に構成してある電磁石において、上記可動
    鉄心の他端と、上記ケースの孔の周囲には相互に
    対向させて夫々ばね座を具備させると共にこれら
    のばね座間には上記の可動鉄心復帰用の巻ばねを
    介設し、その巻ばねの形状は、ばね座の側からみ
    た形状を多角形状に形成してあり、しかもその径
    方向の大きさは可動鉄心吸引どきにおいて角部が
    ケースのばね座に乗り、ばねの辺部の内側が可動
    鉄心に略当接する寸法に形成してあることを特徴
    とする電磁石。
JP16178482U 1982-10-26 1982-10-26 電磁石 Granted JPS5965504U (ja)

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JP16178482U JPS5965504U (ja) 1982-10-26 1982-10-26 電磁石

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JP16178482U JPS5965504U (ja) 1982-10-26 1982-10-26 電磁石

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Publication Number Publication Date
JPS5965504U JPS5965504U (ja) 1984-05-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6429133B1 (ja) * 2017-05-17 2018-11-28 Smc株式会社 パイロット式電磁弁

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JPS5965504U (ja) 1984-05-01

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