JPS643883Y2 - - Google Patents

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JPS643883Y2
JPS643883Y2 JP1982067292U JP6729282U JPS643883Y2 JP S643883 Y2 JPS643883 Y2 JP S643883Y2 JP 1982067292 U JP1982067292 U JP 1982067292U JP 6729282 U JP6729282 U JP 6729282U JP S643883 Y2 JPS643883 Y2 JP S643883Y2
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JP
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core
auxiliary
iron core
movable
fixed
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JP1982067292U
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JPS58169285U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電磁弁の改良に関するものである。
従来、電磁コイルの励磁により可動鉄心を固定
鉄心に吸着させ、それにより弁体を変位させて弁
部の流体流路を切換えるようにした電磁弁は公知
である。この電磁弁において、大きなストローク
で大きな電磁吸引力を得るためには、ソレノイド
の大形化あるいは通電量の増大が必要である。
本考案は、ソレノイドを小形に保つたまま、且
つ通電量を増大することなく、大きなストローク
で大きな電磁力が得られるようにした電磁弁を提
供しようとするものである。
上記目的を達成するため、本考案の電磁弁は、
電磁コイルの励磁により可動鉄心を固定鉄心に吸
着させ、それにより弁体を変位させて弁部の流体
流路を切換えるようにしたものにおいて、可動鉄
心及び固定鉄心のいずれか一方に、その吸着面か
ら軸方向に出没自在な補助鉄心を設け、該補助鉄
心をばねにより他方の鉄心に向けて付勢し、補助
鉄心の吸着面を一方の鉄心の吸着面から他方の鉄
心に向けて突出させることにより構成される。
而して、かかる本考案の電磁弁によれば、以下
のような効果を期待することができる。
(1) 一方の鉄心の吸着面から他方の鉄心に向けて
補助鉄心の吸着面を突出させたので、ストロー
クを小さくした場合と同様に両鉄心間に大きな
電磁力が得られる。
(2) 可動鉄心が固定鉄心に吸着される過程におい
ては、先ず補助鉄心の吸着面が他方の鉄心の吸
着面に衝当吸着され、その補助鉄心が可動鉄心
と固定鉄心との間の吸引力によりばねの付勢力
に抗して鉄心内に押込まれ、それに伴つて可動
鉄心が固定鉄心に衝当吸着されるので、吸着時
における両鉄心間の衝撃を緩和してそれらの摩
耗損失を軽減できる。
(3) ソレノイドを励磁状態から消磁状態に切換え
れば、補助鉄心に作用するばねの付勢力が可動
鉄心を固定鉄心から離間させるように押圧する
ため、先ず可動鉄心が固定鉄心から容易に離間
し、その後に補助鉄心が離間することになり、
従つて非通電時における残留吸着力の分散によ
り可動鉄心の復帰を確実なものにすることがで
きる。
(4) 上記各効果の相乗作用により、電磁弁の長寿
命化と信頼性の向上を図ることができる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明すると、第1実施例を示す第1図において、
1はソレノイド、2は弁部で、ソレノイド1によ
り弁部2における入力ポート3と出力ポート4と
を連通させる弁座5が開閉される。
上記ソレノイド1は、ボビン7に捲回した電磁
コイル8を備え、その外側を磁路を形成する磁気
枠9で囲繞し、該磁気枠9とボビン7の孔7aに
嵌着固定した固定鉄心11をねじ12で固定する
と共に、両者間に回り止め13を挿着し、さらに
ボビン7の孔7aに可動鉄心14を軸方向に摺動
可能に挿嵌して、電磁コイル8への通電に伴う電
磁力により可動鉄心14を第1ばね15の付勢力
に抗して固定鉄心11に吸着するように構成して
いる。
上記可動鉄心14は、両端を開口した孔14a
を備え、その孔14aの両端部分に、該可動鉄心
の吸着面14bから出没自在な吸着面17aを備
えた補助鉄心17と上記弁座5を開閉する弁体1
8とを、それぞれ軸方向に変位可能に挿嵌し、そ
れらの間に第2ばね19を縮設している。従つ
て、補助鉄心17はそれが孔14aの抜止段部1
4cに当接して吸着面17aが外部に突出した図
示の位置から、第2ばね19を圧縮しつつ孔14
a内に没する位置まで変位できるものである。
なお、第2ばね19の付勢力は第1ばね15の
それより大きなものとしている。
上記構成の電磁弁の消磁状態においては、第1
図に示すように、可動鉄心14が第1ばね15の
付勢力により固定鉄心11から離間した復帰位置
にあつて、補助鉄心17の吸着面17aが可動鉄
心14から突出すると共に、弁体18が弁座5を
閉鎖している。
電磁コイル8への通電により励磁状態とすれ
ば、可動鉄心14及び補助鉄心17は電磁力によ
り第1ばね15の付勢力に抗して固定鉄心11に
吸引され、ストロークaの変位により補助鉄心1
7の吸着面17aが固定鉄心11に衝当して吸着
され、その後は可動鉄心14のみが第1及び第2
ばね15,19の付勢力の合力に抗してそれらを
圧縮しながらストロークbだけ変位し、固定鉄心
11に衝当吸着される。
この励磁状態から再び消磁状態とすれば、上記
とは逆に、先ず可動鉄心14のみが第1及び第2
ばね15,19の付勢力の合力によりストローク
bだけ固定鉄心11から離間し、その後は可動鉄
心14と補助鉄心17とが一体となつて第1ばね
15の付勢力によりストロークaだけ固定鉄心1
1からさらに離間し、第1図の切換状態に復帰す
る。
上記動作を行う電磁弁のストローク−吸引力特
性は、補助鉄心17と固定鉄心11との間の吸引
力の存在によつて、第2図の曲線Aに示すよう
に、固定鉄心11に対する吸着端からの可動鉄心
14のストロークb(補助鉄心の最大突出量)の
近傍にピークA1を有するものとして表わされる。
上記特性曲線Aを、補助鉄心を備えない従来の電
磁弁の特性曲線Bとの比較において説明すれば、
上記ストロークbの位置から可動鉄心14の復帰
位置に至る間のストロークaの範囲においては、
補助鉄心17と固定鉄心11との間に働く吸引力
により、全体としての吸引力が補助鉄心を設けな
い従来のものよりも大きな値を示し、これに対し
てストロークbの範囲においては、補助鉄心17
が固定鉄心11に吸着当接した状態にあるため、
磁気的な短絡状態が生じることになり、従つて全
体としての吸引力が従来のものより低い値を示
し、これにより両ストロークa,bの境界部分に
ピークA1が生じることになる。なお、ピークA1
を生じるストローク位置及び上記ピークA1と負
側へのピークA2における吸引力Fa,Fbの大きさ
は、補助鉄心17の大きさ、ストロークbの長
さ、及び補助鉄心17の吸着面17aに付設した
後述する非磁性隔壁34の厚さ等の調節により任
意のものとして設定できる。また、ストローク零
の位置での吸引力F0を従来のものの吸引力F1
り小さくできるだけでなく、ピークA1での吸引
力Faを上記吸引力F0より大きくすることもでき
る。上記のように、ストロークの大きな範囲にお
いて大きな吸引力が得られるソレノイドは、図示
のように、ストロークの大きな閉弁位置におい
て、流体圧力が可動鉄心14を閉弁方向に付勢す
るために開弁に際して大きな吸引力を必要とする
ものにおいて特に有用である。
第3図は、可動鉄心及びそれに取付ける補助鉄
心の異種構造例を示すもので、補助鉄心21に横
向きに貫設した止めピン22の両端を、可動鉄心
23に穿設した長孔23a,23aに挿通して、
止めピン22が長孔23a,23a内において上
下に変位する範囲内において、補助鉄心21を可
動鉄心23の軸方向に変位可能としたものであ
る。
第4図は、本考案の第2実施例を示し、補助鉄
心26を固定鉄心27に出没自在に挿嵌したもの
で、該補助鉄心26とばね座板28との間に第2
ばね29を縮設して、補助鉄心26をその吸着面
26aが外部に突出した抜止位置に向けて付勢し
ている。また、可動鉄心30には、その端面に弁
体31を埋設している。
第5図及び第6図は、上記補助鉄心のそれぞれ
異なる構造例を示すもので、第5図は、補助鉄心
33の吸着面33aの端面に非磁性被膜あるいは
非磁性板等の隔壁34を付設し、第6図は、補助
鉄心36の外周全面を非磁性被膜37で被覆し、
それにより補助鉄心33,36と固定鉄心あるい
は可動鉄心とが磁気的に短絡するのを抑制し、吸
引力特性を調整している。
第7図は、本考案の第3実施例を示し、第2実
施例と同様に、補助鉄心41を固定鉄心42に出
没自在に設けているが、該補助鉄心41及びばね
座板43に孔41a,43aを穿設し、それらの
孔41a,43aに可動鉄心44に連結した押棒
45を嵌挿して、その押棒45の変位により第2
ばね46及び第1ばね47の付勢力に抗して弁体
48を開弁駆動し、入力ポート49と出力ポート
50間の弁座51を開放するように構成してい
る。
この実施例に示す電磁弁の動作は、第1図の実
施例の場合と実質的に変るところがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の断面図、第2図
はその吸引力特性図、第3図はその可動鉄心と補
助鉄心の異種構造例の断面図、第4図は本考案の
第2実施例の断面図、第5図及び第6図は補助鉄
心のそれぞれ異なる構造例を示す断面図、第7図
は本考案の第3実施例の断面図である。 1……弁部、8……コイル、11……固定鉄
心、14……可動鉄心、17……補助鉄心、17
a……吸着面、19……ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電磁コイルの励磁により可動鉄心を固定鉄心に
    吸着させ、それにより弁体を変位させて弁部の流
    体流路を切換えるようにしたものにおいて、可動
    鉄心及び固定鉄心のいずれか一方に、その吸着面
    から軸方向に出没自在な補助鉄心を設け、該補助
    鉄心をばねにより他方の鉄心に向けて付勢し、補
    助鉄心の吸着面を一方の鉄心の吸着面から他方の
    鉄心に向けて突出させたことを特徴とする電磁
    弁。
JP6729282U 1982-05-07 1982-05-07 電磁弁 Granted JPS58169285U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6729282U JPS58169285U (ja) 1982-05-07 1982-05-07 電磁弁

Applications Claiming Priority (1)

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JP6729282U JPS58169285U (ja) 1982-05-07 1982-05-07 電磁弁

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Publication Number Publication Date
JPS58169285U JPS58169285U (ja) 1983-11-11
JPS643883Y2 true JPS643883Y2 (ja) 1989-02-01

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ID=30077128

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JP6729282U Granted JPS58169285U (ja) 1982-05-07 1982-05-07 電磁弁

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Families Citing this family (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6141087A (ja) * 1984-08-02 1986-02-27 Nippon Denso Co Ltd 圧力制御弁
JP4239942B2 (ja) * 2004-09-22 2009-03-18 株式会社デンソー 燃料噴射弁
DE102009041188A1 (de) * 2009-09-14 2011-03-24 Svm Schultz Verwaltungs-Gmbh & Co. Kg Elektromagnet mit einem Anker
JP5559516B2 (ja) * 2009-11-10 2014-07-23 イーグル工業株式会社 電磁弁

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JPS58169285U (ja) 1983-11-11

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