JPH10122419A - 遮断弁 - Google Patents

遮断弁

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JPH10122419A
JPH10122419A JP27569696A JP27569696A JPH10122419A JP H10122419 A JPH10122419 A JP H10122419A JP 27569696 A JP27569696 A JP 27569696A JP 27569696 A JP27569696 A JP 27569696A JP H10122419 A JPH10122419 A JP H10122419A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
spring
iron core
main
shut
Prior art date
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Pending
Application number
JP27569696A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Sugano
弘之 菅野
Shinya Watabe
伸也 渡部
Atsushi Noma
厚 野間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Oki Electric Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Oki Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Oki Electric Co Ltd filed Critical Tohoku Oki Electric Co Ltd
Priority to JP27569696A priority Critical patent/JPH10122419A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小電力で、より短時間での開弁が可能な遮断
弁を得る。 【手段】 弁体9の中央貫通孔近傍に副弁部9dを設
け、電磁ソレノイドのホルダ8と副弁カバ10間に主ス
プリング13を圧縮配設し、可動鉄心7の細軸部先端に
取着したスプリング受け11と弁体9間に副スプリング
12を圧縮配設してなる複弁構造の双方向遮断弁電磁ソ
レノイドにおいて、副スプリング12と同じ場所に、可
動鉄心7と固定鉄心2間の最大離間距離よりも小さな遊
びを有した主弁戻しスプリング14を取着して、鉄心吸
着後に主弁戻しスプリング力を弁体9に作用させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は流体遮断弁、特
にガス事故を未然に防止するガス遮断装置の遮断アクチ
ュエータとして使用される双方向遮断弁に関する。
【0002】
【従来の技術】 近年、簡単な電気的遠隔操作でガス復
帰可能な双方向遮断弁として、例えば、特開平7−25
3200号公報に開示されているようなものがある。こ
れを図4,5を用いて説明する。
【0003】 図4は双方向遮断弁の開弁状態における
断面図を示すもので、副弁21を開弁した可動鉄心22
が固定鉄心23に吸着する手前で、主弁24に当るよう
にして、比較的大きくなった吸引力が主弁24を閉弁す
る方向に加わっている主スプリング力とガス圧力との合
力より大きくなったときに、主弁24が開弁され、可動
鉄心22が固定鉄心23に吸着されて、弁が保持され
る。図5は前記遮断弁の開弁動作途中の断面図を示した
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上記
構成の双方向遮断弁では、電磁ソレノイドの吸引力Fが
主弁に加わる背圧F1と、主スプリング圧縮荷重S1と
の和に等しいか、それ以上である場合、即ち、F≧S1
+F1までは瞬時に副弁21及び主弁24を開弁するこ
とができるが、背圧F1がそれ以上になると、主弁24
を開弁できなくなる。主弁24を開弁させるためには、
副弁21を開けた状態で主弁24上流,下流のガス圧力
差がS1+F1以下になるまで通電させる必要があるた
め、復帰させるための消費電力を長時間に亘って多く使
用しなければならないといった問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本発明は、上記問題点
を解決するために、永久磁石と、電磁コイルに電圧を印
加することにより摺動する可動鉄心と、この可動鉄心を
形成する細軸部が貫通し摺動可能な弁体と、この弁体を
電磁ソレノイド本体から遠ざけ、ガス流路中に形成され
た主弁座に接近する方向に付勢すべく配設された主スプ
リングと、弁体を副弁カバに近づく方向に付勢するよう
に配設された副スプリングと、副弁カバと可動鉄心細軸
部先端の間に設け、その開放端部が副スプリング受けと
の間の距離が可動鉄心と固定鉄心の最大離間距離よりも
小さくなるように配設された主弁戻しスプリングとで構
成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形
態である双方向遮断弁の開弁状態を示す断面図である。
同図において、コ字状ヨーク1の中心部に固定鉄心2が
固定され、固定鉄心2に継合されたパイプ3の外側に配
設されたボビン4aに電磁コイル4が巻回され、ヨーク
1の先端部に永久磁石5,5が同極を対向して取着さ
れ、この永久磁石5,5間に中間プレート6が継装され
ている。そして、上記構成のヨーク1と、永久磁石5,
5と、中間プレート6と、パイプ3に摺動可能に挿入さ
れ固定鉄心2に当接可能な可動鉄心7とで磁気回路が構
成されている。
【0007】 上記可動鉄心7は固定鉄心2に当接可能
な端部と反対側端部に細軸部7aを有し、ガス流路中に
形成された弁体9に当接可能で中央部に細軸部7aより
大きな径の孔を有し、この弁体9は弁ゴムストッパ9
a,主弁部9b,弁ゴムホルダ9c,副弁部9dの順に
一体に固定されている。また、この副弁部9dに対向し
て可動鉄心7に副弁カバ10が固定されている。さら
に、細軸部7aの先端にはスプリング受け11が配設さ
れ、弁体9の弁ゴムストッパ9aとスプリング受け11
との間に副スプリング12が圧縮されて配設されてい
る。
【0008】 ホルダ8と副弁カバ10との間には主ス
プリング13が圧縮されて配設されている。また、弁体
9の弁ゴムストッパ9aに一端が取着され他端が開放さ
れた主弁戻しスプリング14が副スプリング12の内側
に設けられる。この主弁戻しスプリング14の開放端1
4aとスプリング受け11との間隔aは可動鉄心7と固
定鉄心2との最大離間距離bより小さく設定される。
【0009】 なお、図2は本発明に係る双方向遮断弁
の開弁動作途中の断面を示すものである。
【0010】 以上のように構成された双方向遮断弁に
よれば、副スプリング12のほかに主弁戻しスプリング
14を設けたので、図3の吸引力特性図に示すように、
主スプリング13の圧縮荷重S1,副スプリング12の
圧縮荷重S2及び主弁戻しスプリング14の圧縮荷重S
3が加算され、電磁ソレノイドの吸引力特性を有効に利
用したスプリング特性が得られるようになる。
【0011】 次に、上記構成の双方向遮断弁の動作に
ついて説明する。まず、双方向遮断弁の遮断機能につい
て述べると、正常時は、可動鉄心7を固定鉄心2に保持
している永久磁石5,5の吸着力が、可動鉄心7を固定
鉄心2から遠ざける方向に働く主スプリング力よりも大
きく、開弁状態が保持されている。次いで、異常等発生
時には、永久磁石5と逆方向に磁界を加えるよう電磁コ
イル4に通電することにより、永久磁石5の磁力を打ち
消して可動鉄心7を保持している力を主スプリング13
の力よりも小さくして、可動鉄心7を離脱させ弁体9に
よってガスを遮断する。このとき、電磁コイル4への通
電を停止しても、可動鉄心7と固定鉄心2との距離(ス
トローク)が大きいため、永久磁石5による吸引力は主
スプリング力よりも小さくなり、閉弁状態が保持され
る。
【0012】 また、双方向遮断弁の復帰(開弁)動作
について説明する。まず、永久磁石5,5と同じ方向に
磁界を加えるよう電磁コイル4に通電することにより、
可動鉄心7と固定鉄心2の吸引力が増大し、主スプリン
グ力,副スプリング力,副弁部の背圧の合力に打ち勝
ち、可動鉄心7を引き始める。即ち、副弁が開弁され始
める。
【0013】 そして、ストロークが小さくなり可動鉄
心7が固定鉄心2に吸着する手前で主弁戻しスプリング
を圧縮し始める。ストロークが小さくなるにつれて、負
荷となる主スプリング力,副スプリング力及び主弁戻し
スプリング力は増すが、それと同時に可動鉄心7と固定
鉄心2の吸引力が増すため、可動鉄心7が固定鉄心2に
吸着される。
【0014】 また、電磁コイル4への通電を停止して
も、可動鉄心7を固定鉄心2に保持している永久磁石5
の吸着力が、主スプリング力,副スプリング力,主弁戻
しスプリング力,副弁部の背圧の合力より大きくなり、
副弁部の開弁状態が保持されている。
【0015】 副弁部が開弁状態となることよりガス圧
が低下し、圧縮された副スプリング12及び主弁戻しス
プリング14の合力が弁体9に加わる背圧より大きくな
ることで、弁体9を開弁する方向に働く力、即ち、閉弁
状態となっている弁体9を開弁状態にする方向に働く力
が得られることになる。
【0016】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、以下に記載されるような効果を奏する。副スプリン
グのほかに主弁戻しスプリングを設けたので、主スプリ
ング圧縮荷重,副スプリング圧縮荷重及び主弁戻しスプ
リング圧縮荷重が加算されて、電磁ソレノイドの吸引力
特性を有効に利用したスプリング特性が得られ、同じ電
力でも、より大きいガス圧力状態で開弁できる。
【0017】 また、自己保持ソレノイドへの通電時間
は副弁を開弁した可動鉄心を固定鉄心に吸着させるまで
の時間だけでよいので、同じ電力でも従来遮断弁に比較
して、より大きいガス圧力で、かつ、より短い時間で開
弁が可能になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態における双方向遮断弁の
開弁状態を示す断面図である。
【図2】 同遮断弁の開弁動作途中の状態を示す断面図
である。
【図3】 本発明の吸引力特性とスプリング特性の関係
を示す図である。
【図4】 従来遮断弁の開弁状態における断面図であ
る。
【図5】 同遮断弁の開弁動作途中の状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 コ字状ヨーク 2 固定鉄心 4 電磁コイル 5 永久磁石 6 中間プレート 7 可動鉄心 9 弁体 9a 弁ゴムストッパ 9b 主弁部 9c 弁ゴムホルダ 9d 副弁部 10 副弁カバ 11 スプリング受け 12 副スプリング 13 主スプリング 14 主弁戻しスプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己保持型電磁ソレノイド駆動式双方向
    遮断弁であって、前記遮断弁における電磁ソレノイドの
    可動鉄心(7)は、副弁を形成する弁体(9)の中央孔
    を摺動可能に貫通する細軸部を有し、該細軸部の先端に
    は副スプリング(12)を前記弁体(9)との間で圧縮
    して係止可能なスプリング受け(11)を設け、主スプ
    リング(13)は副弁部を支持する副弁カバ(10)と
    電磁ソレノイドのホルダ(8)間に圧縮して係止され、
    開放端部と前記スプリング受け(11)との間隔が可動
    鉄心(7)と固定鉄心(2)の最大離間距離より小さく
    なるように設定した主弁戻しスプリング(14)を前記
    弁体(9)のスプリング受け(11)側に設けたことを
    特徴とする遮断弁。
JP27569696A 1996-10-18 1996-10-18 遮断弁 Pending JPH10122419A (ja)

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JP27569696A JPH10122419A (ja) 1996-10-18 1996-10-18 遮断弁

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002317875A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Aichi Tokei Denki Co Ltd ガスメータ用双方向遮断弁
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