JPH04191443A - 電磁弁及びアイドル制御装置 - Google Patents
電磁弁及びアイドル制御装置Info
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- JPH04191443A JPH04191443A JP2318645A JP31864590A JPH04191443A JP H04191443 A JPH04191443 A JP H04191443A JP 2318645 A JP2318645 A JP 2318645A JP 31864590 A JP31864590 A JP 31864590A JP H04191443 A JPH04191443 A JP H04191443A
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- plunger
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 9
- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 3
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 3
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Magnetically Actuated Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、例えばエンジンのアイドル制御装置などに用
いられる電磁弁に係り、特にその電気系統故障時のフェ
イルセーフ機構に関する。
いられる電磁弁に係り、特にその電気系統故障時のフェ
イルセーフ機構に関する。
[従来の技術]
従来より、電磁ソしノイドの励磁による磁気吸引力と戻
しばねの力の釣合により弁体を開弁させる、いわゆるノ
ーマルクローズタイプ方式の電磁弁が種々の流体制御分
野で使用されている。
しばねの力の釣合により弁体を開弁させる、いわゆるノ
ーマルクローズタイプ方式の電磁弁が種々の流体制御分
野で使用されている。
例えば、自動車などのエンジン分野では、エンジン吸気
系のアイドル吸気流量を制御するアイドル制御弁として
広く使用されている(例えば、米国特許第482375
0号)。
系のアイドル吸気流量を制御するアイドル制御弁として
広く使用されている(例えば、米国特許第482375
0号)。
ところで、ノーマルクローズタイプの流体制御用の電磁
弁は、電磁ソレノイドが通電されない状態では全閉状態
にある。従って、電気系統の故障等により電磁ソレノイ
ドの通電が不通になると弁が完全に閉じて流体が流れな
くなる。
弁は、電磁ソレノイドが通電されない状態では全閉状態
にある。従って、電気系統の故障等により電磁ソレノイ
ドの通電が不通になると弁が完全に閉じて流体が流れな
くなる。
電磁弁の用途によっては、このように運転中に電気系統
のアクシデントが生じて弁が完全に閉じると不具合が生
じる場合もある。
のアクシデントが生じて弁が完全に閉じると不具合が生
じる場合もある。
例えば、電磁弁を電気信号によって開度制御してアイド
ル吸気流量の制御を行う装置の場合には、上記のような
故障が発生すると、アイドル運転時のエンジンがストッ
プし、またエンジン始動を困難にするなどの事態が生じ
る。
ル吸気流量の制御を行う装置の場合には、上記のような
故障が発生すると、アイドル運転時のエンジンがストッ
プし、またエンジン始動を困難にするなどの事態が生じ
る。
本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、流体制御により駆動される各種装置にお
いて、その運転中に電気系統などのアクシデントにより
電磁弁の通電が不通状態になっても、ある程度の弁開度
を確保するフェイルセーフ機構を提供することにある。
するところは、流体制御により駆動される各種装置にお
いて、その運転中に電気系統などのアクシデントにより
電磁弁の通電が不通状態になっても、ある程度の弁開度
を確保するフェイルセーフ機構を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、基本的には、次
のような課題解決手段を提案する。
のような課題解決手段を提案する。
すなわち、本発明は、弁体を閉じる方向に付勢する戻し
ばねと、弁体駆動用のプランジャを戻しばねの力に抗し
て磁気吸引して弁体を開弁させる電磁ソレノイドとを備
えてなる電磁弁において、前記電磁ソレノイドによって
形成される磁気回路の一部に永久磁石を設け、かつ、こ
の永久磁石は前記プランジャに対する磁気吸引力が戻し
ばねの力に幾分勝るものを用いて、電磁ソレノイドの通
電不通時にも必要最小限開度を確保するように設定した
。
ばねと、弁体駆動用のプランジャを戻しばねの力に抗し
て磁気吸引して弁体を開弁させる電磁ソレノイドとを備
えてなる電磁弁において、前記電磁ソレノイドによって
形成される磁気回路の一部に永久磁石を設け、かつ、こ
の永久磁石は前記プランジャに対する磁気吸引力が戻し
ばねの力に幾分勝るものを用いて、電磁ソレノイドの通
電不通時にも必要最小限開度を確保するように設定した
。
また、その応用として、前記電磁ソレノイドの磁気回路
に組み込まれる永久磁石の極性を、電磁ソレノイドによ
って発生する磁界と逆方向にしたものを提案する。
に組み込まれる永久磁石の極性を、電磁ソレノイドによ
って発生する磁界と逆方向にしたものを提案する。
上託構成よりなる本発明によれば、電磁ソレノイドを通
電させなくとも、プランジャは戻しばねの力に抗して小
ストローク範囲で開弁方向に磁気吸引され、このプラン
ジャの駆動に伴い弁体が最小限の開度を確保される。こ
こで、必要最小限度とは、その電磁弁の用途によるニー
ズによって種々考えられる。例えば、自動車用のアイド
ル制御装置の吸気流量制御に用いる場合には、アイドル
運転が不完全ながらもエンジン始動を可能にし、応急的
に目的位置まで運転可能にする程度の開度である。
電させなくとも、プランジャは戻しばねの力に抗して小
ストローク範囲で開弁方向に磁気吸引され、このプラン
ジャの駆動に伴い弁体が最小限の開度を確保される。こ
こで、必要最小限度とは、その電磁弁の用途によるニー
ズによって種々考えられる。例えば、自動車用のアイド
ル制御装置の吸気流量制御に用いる場合には、アイドル
運転が不完全ながらもエンジン始動を可能にし、応急的
に目的位置まで運転可能にする程度の開度である。
そして、正常な状態な場合には、電磁ソレノイドを通電
させれば、さらに強力にプランジャを磁気吸引する力が
発生し、正常な流量制御が行われる。
させれば、さらに強力にプランジャを磁気吸引する力が
発生し、正常な流量制御が行われる。
また、前記永久磁石の極性を電磁ソレノイドによって発
生する磁界と逆方向にした場合には、電磁ソレノイドに
ある程度の小電流を流した場合には、永久磁石と電磁ソ
レノイドとの極性が反発し合って、プランジャを吸引す
る力が戻しばねの力場下となり、弁を閉じる領域が存在
する。従って、上記のような永久磁石を用いた場合であ
っても、正常に弁を閉じる制御を必要とする電磁弁にお
いては、ある値の小電流を流すことで全開制御が可能と
なる。
生する磁界と逆方向にした場合には、電磁ソレノイドに
ある程度の小電流を流した場合には、永久磁石と電磁ソ
レノイドとの極性が反発し合って、プランジャを吸引す
る力が戻しばねの力場下となり、弁を閉じる領域が存在
する。従って、上記のような永久磁石を用いた場合であ
っても、正常に弁を閉じる制御を必要とする電磁弁にお
いては、ある値の小電流を流すことで全開制御が可能と
なる。
なお、従来技術には、例えば特開昭60−179582
号、特開昭62−167985号公報に開示されるよう
に電磁ソレノイドと永久磁石の磁力を用いて弁体を開弁
させ、開弁後は電磁ソレノイドの通電を遮断して永久磁
石によって開弁状態を保持するタイプの電磁弁が存在す
るが、この場合の永久磁石は自らが弁体を戻しばねに抗
して少しでも開弁させるといった機能を有しておらず、
本発明のようなフェイルセーフ機能を期待することはで
きず、その点で本発明の課題解決手段と機能を異にして
いる。
号、特開昭62−167985号公報に開示されるよう
に電磁ソレノイドと永久磁石の磁力を用いて弁体を開弁
させ、開弁後は電磁ソレノイドの通電を遮断して永久磁
石によって開弁状態を保持するタイプの電磁弁が存在す
るが、この場合の永久磁石は自らが弁体を戻しばねに抗
して少しでも開弁させるといった機能を有しておらず、
本発明のようなフェイルセーフ機能を期待することはで
きず、その点で本発明の課題解決手段と機能を異にして
いる。
本発明の実施例を図面により説明する。
第1図は本発明の第1実施例に係る電磁弁の縦断面図で
あり、種々の用途に使用される汎用的な流量制御バルブ
の一例を示す。
あり、種々の用途に使用される汎用的な流量制御バルブ
の一例を示す。
第1図において、1は絶縁材料により形成されたハウジ
ングで、ハウジング1内にボビン2に巻装された電磁ソ
レノイド3が組み込んである。
ングで、ハウジング1内にボビン2に巻装された電磁ソ
レノイド3が組み込んである。
ポビン2の内部には、固定コア4が一部挿入されつつ固
定配置されている。また、ポビン2内部と流体通路7と
にかけてプランジャ5がポビン2内周に案内されて軸方
向に往復移動可能に内装されている。
定配置されている。また、ポビン2内部と流体通路7と
にかけてプランジャ5がポビン2内周に案内されて軸方
向に往復移動可能に内装されている。
プランジャ5は弱磁性材料で形成され、その−端に弁体
6が設けである。固定コア4・プランジャ5間には戻し
ばね8が介在し、戻しばね8の力によってプランジャ5
が閉弁方向(弁シート10側)に付勢されている。
6が設けである。固定コア4・プランジャ5間には戻し
ばね8が介在し、戻しばね8の力によってプランジャ5
が閉弁方向(弁シート10側)に付勢されている。
弁シート10は、流体通路7の一部に形成しである。ま
た、電磁コイル3の両端には、ヨーク9A、9Bが配設
しである。
た、電磁コイル3の両端には、ヨーク9A、9Bが配設
しである。
11は環状の永久磁石で、プランジャ5のうち弁体6と
反対側の端部に固定コア4と対向して取付けられており
、固定コア4側がN極、その反対側をS極とした。一方
、電磁ソレノイド3は、通電時に固定コア4側がN極、
プランジャ5側がS極となるような磁界を形成するよう
に設定しである。すなわち、永久磁石11と電磁ソレノ
イド3とは逆極性としである。
反対側の端部に固定コア4と対向して取付けられており
、固定コア4側がN極、その反対側をS極とした。一方
、電磁ソレノイド3は、通電時に固定コア4側がN極、
プランジャ5側がS極となるような磁界を形成するよう
に設定しである。すなわち、永久磁石11と電磁ソレノ
イド3とは逆極性としである。
また、永久磁石11のプランジャ5に対する磁気吸引力
は、戻しばね8の力に幾分勝るようにしである。
は、戻しばね8の力に幾分勝るようにしである。
上記構成よりなる本実施例によれば、電磁ソレノイド3
の励磁や永久磁石11によって、プランジャ5.ヨーク
9A、9Bの経路で磁気回路を形成する。
の励磁や永久磁石11によって、プランジャ5.ヨーク
9A、9Bの経路で磁気回路を形成する。
そして、電磁ソレノイド3への印加電圧をOVとすると
、永久磁石11の磁気吸引力が戻しばねの力より幾分勝
るために、プランジャ5が開弁方向にある程度移動して
、弁体6がシート10から離れて中間開度を保持するよ
うに設定しである。
、永久磁石11の磁気吸引力が戻しばねの力より幾分勝
るために、プランジャ5が開弁方向にある程度移動して
、弁体6がシート10から離れて中間開度を保持するよ
うに設定しである。
また、永久磁石11と電磁ソレノイド3との磁界の方向
が反対であるため、電磁ソレノイド3の印加電圧をある
値にすると両者の磁界が打ち消し合い、プランジャ5か
ら専ら戻しばね8の力が作用して弁体6が弁シート10
に当接して全閉となるが、この全閉となる電磁ソレノイ
ド3の印加電圧を5vとしである。
が反対であるため、電磁ソレノイド3の印加電圧をある
値にすると両者の磁界が打ち消し合い、プランジャ5か
ら専ら戻しばね8の力が作用して弁体6が弁シート10
に当接して全閉となるが、この全閉となる電磁ソレノイ
ド3の印加電圧を5vとしである。
また、5v以上の電圧を印加すると今度は専ら電磁ソレ
ノイド3の磁界によって磁気吸引力が発生し、弁体6が
シート10から離れて開弁状態となるが、12Vの時に
弁体6が全開となるようにしである。
ノイド3の磁界によって磁気吸引力が発生し、弁体6が
シート10から離れて開弁状態となるが、12Vの時に
弁体6が全開となるようにしである。
本実施例によれば、電磁ソレノイドの電気系統の故障時
にもある程度の流量制御を確保したい場合に、そのフェ
イル機能を発揮し、しかも弁体を電磁コイル非通電時に
幾分あけておくので、ブローバイガス中の粘着成分がバ
ルブに付着しても弁体を固着させないですむ利点がある
。
にもある程度の流量制御を確保したい場合に、そのフェ
イル機能を発揮し、しかも弁体を電磁コイル非通電時に
幾分あけておくので、ブローバイガス中の粘着成分がバ
ルブに付着しても弁体を固着させないですむ利点がある
。
第2図は本発明の第2実施例を示す。
本実施例における電磁弁はエンジンのアイドル制御装置
として使用される。
として使用される。
第2図において、20は図示されないエンジン吸気通路
の絞り弁をバイパスさせた通路(アイドル吸気通路)で
、その中間部に弁シート部21が形成される。弁体21
には、弁体22が往復移動によって接離動作(開閉動作
)を行うように設定される。バイパス通路20は、弁体
22を基準として弁体上流側となる通路20Aと、弁体
下流側となる通路20Bとよりなり、弁体上流側通路2
0Aがエンジン吸気系の絞り弁上流側に通じ、弁体下流
側20Bが絞り弁下流側に通じる。
の絞り弁をバイパスさせた通路(アイドル吸気通路)で
、その中間部に弁シート部21が形成される。弁体21
には、弁体22が往復移動によって接離動作(開閉動作
)を行うように設定される。バイパス通路20は、弁体
22を基準として弁体上流側となる通路20Aと、弁体
下流側となる通路20Bとよりなり、弁体上流側通路2
0Aがエンジン吸気系の絞り弁上流側に通じ、弁体下流
側20Bが絞り弁下流側に通じる。
24はバイパス通路20と大気室39とを仕切る仕切板
である。大気室39には外部から空気を導入する通路2
7が設けである。
である。大気室39には外部から空気を導入する通路2
7が設けである。
さらに大気室39に隣接して後述するダイアフラム25
及び弁駆動用の電磁アクチュエータ30が配設しである
。
及び弁駆動用の電磁アクチュエータ30が配設しである
。
23は弁体22を貫通して弁軸となる中空シャフトで、
弁体22と一体に形成されている。中空シャフト23は
、バイパス通路20A、20B及び仕切板24.大気室
39.ダイアフラム25等を貫通し、〜端23Aがバイ
パス通路20の弁体下流側20Aに通じ、他端23Bが
ダイアフラム25・アクチュエータ30間に形成された
空間28側に通じ、空間28で後述するプランジャ34
の一端に設けたシート36と対向しである。中空シャフ
ト23の端部23Bはオリフィスとなり、パイロット弁
として機能する。
弁体22と一体に形成されている。中空シャフト23は
、バイパス通路20A、20B及び仕切板24.大気室
39.ダイアフラム25等を貫通し、〜端23Aがバイ
パス通路20の弁体下流側20Aに通じ、他端23Bが
ダイアフラム25・アクチュエータ30間に形成された
空間28側に通じ、空間28で後述するプランジャ34
の一端に設けたシート36と対向しである。中空シャフ
ト23の端部23Bはオリフィスとなり、パイロット弁
として機能する。
電磁アクチュエータ30は、筒状ヨーク40と、筒状ヨ
ーク40内に組み込まれたポビン32付き電磁コイル3
3.プランジャ34.固定コア31゜戻しばね35など
で構成される。
ーク40内に組み込まれたポビン32付き電磁コイル3
3.プランジャ34.固定コア31゜戻しばね35など
で構成される。
固定コア31及びプランジャ34はポビン32内に軸方
向に対向して配設され、固定コア31・プランジャ34
間に戻しばね35が介在して、戻しばね35によりプラ
ンジャ34が中空シャフト23側(換言すれば弁体22
を閉じる方向)に付勢されている。
向に対向して配設され、固定コア31・プランジャ34
間に戻しばね35が介在して、戻しばね35によりプラ
ンジャ34が中空シャフト23側(換言すれば弁体22
を閉じる方向)に付勢されている。
プランジャ34のうち中空シャフト23の一端23Bに
向いた側の端部に緩衝ばねを介してシート36が装着さ
れ、固定コア31に向いた側の端部には永久磁石38が
配設しである。
向いた側の端部に緩衝ばねを介してシート36が装着さ
れ、固定コア31に向いた側の端部には永久磁石38が
配設しである。
永久磁石38は戻しばね35の力に幾分層る磁気吸引力
が発生するものが用いられ、その極性を電磁ソレノイド
33と逆にしである。
が発生するものが用いられ、その極性を電磁ソレノイド
33と逆にしである。
ここで、本実施例のアイドル制御装置の基本動作につい
て説明する。
て説明する。
弁体22は、電磁ソレノイド33の通電制御(デユーテ
ィ制御)によって開度制御される。
ィ制御)によって開度制御される。
すなわち、電磁ソレノイド33を通電制御すると、その
デユーティに応じた電磁吸引力が発生し、ばね35との
力に抗してプランジャ34がばね35との力と釣り合う
まで図の左方向に移動する。
デユーティに応じた電磁吸引力が発生し、ばね35との
力に抗してプランジャ34がばね35との力と釣り合う
まで図の左方向に移動する。
このプランジャ34の移動によりシート36と中空シャ
ツl〜23の端部(パイロット弁部)23Bとの間に隙
間が形成される。一方、アイドル運転時には、バイパス
通路20の弁体下流側通路20Bが負圧状態にあるので
、外部空気が空気取入通路271通気孔269通気孔2
9.空間28さらにはシート36・パイロット弁部23
B間の隙間及び中空シャフト23を通って弁体下流側通
路通路20Bに引き込まれる。この空気の流れにより、
シート36・パイロット弁部23B間の隙間には急激に
流速が早まる空気流が生じ負圧状態になる。この局部的
な負圧が制御圧力となってダイアフラム26に支持され
る中空シャフト23がプランジャ34の移動に追従する
ようにして駆動制御される。
ツl〜23の端部(パイロット弁部)23Bとの間に隙
間が形成される。一方、アイドル運転時には、バイパス
通路20の弁体下流側通路20Bが負圧状態にあるので
、外部空気が空気取入通路271通気孔269通気孔2
9.空間28さらにはシート36・パイロット弁部23
B間の隙間及び中空シャフト23を通って弁体下流側通
路通路20Bに引き込まれる。この空気の流れにより、
シート36・パイロット弁部23B間の隙間には急激に
流速が早まる空気流が生じ負圧状態になる。この局部的
な負圧が制御圧力となってダイアフラム26に支持され
る中空シャフト23がプランジャ34の移動に追従する
ようにして駆動制御される。
このプランジャ34の駆動により弁体22と弁シート部
21との間が開き、アイドル吸気流量が制御される。
21との間が開き、アイドル吸気流量が制御される。
そして、本実施例の場合においても、プランジャ34に
設けた永久磁石38の磁気吸引力が戻しばね35の力に
勝るようにしであるので、電磁ソレノイド33の非通電
時の場合でも永久磁石38の磁気吸引力によりプランジ
ャ34が開弁方向に幾分移動し、中空シャフト23がこ
れに追従して移動するので、弁体22・弁シート21間
に必要最小限度の開度、すなわちアイドル運転が完全で
なくともエンジン始動に必要な開度に確保される。
設けた永久磁石38の磁気吸引力が戻しばね35の力に
勝るようにしであるので、電磁ソレノイド33の非通電
時の場合でも永久磁石38の磁気吸引力によりプランジ
ャ34が開弁方向に幾分移動し、中空シャフト23がこ
れに追従して移動するので、弁体22・弁シート21間
に必要最小限度の開度、すなわちアイドル運転が完全で
なくともエンジン始動に必要な開度に確保される。
第3図は、本実施例におけるアイドル制御装置の流量特
性を示すもので、デユーティ0%で弁体22の必要最小
限度の開度が確保され、デユーティ20%で永久磁石3
8と電磁コイル33との磁力が打ち消しあって弁体22
が全閉状態となり、デユーティ30%で電磁コイル33
の磁気力が永久磁石38を超えて再度弁体22が開き始
める。
性を示すもので、デユーティ0%で弁体22の必要最小
限度の開度が確保され、デユーティ20%で永久磁石3
8と電磁コイル33との磁力が打ち消しあって弁体22
が全閉状態となり、デユーティ30%で電磁コイル33
の磁気力が永久磁石38を超えて再度弁体22が開き始
める。
通常の使用の場合はデユーティ30%以上で使用する。
しかして、本実施例の場合には、アイドル制御装置の電
気系統に断線などの故障が生じた場合であっても、運転
維持に必要な最小限のアイドル空気流量を確保するので
、応急的に目的位置まで自動車を自刃走行させることを
保証し、フェイルセーフ効果を発揮することができる。
気系統に断線などの故障が生じた場合であっても、運転
維持に必要な最小限のアイドル空気流量を確保するので
、応急的に目的位置まで自動車を自刃走行させることを
保証し、フェイルセーフ効果を発揮することができる。
なお、上E各実施例では、永久磁石を弁体駆動用のプラ
ンジャに設けたが、これに限らず、固定コア側その他電
磁コイルによって形成される磁気回路の適宜位置に設け
てもよい。
ンジャに設けたが、これに限らず、固定コア側その他電
磁コイルによって形成される磁気回路の適宜位置に設け
てもよい。
以上のように本発明によれば、流体制御により駆動され
る各種装置において、その運転中に電気系統などのアク
シデントにより電磁弁の通電が不通状態になっても、あ
る程度の弁開度を確保する。
る各種装置において、その運転中に電気系統などのアク
シデントにより電磁弁の通電が不通状態になっても、あ
る程度の弁開度を確保する。
その結果、電磁弁の電気系統の故障があっても必要最小
限の流量確保が要求されるような装置に対して、簡単な
構成により有効なフェイルセーフ効果を発揮することが
できる。
限の流量確保が要求されるような装置に対して、簡単な
構成により有効なフェイルセーフ効果を発揮することが
できる。
第1図は本発明の第1実施例を示す縦断面図、第2図は
本発明の第2実施例を示す縦断面図、第3図は第2実施
例の流量特性図である。 3・・・電磁コイル、4・・・固定コア、5・・弁体駆
動用プランジャ、6・・弁体、7・・・流体通路、8・
・・戻しばね、lO・・・弁シート、11・・・永久磁
石、20・・・バイパス通路、20A・・弁体上流側通
路、20B・・弁体下流側通路、21・・・弁シート、
22・・弁体、23・・・中空シャフト、23B・・・
パイロット弁部、30・・・電磁アクチュエータ、31
・・固定コア、33・・・電磁ソレノイド、34・・・
弁駆動用プランジャ、35・・・戻しばね、36・・弁
シート、38・・・永久磁石。 ?!1″′ぺ (他2名)゛・− 第3図 電磁弁の電気系統 故障時使用
本発明の第2実施例を示す縦断面図、第3図は第2実施
例の流量特性図である。 3・・・電磁コイル、4・・・固定コア、5・・弁体駆
動用プランジャ、6・・弁体、7・・・流体通路、8・
・・戻しばね、lO・・・弁シート、11・・・永久磁
石、20・・・バイパス通路、20A・・弁体上流側通
路、20B・・弁体下流側通路、21・・・弁シート、
22・・弁体、23・・・中空シャフト、23B・・・
パイロット弁部、30・・・電磁アクチュエータ、31
・・固定コア、33・・・電磁ソレノイド、34・・・
弁駆動用プランジャ、35・・・戻しばね、36・・弁
シート、38・・・永久磁石。 ?!1″′ぺ (他2名)゛・− 第3図 電磁弁の電気系統 故障時使用
Claims (5)
- 1.流体通路に組み込まれる往復移動式の弁体と、前記
弁体を閉じる方向に付勢する戻しばねと、弁体駆動用の
プランジャを前記戻しばねの力に抗して磁気吸引して前
記弁体を開弁させる電磁ソレノイドとを備えてなる電磁
弁において、前記電磁ソレノイドによつて形成される磁
気回路の一部に永久磁石を設け、かつ、この永久磁石は
前記プランジャに対する磁気吸引力が前記戻しばねの力
に幾分勝るものを用いて、前記電磁ソレノイドの通電不
通時の必要最小限開度を確保するように設定してなるこ
とを特徴とする電磁弁。 - 2.第1請求項において、前記永久磁石は、前記プラン
ジャ及びこれに対向する磁気吸引側の固定コアの少なく
とも一方に設けてあることを特徴とする電磁弁。 - 3.第1請求項又は第2請求項において、前記永久磁石
は、その極性を前記電磁ソレノイドによって発生する磁
界と逆方向にしたことを特徴とする電磁弁。 - 4.エンジン吸気通路の絞り弁をバイパスする通路と、
前記バイパス通路に組み込まれる往復移動式の弁体と、
前記弁体を閉じる方向に付勢する戻しばねと、弁体駆動
用のプランジャを前記戻しばねの力に抗して磁気吸引し
て前記弁体を開弁させる電磁ソレノイドとを備えてなる
アイドル制御装置において、 前記電磁ソレノイドによって形成される磁気回路の一部
に永久磁石を設け、かつ、この永久磁石は、その磁気吸
引力が前記戻しばねの力に幾分勝るものを用いて、前記
電磁ソレノイドの通電不通時にもエンジン運転に必要な
最小限開度を確保するように設定してなることを特徴と
するアイドル制御装置。 - 5.第4請求項において、前記アイドル制御弁は、前記
電磁ソレノイド、プランジャ及び戻しばねのほかに、前
記バイパス通路に組み込まれた弁体を貫通して該弁体の
弁軸となる中空シャフトと、この弁体付き中空シャフト
を往復移動可能に支持するダイアフラムなどを備え、 前記中空シャフトは前記プランジャと分離され、その一
端が前記プランジャ一端に設けたシート部と対向してパ
イロット弁部を構成し、他端が前記バイパス通路の弁体
下流側(エンジンの絞り弁下流側に通じる方)に通じ、 前記電磁ソレノイドの励磁による磁気吸引力で前記プラ
ンジャが前記戻しばねの力と釣り合うまで開弁方向に移
動すると、前記シート部・パイロット弁部間及び前記中
空シャフトに前記バイパス通路の弁体下流側からの負圧
吸引による空気流が生じる構造とし、この空気流が急激
に速まる前記シート部・パイロット弁部間の負圧力によ
り前記中空シャフトが前記プランジャに追従移動して前
記バイパス通路内の弁体の開度制御がなされるように設
定してあることを特徴とするアイドル制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2318645A JPH04191443A (ja) | 1990-11-24 | 1990-11-24 | 電磁弁及びアイドル制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2318645A JPH04191443A (ja) | 1990-11-24 | 1990-11-24 | 電磁弁及びアイドル制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04191443A true JPH04191443A (ja) | 1992-07-09 |
Family
ID=18101449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2318645A Pending JPH04191443A (ja) | 1990-11-24 | 1990-11-24 | 電磁弁及びアイドル制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04191443A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5823446A (en) * | 1997-02-18 | 1998-10-20 | Awalbro Corporation | Fuel injector valve for liquified fuel |
EP1857720A3 (de) * | 2006-05-15 | 2008-05-21 | Nass Magnet GmbH | Magnetventil |
KR100941215B1 (ko) * | 2007-11-28 | 2010-02-10 | 현대자동차주식회사 | 하이브리드 차량의 배터리 냉각장치 |
KR100945166B1 (ko) * | 2009-03-16 | 2010-03-08 | (주)한국소방기구제작소 | 전자식 가스 차단기 |
-
1990
- 1990-11-24 JP JP2318645A patent/JPH04191443A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5823446A (en) * | 1997-02-18 | 1998-10-20 | Awalbro Corporation | Fuel injector valve for liquified fuel |
EP1857720A3 (de) * | 2006-05-15 | 2008-05-21 | Nass Magnet GmbH | Magnetventil |
KR100941215B1 (ko) * | 2007-11-28 | 2010-02-10 | 현대자동차주식회사 | 하이브리드 차량의 배터리 냉각장치 |
KR100945166B1 (ko) * | 2009-03-16 | 2010-03-08 | (주)한국소방기구제작소 | 전자식 가스 차단기 |
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