JPH085428Y2 - ガス遮断弁 - Google Patents

ガス遮断弁

Info

Publication number
JPH085428Y2
JPH085428Y2 JP1989119989U JP11998989U JPH085428Y2 JP H085428 Y2 JPH085428 Y2 JP H085428Y2 JP 1989119989 U JP1989119989 U JP 1989119989U JP 11998989 U JP11998989 U JP 11998989U JP H085428 Y2 JPH085428 Y2 JP H085428Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
main
sub
nozzle
solenoid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989119989U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0359567U (ja
Inventor
克郎 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP1989119989U priority Critical patent/JPH085428Y2/ja
Publication of JPH0359567U publication Critical patent/JPH0359567U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH085428Y2 publication Critical patent/JPH085428Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] 《産業上の利用分野》 この考案は、ガス遮断弁に関し、特に弁軸とプランジ
ャとを連繋させるための構造に関する。
《従来の技術》 セキュリティガスメータなどに用いられているガスメ
ータは一般に遮断弁を備え、ガスの異状を検知すること
によって遮断弁が駆動し、ガス流路を遮断し、異状状態
からの復帰によって再度ガス流路を解放できるようにし
ている。
このガス遮断弁は、内蔵電池によって動作するもので
あるために、小型のソレノイドで効率良くガスを遮断ま
たは復帰させる必要があり、機械的には可動部分の摺動
摩擦が十分に低い構造とする必要がある。
ところで、ソレノイドと弁体とは、ソレノイドの内部
に一端を摺動可能に挿通された弁軸と、ソレノイド内部
にあって通電により摺動するプランジャとの結合を介し
て連動し、プランジャの出没動作によって弁軸を摺動さ
せ、その先端にある弁体をノズルに離接させることで流
路の遮断,解放を行う。
それゆえに、弁軸はソレノイドの内筒部での摺動接触
を低摩擦に設定する必要がある。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、従来では前記弁軸とプランジャとはネ
ジ結合により一体的に摺動する構成としていたため、両
者の結合部において直線度が低下し易く、余分な摩擦力
を生ずる原因となる。
したがって、この部分における摩擦を最少にするため
には、加工精度を大にするか、あるいはソレノイドの中
心に配置されているスリーブと弁軸との隙間を大きく設
定するかのいずれかが考えられるものの、前者にあって
は加工コストが増大し、後者にあってはがたが生じ易く
磁束密度も低下する問題がある。
この考案は、以上の欠点に鑑みなされたものであっ
て、弁軸とプランジャとの結合部の直線度の低下による
余分な摩擦力の発生を防止するとともに、弁軸がプラン
ジャの動きに十分追従できるようにした効率の良いガス
遮断弁を提供することを目的とする。
[考案の構成] 《課題を解決するための手段》 前記目的を達成するため、この考案は、ノズル部に対
向する弁体を先端に設けた弁軸と、この弁軸に連繋する
ソレノイドとを備えたガス遮断弁において、前記ノズル
部は主ノズルと副ノズル部とからなり、前記弁体は前記
主ノズルに対向しかつ前記副ノズル部が設けられた主弁
と、この主弁に設けられた前記副ノズル部に対向すると
ともに前記主弁を開弁閉弁可能に保持する副弁とからな
り、前記弁軸は先端に前記副弁が設けけられているとと
もに、前記ソレノイドの内筒部に摺動可能に挿通され、
かつ前記ソレノイドに対する通電によって摺動するプラ
ンジャに後端を突き合わされており、前記副弁と前記弁
軸との間には常時前記弁軸を前記プランジャ側に付勢す
る副ばね手段が設けられているとともに、前記副弁には
常時この副弁を前記プランジャ側に付勢する主ばね手段
が設けられていることを特徴とする。
《作用》 以上の構成によれば、プランジャと弁軸とは、突き合
わせ接触なので直線度がよく、プランジャ移動の際の余
分な摺動摩擦の発生を低く保つことができる。また、常
時副ばね手段および主ばね手段により弁軸はプランジャ
側に付勢されているので、プランジャの摺動方向に応じ
て弁軸が一体的に摺動する。
《実施例》 以下、この考案をその一実施例により図面を用いて詳
細に説明する。なお、図の右側は遮断時の弁閉止状態を
示し、左側は弁開放状態を示している。
図において、1はガス入口側Aと出口側Bを区画する
隔壁1aを内部に形成した弁ハウジング、2は弁ハウジン
グ1の下面に気密に固定されるプレートであり、プレー
ト2の下部にはソレノイド3が固定され、上部側にはス
ペーサー4を介して前記隔壁1aに設けた取付穴に嵌合固
定されるノズル部としての主ノズル5と、この主ノズル
5に離接可能に当接する弁体としての主弁6と、主弁6
の中心に形成されたノズル部としての副ノズル部6aに離
接可能に当接する弁体としての副弁7と、副弁7に上端
を連繋し、下部側を前記ソレノイド3の内筒部としての
中心孔11aに摺動可能に挿通された弁軸8と、一端を副
弁7に懸架され、他端を前記プレート2上に突出する取
付ネジ部9に懸架された引張りバネからなる主ばね手段
としての主スプリング10を備えており、この主スプリン
グ10により副弁7は常時プランジャ12側に付勢されてい
る。
また、前記副弁7の上部側は筒状となっており、この
筒状部7aは副ノズル部6aを貫通し、その突出端外周に設
けたフランジ6bを介して前記主弁6に連繋している。
前記ソレノイド3は、逆アンビル形ソレノイドであっ
て、上部中心にアンビル11を固定し、下部にプランジャ
12を摺動可能に挿通したスリーブ13と、スリーブ13を嵌
合したボビン14と、ボビン14の外周に巻回されたコイル
15と、ボビン14の下部側フランジ部にスペーサー16を介
して固定されたマグネット17と、コイル15の外周にあっ
て、下端をマグネット17に、上端を前記アンビル11に結
合したヨーク18とからなっている。
前記弁軸8の下端は、前記アンビル11の内筒部として
の中心孔11aを貫通して前記プランジャ12の上端に突き
当てられている。
一方、弁軸8の上端は、副弁7の内部に形成した空間
部7cに突出し、その突出先端外周に設けたフランジ19
と、空間部7cの天井面との間に圧縮バネからなる副ばね
手段としての副スプリング20を介在させてある。この結
果、弁軸8は常時プランジャ12側、すなわち下降側に付
勢され、また、主スプリング10により副弁7が下降する
ので、結果として弁軸8の下端は常時プランジャ12の上
端に接触した状態に保たれている。
なお、この副スプリング20のバネ圧は前記主スプリン
グ10のバネ圧や、プランジャの駆動力に比べて十分小さ
な値に設定されている。
次に以上の構成における遮断および復帰動作を説明す
る。
遮断状態においては、主スプリング10のバネ圧に抗し
て弁軸8が上昇し、副弁7を主弁6側に押し付け、副ノ
ズル部6aを閉鎖し、また主弁6を主ノズル5側に押し付
け、これを閉じている状態を示す。
この状態ではプランジャ12はマグネット17の磁力のみ
でアンビル11側に吸着され、前記弁軸8を突き上げて上
昇位置に保持しており、主スプリング10をそのバネ力に
抗して伸び切った状態とし、副スプリング20を圧縮状態
として主弁6および副弁7を閉鎖位置に保持している。
この状態からソレノイド3に復帰パルス信号が印加さ
れると、プランジャ12はアンビル11から離間して主スプ
リング10のバネ力により下降し、その結果、副弁7は下
降し、主弁6も共に下降させようとする。
しかし、その初期段階では、主弁5はガス入口側Aと
出口側Bとの差圧により遮断状態に維持され、副弁7の
みが下降し、主スプリング10との差圧に応じて副スプリ
ング20を撓めつつ副ノズル部6aを開き、この間からガス
が出口側Bに流通する。
そして、この状態はソレノイド3に対する復帰パルス
信号が停止した後にも行われ、主スプリング10のバネ圧
と、ガス出口側Aの背圧とが均衡し、ガスが下流側に流
通し、両側の差圧が解消されるにしたがって徐々に主ス
プリング10側のバネ圧が打ち勝つようになり、ついには
主弁6が副弁7とともに主ノズル5から離間し、完全に
主弁6を解放することになるのである。
なお、ガス下流側Bのガス機器が開いている状態で復
帰動作がなされた場合には、差圧が大のままを維持する
ので、副ノズル部6aがわずかに開くのみで主ノズル部4
は閉止状態を維持したままとなる。
《考案の効果》 以上実施例によって詳細に説明したように、この考案
によるガス遮断弁にあっては、従来のように弁軸とプラ
ンジャとがネジ結合のような結合形態を取らず、突き合
わせ接触なので、直線度が保たれ、プランジャの移動に
際しても、余分な摩擦の発生は少なく、ソレノイドも効
率よく作動する。また、復帰に際しては、主ばね手段と
副ばね手段の付勢と、移動摩擦が少ないことにより弁軸
はプランジャの動きに十分追従することができる。ま
た、高い加工精度は不要なので、低コストにできるなど
の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るガス遮断弁を示す断面説明図で
ある。 1……弁ハウジング 3……ソレノイド 5……ノズル部(主ノズル) 6……弁体(主弁) 6a……ノズル部(副ノズル部) 7……弁体(副弁) 8……弁軸 10……主ばね主段(主スプリング) 12……プランジャ 20……副ばね手段(副スプリング) A……ガス入口側 B……ガス出口側

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズル部に対向する弁体を先端に設けた弁
    軸と、この弁軸に連繋するソレノイドとを備えたガス遮
    断弁において、 前記ノズル部は主ノズルと副ノズル部とからなり、 前記弁体は前記主ノズルに対向しかつ前記副ノズル部が
    設けられた主弁と、この主弁に設けられた前記副ノズル
    部に対向するとともに前記主弁を開弁閉弁可能に保持す
    る副弁とからなり、 前記弁軸は先端に前記副弁が設けけられているととも
    に、前記ソレノイドの内筒部に摺動可能に挿通され、か
    つ前記ソレノイドに対する通電によって摺動するプラン
    ジャに後端を突き合わされており、 前記副弁と前記弁軸との間には常時前記弁軸を前記プラ
    ンジャ側に付勢する副ばね手段が設けられているととも
    に、前記副弁には常時この副弁を前記プランジャ側に付
    勢する主ばね手段が設けられていることを特徴としたガ
    ス遮断弁。
JP1989119989U 1989-10-13 1989-10-13 ガス遮断弁 Expired - Lifetime JPH085428Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989119989U JPH085428Y2 (ja) 1989-10-13 1989-10-13 ガス遮断弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989119989U JPH085428Y2 (ja) 1989-10-13 1989-10-13 ガス遮断弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0359567U JPH0359567U (ja) 1991-06-12
JPH085428Y2 true JPH085428Y2 (ja) 1996-02-14

Family

ID=31668082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989119989U Expired - Lifetime JPH085428Y2 (ja) 1989-10-13 1989-10-13 ガス遮断弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH085428Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7238067B2 (en) * 2005-04-11 2007-07-03 O'connor Brian J Variable area pump discharge system

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60108870U (ja) * 1983-12-28 1985-07-24 エヌオーケー株式会社 ガス遮断弁
JPH0718488B2 (ja) * 1985-06-19 1995-03-06 大阪瓦斯株式会社 遮断弁
JPS62110087A (ja) * 1985-11-06 1987-05-21 Aisin Seiki Co Ltd 切替弁装置
JPS62196976U (ja) * 1986-06-05 1987-12-15

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0359567U (ja) 1991-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW531617B (en) Solenoid for electromagnetic valve
US4534381A (en) Electromagnetic valve
JP2682854B2 (ja) 電磁動作弁
JPH071063B2 (ja) 電磁弁
JPH085428Y2 (ja) ガス遮断弁
JPH08270827A (ja) パイロットキック式電磁弁
JP3661117B2 (ja) 自己保持型ソレノイド
JP2001041340A (ja) 電磁弁
JPS643026Y2 (ja)
JPH0744870Y2 (ja) ガス遮断弁
JPS59133884A (ja) 電磁弁
JP3395236B2 (ja) ソレノイドバルブ
JP3075013B2 (ja) ガス遮断弁
JP2561669B2 (ja) 遮断弁における弁体のフロ−ティング機構
JPH0141987Y2 (ja)
JP2537662Y2 (ja) ガス遮断弁
JPH0723666Y2 (ja) 電磁開閉弁
JP2998432B2 (ja) 遮断弁
JP2556677Y2 (ja) 遮断弁
JP2559679Y2 (ja) 遮断弁
JPH0663576B2 (ja) ガス遮断弁
JPS608224Y2 (ja) ソレノイド弁
JP2886975B2 (ja) 遮断弁
JP2526341Y2 (ja) 遮断弁
JPS63198880U (ja)