JP2526341Y2 - 遮断弁 - Google Patents

遮断弁

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JP2526341Y2
JP2526341Y2 JP6116991U JP6116991U JP2526341Y2 JP 2526341 Y2 JP2526341 Y2 JP 2526341Y2 JP 6116991 U JP6116991 U JP 6116991U JP 6116991 U JP6116991 U JP 6116991U JP 2526341 Y2 JP2526341 Y2 JP 2526341Y2
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valve
shut
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solenoid
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JP6116991U
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哲彦 松島
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はガスメータなどに設け
られた遮断弁に係り、特に組立作業が容易な遮断弁に関
する。
【0002】
【従来の技術】ガスメータなどに使用される遮断弁は、
従来は例えば図7に示すように構成されていた。
【0003】図7において、ガス流路を上流側と下流側
に画成する弁座である主ノズル部1に対向して弁体であ
る主弁2が設けられている。主弁2の中央には副ノズル
部2aが開口して形成されており、副ノズル部2aに対
向して副弁3が設けられている。
【0004】副弁3は外周に螺旋溝が形成された弁本体
部3aと、弁本体部3aの先端に同心上に設けられ副ノ
ズル部2a内に遊嵌された軸部3bと、軸部3bの先端
に同心上に螺着された係止部材であるフランジ部4と、
弁本体部3a及び軸部3b内の中心に形成された空間部
3cとからなっている。また弁本体部3aの主弁2に対
向する面には弁ゴム5が設けられている。そして空間部
3C内に弁軸6の先端が挿通され、弁軸6の先端近傍の
外周に圧嵌めしたEリング7と空間部2cの内奥部との
間に第一の圧縮コイルスプリング8が装着されていて、
副弁3を弁軸6に対して常時矢印Aで示す方向に前進付
勢している。また空間部3cの後部開口はカバープレー
ト9で閉塞されている。
【0005】一方、遮断弁のハウジング10の主ノズル
部1に対向する位置には開口部10aが形成されてお
り、開口部10aにはハウジング10の内外を気密に仕
切るプレート11が取り付けられている。そしてプレー
ト11の外側部には主ノズル部1と同心上にソレノイド
12が設けられている。
【0006】ソレノイド12は中心に軸方向に設けられ
た管状のスリーブ13と、スリーブ13の外周にボビン
14を介して巻袋されたコイル15と、コイル15の外
周を被覆するヨーク16とからなっている。スリーブ1
3内の上部には固定鉄芯であるアンビル17が、0リン
グ18を介して気密に固定されており、アンビル17の
上端はヨーク16及びプレート11を貫通してハウジン
グ10内に突出している。そしてアンビル17は突出端
に螺着された固定手段であるナット19によりプレート
11に固定されている。またボビン14の上部の延設端
もねじ20によりプレート11に固定されており、アン
ビル17がプレート11を貫通する部分は、Oリング2
1によって気密にシールされている。さらにスリーブ1
3の下部外周にはマグネット22を介してヨーク16に
接続された中間プレート23が設けられている。
【0007】アンビル17の中心には軸方向に貫通孔が
形成されており、この貫通孔内には弁軸6が擢動可能に
挿通されている。また弁軸6がアンビル17の下端から
突出する一端には可動鉄心であるプランジャ24が固定
されている。
【0008】一方、プレート11の内側には支持ロッド
25を介して支持プレート26がプレート11に平行に
固定されており、支持プレート26はハウジング10の
上壁10aに密着している。そして主ノズル部1は上壁
10a及び支持プレート26に同心上に形成された開口
部に、Oリング27を介して気密に保持されている。ま
た、フランジ部4と主弁2との間には同心上に円筒状の
第二の圧縮コイルスプリング28が装着されている。さ
らに副弁3の弁本体部3aの外周に形成された螺旋溝に
は付勢手段である引張りコイルスプリング29の一端が
係止されており、引張りコイルスプリング29の他端は
ナット19の外周にねじ込み固定されている。なお、図
2の左半分は弁開状態を示し、右半分は弁閉状態を示
す。
【0009】上記の構成において、ソレノイド12に通
電されておらずプランジャ24が待機位置にあるとき
は、主弁2は引張りコイルスプリング29の付勢力によ
り主ノズル部1から離脱しており、開弁している。この
状態でソレノイド12に遮断パルスが印加されると、プ
ランジャ24は弁軸6とともに引張りコイルスプリング
29の付勢力に抗して矢印A方向に移動し、主弁2は主
ノズル部1に当接して閉弁する。このとき副弁3は圧縮
コイルスプリング8,28の付勢力により副ノズル部2
aに当接して流路を遮断し、その状態に自己保持され
る。
【0010】ソレノイド12に復帰パルスが印加される
と、プランジャ24は引張りコイルスプリング29の付
勢力及び自重などによって後退動作を行ない、当初は副
弁3のみが副ノズル部2aから離間する。そしてガス流
路の上流側と下流側の差圧を解消した後主弁2も主ノズ
ル部1から離間し、流路を完全に開いた状態で元の位置
に戻り、自己保持される。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うに構成された従来の遮断弁によると、ソレノイド12
と主弁2及び副弁3とを組み付ける前に、ナット19に
よりアンビル17をプレート11に強固に締結する必要
がある。そして締結後に引張りスプリング29の下端を
ナット19の外周の溝に手作業で嵌合装着している。こ
のため自動組立のラインの途中に手作業の工程が必要と
なり、ラインの流れの上でネックとなる。
【0012】また引張りスプリング29の下端が嵌合し
ているナット19の部分が小さいため、スプリング29
を確実に保持することができず、離座が発生するおそれ
もあった。
【0013】従ってこの考案の目的は、上述した問題点
を解消すべくなされたもので、組立ラインのラインバラ
ンスを平均化することができ、付勢手段の端部を確実に
保持することのできる遮断弁を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案は、流体通路中に設けられた弁座と、この
弁座に対向して設けられ弁軸に支持された弁体と、この
弁体を前記弁座から離間する方向に付勢する付勢手段
と、前記弁体を前記弁軸を介して進退駆動するソレノイ
ドとを備えた遮断弁において、前記ソレノイドの固定鉄
心を前記流体通路に固定する固定手段と、この固定手段
の外周に取り付けられ前記付勢手段の一端を係止する係
止手段とを設けたことを特徴としている。
【0015】
【作用】上記構成の遮断弁によると、ソレノイドの固定
鉄心を流体通路に固定する固定手段と、付勢手段の一端
を係止する係止手段とを分離することができる。従って
弁体と付勢手段と係止手段とを組立主ラインから外して
別ラインで組み立てた後、組み立てられた弁体などを組
立主ライン上で係止手段を介して固定手段に取り付ける
ことにより、組立主ラインのラインバランスを平均化さ
せることができる。また付勢手段の一端を係止手段によ
って確実に係止することもできる。
【0016】
【実施例】以下、この考案の遮断弁の一実施例を図面を
参照して説明する。
【0017】図1乃至図6にこの実施例の構成を示す。
図1において、図7に示す従来例の部分に対応する部分
には同一符号を付して示し、その説明を適宜省略する。
この実施例の特徴はナット19に引張りコイルスプリン
グ29の下端を係止する係止手段であるスプリング支え
30を設けた点にある。ナット19は図2及び図3に示
すようにほぼ円筒状に形成されており、外周の一部には
軸方向に平行な切欠面19aが設けられている。また外
周の上部には同心状に溝部19bが形成されており、内
周面には内径ねじ19cが設けられている。そして内径
ねじ19cをアンビル17の上端外周に設けられた外径
ねじに螺合させて、アンビル17をプレート11に固定
している。
【0018】またスプリング支え30は図4乃至図6に
示すようにほぼ円環状に形成されており、スプリング支
え30の内周には弾性変形可能な一対の瓜部30aが突
出して設けられている。また外周には3個の突起部30
bが等配に形成されている。そしてナット19の外周に
スプリング支え30の内周を嵌合圧入することにより瓜
部30aが溝部19bに係合し、軸方向の移動が係止さ
れる。また引張りスプリング29の下端をスプリング支
え30の突起部30bに係止することにより、引張りス
プリング29はスプリング支え30に確実に係止され
る。
【0019】この実施例によれば、アンビル17をプレ
ート11に固定する手段であるナット19と、引張りス
プリング29の下端を係止する手段であるスプリング支
え30とを分離して構成したので、主弁2、副弁3、フ
ランジ4、スプリング支え30及びスプリング28,2
9の組み込みを自動組立主ラインから外して副ラインで
行うことができる。そして組み込まれたものを主ライン
上に移し、スプリング支え30をナット19に圧入する
ことによりワンタッチで係止することができる。
【0020】この結果ラインバランスが平均化され生産
性を向上することができる。また引張りスプリング29
の下端はスプリング支え30の突起部30bに確実に係
止されるので、引張りスプリング29の離座の発生を防
止することができる。
【0021】なお、スプリング支え30に設けられた瓜
部30a及び突起部30bの数はそれぞれ2個及び3個
に限定されるものではない。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、ソレノイドの固定鉄心を流体通路に固定する固定手
段と、付勢手段の一端を係止する係止手段とを分離して
構成したので、弁体の組み込みを別ラインで行うことが
でき、自動組立主ラインのラインバランスを平均化する
ことができ、生産性を向上することができる。また付勢
手段の一端が係止手段により確実に係止されるので、付
勢手段の離座の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の遮断弁の一実施例の構成を示す断面
説明図。
【図2】図1のナットの構成を示す一部断面正面図。
【図3】図1の平面図。
【図4】図1のスプリング押えの構成を示す平面図。
【図5】図4の正面図。
【図6】図5の縦断面図。
【図7】従来の遮断弁の一例の構成を示す断面説明図。
【符号の説明】
1 弁座(主ノズル部) 2 弁体(主弁) 2a 弁座(副ノズル部) 3 弁体(副弁) 6 弁軸 12 ソレノイド 17 固定鉄心(アンビル) 19 固定手段(ナット) 29 付勢手段(引張りコイルスプリング) 30 係止手段(スプリング支え)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体通路中に設けられた弁座と、この弁
    座に対向して設けられ弁軸に支持された弁体と、この弁
    体を前記弁座から離間する方向に付勢する付勢手段と、
    前記弁体を前記弁軸を介して進退駆動するソレノイドと
    を備えた遮断弁において、 前記ソレノイドの固定鉄心を前記流体通路に固定する固
    定手段と、この固定手段の外周に取り付けられた前記付
    勢手段の一端を係止する係止手段とを設けたことを特徴
    とする遮断弁。
JP6116991U 1991-08-02 1991-08-02 遮断弁 Expired - Lifetime JP2526341Y2 (ja)

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JPH0512866U JPH0512866U (ja) 1993-02-19
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