JP3706441B2 - 比例電磁弁 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、理・美容用椅子などの油圧作動装置に使用される比例電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、理・美容用椅子などの油圧作動装置に使用される電磁弁として、例えば、図4に示す構造のポペット形電磁弁が用いられている。そして、この電磁弁は、弁本体1に流入路2および流出路3を形成し、この弁本体1に螺合固着される電磁石4にコイル5の励磁で固定子6に吸引されるプランジャー7を進退自在に設け、このプランジャー7に弁本体1の流入路2および流出路3とを連通させる弁座部8を開閉する弁部9を設けている。そして、電磁石4のコイル5の励磁動作でプランジャー7を固定子6側に吸引し、このプランジャー7の弁部9が弁座部8から離反した状態で、流入路2および流出路3を連通させ、電磁石4のコイル5の非励磁動作でプランジャー7をスプリング10により固定子6から離反させた状態で、弁部9が弁座部8を閉塞するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
理・美容用椅子などの油圧作動装置を弁で制御する油量は1l/min 程度の小容量であり、図4に示す電磁弁では、プランジャー7の弁部9が弁座部8に接離して閉じまたは開動作となるため、小容量の油量の制御が困難であり、また、作動時の作動速度の制御ができず、作動起動時および起動停止時の衝撃が大きくなる問題を有している。
【0004】
この点、サーボ弁を用いて油圧作動装置を精緻に制御する構成が考えられるがが、製造コストが上昇する問題を有している。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、構造が簡単で、組み立て性が良好であり、また、作動速度の調整が容易で、油圧作動装置の作動起動時および起動停止時の衝撃が小さい、比例電磁弁を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の比例電磁弁は、流入路、流出路およびこれら流入路と流出路とを互いに連通させた弁挿通孔を形成した弁本体と、この弁本体の弁挿通孔に進退自在に挿通され、前記流入路と流出路とを連通、遮断する弁部を形成した弁棒と、コイル、このコイルの中心部に設けられた固定子、前記コイルの励磁で前記固定子側に吸引され軸芯部に貫通した挿通孔を設けこの挿通孔に前記弁棒を挿通固定したプランジャーを有し、前記弁本体に固着された電磁石と、前記プランジャーを固定子から離反する方向に付勢する第1のスプリングと、前記プランジャーを固定子に向けて付勢する第2のスプリングと、前記弁本体に嵌合され、前記弁挿通孔を形成するカラーと、前記弁本体に対して前記弁挿通孔と同芯状に進退可能に設けられた調節体と、この調節体と前記カラーとの間に張設された第3のスプリングとを具備し、前記弁本体は、前記弁挿通孔と同芯状に前記電磁石を螺合するねじ孔を備え、前記電磁石は、前記コイルに固着され、前記プランジャーを挿通する支承孔を形成し、かつ前記弁本体のねじ孔に螺合されるグランドねじ体と、このグランドねじ体の軸芯部に形成したねじ孔に螺合固着され、前記弁棒を挿通する通孔を設けたフランジとを備えたものである。
【0007】
そして、この構成では、第1のスプリングと第2のスプリングとのバランスで流入路と流出路とを遮断または連通状態を保持していた弁部を有するプランジャーが、電磁石のコイルの励磁で、第1のスプリングの付勢力に抗して固定子側に吸引され、弁棒が移動して、弁部が流入路と流出路とを連通または遮断する。また、電磁石のコイルの非励磁で、第1のスプリングの付勢力によりプランジャーは固定子から離反し、流入路と流出路とを連通または遮断状態に保持する。そして、弁棒の弁部での開閉制御のため、小流量の制御が容易で作動速度の制御が確実となり、起動時および起動停止時の衝撃が小さくなる。そして、弁本体と電磁石との組み立てに際しては、フランジにより、電磁石に組み込んだプランジャーが抜け外れることなく保持され、グランドねじ体を弁本体のねじ孔に螺合することにより、容易に組み立てられる。さらに、調節体を操作して進退させ、第2のスプリングの張力を調節することにより、弁部のラップ代などが容易に調整される。また、カラーは、第3のスプリングにより確実に保持される。
【0008】
請求項2記載の比例電磁弁は、請求項1記載の比例電磁弁において、弁棒の中間部にスプール弁部を形成し、弁本体の弁挿通孔の中間部に前記スプール弁部の軸方向長さ寸法に合せた寸法位置に流入路と流出路とを連通させたものである。
【0009】
そして、この構成では、弁本体の弁挿通孔の中間部に連通させた流入路と流出路とを、弁棒に形成したスプール弁部で連通遮断することにより、小流量の制御がより確実で作動速度の制御が確実となる。
【0010】
請求項3記載の比例電磁弁は、請求項2記載の比例電磁弁において、弁棒は、プランジャーの挿通孔に挿通固定されるシャフト部と、弁本体の弁挿通孔に進退自在に挿通されスプール弁部を形成したスプール弁棒部とに分離され、このシャフト部の端部とスプール弁部の端部とを当接したものである。
【0011】
そして、この構成では、弁棒を、電磁石に組み込まれるシャフト部と、弁本体に組み込まれるスプール弁棒部とに分割したので、組み立て性が良好となる。
【0012】
請求項4記載の比例電磁弁は、請求項3記載の比例電磁弁において、弁棒のシャフト部は、プランジャーに一体に形成されたものである。
【0013】
そして、この構成では、部品点数が削減され、製造コストが低減される。
【0014】
請求項5記載の比例電磁弁は、請求項1ないし4いずれか記載の比例電磁弁において、電磁石の固定子の軸芯部には、案内孔が設けられ、この案内孔には、プランジャーから突出した弁棒の突出部が進退自在に挿通されたものである。
【0015】
そして、この構成では、プランジャーおよび弁棒が安定して進退するとともに、案内孔と突出部との当接により、プランジャーの移動範囲が規制され、プランジャーが固定子に吸着されることが抑制される。
【0016】
請求項6記載の比例電磁弁は、請求項1ないし5いずれか記載の比例電磁弁において、固定子には、プランジャーの端部に対向して、非磁性体からなるスペーサが設けられたものである。
【0017】
そして、この構成では、非磁性体からなるスペーサにより、プランジャーが固定子に吸着されることが抑制され、プランジャーをこのスペーサに当接してプランジャーの移動範囲を規制することが可能になる。そこで、弁棒の突出部および固定子の案内孔などを省略することが可能になり、構造が簡略化される。
【0018】
請求項7記載の比例電磁弁は、請求項1ないし6いずれか記載の比例電磁弁において、調節体と弁棒との間に第2のスプリングが張設されたものである。
【0019】
そして、この構成では、調節体を操作して進退させ、第2のスプリングの張力を調節することにより、弁棒のスプール弁部の中立位置が容易に調整される
【0020】
求項記載の比例電磁弁は、請求項1ないし7いずれか記載の比例電磁弁において、カラーは、弁本体に進退可能に螺合されたものである。
【0021】
そして、この構成では、カラーを操作して進退させることにより、弁挿通孔を形成するカラーの位置が容易に調整され、弁部のラップ代などが容易に調整される。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の比例電磁弁の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0023】
なお、図1は無励磁開型、すなわちノーマルオープン型弁を示している。
【0024】
そして、図1において、11は弁本体で、この弁本体11は、両側面に流入路12と流出路13とが上下に位置を偏位して開口形成されているとともに、この弁本体11の中心部には、上下方向にカラー嵌合孔14が形成され、さらに、このカラー嵌合孔14の上部には同芯状に拡径した凹部15が形成され、この凹部15の上部に同芯状に径大のねじ孔16が形成されている。
【0025】
また、弁本体11のカラー嵌合孔14の下部には、調節体嵌合凹部17が形成され、この調節体嵌合凹部17の下部には、すなわち、電磁石固定端面の反対側の端面に開口して、調節ねじ孔18が形成されている。
【0026】
また、弁本体11のカラー嵌合孔14には、略円筒状をなすカラー20が周面に複数のOリング21を介して液密に嵌合されている。そして、このカラー20の下端部には、径大部22が形成され、この径大部22が、カラー嵌合孔14の下端部に係合されている。さらに、このカラー20には、流入路12と流出路13とにそれぞれ連通した流入路23と流出路24とが形成されているとともに、この流入路23と流出路24とに連通して、弁挿通孔25が軸芯部に貫通形成されている。
【0027】
次に、30は弁本体11に固着される電磁石で、この電磁石30は、コイル31と、このコイル31を巻装したコイルボビン32の中心孔33に嵌合された固定子35と、コイル31の励磁で固定子35に吸引されるプランジャー36とを有している。そして、コイルボビン32の中心孔33に嵌挿したガイドチューブ37には、固定子35の下部が嵌挿固定され、このガイドチューブ37にプランジャー36が進退自在に嵌挿されている。さらに、この固定子35は、コイル31を上方から覆ったカバー38にねじ39にて固定されている。
【0028】
また、コイルボビン32の下部には、中心孔40を有する導磁性板41が当接され、この導磁性板41の下面に、ガイドチューブ37を支承孔42に嵌合固定した略環状をなすグランドねじ体43が取り付けられている。さらに、このグランドねじ体43の支承孔42の下部には、下部ねじ孔44が形成され、この下部ねじ孔44には、中心部に通孔45を形成したフランジ46の上部外周面に形成した小径ねじ部46a が螺合して固定されている。
【0029】
そして、弁本体11のねじ孔16にグランドねじ体43を螺合固着することにより、フランジ46が凹部15に配設される。また、このグランドねじ体43の下面には、弁本体11のねじ孔16の内端に当接して、液密を保持するOリング47が装着されている。
【0030】
さらに、電磁石30のプランジャー36の軸芯部に貫通した挿通孔48に、弁棒50を構成するシャフト部51を挿通固定する。そして、このシャフト部51の先端部は、プランジャー36から突出する突出部51a は固定子35の軸芯部に形成した案内孔52に進退自在に挿通される。また、このプランジャー36の挿通孔48の上部に形成した径大部49には、第1のスプリング53が嵌合される。そして、この第1のスプリング53は、このプランジャー36と固定子35との間に張設され、この第1のスプリング53が、このプランジャー36を固定子35から離反する方向に付勢するようになっている。
【0031】
また、弁棒50は、シャフト部51と、このシャフト部51とは分離されたスプール弁棒部54とにて形成されている。そして、このスプール弁棒部54は、シャフト部51の下面に当接するとともに、このスプール弁棒部54の中間部には、流入路23と流出路24との間隔寸法に合せた軸方向長さの部分を径小にしたスプール弁部55が形成され、このスプール弁部55により、弁挿通孔25に連通した流入路23と流出路24とが連通されるようになっている。すなわち、弁挿通孔25の中間部に、弁棒50に形成したスプール弁部55の軸方向長さ寸法に合せた寸法位置に、流入路23と、流出路24とが連通されている。
【0032】
また、弁本体11のカラー嵌合孔14の下部に形成した調節ねじ孔18には、調節体56が進退自在に螺合されている。そして、スプール弁棒部54の下部径小部58には、スプリング受け板59が嵌合され、このスプリング受け板59と調節体56との間に、スプール弁棒部54の下部径小部58に巻装された第2のスプリング60の両端が係止されている。そして、この第2のスプリング60にて、スプール弁棒部54はシャフト部51に当接する方向に付勢され、このシャフト部51にて、プランジャー36が固定子35に向って付勢されている。
【0033】
そして、これら第1のスプリング53と第2のスプリング60とのバランスにより、弁棒50のスプール弁棒部54の流入路23と流出路24との連通状態が保持されるようになっている。
【0034】
さらに、調節体56と、カラー20の下端部に形成した径大部22との間に、第2のスプリング60の外側に離間して巻装された第3のスプリング61の両端が係止されている。そして、この第3のスプリング61にて、カラー20が上側に押圧され、カラー20の径大部22が、カラー嵌合孔14の内端部に係合されて保持されている。
【0035】
次に、この実施の形態の動作を説明する。
【0036】
まず、電磁石30のコイル31の非励磁状態では、第1のスプリング53と第2のスプリング60とのバランスにより、弁棒50のスプール弁棒部54の流入路23と流出路24とが連通状態を保持している。そして、電磁石30のコイル31を励磁することにより、プランジャー36が第1のスプリング53の付勢力に抗して固定子35側に吸引され、このプランジャー36とともに弁棒50のシャフト部51が移動し、さらに、このシャフト部51に当接していたスプール弁棒部54は第2のスプリング60により付勢されながら移動し、スプール弁部55が流入路23を閉鎖し、この流入路23と流出路24との間との流路を次第に遮断する。このとき、流入路23と流出路24とはスプール弁棒部54の移動動作でスプール弁部55により油量が順次減少するため、この比例電磁弁に接続された油圧作動装置は衝撃を受けることなく円滑に停止する。
【0037】
また、電磁石30のコイル31の電流値を減少させて吸引力を弱めると、固定子35によるプランジャー36の吸引が解かれ、第1のスプリング53の付勢力によりプランジャー36は固定子35から離反し、弁棒50のシャフト部51も、電磁石30の吸引力と第2のスプリング60の反力との和と第1のスプリング53の反力とがバランスする位置まで移動し、スプール弁部55は流入路23と流出路24とを連通状態にする。このとき、流入路23と流出路24とはスプール弁棒部54の移動動作でスプール弁部55により油量が順次増加するため、油圧作動装置は、衝撃を受けることなく円滑に増速される。
【0038】
このように、本実施の形態によれば、スプール弁棒部54のスプール弁部55での開閉制御のため、小流量の制御が容易で作動速度の制御が確実となり、起動時および起動停止時の衝撃を小さくすることができる。
【0039】
また、弁本体11と電磁石30との組み立てに際しては、電磁石30のコイルボビン32に嵌挿したガイドチューブ37には固定子35の下部が嵌挿固定され、このガイドチューブ37にプランジャー36が進退自在に嵌挿され、固定子35はカバー38にねじ39にて固定され、ガイドチューブ37を支承孔42に嵌合固定したグランドねじ体43の支承孔42の下部ねじ孔44に中心部に通孔45を形成したフランジ46の小径ねじ部46a が螺合固定されているので、弁本体11のねじ孔16にグランドねじ体43を螺合固着することにより、弁本体11に電磁石30を取り付けできる。そして、このときに、プランジャー36はフランジ46にて抜け止め保持され、組み立てが容易となる。
【0040】
また、調節体56の回動操作による調節で第2のスプリング60の張力を調節することにより、弁棒50のスプール弁棒部54のスプール弁部55の中立位置を容易に調整できる。
【0041】
また、弁棒50を、電磁石30に組み込まれるシャフト部51と、弁本体11に組み込まれるスプール弁棒部54とに分割したため、組み立て性が良好となる。また、第3のスプリング61によりカラー20を弁本体11のカラー嵌合孔14の所定位置に確実に保持することができる。
【0042】
なお、上記の実施の形態では、無励磁開型の構成について説明したが、弁棒50のスプール弁部55の部品の交換により、無励磁開型(ノーマルオープン)と無励磁閉型(ノーマルクローズ)との構成を選択することができる。
【0043】
次に、第2の実施の形態の構造を図2に基づいて説明する。なお、図2は無励磁閉型、すなわちノーマルクローズ型のポペット弁を示している。また、以下、第1の実施の形態と同様の部分については同一の符号を付して説明する。
【0044】
そして、図1に示す第1の実施の形態では、スプール弁形の比例電磁弁の構造を採用したが、この第2の実施の形態は、ポペット弁形の比例電磁弁の構造を採用したものである。
【0045】
また、弁棒50は、電磁石30に組み込まれるシャフト部51と弁本体11に組み込まれるポペット弁部65を形成したスプール弁棒部54とを一体に形成している。
【0046】
そして、弁本体11の両側面には、流入路12と流出路13とが上下に位置を偏位して開口形成され、この弁本体11の中心部には、流入路12と流出路13とに連通する弁挿通孔25が形成され、この弁挿通孔25と流出路13との連通部が弁座部66を形成している。また、弁本体11には、この弁挿通孔25の上部に位置して、同芯状に拡径した凹部15が形成され、この凹部15の上部に同芯状に、径大なねじ孔16が形成されている。
【0047】
また、弁本体11に固着される電磁石30は、コイル31と、このコイル31を巻装したコイルボビン32の中心孔33に嵌合された固定子35と、コイル31の励磁で固定子35に吸引されるプランジャー36とを有している。そして、コイルボビン32の中心孔33に嵌挿したガイドチューブ37には、固定子35の下部が嵌挿固定され、このガイドチューブ37にプランジャー36が進退自在に嵌挿されている。さらに、この固定子35はコイル31を上方から覆ったカバー38にねじ39にて固定されている。
【0048】
また、コイルボビン32の下部に中心孔40を有する導磁性板41が当接され、この導磁性板41の下面にガイドチューブ37を支承孔42に嵌合固定したグランドねじ体43が取り付けられ、このグランドねじ体43の支承孔42の下部ねじ孔44に中心部に通孔45を形成したフランジ46の小径ねじ部46a が螺合固定されている。
【0049】
そして、弁本体11のねじ孔16にグランドねじ体43を螺合固着することにより、フランジ46は凹部15に配設される。また、このグランドねじ体43の下面には弁本体11のねじ孔16の内端に当接して液密を保持するOリング47が装着されている。
【0050】
そして、電磁石30のプランジャー36の軸芯部に貫通した挿通孔48に弁棒50のシャフト部51を挿通固定し、このシャフト部51のプランジャー36から突出した突出部51a を固定子35の軸芯部に形成した案内孔52に進退自在に挿通し、このプランジャー36の挿通孔48の上部に形成した径大部49に第1のスプリング53を嵌合し、この第1のスプリング53をこのプランジャー36と固定子35との間に張設することにより、この第1のスプリング53が、このプランジャー36を固定子35から離反する方向に付勢するようになっている。
【0051】
また、このプランジャー36の挿通孔48の下部に形成した径大部67に、第2のスプリング60を嵌合し、この第2のスプリング60を、このプランジャー36とフランジ46との間に張設することにより、この第2のスプリング60は、プランジャー36を固定子35に向かう方向に付勢するようになっている。
【0052】
また、弁棒50のシャフト部51の下部に一体に形成したスプール弁棒部54の下端には、弁座部66に接離して流入路12と流出路13とを遮断、連通する円錐状のポペット弁部65が形成されている。
【0053】
そして、この第1のスプリング53は、第2のスプリング60より強い張力を有している。
【0054】
なお、弁棒50は、弁本体11の弁挿通孔25の上部に嵌合したブッシュ69により、液密を保持するようになっている。
【0055】
次に、この第2の実施の形態の動作を説明する。
【0056】
電磁石30のコイル31の非励磁状態では、第1のスプリング53と第2のスプリング60とのバランスにより、弁棒50のスプール弁棒部54のポペット弁部65が弁座部66に接触して、流入路12と流出路13とを遮断状態に保持している。そして、電磁石30のコイル31を励磁すると、第1のスプリング53の付勢力に抗して固定子35側にプランジャー36が吸引され、弁棒50のシャフト部51がプランジャー36とともに移動し、シャフト部51と一体の弁棒部54は第2のスプリング60により付勢されながら移動し、ポペット弁部65が弁座部66から離間し、流入路12と流出路13とを弁挿通孔25を介して連通させる。
【0057】
このとき、流入路12と流出路13とは弁棒部54の移動動作でポペット弁部65により油量が順次増加するため、油圧作動装置は衝撃を受けることなく円滑に増速される。
【0058】
また、電磁石30のコイル31の非励磁で、固定子35はプランジャー36の吸引が解かれ、第1のスプリング53の付勢力によりプランジャー36は固定子35から離反し、弁棒50のシャフト部51も移動し、このシャフト部51がポペット弁部65を第2のスプリング60に抗して押圧し、ポペット弁部65は弁座部66に接触し、流入路12と流出路13とを遮断状態にする。このとき、流入路12と流出路13とはスプール弁棒部54の移動動作でポペット弁部65により油量が順次減少するため、油圧作動装置は衝撃を受けることなく円滑に停止される。
【0059】
このように、ポペット弁部65での開閉制御のため、小流量の制御が容易で作動速度の制御が確実となり、起動時および起動停止時の衝撃を小さくできる。
【0060】
また、弁本体11と電磁石30との組み立てに際しては、上記の実施の形態と同様に、電磁石30のコイルボビン32に嵌挿したガイドチューブ37に、固定子35を嵌挿固定し、このガイドチューブ37にプランジャー36を進退自在に嵌挿し、固定子35をカバー38にねじ39にて固定し、ガイドチューブ37をグランドねじ体43の支承孔42に嵌合固定し、このグランドねじ体43の下部ねじ孔44に、中心部に通孔45を形成したフランジ46の小径ねじ部46a が螺合固定されているので、弁本体11のねじ孔16にグランドねじ体43を螺合固着することにより、弁本体11に電磁石30が取り付けできる。そして、このときに、プランジャー36はフランジ46にて抜け止め保持され、容易に組み立てることができる。
【0061】
なお、上記の各実施の形態では、プランジャー36と弁棒50とを別体として形成したが、弁棒50の全体あるいはシャフト部51を、プランジャー36に一体に形成することもできる。
【0062】
例えば、図3に示す第3の実施の形態では、図1に示す第1の実施の形態に替えて、プランジャー36の下部に、弁棒50のシャフト部51を一体に突設しており、部品点数を削減し、製造コストを低減できるとともに、シャフト部51をプランジャー36の軸芯に正確に位置合わせすることができる。
【0063】
また、この第3の実施の形態では、電磁石30の固定子35に案内孔52を形成せず、固定子35の下面にプランジャー36の上端面に対向してスペーサ71を設け、このスペーサ71をプランジャー36当接させて、プランジャー36および弁棒50の移動範囲を規制する、すなわちストローク管理を行うとともに、芯ずれを抑制している。そこで、この構成では、電磁石30の固定子35に案内孔52を形成する必要がなく、また、弁棒50のシャフト部51をプランジャー36の上部に突出する必要がないため、構造を簡略化し、製造コストを低減することができる。さらに、この構成においては、スペーサ71を非磁性体で形成することにより、プランジャー36が固定子35に吸着することを抑制し、プランジャー36を円滑に動作させることができる。なお、この構成では、スペーサ71とプランジャー36の径大部49との間に第1のスプリング53が配置されているが、この径大部49の深さ寸法を大きくすることにより、スプリング圧縮時の荷重安定性を向上することができる。また、弁棒50のスプール弁棒部54の上下端面には、スプール弁棒部54を加工する際に両端部を支持するため、図示しない穴部が形成されている。
【0064】
さらに、この第3の実施の形態では、第3のスプリング61を用いず、カラー20には、調節体56と同様のカラー調節部73が一体に形成され、一部を弁本体11の下側に突出する状態で、弁本体11の調節ねじ孔18に螺合されている。そこで、この構成では、治具などを用い、このカラー調節部73を回転操作することにより、カラー20を進退させ、弁棒50などに対して、流入路23と流出路24との位置を容易に微調整することができる。そこで、カラー20の組み込み後に、スプール弁棒部54の開閉動作時のラップ代などを容易に調整でき、弁の動作特性を向上できるとともに、成形精度を必要以上に高める必要がなくなり、製造コストを低減することができる。なお、このカラー調節部73は、ロックナットなどを用いて固定することもでき、あるいは、調整後に接着剤などを用いて固定することもできる。また、このカラー調節部73の外周部には、Oリング74が嵌着され、弁本体11に対して液密に保持されている。
【0065】
また、この第3の実施の形態では、調節体56は、径寸法が小さく形成され、カラー調節部73の内側に螺合して保持されているとともに、外周部に嵌着したOリング76により、カラー調節部73に対して液密に保持されている。また、この調節体56についても、第2のスプリング60を保持する深さ寸法を大きくすることにより、スプリング圧縮時の荷重安定性を向上することができる。
【0066】
【発明の効果】
請求項1記載の比例電磁弁によれば、小流量の制御が容易で作動速度の制御が確実となり、起動時および起動停止時の衝撃を小さくできる。そして、弁本体と電磁石との組み立てに際しては、フランジにより、電磁石に組み込んだプランジャーが抜け外れることなく保持でき、グランドねじ体を弁本体のねじ孔に螺合することにより、容易に組み立てることができる。さらに、調節体を多少進退させても、第3のスプリングの張力によって、カラーを弁本体の所定位置に確実に保持することができる。
【0067】
請求項2記載の比例電磁弁によれば、請求項1記載の効果に加え、弁棒の中間部に流入路と流出路とを連通させるスプール弁部を形成することにより、小流量の制御をより確実にし、作動速度の制御を確実にできる。
【0068】
請求項3記載の比例電磁弁によれば、請求項2記載の効果に加え、弁棒を、電磁石に組み込まれるシャフト部と、弁本体に組み込まれるスプール弁棒部とに分割したため、組み立て性を良好にし、製造コストを低減することができる。
【0069】
請求項4記載の比例電磁弁によれば、請求項3記載の効果に加え、弁棒のシャフト部を、プランジャーに一体に形成することにより、部品点数を削減し、製造コストを低減することができる。
【0070】
請求項5記載の比例電磁弁によれば、請求項1ないし4いずれか記載の効果に加え、電磁石の固定子の軸芯部に、案内孔を設け、この案内孔に、プランジャーから突出した弁棒の突出部を進退自在に挿通することにより、プランジャーおよび弁棒を安定して進退できるとともに、案内孔と突出部との当接により、プランジャーの移動範囲を規制し、プランジャーが固定子に吸着されることを抑制することができる。
【0071】
請求項6記載の比例電磁弁によれば、請求項1ないし5いずれか記載の効果に加え、固定子に、プランジャーの端部に対向して、非磁性体からなるスペーサを設けることにより、プランジャーが固定子に吸着されることを抑制し、プランジャーをこのスペーサに当接してプランジャーの移動範囲を規制することができる。そこで、弁棒の突出部および固定子の案内孔などを省略することが可能になり、構造を簡略化して、製造コストを低減することができる。
【0072】
請求項7記載の比例電磁弁によれば、請求項1ないし6いずれか記載の効果に加え、調節体を操作して進退させ、第2のスプリングの張力を調節することにより、弁棒のスプール弁部の中立位置を容易に調整することができる。そこで、弁の特性を容易に調整できるとともに、製造を容易にして、製造コストを低減することができる
【0073】
求項記載の比例電磁弁によれば、請求項1ないし7いずれか記載の効果に加え、カラーを、弁本体に進退可能に螺合したため、カラーを操作して進退させることにより、弁挿通孔を形成するカラーの位置を容易に調整でき、弁部のラップ代などを容易に調整でき、弁の特性を容易に調整できるとともに、製造を容易にして、製造コストを低減することができる。また、カラーは、螺合により弁本体に確実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態を示す比例電磁弁の縦断面図である。
【図2】 本発明の第2の実施の形態を示す比例電磁弁の縦断面図である。
【図3】 本発明の第3の実施の形態を示す比例電磁弁の縦断面図である。
【図4】 従来の比例電磁弁の縦断面図である。
【符号の説明】
11 弁本体
12,23 流入路
13,24 流出路
16 ねじ孔
20 カラー
25 弁挿通孔
30 電磁石
31 コイル
35 固定子
36 プランジャー
42 支承孔
43 グランドねじ体
44 ねじ孔
45 通孔
46 フランジ
48 挿通孔
50 弁棒
51 シャフト部
52 案内孔
53 第1のスプリング
54 スプール弁棒部
55 スプール弁部
56 調節体
60 第2のスプリング
61 第3のスプリング
71 スペーサ

Claims (8)

  1. 流入路、流出路およびこれら流入路と流出路とを互いに連通させた弁挿通孔を形成した弁本体と、
    この弁本体の弁挿通孔に進退自在に挿通され、前記流入路と流出路とを連通、遮断する弁部を形成した弁棒と、
    コイル、このコイルの中心部に設けられた固定子、前記コイルの励磁で前記固定子側に吸引され軸芯部に貫通した挿通孔を設けこの挿通孔に前記弁棒を挿通固定したプランジャーを有し、前記弁本体に固着された電磁石と、
    前記プランジャーを固定子から離反する方向に付勢する第1のスプリングと、
    前記プランジャーを固定子に向けて付勢する第2のスプリングと
    前記弁本体に嵌合され、前記弁挿通孔を形成するカラーと、
    前記弁本体に対して前記弁挿通孔と同芯状に進退可能に設けられた調節体と、
    この調節体と前記カラーとの間に張設された第3のスプリングとを具備し、
    前記弁本体は、前記弁挿通孔と同芯状に前記電磁石を螺合するねじ孔を備え、
    前記電磁石は、前記コイルに固着され、前記プランジャーを挿通する支承孔を形成し、かつ前記弁本体のねじ孔に螺合されるグランドねじ体と、このグランドねじ体の軸芯部に形成したねじ孔に螺合固着され、前記弁棒を挿通する通孔を設けたフランジとを備えた
    ことを特徴とする比例電磁弁。
  2. 弁棒の中間部にスプール弁部を形成し、弁本体の弁挿通孔の中間部に前記スプール弁部の軸方向長さ寸法に合せた寸法位置に流入路と流出路とを連通させた
    ことを特徴とする請求項1記載の比例電磁弁。
  3. 弁棒は、プランジャーの挿通孔に挿通固定されるシャフト部と、弁本体の弁挿通孔に進退自在に挿通されスプール弁部を形成したスプール弁棒部とに分離され、
    このシャフト部の端部とスプール弁部の端部とを当接した
    ことを特徴とする請求項2記載の比例電磁弁。
  4. 弁棒のシャフト部は、プランジャーに一体に形成された
    ことを特徴とする請求項3記載の比例電磁弁。
  5. 電磁石の固定子の軸芯部には、案内孔が設けられ、
    この案内孔には、プランジャーから突出した弁棒の突出部が進退自在に挿通された
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の比例電磁弁。
  6. 固定子には、プランジャーの端部に対向して、非磁性体からなるスペーサが設けられた
    ことを特徴とする請求項1ないし5いずれか記載の比例電磁弁。
  7. 調節体と弁棒との間に第2のスプリングが張設された
    ことを特徴とする請求項1ないし6いずれか記載の比例電磁弁。
  8. ラーは、弁本体に進退可能に螺合された
    ことを特徴とする請求項1ないし7いずれか記載の比例電磁弁。
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