JP2002317875A - ガスメータ用双方向遮断弁 - Google Patents

ガスメータ用双方向遮断弁

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁荷重を小さくしてシール性を確保し、弁漏
れをなくす。開弁時の電力を低減し、ガスメータの消費
電力を減らす。 【解決手段】 弁ゴム10AはNBR製で、周縁部は薄
いリップ状に形成されている。このリップ状部分が閉弁
時に撓んで弁座面2aに接地し、ガスをシールする。弁
座2Aの円周の一部に傾斜面2cからなる切欠がある。
開弁時にはこの切欠による接地面積小の部分2d辺りの
弁ゴム10Aが先ず離れて、容易に開弁動作に入る。 【効果】 スプリング12Aの荷重が小さくても、弁ゴ
ム10Aのリップ状部分が弁座面2aに密着してシール
性を良くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は安全機能付ガスメー
タに用いる双方向遮断弁に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス使用時における様々な異常使用状態
が内蔵のマイコンにプログラムされており、流量異常や
長時間にわたるガスの異常使用が発生すると、マイコン
が判断して、直ちにガスを遮断する安全機能付ガスメー
タ(単にマイコンメータともいう)が広く用いられてい
る。遮断弁はいわゆる自己保持型電磁弁が使われてい
て、一時的に駆動電流を流すと閉弁してガスの供給を遮
断し、駆動電流を断ったあと、スプリングの力で閉弁状
態を保持する。そして、逆方向の駆動電流を流すと開弁
して、駆動電流を断ったあと、マグネット(永久磁石)
の磁力で開弁状態を保持する。このように、電気的に閉
弁方向と開弁方向への両方向の作動ができるので、双方
向遮断弁と呼ばれている。なお、大型のガスメータで
は、電磁弁ではなく電動弁が用いられるが、双方向作動
できる点は電磁弁と同じである。
【0003】図9にこの種の双方向遮断弁(以下、単に
遮断弁という)で構造が電磁弁のものを示す。1はガス
メータの上ケースの一部分を構成する遮断弁取付部で、
この遮断弁取付部1に弁座2が一体的に形成されてい
る。遮断弁取付部1にパッキン3を介してホルダ4が取
付ネジ5で固着されている。ホルダ4にはコイル6を巻
いたボビン7が装着されている。図は閉弁状態を示す。
プランジャ(可動鉄心)8はコア(固定鉄心)9から離
れて図示左方の位置にある。このとき、弁ゴム10は弁
フレーム11とともに第1のスプリング12により図示
左方に付勢されて、弁座2に押圧されて密着し閉弁状態
にある。第2のスプリング13は、プランジャ8の小径
部8aに嵌装された第1のスプリングホルダ14と、前
記弁ゴム10の中央部左側面に当接した第2のスプリン
グホルダ15との間に装架され、プランジャ8を図示左
方に付勢して、プランジャ8を図示の位置に保持してい
る。16はプランジャ8の小径部8aの左端部に嵌合し
たEリングで、第1のスプリングホルダ14の抜け止め
である。なお、図の状態で、第2のスプリング13の荷
重(ばね力)は第1のスプリング12の荷重(ばね力)
よりも小さい。
【0004】図示の閉弁状態のときには、ガスメータの
図示されてない入口に連通する1次側17のガス圧が、
ガスメータの図示されてない計量室に連通する2次側1
8のガス圧よりガス供給圧分だけ高い値にあって、この
圧力差による分と、第1のスプリング12による付勢力
とで弁ゴム10が弁座2に押し付けられている。この閉
弁状態から開弁するには、コイル6に一時的に駆動電流
を流すと、プランジャ8がコア9に吸引され、先ず弱い
力の第2のスプリング13に抗してわずかに図示右方に
移動してプランジャの段部8bが弁ゴム10の面10a
から右方に離れる(図10参照)。すると、弁ゴム10
の内径とプランジャ8の外径との間の隙間を通って、1
次側17から2次側18へと矢印Aのようにガスが流れ
て弁ゴム10にかかっていた前記圧力差が小さくなる。
そこで、プランジャ8は第1のスプリング12に抗して
一気に右方へ移動して、弁ゴム10が弁座2から離れ、
プランジャ8の右端がコア9に吸着されて、開弁状態が
保持される。19はマグネット(永久磁石)で、駆動電
流を断ったあとの開弁状態を保持する(図11参照)。
開弁状態では1次側17から2次側18へ矢印Bで示す
ようにガスが流れる。
【0005】開弁状態にあるときに、前記開弁駆動時と
逆向きの駆動電流を一時的にコイル6に流すと、マグネ
ット19による保持力が解除されて、プランジャ8、弁
フレーム11及び弁ゴム10等が第1のスプリング12
の付勢力で図示左方に移動して弁ゴム10が弁座2に押
圧されて閉弁する。プランジャ8の段部8bは弁ゴム1
0の側面10aに当り、この部分も閉じて図9に示す状
態となる。なお、開弁駆動時に1次側17の圧力を2次
側18に抜くための段部8b、弁ゴム10の内径とプラ
ンジャ8の外径との隙間及び第2のスプリング13等で
構成される機構を複弁と呼んでいる。図9〜11ではこ
の複弁に符号20を付する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
閉弁時、弁ゴム10を弁フレーム11で弁座2の平らな
座面に押し付けて、弁ゴム10の厚み方向に圧縮するよ
うにしていた。そして弁の漏れを防ぐため、一定以上の
弁荷重を加えてシール性を確保しているため、弁を開く
場合に、前記弁荷重に打ち勝つ電磁力が必要となり、電
磁弁の駆動電力が大きくなるという問題点があった。
【0007】また、現在の家庭用ガスメータの弁荷重
は、漏れを防止するために弁座の周長に対して1g/m
m以上を必要としており、開弁時の駆動電力を減らそう
とすると、弁荷重が弁座の周長に対して1g/mm以下
になり、弁のシール性が悪くなるという問題点があっ
た。実際に弁ゴムの径のφ30の従来技術では、1次と
2次の圧力差による荷重が約150g、第1のスプリン
グの荷重が約100gであった。
【0008】そこで、本発明は、このような問題点を解
消できるガスメータ用双方向遮断弁を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、弁ゴムの周縁に、閉弁時の荷重
で撓み変形するリップ状部分を形成したことを特徴とす
るガスメータ用双方向遮断弁である。
【0010】請求項2の発明は、請求項1のガスメータ
用双方向遮断弁において、弁ゴムの周縁リップ状部分を
断面U字形に形成したことを特徴とするものである。
【0011】請求項3の発明は、請求項1のガスメータ
用双方向遮断弁において、弁ゴムの外径より小径の環状
突条を弁座面に形成して、該環状突条に弁ゴムを押圧シ
ールするように構成したものである。
【0012】請求項4の発明は、請求項1又は2のガス
メータ用双方向遮断弁において、弁座の弁座面に弁ゴム
が接地して生じる環状の接地部において、円周方向の一
部に接地面積が小さい接地面積小の部分を形成したこと
を特徴とするものである。
【0013】請求項5の発明は、請求項1又は2のガス
メータ用双方向遮断弁において、弁座の弁座面に弁ゴム
が接地して生じる環状の接地部の半径方向の幅を円周の
一部において小さくしたことを特徴とするものである。
【0014】請求項6の発明は、請求項4又は5のガス
メータ用双方向遮断弁において、弁座面の一部、特に内
周にかかる部分に傾斜面からなる切欠部を形成したこと
を特徴とするものである。
【0015】請求項7の発明は、請求項4又は5のガス
メータ用双方向遮断弁において、弁ゴムの外周の一部に
切欠部を形成したことを特徴とするものである。
【0016】請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれ
かのガスメータ用双方向遮断弁において、開弁動作時に
1次側から2次側へガス圧を抜く複弁を備えたことを特
徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】次に本発明の好ましい実施の形態
をいくつかの実施例に従って説明する。
【0018】〔実施例1〕図1の実施例1において、弁
ゴム10Aは、弁フレーム11Aに嵌合したままプラン
ジャ8Aの図示左端部に嵌合され、プランジャ8Aから
外れないように座金21とEリング22で装着されてい
る。弁ゴム10Aを閉弁方向に付勢するスプリング12
Aの荷重は、前記従来の技術で説明した図9の第1のス
プリング12の荷重より小さくしてある。弁座2Aは、
ガスメータ上ケースの一部を構成する遮断弁取付部1A
に別体として形成した弁座を嵌合して構成している。こ
うすることで、弁座を遮断弁取付部に直接一体的に形成
する図9の場合と比較して、弁座の座面の平面度の加工
精度を出しやすく、その分弁荷重が小さくても閉弁時の
シール性が良くなる。
【0019】弁ゴム10AはNBR製で、その周縁部は
0.3〜1mm程度の薄いリップ状に形成されていて、
スプリング12Aの荷重と前記圧力差で弁座2Aに押圧
されると、しなやかに撓んで図示のように変形し、弁座
2Aの座面に密接して確実にガスをシールする。弁ゴム
10Aと弁フレーム11Aの間には隙間23が形成さ
れ、弁ゴム10Aが弁フレーム11Aの存在によらず容
易にプランジャ8Aの軸線方向(図示左右方向)に撓み
やすいようにしてある。
【0020】弁座2Aは図2に示すように、平らな座面
2aと内周2bにかかるように、円周の一部に傾斜面2
cによる切欠部を形成している。こうすることで、座面
2aに弁ゴム10Aが接してガスをシールする接地部分
の接地面積小の部分2dを形成している。換言すると、
座面2aの半径方向の幅ΔRが、前記傾斜面2cによる
切欠部の存在で小さい幅Δrになっている。こうするこ
とで、閉弁時に弁ゴムにかかる圧力差が部分2dでは他
の部分よりも小さくなる。そのため、閉弁状態から開弁
動作に入ると、この部分2d辺りの弁ゴム10Aが部分
的に少し浮くか又はリップ状部分が変形して一番始めに
開となり、1次、2次圧が同圧となり、弁が開きやすく
なる。つまり軽く開く。このような作用を得るには、弁
座2Aの一部に傾斜面による切欠部を形成する代わりに
弁ゴムの外周の一部に切欠を設けて、結果的にこの部分
の接地面積を小としても良い(後述する実施例3も参
照)。
【0021】〔実施例2〕本発明の要点は双方向遮断弁
の弁ゴムと弁座回りにあるので、この実施例2では弁ゴ
ムと弁フレームの形状のいくつかの例を図3(a)
(b)及び(c)に示す。なお、これらの図では、弁ゴ
ムや弁フレームの中央部、特に図示されてないプランジ
ャに装着する部分の形状は簡略化して示していて実際と
異なる。図3(a)は、弁ゴム10Bの断面が細い三日
月形の例で、この例の場合、弁フレームは無い。弁ゴム
10Bはリップ状の周縁部を含む全体がNBR製の薄板
で一体的に形成される。この例の弁ゴム10Bの断面形
状は図1の実施例1の場合に似ている。図3(b)は弁
ゴム10Cがリップ状の周縁部を含め、全体が厚み0.
3〜1mmのNBR製の薄板で構成され、弁フレーム1
1Cが、その中央部以外が弁ゴム10Cと離れ、両者の
間に隙間23cがある。図3(c)の例は、弁ゴム10
Cが同図(b)の例と同じであるが、弁フレーム11D
が同図(b)の例よりもその断面の曲率が大きい球面の
一部を形成していて、弁フレーム11Dの周縁だけが弁
ゴム10Cと接し、他の部分を離し両者の間に隙間23
Dを設けた。
【0022】〔実施例3〕図4(a)に示す実施例3
は、ガスメータ上ケースの一部分を構成する遮断弁取付
部1Aに弁座2が一体的に形成されている。弁座2の平
らな弁座面2aは、NBR製の0.3〜1mm厚の薄板
からなる弁ゴム10Cと協働する。
【0023】遮断弁の電磁駆動部EMのコイルに一時的
に駆動電流を流してプランジャ8Aをスプリング12A
の荷重で図示左方に動かすと、弁ゴム10Cが符号10
C′の位置に移動して、そのリップ状の周縁部が弁座2
の弁座面2aに圧接する。このときリップ状の周縁部は
しなやかに撓んで、弁座面2aに密着してガスを確実に
シールする。この実施例では同図(b)に示すように弁
ゴムの外周に切欠Kを設けることで、弁座面2aに弁ゴ
ム10Cが接地する環状部分に接地面積小の部分2d′
を設けた。こうして、図1,図2の実施例1の場合のよ
うに、開弁動作時に弁座面から弁ゴムが離れやすくなっ
て、開弁時の消費電力を低減する。
【0024】なお、符号20で示すように、図9の従来
技術の場合と同じような複弁を設け、開弁動作に入ると
きのガス抜きを行うようにしても良い。
【0025】〔実施例4〕図5に示す実施例4は、図4
の実施例3と比較して、弁座面の形状と弁ゴムの形状な
どが異なっているので、これらの部分を説明し、実施例
3と同じ部分は同一符号を付して説明を省略する。この
実施例では、図4の弁ゴム10Cの周縁部に断面がU字
形のリップ状部分10eを形成して弁ゴム10Eを構成
し、弁座2の内周壁2eもシール面としている。符号1
0E′は閉弁時の弁ゴムで周縁部が弁座面2eに密着し
てガスをシールしている。この実施例においても符号2
0を付したように複弁を設けてもよい。この実施例4で
は、弁ゴムの周縁部のリップ状部分10eを断面U字形
にしたので、小スペースでシール面積を広くでき、弁座
面2eの外径が小さくでき、弁が小型になる。従って、
1次側17の内径ΦNを図4の実施例3に比較して小さ
くできる。また、弁ゴムの成形が実施例3の形状より寸
法的に自由度が大きい利点がある。
【0026】〔実施例5〕図6に示す実施例5は、図1
の実施例1と比較して、弁座の形状と弁ゴムの形状だけ
が異なっているので、実施例1と同じ部分は同一符号を
付してその説明を省略する。この実施例では、弁座2B
は、その座面に直径φの環状突条2fを有し、閉弁時は
この環状突条2fに図示のように弁ゴム10Fが押圧さ
れてガスをシールする。このとき弁ゴム10Fは、その
中心即ちプランジャ8Aの軸線から距離φ/2までの部
分がしなやかに撓んで変形して環状突条2fに密着シー
ルする。Φは弁ゴムの外径で前記直径φより大きく定め
てある。
【0027】〔実施例6〕図7の実施例6は、図6の実
施例と同様の環状突条2fに、NBR製の厚み0.3〜
1mmの円形薄板からなる弁ゴム10Cと、環状突条2
fの直径φより小さい外径の球面状の弁フレーム11C
とでシール部回りの構造ができている。なお、図7では
実際に用いられるプランジャやスプリング等は省略して
図示してない。この実施例においても他の実施例と同様
に、弁ゴムのリップ状周縁部がしなやかに撓んで弁座面
2fに密着してガスをシールするので、小さい弁荷重で
も確実にシールして弁漏れを防止する。
【0028】〔実施例におけるシール構造の分類〕上記
いくつかの実施例のシール構造を図8に分類して示す。
同図において、(a)は周縁部をリップ状に形成したN
BR製の弁ゴム10Cを弁座2Aの平らな弁座面2aに
対向配置したもので、弁座2Aの円周の一部に傾斜面
(スロープ)2cからなる切欠部を形成している。この
例では、平らな弁座面2aに沿って弁ゴム10Cのリッ
プ状周縁部が撓んで密着し、ガスをシールする。同図
(b)のものは、NBR製の弁ゴム10Eの周縁リップ
状部分10eを断面U字形に形成し、弁座2の内周壁
(弁座面)2eをシール面としている。同図(c)はN
BR製の全体がほぼ球面の一部分を形成する弁ゴム10
Cの球面の内側を弁座2Bの環状突条2fに密着してシ
ールする構造である。なお、同図(d)は、同図(a)
における弁座面を示す図で、符号24は弁ゴム10Cの
外径を示す。ΔR′は、弁ゴム10Cの外径から弁座の
内周2bの直径を差し引いた直径差の半分である半径差
で、この幅ΔR′の環状部分が弁座面2aに弁ゴムの周
縁リップ状部分が密着接地する接地部分となる。円周の
一部分では、傾斜面2cによる切欠部によって前記幅Δ
R′が小さい幅Δr′となっている。2dは実施例1で
説明した接地面積小の部分に相当する。
【0029】なお、前記本発明の実施例では、スプリン
グ12Aの荷重を20gまで軽減しても良好なシール性
を保持でき、ガス漏れを確実に防止できた。
【0030】
【発明の効果】本発明のガスメータ用双方向遮断弁は上
述のように構成されているので、小さな弁荷重でのシー
ル性を確保でき、結果として開弁時の電力を低減でき、
ガスメータの低消費電力化に役立つ。因みに、弁ゴムが
しなやかに撓んで柔軟に弁座面へ密着するので、弁荷重
を0.1g/mmまで減らしてもシール性が確保でき
た。そして請求項2の発明では、それに加えて弁ゴムの
断面U字形の外周縁が接する弁座の内周壁もシール面と
して活用できるので、弁座のシール面の外径が小さくで
き、弁が小型になる。従って、ガスメータの構造が複雑
で遮断弁用のスペースがとれないときでも、小スペース
で接地面積を広くできる。また、弁ゴムの成形寸法の自
由度が大きい。
【0031】請求項4〜7の発明では、更に開弁動作時
に、弁ゴムの円周の一部が弁座面から離れやすくなっ
て、その分開弁時の電力をより低減できる。
【0032】請求項8の発明では、開弁動作時に複弁の
作用でガス差圧による弁荷重がなくなるので、より一層
開弁時の電力を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の縦断面図。
【図2】図1の実施例の弁座の斜視図。
【図3】本発明の実施例の弁ゴムと弁フレームの異なる
形状の組み合わせを説明する縦断面図。
【図4】本発明の実施例で、(a)は全体の一部縦断面
図、(b)は弁ゴムを同図(a)の右側から見た図。
【図5】本発明の実施例の一部縦断面図。
【図6】本発明の実施例の縦断面図。
【図7】本発明の実施例の要部縦断面図。
【図8】本発明の実施例のシール構造を示す図で、
(a)(b)(c)は縦断面図、(d)は同図(a)の
弁座を図の右から見た図。
【図9】従来技術の縦断面図。
【図10】従来技術の異なる態様の縦断面図。
【図11】従来技術の異なる態様の縦断面図。
【符号の説明】
1 遮断弁取付部 2,2A 弁座 2a 弁座面 2b 内周 2c 傾斜面 2d,2d′接地面積小の部分 2e 内周壁(弁座面) 2f 環状突条 ΔR,ΔR′,Δr,Δr′ 半径方向の幅 10A.10B,10C,10E,10F 弁ゴム 20 複弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01F 3/22 G01F 3/22 B Fターム(参考) 2F030 CC13 CF05 CF11 CH05 3H052 AA01 BA02 BA25 CA18 CB01 EA01 3H106 DA07 DA13 DA23 DB02 DB12 DB22 DB32 DC02 DC17 DD03 EE23 EE34 EE40 GB08 GB11 KK15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁ゴムの周縁に、閉弁時の荷重で撓み変
    形するリップ状部分を形成したことを特徴とするガスメ
    ータ用双方向遮断弁。
  2. 【請求項2】 弁ゴムの周縁リップ状部分を断面U字形
    に形成したことを特徴とする請求項1記載のガスメータ
    用双方向遮断弁。
  3. 【請求項3】 弁ゴムの外径より小径の環状突条を弁座
    面に形成して、該環状突条に弁ゴムを押圧シールするよ
    うに構成した請求項1記載のガスメータ用双方向遮断
    弁。
  4. 【請求項4】 弁座の弁座面に弁ゴムが接地して生じる
    環状の接地部において、円周方向の一部に接地面積が小
    さい接地面積小の部分を形成したことを特徴とする請求
    項1又は2記載のガスメータ用双方向遮断弁。
  5. 【請求項5】 弁座の弁座面に弁ゴムが接地して生じる
    環状の接地部の半径方向の幅を円周の一部において小さ
    くしたことを特徴とする請求項1又は2記載のガスメー
    タ用双方向遮断弁。
  6. 【請求項6】 弁座面の一部、特に内周にかかる部分に
    傾斜面からなる切欠部を形成したことを特徴とする請求
    項4又は5記載のガスメータ用双方向遮断弁。
  7. 【請求項7】 弁ゴムの外周の一部に切欠部を形成した
    ことを特徴とする請求項4又は5記載のガスメータ用双
    方向遮断弁。
  8. 【請求項8】 開弁動作時に1次側から2次側へガス圧
    を抜く複弁を備えたことを特徴とする請求項1〜7のい
    ずれかに記載のガスメータ用双方向遮断弁。
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