JPS6337583Y2 - - Google Patents

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JPS6337583Y2
JPS6337583Y2 JP1982002907U JP290782U JPS6337583Y2 JP S6337583 Y2 JPS6337583 Y2 JP S6337583Y2 JP 1982002907 U JP1982002907 U JP 1982002907U JP 290782 U JP290782 U JP 290782U JP S6337583 Y2 JPS6337583 Y2 JP S6337583Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、流体流路を切換える電磁弁に関する
ものである。
従来、例えば米国特許第3303854号明細書に記
載されたように、入力ポートに通じる入力弁座と
排気ポートに通じる排気弁座を背向状態に形設
し、入力弁座を開閉して入力ポートと出力ポート
との間の流路を通断する入力弁体を、ソレノイド
の電磁力によつて第1復帰ばねの付勢力に抗して
駆動される可動鉄心に設けると共に、排気弁座を
開閉して出力ポートと排気ポートとの間の流路を
通断する排気弁体にそれを排気弁座に向けて付勢
する第2復帰ばねを作用させ、上記可動鉄心と排
気弁体との間に、復帰時における可動鉄心が排気
弁体を第2復帰ばねの付勢力に抗して排気弁座か
ら離間させる押棒を配設した電磁弁は知られてい
る。上記電磁弁は、各ポートを弁本体に集中的に
配設できるため、電磁弁に対して整然と配管でき
る点においてすぐれているが、次のような問題が
ある。即ち、ソレノイドを励磁状態から消磁する
と、可動鉄心が第1復帰ばねの付勢力により復帰
し、入力弁体が入力弁座を閉鎖すると共に排気弁
体が排気弁座を開放するが、上記動作では、第1
復帰ばねの付勢力が第2復帰ばねの付勢力に抗し
て作用するため、第1復帰ばねの付勢力を第2復
帰ばねのそれよりも十分に大きなものとする必要
がある。しかしながら、第1復帰ばねの付勢力を
大きなものとすると、ソレノイドを励磁する際の
電磁力を大きくしなければならず、ソレノイドが
大形化して消費電力が増大するという難点があ
る。
本考案は、上記の3方弁構造をそのまま4方弁
に利用し、しかもソレノイドにおける可動鉄心の
復帰ばねの付勢力を小さくできるようにして、小
形で消費電力の少ないソレノイドの使用を可能に
した電磁弁を得ることを目的とするものである。
而して、上記目的を達成するため、本考案の電
磁弁は、入力ポートに通じる第1の入力弁座と排
気ポートに通じる第1の排気弁座を背向状態に形
設し、上記入力弁座に接離して入力ポートと第1
出力ポート間を通断する入力弁体を第1復帰ばね
の付勢力に抗して駆動されるソレノイドの可動鉄
心に付設し、上記排気弁座に接離して第1出力ポ
ートと排気ポート間を通断する排気弁体と前記可
動鉄心との間に、該可動鉄心の復帰時に排気弁体
を押圧開放する押棒を配設し、上記出力ポートに
連通する駆動圧力室を、第2の3方切換弁構造を
構成する切換弁体に連設したピストンによつて区
画形成し、該ピストンと上記排気弁体との間に該
排気弁体を第1の排気弁座に向けて付勢する第2
復帰ばねを縮設すると共に、上記切換弁体を駆動
圧力室内においてピストンに作用する流体圧力に
抗して付勢する第3復帰ばねを設け、第2の3方
切換弁構造を、上記駆動圧力室への流体圧力によ
る切換弁体の切換えによつて第2出力ポートが排
出ポートに連通し、かつ第3復帰ばねによる切換
弁体の復帰によつて入力ポートが第2出力ポート
に連通するものとして構成したことを特徴とする
ものである。
かかる電磁弁においては、ソレノイドが消磁状
態にあるとき、ピストンと排気弁体との間で第2
復帰ばねが圧縮されて付勢力が増大した状態にあ
り、この付勢力がソレノイドを励磁状態に切換え
た際に電磁力が可動鉄心を駆動するのを助勢し、
逆にソレノイドの励磁状態においては、駆動圧力
室において流体圧力がピストンを押圧して第2復
帰ばねの付勢力が低減した状態にあり、そのため
ソレノイドに作用する第1復帰ばねの付勢力を小
さくしても、ソレノイドを消磁状態に切換えた際
に可動鉄心が復帰変位するのを妨げられるような
ことがなく、従つて小形で消費電力の少ないソレ
ノイドを使用することができる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明すると、第1図及び第2図において、1は弁
部、2はソレノイドで、該ソレノイド2により弁
部の流体流路を切換え可能に構成したものであ
る。
上記ソレノイド2は、ボビン3に巻回した励磁
用コイル4の外側を磁気枠5で囲繞すると共に、
ボビン3の中心の孔3aに嵌着した固定鉄心6を
ねじ7により磁気枠5と一体に固定し、さらにボ
ビン3の孔3a内に可動鉄心8を軸方向に摺動可
能に配設して、該可動鉄心8を、コイル4への通
電励磁に伴う電磁力により第1復帰ばね9の付勢
力に抗して固定鉄心6に吸着させ、後述する第1
入力弁座17から離間する方向に駆動変位するよ
うに構成している。
一方、上記弁部1における弁本体11は、入力
ポート12、排気ポート13、第1出力ポート1
4及び第2出力ポート15を備え、該入力ポート
12を第1及び第2入力路12a,12bに分岐
させて、その第1入力路12aを第1入力弁座1
7を介して弁室18に連通させ、該弁室18内に
おいて入力弁体19を上記可動鉄心8に付設し
て、該可動鉄心8の変位により第1入力弁座17
を開閉できるように構成している。
また、上記排気ポート13に連通する第1排気
弁座20は、第1入力弁座17と背向状態に形設
し、この第1排気弁座20を開閉することによつ
て第1出力ポート14と排気ポート13の間の流
路を通断する排気弁体21には、上記可動鉄心8
に先端が衝当する複数本の押棒22を設け、この
押棒22を介して該排気弁体21を可動鉄心8に
より駆動できるように構成している。
上記押棒22は、第2図から明らかなように、
可動鉄心8が固定鉄心6に吸着されて排気弁体2
1が排気弁座20を閉鎖したとき、該押棒22の
先端と可動鉄心8との間に僅かな隙間h(=a−
b、但し、a:可動鉄心8のストローク、b:排
気弁体21のストローク)が形成されるようにし
たものである。
上記第1入力弁座17を開閉する入力弁体19
及び第1排気弁座20を開閉する排気弁体21に
よつて構成される第1の3方切換弁構造は、第1
出力ポート14に出力圧を得ると同時に、以下に
説明する第2の3方切換弁構造を駆動するための
パイロツト流体圧力を発生させるものである。そ
のため、上記排気弁体21は第1出力ポート14
に連通させた第2の3方切換弁構造の駆動圧力室
23内に配設している。上記駆動圧力室23は、
第2の3方切換弁構造を形成する切換弁体26に
連設したピストン25により区画形成され、該ピ
ストン25にそれを駆動するための上記出力圧
(パイロツト流体圧力)を作用させるものであり、
この駆動圧力室23内において、上記排気弁体2
1とピストン25との間に第2復帰ばね24を縮
設している。
第2の3方切換弁構造を形成する切換弁体26
は、前記第2入力路12bから第2出力ポート1
5に至る流路に設けた第2入力弁座28、及び第
2出力ポート15から排気ポート13に至る流路
に設けた第2排気弁座29を交互に開閉すること
により、流路の切換えを行うもので、上記駆動圧
力室23においてピストン25に作用する流体圧
力により第2入力弁座28を閉鎖し、またそれと
は逆の方向に切換弁体26を付勢する第3復帰ば
ね30の付勢力により、上記第2入力弁座28に
対向配置された第2排気弁座29を閉鎖するよう
に配設している。
次に、上記構成の電磁弁の動作を説明する。
ソレノイド2の消磁状態においては、第1図に
示すように、第1出力ポート14と排気ポート1
3、及び入力ポート12と第2出力ポート15が
それぞれ連通している。即ち、ソレノイド2の消
磁状態においては、可動鉄心8が第1復帰ばね9
の付勢力により第2復帰ばね24の付勢力に抗し
て復帰変位し、入力弁体19が第1入力弁座17
を閉鎖すると共に排気弁体21が第1排気弁座2
0を開放して、第1出力ポート14を排気ポート
13に連通させる。この場合、駆動圧力室23が
排気ポート13に連通して降圧状態にあるため、
ピストン25及び切換弁体26は第3復帰ばね3
0の付勢力により第2復帰ばね24の付勢力に抗
して復帰位置にあり、切換弁体26が第2排気弁
座29を閉鎖すると共に第2入力弁座28を開放
し、入力ポート12が第2出力ポート15に連通
している。
今、ソレノイド2を励磁すると、第2図に示す
ように、入力ポート12と第1出力ポート14及
び第2出力ポート15と排気ポート13がそれぞ
れ連通する。即ち、ソレノイド2を励磁状態にす
ると、可動鉄心8は電磁力及び圧縮状態にある第
2復帰ばね24の付勢力の合力により第1復帰ば
ね9の付勢力に抗して固定鉄心6に吸着され、入
力弁体19が第1入力弁座17を開放すると共に
排気弁体21が第2復帰ばね24の付勢力により
第1排気弁座20を閉鎖して、入力ポート12が
第1出力ポート14に連通する。また、駆動圧力
室23が第1出力ポート14に連通して昇圧する
ため、流体圧力がピストン25に作用して該ピス
トン25及び切換弁体26を第3復帰ばね30の
付勢力に抗して駆動変位させ、これにより切換弁
体26が第2排気弁座29を開放すると同時に第
2入力弁座28を閉鎖し、第2出力ポート15を
排気ポート13に連通させる。
この後、ソレノイド2を消磁すれば、各流路は
第1図の切換状態に復帰するが、その切換動作は
第1復帰ばね9の付勢力を小さいものとしてもス
ムーズに行われる。即ち、ソレノイド2の消磁に
より可動鉄心8は第1復帰ばね9の付勢力で固定
鉄心6から離間復帰するが、可動鉄心8と押棒2
2とが僅かな隙間hだけ離間しているため、先ず
可動鉄心8は固定鉄心6の吸着力を振り切るだけ
で復帰ストロークを開始することができ、またh
だけストロークした後の復帰ストロークは第2復
帰ばね24の付勢力に抗して行われるが、ピスト
ン25が駆動圧力室23内の流体圧力によつて排
気弁体21から離間し、第2復帰ばね24の付勢
力を小さなものとしているので、その後のストロ
ークも速やかに行われ、入力弁体19が第1入力
弁座17を閉鎖すると共に排気弁体21が第1排
気弁座20を開放し、これに伴つて駆動圧力室2
3が排気ポート13に連通して降圧するため、ピ
ストン25及び切換弁体26が第3復帰ばね30
の付勢力により第2復帰ばね24の付勢力に抗し
てそれを圧縮しつつ第1図の復帰位置に変位す
る。
なお、上記実施例における第2復帰ばね24に
代えて、第3図A,Bに示すように、弾性杆体3
1あるいは弾性筒体32を用い、それらを排気弁
体21と一体に構成することもできる。
このように本考案の電磁弁によれば、第1入力
弁座と第1排気弁座を背向状態に設け、排気弁体
を第1排気弁座に向けて付勢する第2復帰ばねを
排気弁体と第2の3方切換弁構造を構成するピス
トンとの間に縮設し、第2の3方切換弁構造にお
ける流路の切換えのための上記ピストンの移動
を、第2復帰ばねにおける付勢力の増大及び低減
に利用して、ソレノイドを励磁した場合には第2
復帰ばねの付勢力が電磁力による可動鉄心の吸着
を助勢し、逆にソレノイドを消磁した場合には第
1復帰ばねによる可動鉄心の復帰が極力妨げられ
ないようにしたので、特に構造を複雑化したりす
ることなくソレノイドを小形で消費電力の少ない
ものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の断面図、第2図はそ
の異なる切換状態の断面図、第3図A,Bはそれ
ぞれ第2復帰ばねの異種実施例を示す断面図であ
る。 2…ソレノイド、8…可動鉄心、9…第1復帰
ばね、12…入力ポート、13…排気ポート、1
4…第1出力ポート、15…第2出力ポート、1
7…第1入力弁座、19…入力弁体、20…第1
排気弁座、21…排気弁体、22…押棒、23…
駆動圧力室、24…第2復帰ばね、25…ピスト
ン、26…切換弁体、30…第3復帰ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力ポートに通じる第1の入力弁座と排気ポー
    トに通じる第1の排気弁座を背向状態に形設し、
    上記入力弁座に接離して入力ポートと第1出力ポ
    ート間を通断する入力弁体を第1復帰ばねの付勢
    力に抗して駆動されるソレノイドの可動鉄心に付
    設し、上記排気弁座に接離して第1出力ポートと
    排気ポート間を通断する排気弁体と前記可動鉄心
    との間に、該可動鉄心の復帰時に排気弁体を押圧
    開放する押棒を配設し、上記出力ポートに連通す
    る駆動圧力室を、第2の3方切換弁構造を構成す
    る切換弁体に連設したピストンによつて区画形成
    し、該ピストンと上記排気弁体との間に該排気弁
    体を第1の排気弁座に向けて付勢する第2復帰ば
    ねを縮設すると共に、上記切換弁体を駆動圧力室
    内においてピストンに作用する流体圧力に抗して
    付勢する第3復帰ばねを設け、第2の3方切換弁
    構造を、上記駆動圧力室への流体圧力による切換
    弁体の切換えによつて第2出力ポートが排出ポー
    トに連通し、かつ第3復帰ばねによる切換弁体の
    復帰によつて入力ポートが第2出力ポートに連通
    するものとして構成したことを特徴とする電磁
    弁。
JP290782U 1982-01-13 1982-01-13 電磁弁 Granted JPS58106602U (ja)

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JP290782U JPS58106602U (ja) 1982-01-13 1982-01-13 電磁弁

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JPS58106602U JPS58106602U (ja) 1983-07-20
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3303854A (en) * 1964-10-19 1967-02-14 Automatic Switch Co Valve and actuator therefor
JPS5156027A (ja) * 1974-09-16 1976-05-17 Furaido Ootomashion Shisutemu Tahodenjiben
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