JPS5940615Y2 - パイロツト式電磁弁 - Google Patents

パイロツト式電磁弁

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JPS5940615Y2
JPS5940615Y2 JP1981083709U JP8370981U JPS5940615Y2 JP S5940615 Y2 JPS5940615 Y2 JP S5940615Y2 JP 1981083709 U JP1981083709 U JP 1981083709U JP 8370981 U JP8370981 U JP 8370981U JP S5940615 Y2 JPS5940615 Y2 JP S5940615Y2
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Japan
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solenoid
valve
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port
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JP1981083709U
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JPS57196865U (ja
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吉昭 松島
永光 出沢
孝 高松
眞康 出崎
和生 新妻
昇次 座間
Original Assignee
株式会社トキメック
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ソレノイドによって駆動されるパイロット
弁を備え、パイロット油圧により主弁を切換えるパイロ
ット式電磁弁に関する。
近年、油圧制御による機械装置の省エネルギー化が強く
要望されているが、中でも油圧システムに最も多く使用
されている電磁弁の消費電力を大幅に減少させるととも
に、弁を所要のシーケンス動作させるのに、超小型のリ
レーで直接的に駆動させたり、さらには最近利用が高ま
っているICなどの無接点素子を用いて電子的にシーケ
ンス制御を行なうプログラマブル・コントローラの出力
で直接弁を駆動できるようにすることが望まれている。
そこで、従来から高圧大容量の方向制御弁に用いられて
いた、第1図に示すようなパイロット操作方式の電磁弁
を使用することが考えられる。
しかしながら、これは主弁部1の上にパイロット弁構成
部2を載せ、その両側にソレノイド構成部3,4を配し
た構造になっているため、パイロット弁の操作方向と主
弁のスプールの移動方向とが逆になり、従来の直劾形電
磁弁との操作上のイメージが異なるので取扱いに不便で
あるばかりか、弁の構造が複雑で小形化できず、しかも
高価であった。
そこで、第2図に示すように、主弁部1の両側にパイロ
ット弁構成部2及びそれを駆動するソレノイド構成部3
を配置して(図は左半部のみを示す)、取扱いを容易に
すると共に小型化を計ることがなされている。
しかしながら、このようなパイロット式電磁弁において
も、パイロット弁構成部2のためのスペースを要するた
め、小型化に限度があり、製造コストも高く、またパイ
ロット油路も充分短かくできないので、レスポンスが遅
いという問題もあった。
この考案は、上記のような問題を解決し、小型でレスポ
ンスも速い省電力型のパイロット式電磁弁を安価に提供
すると共に、パイロット弁構成部とソレノイド構成部の
カートリッジ化をも可能にすることを目的とする。
そのため、この考案によるパイロット式電磁弁は、ソレ
ノイドコイルを外装したコアチューブ内に、固定鉄心を
固設すると共に磁性体の可動片を若干摺動し得るように
内装したソレノイド構成部の固定鉄心内に、上記可動片
によって駆動される弁体部(パイロットスプール)と複
数のポートを形成する固定部(スリーブ及びシート部)
とからなるパイロット弁構成部を収納して設けると共に
、その各ポートの油路を形成し、このソレノイド構成部
を主弁を構成する主弁部に直接連結するようにして上記
の目的を遠戚するものである。
以下、この考案の実施例を添付図面の第3図乃至第5図
を参照して説明する。
第3図及び第4図は、夫々この考案の異なる実施例とし
てのパイロット式電磁弁の左手部を示す縦断面図である
これらのパイロット式電磁弁は、いずれも主弁部1にソ
レノイド構成部3が直接連結されてお・す、パイロット
弁構成部2はソレノイド構成部3に内蔵されている。
両実施例は、パイロット弁構成部2が若干相違するだけ
で殆んど共通しているので、主として第3図の実施例に
ついて説明する。
ソレノイド構成部3は、ボビン31に巻かれたソレノイ
ドコイル32と、円筒状のコアチューブ33内に固定さ
れた固定鉄心34及び若干摺動し得るように内装された
磁性体の可動片35とを備えている。
コアチューブ33は一端部に主弁部1との嵌合部33a
を備え、他端小径部33bには、マニュアルブツシュロ
ッド36を嵌太している。
ボビン31に巻回したソレノイドコイル32はコイルハ
ウジング37にモールドされ、コアチューブ33の外周
に嵌合する。
固定鉄心34内に大径中空部34a及びそれに続く小径
中空部34bが設けられ、大径中空部34aにスリーブ
21及びシート部22を嵌太し、スリーブ21にはパイ
ロットスプール23を若干摺動し得るように嵌入してパ
イロット弁構成部2をなしている。
このパイロットスプール23は、パイロットスプリング
24によって左行習性を与えられ、左端部は固定鉄心3
4の小径中空部34bを通って可動片35に嵌着し、パ
イロットスプリング24より強いブツシュスプリング2
5によって右方への付勢力を与えられている。
また、このパイロットスプール23には、その移動に伴
なって左右の油室内の油が移動し得るように油路23a
を貫通形成してあり、可動片35の外周にも同様に油が
流通する溝35aを設けて、可動片35が移動するとき
の抵抗を小さくしている。
さらに、スリーブ21にはポンプに接続されるべきPポ
ートが、シート部22はタンクに接続されるべきTポー
ト及びパイロット油圧出力を得るCポートが設けられて
おり、固定鉄心34には、このパイロット弁構成部2の
Pポート及びTポートを夫夫主弁部1のPポート(高圧
側)及びTポート(低圧側)へ接続するための油路34
c、 34dを形成しである。
なお、固定鉄心34の大径中空部34aはCポートの油
路の役目をなす。
このように、パイロット弁構成部2を固定鉄心34内に
収納して設けたソレノイド構成部3を、メインボディ1
1とメインスプール12とからなる主弁部1に連結する
には、主弁部1のメインボディ11に設けた四部11a
に、コアチューブ33の嵌合部33aにOリング40を
装着して嵌太し、フランジ板41をボルト42でメイン
ボディ11に固定することにより、コアチューブ33も
メインボディ11に固定され、メインスプール12の左
端部が固定鉄心34の大径中空部34a内に突出する。
この際、シート部22とメインボディ11との間に押え
リング43及びスプリング25より強いメインスプリン
グ44を介装する。
そして、ソレノイドコイル32をモールドしたコイルハ
ウジング37をコアチューブ33に嵌入すれば、図示の
連結状態になる。
45.46はシール用のOリングである。
第5図は、このパイロット式電磁弁を油圧路図として示
したもので、2’、3’は第3図では図示を省略した右
側のパイロット弁構成部及びソレノイド構成部である。
次に、この実施例の動作を説明する。
ソレノイドコイル32に通電されていない時は、パイロ
ットスプリング24の力でパイロットスプール23が左
行して第3図に示す状態になっているので、そのポペッ
ト部はスリーブ21側を閉止し、シート部22側を開放
しているので、パイロット弁構成部2のCポートはTポ
ートに通じており、主弁部1のメインスプール12にパ
イロット油圧が加わらず、左右のメインスプリング44
に押されて中立の位置にある。
すなわち、左右いずれのソレノイド構成部にも通電され
ていない時は、第5図に示すように、主弁部1のAポー
ト及びBポートいずれも閉止されている。
左側のソレノイド構成部2のソレノイドコイル32が通
電励磁されると、固定鉄心34と可動片35が互いに吸
引し合うので可動片35が右行し、それによってパイロ
ットスプール23も右行する。
したがって、パイロット弁構成部2のCポートがPポー
トに通じ、同時にTポートが閉止されるので、固定鉄心
34の大径中空部34a内に高圧のパイロット油圧が供
給されメインスプール12を右行させ、第5図にお・け
るAポートがPポートに、BポートがTポートに夫々通
じるように主弁部1を切換える。
右側のソレノイド構成部3′のソレノイドコイルが通電
励磁された時は、それに内蔵されたパイロット弁構成部
2′によって主弁部1のメインスプール12の右端にパ
イロット圧が加わり、メインスプール12を左行させる
ので、第5図にお・いてAポートがTポートに、Bポー
トがPポートに夫々通じるように主弁部1を切換える。
なお、スリーブ21.シート部22、及びパイロットス
プール23は非磁性体を用い、油中に含まれる異物、鉄
粉等の付着による悪影響を防いでいる。
また、ブツシュスプリング25は、ソレノイドコイル3
2に交流を通電して用いる場合であるが、寸法上可動片
35が固定鉄心34に完全に吸着されない場合、交流周
波数に応じた吸引力の変動により、パイロットスプール
23、可動片35等が振動するのを防止するためと、ソ
レノイド付勢時のシート力をソレノイド吸着時の吸引力
と無関係に必要最少限にするために設けである。
第3図の実施例では、パイロットスプールとしてポペッ
トスプールを使用したが、第4図の実施例では普通のス
プールを使用した点が相違し、それに伴なって、スリー
ブ21が第3図のシート部22を一体にした構造になる
点と、ブツシュスプリング25が不要になった点が第3
図の実施例と異なるだけであるから、第4図において第
3図と同一部分は同一符号で、若干具なる部分には同一
符号にダッシュを付して示し、それらの説明は省略する
第3図のようにパイロットスプールとしてポペットスプ
ールを用いてパイロット弁をポペット式にすると、応答
が極めて速くなり、リークも少なくなる利点がある。
しかし、第4図のようにスプール式にした方が構造が簡
単になるので、用途に応じて選択して用いればよく、そ
の場合、ソレノイドを直流で使用するタイプであれば、
パイロットスプール及びスリーブのみを、また交流で使
用するタイプであれば、スプール、スリーブ、及び可動
片(スプリング25付)等を交換することにより、ポペ
ット式とスプール式の変更が可能である。
なお、第3図のスリーブ21とそれと同じ内径のシート
部22の組合わせは、いずれの場合にも使用できる。
以上の説明から明らかなように、この考案のパイロット
式電磁弁によれば、パイロット弁構成部を全てソレノイ
ド構成部に収納してしまったので、パイロット弁構成部
のため独立したスペースが不要になる。
しかも、パイロット弁構成部は従来のソレノイドにおい
てパイロットスプールを押すためのブツシュピンを挿通
していた固定鉄心の中空部を利用して組込むことができ
、ブツシュピンを排して可動片によって直接パイロット
スプールを押すようにできるので、ソレノイド構成部を
大型化する必要もない。
したがって、電磁弁全体を性能を落すことなく小型化で
きると共に、パイロット弁構成部のコントロール圧ポー
トと主弁部のメインスプール端との油路を極めて短かく
できるのでレスポンスが速くなる。
このパイロット式電磁弁を使用すれば、消費電力が従来
の直動式の電磁弁に比して直流の場合ん〜鬼になり、交
流の場合でもん程度になるので超小型リレーやプログラ
マブル・コントローラの出力で直接駆動することも可能
になる。
しかも、汎用性、量産性があり、安価に供給できて操作
性も良いので、省電力油圧回路を容易に実現できる。
さらに、パイロット弁構成部のスペース分だけソレノイ
ド構成部を大きくしても良い場合には、ソレノイドコイ
ルの巻数を増すことができるので、より小さい電流でパ
イロット弁を切換えるのに充分な電磁力を発生させるこ
とができ(電磁力は〔電流0巻数〕に比例する)、一層
省電力化を計ることができる。
さらにまた、実施例に示したように、パイロット弁構成
部を内蔵するソレノイド構成部をカートリッジ化するこ
とができ、その主弁部への着脱も簡単である。
そして、用途に応じてパイロット弁をポペット式又はス
プール式に容易に変更し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、それぞれ従来のパイロット式電磁
弁の異なる例を示す縦断面図及び左半部の縦断面図、第
3図及び第4図は、それぞれこの考案の異なる実施例を
示すパイロット式電磁弁の左半部の縦断面図、第5図は
、第3、第4図に示す実施例の油圧回路図である。 1・・・・・・主弁部、2・・・・・・パイロット弁構
成部、3・・・・・・ソレノイド構成部、11・・・・
・・メインボディ、12・・・・・・メインスプール、
21.21’・・・・・・スリーブ、22・・・・・・
シート部、23.23’・・・・・・パイロットスプー
ル、24・・・・・・パイロットスプリング、32・・
・・・・ソレノイドコイル、33・・・・・・コアチュ
ーブ、34・・・・・・固定鉄心、35・・・・・・可
動片、36・・・・・・マニュアルブツシュロッド、3
7・・・・・・コイルハウジング、40.45.46・
・・・・・Oリング、44・・・・・・メインスプリン
グ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ソレノイドによって駆動されるパイロット弁を備え、パ
    イロット油圧に上り主弁を切換えるパイロット式電磁弁
    において、ソレノイドコイルを外装したコアチューブ内
    に、固定鉄心を固設すると共に磁性体の可動片を若干摺
    動し得るように内装したソレノイド構成部の前記固定鉄
    心内に、前記可動片によって駆動される弁体部と複数の
    ポートを形成する固定部とからなるパイロット弁構成部
    を収納して設けると共に、前記各ポートの油路を形成し
    、このソレノイド構成部を前記主弁を横取する主弁部に
    直接連結したことを特徴とするパイロット式電磁弁。
JP1981083709U 1981-06-09 1981-06-09 パイロツト式電磁弁 Expired JPS5940615Y2 (ja)

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JP1981083709U JPS5940615Y2 (ja) 1981-06-09 1981-06-09 パイロツト式電磁弁

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JP1981083709U JPS5940615Y2 (ja) 1981-06-09 1981-06-09 パイロツト式電磁弁

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JPS57196865U JPS57196865U (ja) 1982-12-14
JPS5940615Y2 true JPS5940615Y2 (ja) 1984-11-19

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ID=29879111

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JP1981083709U Expired JPS5940615Y2 (ja) 1981-06-09 1981-06-09 パイロツト式電磁弁

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4624229B2 (ja) * 2005-09-30 2011-02-02 キャタピラー エス エー アール エル 電磁パイロット切換弁

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JPS5332430B2 (ja) * 1971-11-29 1978-09-08
JPS5436623A (en) * 1977-08-26 1979-03-17 Kuroda Precision Ind Ltd Solenoid valve

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JPS5815707Y2 (ja) * 1976-08-26 1983-03-30 焼結金属工業株式会社 パイロット形方向切換弁

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JPS57196865U (ja) 1982-12-14

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