JP3491324B2 - 三方向電磁弁 - Google Patents
三方向電磁弁Info
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- JP3491324B2 JP3491324B2 JP04579094A JP4579094A JP3491324B2 JP 3491324 B2 JP3491324 B2 JP 3491324B2 JP 04579094 A JP04579094 A JP 04579094A JP 4579094 A JP4579094 A JP 4579094A JP 3491324 B2 JP3491324 B2 JP 3491324B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車の自動変
速機あるいは動力伝達装置等のクラッチを駆動するため
に使用される三方向電磁弁に関するものである。
速機あるいは動力伝達装置等のクラッチを駆動するため
に使用される三方向電磁弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のクラッチ等の作動手
段を駆動させる駆動源として高圧の流体が使用されてい
るが、前記駆動源を受けて作動手段の流体圧を調節する
装置としては、例えば特開平4ー181077号公報記
載の電磁ポペット弁の様な三方向電磁弁が使用されてい
る。
段を駆動させる駆動源として高圧の流体が使用されてい
るが、前記駆動源を受けて作動手段の流体圧を調節する
装置としては、例えば特開平4ー181077号公報記
載の電磁ポペット弁の様な三方向電磁弁が使用されてい
る。
【0003】この三方向電磁弁は、図4に示す様に、流
体が供給される第1の通路P1と、流体がクラッチに流
入又は流出する第2の通路P2と、流体が排出される第
3の通路P3とを備えたものであり、電磁ソレノイドP
4のON/OFFにより一定サイクル時間中の供給時間
と排出時間の割合を制御するデューティ比制御によっ
て、可動子P5が図の上下方向に移動して、その通路が
変更される。つまり、常時はバネP6の付勢力によって
スプールP7は上方に移動しているが、電磁ソレノイド
P4に通電されると、そのデューティ比に応じて、バネ
P6の付勢力に抗して(プッシュロッドP8を介して)
スプールP7が下方に移動する。それによって、スプー
ルP7の中央の弁体P9により流体の通路が変更され、
クラッチが駆動される。
体が供給される第1の通路P1と、流体がクラッチに流
入又は流出する第2の通路P2と、流体が排出される第
3の通路P3とを備えたものであり、電磁ソレノイドP
4のON/OFFにより一定サイクル時間中の供給時間
と排出時間の割合を制御するデューティ比制御によっ
て、可動子P5が図の上下方向に移動して、その通路が
変更される。つまり、常時はバネP6の付勢力によって
スプールP7は上方に移動しているが、電磁ソレノイド
P4に通電されると、そのデューティ比に応じて、バネ
P6の付勢力に抗して(プッシュロッドP8を介して)
スプールP7が下方に移動する。それによって、スプー
ルP7の中央の弁体P9により流体の通路が変更され、
クラッチが駆動される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構造の三方向電磁弁は、スプールP7を可動子P5及
びプッシュロッドP8を介して往復作動させるものであ
るので、必ずしも好適ではなかった。
た構造の三方向電磁弁は、スプールP7を可動子P5及
びプッシュロッドP8を介して往復作動させるものであ
るので、必ずしも好適ではなかった。
【0005】すなわち、この種の三方向電磁弁は、電磁
ソレノイドP4によって駆動される可動子P5とプッシ
ュロッドP8とスプールP7とが軸方向に直列に配列さ
れているため、三方向電磁弁の軸方向の長さを短縮でき
ず、その結果、三方向電磁弁を配置するスペースが多く
必要であるという問題があった。
ソレノイドP4によって駆動される可動子P5とプッシ
ュロッドP8とスプールP7とが軸方向に直列に配列さ
れているため、三方向電磁弁の軸方向の長さを短縮でき
ず、その結果、三方向電磁弁を配置するスペースが多く
必要であるという問題があった。
【0006】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れたものであり、三方向電磁弁の軸方向の長さを短縮で
き、その取り付けスペースを低減できる三方向電磁弁を
提供することを目的とする。
れたものであり、三方向電磁弁の軸方向の長さを短縮で
き、その取り付けスペースを低減できる三方向電磁弁を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の請求項1の発明は、流体が供給される第1の通路と、
流体が作動手段に流入又は流出する第2の通路と、流体
が排出される第3の通路と、を備え、非磁性体の弁体の
移動によって前記流体の通路を切り替えて、作動手段を
駆動する三方向電磁弁であって、前記弁体の外周方向に
電磁ソレノイドを配置するとともに、前記弁体に磁性体
の可動子を外嵌し、且つ、前記弁体の移動方向の一方の
側に設けた磁性体の円筒状のシリンダと他方の側に設け
た磁性体の円筒状のスリーブとを、その軸心を合わせた
状態で配置した構成を備え、前記シリンダの前記弁体側
の端部に該弁体側に着座する第1の弁座を有するととも
に、前記スリーブの前記弁体側の端部に該弁体側に着座
する第2の弁座を有し、且つ、前記弁体が前記第1の弁
座に対して着座又は離間することにより前記第1の通路
と前記第2の通路とが各々遮断又は連通し、前記弁体が
前記第2の弁座に対して着座又は離間することにより前
記第2の通路と前記第3の通路とが各々遮断又は連通す
る構成を有し、更に、前記弁体の前記シリンダ側に、該
シリンダに摺動自在に嵌挿されたピストンを設けるとと
もに、前記弁体とピストンとの間に前記第1の通路を介
して流体を導入する構成を備えたことを特徴とする三方
向電磁弁を要旨とする。
の請求項1の発明は、流体が供給される第1の通路と、
流体が作動手段に流入又は流出する第2の通路と、流体
が排出される第3の通路と、を備え、非磁性体の弁体の
移動によって前記流体の通路を切り替えて、作動手段を
駆動する三方向電磁弁であって、前記弁体の外周方向に
電磁ソレノイドを配置するとともに、前記弁体に磁性体
の可動子を外嵌し、且つ、前記弁体の移動方向の一方の
側に設けた磁性体の円筒状のシリンダと他方の側に設け
た磁性体の円筒状のスリーブとを、その軸心を合わせた
状態で配置した構成を備え、前記シリンダの前記弁体側
の端部に該弁体側に着座する第1の弁座を有するととも
に、前記スリーブの前記弁体側の端部に該弁体側に着座
する第2の弁座を有し、且つ、前記弁体が前記第1の弁
座に対して着座又は離間することにより前記第1の通路
と前記第2の通路とが各々遮断又は連通し、前記弁体が
前記第2の弁座に対して着座又は離間することにより前
記第2の通路と前記第3の通路とが各々遮断又は連通す
る構成を有し、更に、前記弁体の前記シリンダ側に、該
シリンダに摺動自在に嵌挿されたピストンを設けるとと
もに、前記弁体とピストンとの間に前記第1の通路を介
して流体を導入する構成を備えたことを特徴とする三方
向電磁弁を要旨とする。
【0008】 請求項2の発明は、前記作動手段が、ク
ラッチであることを特徴とする前記請求項1記載の三方
向電磁弁を要旨とする。請求項3の発明は、前記シリン
ダと前記スリーブとを、その軸心を合わせた状態で接続
する非磁性体の接続部材を備えたことを特徴とする前記
請求項1に記載の三方向電磁弁を要旨とする。
ラッチであることを特徴とする前記請求項1記載の三方
向電磁弁を要旨とする。請求項3の発明は、前記シリン
ダと前記スリーブとを、その軸心を合わせた状態で接続
する非磁性体の接続部材を備えたことを特徴とする前記
請求項1に記載の三方向電磁弁を要旨とする。
【0009】 請求項4の発明は、前記弁体から前記ス
リーブ側に同軸に突出する軸部と、前記スリーブの内側
に取り付けられて、前記軸部を摺動自在に軸支する軸支
部材と、を有することを特徴とする前記請求項3記載の
三方向電磁弁を要旨とする。請求項5の発明は、前記ス
リーブの中空部が前記流体を排出する第3の通路として
用いられることを特徴とする前記請求項1〜4のいずれ
かに記載の三方向電磁弁を要旨とする。請求項6の発明
は、前記ピストンは前記弁体と重量バランスを保つよう
に構成されていることを特徴とする前記請求項1〜5の
いずれかに記載の三方向電磁弁を要旨とする。
リーブ側に同軸に突出する軸部と、前記スリーブの内側
に取り付けられて、前記軸部を摺動自在に軸支する軸支
部材と、を有することを特徴とする前記請求項3記載の
三方向電磁弁を要旨とする。請求項5の発明は、前記ス
リーブの中空部が前記流体を排出する第3の通路として
用いられることを特徴とする前記請求項1〜4のいずれ
かに記載の三方向電磁弁を要旨とする。請求項6の発明
は、前記ピストンは前記弁体と重量バランスを保つよう
に構成されていることを特徴とする前記請求項1〜5の
いずれかに記載の三方向電磁弁を要旨とする。
【0010】
【作用】請求項1の発明の三方向電磁弁では、可動子を
外嵌した弁体を駆動する電磁ソレノイドが、弁体の周囲
に配置される構成であるので、軸方向の長さが短縮され
る。
外嵌した弁体を駆動する電磁ソレノイドが、弁体の周囲
に配置される構成であるので、軸方向の長さが短縮され
る。
【0011】 また、流体が供給される第1の通路と、
流体が作動手段に流入又は流出する第2の通路と、流体
が排出される第3の通路とが設けられるとともに、流体
は第1の通路を介して弁体とピストンとの間に導入され
ている。従って、供給流体の圧力はピストンの内側の面
と弁体の内側の面とに加えられるので、両者の力はほぼ
相殺され、僅かの力で弁体及びピストンをスムーズに移
動させることが可能である。この状態で、電磁ソレノイ
ドに通電されると励磁力が可動子に伝わり、弁体が移動
する。そして、この様な弁体の動作により、(シリンダ
の)第1の弁座にて弁体が着座することによって第2の
通路と第3の通路とが連通されると、作動手段から流体
が排出される。また、(スリーブの)第2の弁座にて弁
体が着座することによって第1の通路と第2の通路とが
連通されると、(高圧の)流体が作動手段の側に供給さ
れて、作動手段が駆動される。
流体が作動手段に流入又は流出する第2の通路と、流体
が排出される第3の通路とが設けられるとともに、流体
は第1の通路を介して弁体とピストンとの間に導入され
ている。従って、供給流体の圧力はピストンの内側の面
と弁体の内側の面とに加えられるので、両者の力はほぼ
相殺され、僅かの力で弁体及びピストンをスムーズに移
動させることが可能である。この状態で、電磁ソレノイ
ドに通電されると励磁力が可動子に伝わり、弁体が移動
する。そして、この様な弁体の動作により、(シリンダ
の)第1の弁座にて弁体が着座することによって第2の
通路と第3の通路とが連通されると、作動手段から流体
が排出される。また、(スリーブの)第2の弁座にて弁
体が着座することによって第1の通路と第2の通路とが
連通されると、(高圧の)流体が作動手段の側に供給さ
れて、作動手段が駆動される。
【0012】請求項2の発明では、上述した三方向電磁
弁は、その構造上少ない励磁力で多量の流体を供給する
ことが可能であるので、流体が供給される作動手段が大
きな駆動力を必要とするクラッチである場合にも、容易
にクラッチを駆動することが可能である。
弁は、その構造上少ない励磁力で多量の流体を供給する
ことが可能であるので、流体が供給される作動手段が大
きな駆動力を必要とするクラッチである場合にも、容易
にクラッチを駆動することが可能である。
【0013】 請求項3の発明では、非磁性体の接続部
材により、シリンダとスリーブとをその軸心を合わせた
状態で接続するので、電磁弁の構造が簡易化されコンパ
クトにすることが可能である。
材により、シリンダとスリーブとをその軸心を合わせた
状態で接続するので、電磁弁の構造が簡易化されコンパ
クトにすることが可能である。
【0014】 請求項4の発明では、弁体からスリーブ
側に突出する軸部が、スリーブ側の軸支部材によって摺
動自在に軸支されているので、弁体の位置精度が向上
し、しかもその移動方向の移動が滑らかになる。請求項
5の発明では、スリーブの中空部が流体を排出する第3
の通路として用いられる。請求項6の発明では、ピスト
ンは弁体と重量バランスを保っているので、スムーズに
移動できる。ここで、前記三方向電磁弁を制御する場合
は、いわゆるデューティ比制御やON/OFFによる制
御を採用できる。尚、三方向電磁弁としては、弁体は常
時はバネによって所定方向に付勢され、電磁弁に通電す
る際にそのバネの付勢力に抗して弁体を駆動する方式を
採用できる。
側に突出する軸部が、スリーブ側の軸支部材によって摺
動自在に軸支されているので、弁体の位置精度が向上
し、しかもその移動方向の移動が滑らかになる。請求項
5の発明では、スリーブの中空部が流体を排出する第3
の通路として用いられる。請求項6の発明では、ピスト
ンは弁体と重量バランスを保っているので、スムーズに
移動できる。ここで、前記三方向電磁弁を制御する場合
は、いわゆるデューティ比制御やON/OFFによる制
御を採用できる。尚、三方向電磁弁としては、弁体は常
時はバネによって所定方向に付勢され、電磁弁に通電す
る際にそのバネの付勢力に抗して弁体を駆動する方式を
採用できる。
【0015】また、可動子の外周には、弁体の移動方向
に向けて凹部が形成されていると、流体の流れがスムー
ズとなり、よって弁体の移動もより滑らかとなるので好
適である。
に向けて凹部が形成されていると、流体の流れがスムー
ズとなり、よって弁体の移動もより滑らかとなるので好
適である。
【0016】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。 (実施例1) 図1に示す様に、本実施例の三方向電磁弁1は、電磁ソ
レノイド3及びバネ5によって、プランジャ7を各々矢
印A,B方向に移動させて流体の通路を切り替えて、ク
ラッチ9を駆動するものである。
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。 (実施例1) 図1に示す様に、本実施例の三方向電磁弁1は、電磁ソ
レノイド3及びバネ5によって、プランジャ7を各々矢
印A,B方向に移動させて流体の通路を切り替えて、ク
ラッチ9を駆動するものである。
【0017】そのため、この三方向電磁弁1には、電磁
弁本体11側(即ちポペット弁体23の外周方向)に電
磁ソレノイド3が配置されるとともに、電磁弁本体11
を貫く貫通孔13内に、第1の部材であるシリンダ15
と、第2の部材であるスリーブ17と、シリンダ15及
びスリーブ17を接続する接続部材19とが配置され、
更にシリンダ15及びスリーブ17及び接続部材19に
よって形成される略円柱状の中空部21に、プランジャ
7が摺動可能に配置されている。
弁本体11側(即ちポペット弁体23の外周方向)に電
磁ソレノイド3が配置されるとともに、電磁弁本体11
を貫く貫通孔13内に、第1の部材であるシリンダ15
と、第2の部材であるスリーブ17と、シリンダ15及
びスリーブ17を接続する接続部材19とが配置され、
更にシリンダ15及びスリーブ17及び接続部材19に
よって形成される略円柱状の中空部21に、プランジャ
7が摺動可能に配置されている。
【0018】以下各構成について詳細に説明する。ま
ず、前記シリンダ15及びスリーブ17は略円筒状の磁
性部材であり、それらは同じく略円筒状の非磁性部材の
接続部材19によって、各々の軸心を合わせた状態で結
合されている。
ず、前記シリンダ15及びスリーブ17は略円筒状の磁
性部材であり、それらは同じく略円筒状の非磁性部材の
接続部材19によって、各々の軸心を合わせた状態で結
合されている。
【0019】前記プランジャ7は、ポペット弁体23と
バランス用のピストン25とが小径の接続部27を介し
て接続されて、一体に成形された非磁性体の部材であ
る。前記ポペット弁体23の外周には、プランジャ7全
体を作動させるために磁性体の可動子29が外嵌されて
いる。この可動子29は、シリンダ15側が厚肉とされ
た筒状体であり、その外周には図2(a)のI−I断面
図に示す様に、3箇所に軸方向に伸びる凹部31が形成
されている。従って、この凹部31を通って流体がスム
ーズに流れるので、プランジャ7の移動が円滑になる。
尚、スリーブ17のポペット弁体23側端部は、可動子
29を外嵌して導く様に筒状に突出している。
バランス用のピストン25とが小径の接続部27を介し
て接続されて、一体に成形された非磁性体の部材であ
る。前記ポペット弁体23の外周には、プランジャ7全
体を作動させるために磁性体の可動子29が外嵌されて
いる。この可動子29は、シリンダ15側が厚肉とされ
た筒状体であり、その外周には図2(a)のI−I断面
図に示す様に、3箇所に軸方向に伸びる凹部31が形成
されている。従って、この凹部31を通って流体がスム
ーズに流れるので、プランジャ7の移動が円滑になる。
尚、スリーブ17のポペット弁体23側端部は、可動子
29を外嵌して導く様に筒状に突出している。
【0020】前記ピストン25は、シリンダ15の内部
で略油密状態で矢印A,B方向に摺動可能な部材であ
り、このピストン25とポペット弁体23との間(即ち
接続部27の周囲)に高圧の流体が導入されている。ま
た、ピストン25とポペット弁体23の同じ側面は略同
一面積(略同一直径)とされているので、左右方向に加
わる圧力のバランスがほぼとれている。更に、このピス
トン25の外側と電磁弁本体11の端部との間には、プ
ランジャ7全体を矢印B方向に付勢するバネ5が取り付
けられている。
で略油密状態で矢印A,B方向に摺動可能な部材であ
り、このピストン25とポペット弁体23との間(即ち
接続部27の周囲)に高圧の流体が導入されている。ま
た、ピストン25とポペット弁体23の同じ側面は略同
一面積(略同一直径)とされているので、左右方向に加
わる圧力のバランスがほぼとれている。更に、このピス
トン25の外側と電磁弁本体11の端部との間には、プ
ランジャ7全体を矢印B方向に付勢するバネ5が取り付
けられている。
【0021】 前記ポペット弁体23の軸心からスリー
ブ17側には、軸部32が突出して形成されており、こ
の軸部32は、軸支部材33によって摺動自在に軸支さ
れている。軸支部材33は、スリーブ17内に固定され
ているもので、図2(b)に示す様に、軸部32を外嵌
する環状部33aと環状部33aから周囲に張り出すア
ーム33bとから構成されている。
ブ17側には、軸部32が突出して形成されており、こ
の軸部32は、軸支部材33によって摺動自在に軸支さ
れている。軸支部材33は、スリーブ17内に固定され
ているもので、図2(b)に示す様に、軸部32を外嵌
する環状部33aと環状部33aから周囲に張り出すア
ーム33bとから構成されている。
【0022】この様な構成の三方向電磁弁1には、流体
の通路として、流体が供給される第1の通路(供給ポー
ト)41と、流体がクラッチ9に流入又は流出する第2
の通路(出力ポート)43と、流体が排出される第3の
通路(排出ポート)45とが設けられている。
の通路として、流体が供給される第1の通路(供給ポー
ト)41と、流体がクラッチ9に流入又は流出する第2
の通路(出力ポート)43と、流体が排出される第3の
通路(排出ポート)45とが設けられている。
【0023】前記供給ポート41は、ポンプ47によっ
てドレーン49から汲み上げられた流体が調圧器51を
介して送られるポートであり、その高圧の流体は、電磁
弁本体11に設けられた第1開口部11aとシリンダ1
5に設けられた第1凹部15aと連通孔15bとを介し
て、接続部27の周囲に供給される。
てドレーン49から汲み上げられた流体が調圧器51を
介して送られるポートであり、その高圧の流体は、電磁
弁本体11に設けられた第1開口部11aとシリンダ1
5に設けられた第1凹部15aと連通孔15bとを介し
て、接続部27の周囲に供給される。
【0024】前記出力ポート43は、電磁弁本体11に
設けられた第2開口部11bとシリンダ15に設けられ
た第2凹部15cによって形成されるポートであり、ク
ラッチ9とポペット弁体23側と連通するものである。
前記排出ポート45は、スリーブ17内側の中空部21
を利用したポートであり、ポペット弁体23側とドレー
ン49側とを連通するものである。
設けられた第2開口部11bとシリンダ15に設けられ
た第2凹部15cによって形成されるポートであり、ク
ラッチ9とポペット弁体23側と連通するものである。
前記排出ポート45は、スリーブ17内側の中空部21
を利用したポートであり、ポペット弁体23側とドレー
ン49側とを連通するものである。
【0025】そして、シリンダ15のポペット弁体23
側の端部に設けられた第1の弁座53と、それに対応す
るポペット弁体23の第1ポペット弁部55によって、
前記供給ポート41と出力ポート43との遮断,連通が
行われる。また、スリーブ17のポペット弁体23側の
端部に設けられた第2の弁座57と、それに対応するポ
ペット弁体23の第2ポペット弁部59によって、前記
出力ポート43と排出ポート45との遮断,連通が行わ
れる。
側の端部に設けられた第1の弁座53と、それに対応す
るポペット弁体23の第1ポペット弁部55によって、
前記供給ポート41と出力ポート43との遮断,連通が
行われる。また、スリーブ17のポペット弁体23側の
端部に設けられた第2の弁座57と、それに対応するポ
ペット弁体23の第2ポペット弁部59によって、前記
出力ポート43と排出ポート45との遮断,連通が行わ
れる。
【0026】次に、上述した構成の本実施例の三方向電
磁弁1の動作について説明する。 常時は、バネ5の付勢力によって、プランジャ7は矢
印B方向に移動しているので、ポペット弁体23の第2
ポペット弁部59が第2の弁座57に着座している。そ
のため、供給ポート41と出力ポート43とが連通され
るとともに、出力ポート43と排出ポート45とが遮断
されている。従って、この三方向電磁弁1では、電磁ソ
レノイド3に通電されていない場合は、高圧の流体がク
ラッチ9側に供給されていることになる。
磁弁1の動作について説明する。 常時は、バネ5の付勢力によって、プランジャ7は矢
印B方向に移動しているので、ポペット弁体23の第2
ポペット弁部59が第2の弁座57に着座している。そ
のため、供給ポート41と出力ポート43とが連通され
るとともに、出力ポート43と排出ポート45とが遮断
されている。従って、この三方向電磁弁1では、電磁ソ
レノイド3に通電されていない場合は、高圧の流体がク
ラッチ9側に供給されていることになる。
【0027】尚、流体は、供給ポート41からピストン
25とポペット弁体23との間に導入されており、左右
の圧力バランスがほぼ取れているので、プランジャ7は
僅かの力で移動することが可能である。 次に、電磁ソレノイド3が例えばデューティ比制御に
よって駆動されると、そのデューティ比に応じてプラン
ジャ7が駆動される。つまり、電磁ソレノイド3に通電
されると、その励磁力が可動子29に伝えられるので、
可動子29がプランジャ7全体をバネ5の付勢力に抗し
て矢印A方向に移動させる。
25とポペット弁体23との間に導入されており、左右
の圧力バランスがほぼ取れているので、プランジャ7は
僅かの力で移動することが可能である。 次に、電磁ソレノイド3が例えばデューティ比制御に
よって駆動されると、そのデューティ比に応じてプラン
ジャ7が駆動される。つまり、電磁ソレノイド3に通電
されると、その励磁力が可動子29に伝えられるので、
可動子29がプランジャ7全体をバネ5の付勢力に抗し
て矢印A方向に移動させる。
【0028】この移動によって、ポペット弁体23の第
1ポペット弁部55が第1の弁座53に着座することに
より、供給ポート41と出力ポート43とが遮断される
とともに、出力ポート43と排出ポート45とが連通さ
れる。従って、高圧の流体はクラッチ9側に供給され
ず、クラッチ9からドレーン49側に排出されることに
なる。
1ポペット弁部55が第1の弁座53に着座することに
より、供給ポート41と出力ポート43とが遮断される
とともに、出力ポート43と排出ポート45とが連通さ
れる。従って、高圧の流体はクラッチ9側に供給され
ず、クラッチ9からドレーン49側に排出されることに
なる。
【0029】この様に、本実施例の三方向電磁弁1で
は、ポペット弁体23の外周に可動子29を配置すると
ともに、ポペット弁体23を備えたプランジャ7の周囲
に電磁ソレノイド3を配置し、電磁ソレノイド3によっ
て可動子29を介してプランジャ7を移動させる構成で
あるので、三方向電磁弁1の軸方向の長さを短縮でき、
それによって、三方向電磁弁1自身の取り付けスペース
を低減できるという顕著な効果を奏する。
は、ポペット弁体23の外周に可動子29を配置すると
ともに、ポペット弁体23を備えたプランジャ7の周囲
に電磁ソレノイド3を配置し、電磁ソレノイド3によっ
て可動子29を介してプランジャ7を移動させる構成で
あるので、三方向電磁弁1の軸方向の長さを短縮でき、
それによって、三方向電磁弁1自身の取り付けスペース
を低減できるという顕著な効果を奏する。
【0030】また、供給ポート41から流体がピストン
25とポペット弁体23との間に導入されているので、
プランジャ7は僅かの力で移動することができる。その
結果、プランジャ7の移動速度、即ち開弁、閉弁の弁動
作の応答速度が向上するという効果がある。
25とポペット弁体23との間に導入されているので、
プランジャ7は僅かの力で移動することができる。その
結果、プランジャ7の移動速度、即ち開弁、閉弁の弁動
作の応答速度が向上するという効果がある。
【0031】 更に、シリンダ15に嵌挿されたピスト
ン25は、ポペット弁体23との重量バランスを保つ役
割を果たすので、プランジャ7が外周方向にぶれにく
く、矢印A,B方向に極めてスムーズに移動できるとい
う利点がある。その上、プランジャ7の端部に形成され
た軸部32が、軸支部材33によって軸支されているの
で、前記ピストン25の重量バランスの効果と合まっ
て、一層プランジャ7をぶれにくくして、スムーズな移
動を実現できるという効果を奏する。 (実施例2) 本実施例の三方向電磁弁は、前記実施例1と類似な構成
を備えているが、プランジャの移動状態や流路の開閉状
態が実施例1と逆である点が大きく異なる。尚、本実施
例では、異なる点を詳細に説明する。
ン25は、ポペット弁体23との重量バランスを保つ役
割を果たすので、プランジャ7が外周方向にぶれにく
く、矢印A,B方向に極めてスムーズに移動できるとい
う利点がある。その上、プランジャ7の端部に形成され
た軸部32が、軸支部材33によって軸支されているの
で、前記ピストン25の重量バランスの効果と合まっ
て、一層プランジャ7をぶれにくくして、スムーズな移
動を実現できるという効果を奏する。 (実施例2) 本実施例の三方向電磁弁は、前記実施例1と類似な構成
を備えているが、プランジャの移動状態や流路の開閉状
態が実施例1と逆である点が大きく異なる。尚、本実施
例では、異なる点を詳細に説明する。
【0032】図3に示す様に、本実施例の三方向電磁弁
101は、電磁ソレノイド103及びバネ105によっ
て、前記実施例1とは逆に、プランジャ107を各々矢
印B,A方向に移動させて流体の通路を切り替えて、ク
ラッチ109を駆動するものである。
101は、電磁ソレノイド103及びバネ105によっ
て、前記実施例1とは逆に、プランジャ107を各々矢
印B,A方向に移動させて流体の通路を切り替えて、ク
ラッチ109を駆動するものである。
【0033】 以下各構成について説明する。プランジ
ャ107に設けられたポペット弁体123の外周には、
プランジャ107全体を駆動するために磁性体の可動子
129が外嵌されている。この可動子129は、スリー
ブ117側が厚肉とされた筒状体であり、その外周には
3箇所に軸方向に伸びる凹部131が形成されている。
尚、シリンダ115のポペット弁体123側端部は、可
動子129を外嵌して導く様に筒状に突出している。
ャ107に設けられたポペット弁体123の外周には、
プランジャ107全体を駆動するために磁性体の可動子
129が外嵌されている。この可動子129は、スリー
ブ117側が厚肉とされた筒状体であり、その外周には
3箇所に軸方向に伸びる凹部131が形成されている。
尚、シリンダ115のポペット弁体123側端部は、可
動子129を外嵌して導く様に筒状に突出している。
【0034】 前記ポペット弁体123の軸心からスリ
ーブ117側には、軸部132が突出しており、この軸
部132は軸支部材133によって回動自在に軸支され
ている。軸部132の先端には、凹状の係止部135が
取り付けられており、この係止部135と電磁弁本体1
11の端部との間には、プランジャ107全体を矢印A
方向に付勢するバネ105が取り付けられている。
ーブ117側には、軸部132が突出しており、この軸
部132は軸支部材133によって回動自在に軸支され
ている。軸部132の先端には、凹状の係止部135が
取り付けられており、この係止部135と電磁弁本体1
11の端部との間には、プランジャ107全体を矢印A
方向に付勢するバネ105が取り付けられている。
【0035】この様な構成の三方向電磁弁101には、
流体の通路として、流体が供給される第1の通路(供給
ポート)141と、流体がクラッチ109に流入又は流
出する第2の通路(出力ポート)143と、流体が排出
される第3の通路(排出ポート)145とが設けられて
いる。
流体の通路として、流体が供給される第1の通路(供給
ポート)141と、流体がクラッチ109に流入又は流
出する第2の通路(出力ポート)143と、流体が排出
される第3の通路(排出ポート)145とが設けられて
いる。
【0036】次に、本実施例の三方向電磁弁101の動
作について説明する。 常時は、バネ105の付勢力によって、プランジャ1
07は矢印A方向に移動しているので、第1ポペット弁
部155が第1の弁座153に着座している。そのた
め、供給ポート141と出力ポート143とが遮断され
るとともに、出力ポート143と排出ポート145とが
連通されている。従って、電磁ソレノイド103に通電
されない場合は、高圧の流体はクラッチ109側に供給
されない。
作について説明する。 常時は、バネ105の付勢力によって、プランジャ1
07は矢印A方向に移動しているので、第1ポペット弁
部155が第1の弁座153に着座している。そのた
め、供給ポート141と出力ポート143とが遮断され
るとともに、出力ポート143と排出ポート145とが
連通されている。従って、電磁ソレノイド103に通電
されない場合は、高圧の流体はクラッチ109側に供給
されない。
【0037】次に、電磁ソレノイド103に通電され
ると、その励磁力が可動子129に伝えられるので、可
動子129がプランジャ107全体をバネ105の付勢
力に抗して矢印B方向に移動させる。この移動によっ
て、ポペット弁体123の第2ポペット弁部159が第
2の弁座157に着座することにより、供給ポート14
1と出力ポート143とが連通されるとともに、出力ポ
ート143と排出ポート145とが遮断される。従っ
て、高圧の流体がクラッチ109側に供給されて、クラ
ッチ109が駆動されることになる。
ると、その励磁力が可動子129に伝えられるので、可
動子129がプランジャ107全体をバネ105の付勢
力に抗して矢印B方向に移動させる。この移動によっ
て、ポペット弁体123の第2ポペット弁部159が第
2の弁座157に着座することにより、供給ポート14
1と出力ポート143とが連通されるとともに、出力ポ
ート143と排出ポート145とが遮断される。従っ
て、高圧の流体がクラッチ109側に供給されて、クラ
ッチ109が駆動されることになる。
【0038】この様に、本実施例の三方向電磁弁101
は、前記実施例1とは、付勢方向等に関して逆の構成を
有するが、前記実施例1と同様な効果を奏するものであ
る。尚、本発明は、上記実施例に何等限定されず、本発
明の要旨の範囲内において各種の態様で実施できること
は勿論である。
は、前記実施例1とは、付勢方向等に関して逆の構成を
有するが、前記実施例1と同様な効果を奏するものであ
る。尚、本発明は、上記実施例に何等限定されず、本発
明の要旨の範囲内において各種の態様で実施できること
は勿論である。
【0039】
【発明の効果】以上詳述した様に、請求項1の発明で
は、弁体に可動子が外嵌されるとともに、この可動子を
備えた弁体の外周方向に電磁ソレノイドが配置され、電
磁ソレノイドによって弁体を移動させる構成であるの
で、三方向電磁弁の軸方向の長さを短縮でき、それによ
って、三方向電磁弁の取り付けスペースを低減できると
いう顕著な効果を奏する。また、流体が供給される第1
の通路と、流体が作動手段に流入又は流出する第2の通
路と、流体が排出される第3の通路とが設けられるとと
もに、流体は第1の通路を介して弁体とピストンとの間
に導入されているので、僅かの力で弁体及びピストンを
スムーズに移動させることができる。その結果、弁体の
応答速度が早く迅速に制御できるという利点がある。
は、弁体に可動子が外嵌されるとともに、この可動子を
備えた弁体の外周方向に電磁ソレノイドが配置され、電
磁ソレノイドによって弁体を移動させる構成であるの
で、三方向電磁弁の軸方向の長さを短縮でき、それによ
って、三方向電磁弁の取り付けスペースを低減できると
いう顕著な効果を奏する。また、流体が供給される第1
の通路と、流体が作動手段に流入又は流出する第2の通
路と、流体が排出される第3の通路とが設けられるとと
もに、流体は第1の通路を介して弁体とピストンとの間
に導入されているので、僅かの力で弁体及びピストンを
スムーズに移動させることができる。その結果、弁体の
応答速度が早く迅速に制御できるという利点がある。
【0040】 請求項2の発明では、上述した三方向電
磁弁は、その構造上少ない励磁力で多量の流体を供給す
ることができるので、流体が供給される作動手段が大き
な駆動力を必要とするクラッチである場合にも、容易に
駆動することができる。請求項3の発明では、非磁性体
の接続部材により、シリンダとスリーブとをその軸心を
合わせた状態で接続するので、電磁弁の構造が簡易化さ
れコンパクトにすることができる。
磁弁は、その構造上少ない励磁力で多量の流体を供給す
ることができるので、流体が供給される作動手段が大き
な駆動力を必要とするクラッチである場合にも、容易に
駆動することができる。請求項3の発明では、非磁性体
の接続部材により、シリンダとスリーブとをその軸心を
合わせた状態で接続するので、電磁弁の構造が簡易化さ
れコンパクトにすることができる。
【0041】 請求項4の発明では、弁体からスリーブ
側に突出する軸部が、スリーブ側の軸支部材によって摺
動自在に軸支されているので、弁体の位置精度が向上
し、しかもその移動方向の移動が滑らかになるという利
点がある。請求項5の発明では、スリーブの中空部が流
体を排出する第3の通路として用いられる。請求項6の
発明では、ピストンは弁体と重量バランスを保っている
ので、スムーズに移動できる。
側に突出する軸部が、スリーブ側の軸支部材によって摺
動自在に軸支されているので、弁体の位置精度が向上
し、しかもその移動方向の移動が滑らかになるという利
点がある。請求項5の発明では、スリーブの中空部が流
体を排出する第3の通路として用いられる。請求項6の
発明では、ピストンは弁体と重量バランスを保っている
ので、スムーズに移動できる。
【図1】 実施例1の三方向電磁弁の断面を示す説明図
である。
である。
【図2】 (a)は可動子のI−I断面を示す断面図で
あり、(b)は軸支部材の正面図である。
あり、(b)は軸支部材の正面図である。
【図3】 実施例2の三方向電磁弁の断面を示す説明図
である。
である。
【図4】 従来例を示す説明図である。
1,101…三方向電磁弁、 3,103…電磁ソレノ
イド、5,105…バネ、 7,107…プラ
ンジャ、15,115…シリンダ、 23,123…
弁体、29,129…可動子、41,141…第1の通
路(供給ポート)、43,143…第2の通路(出力ポ
ート)、45,145…第3の通路(排出ポート)、5
3,153…第1の弁座、 57,157…第2の弁座
イド、5,105…バネ、 7,107…プラ
ンジャ、15,115…シリンダ、 23,123…
弁体、29,129…可動子、41,141…第1の通
路(供給ポート)、43,143…第2の通路(出力ポ
ート)、45,145…第3の通路(排出ポート)、5
3,153…第1の弁座、 57,157…第2の弁座
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平4−181077(JP,A)
特開 昭54−154829(JP,A)
実開 平2−67173(JP,U)
実開 平3−11184(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F16K 31/06 - 31/11
Claims (6)
- 【請求項1】 流体が供給される第1の通路と、流体が
作動手段に流入又は流出する第2の通路と、流体が排出
される第3の通路と、を備え、非磁性体の弁体の移動に
よって前記流体の通路を切り替えて、作動手段を駆動す
る三方向電磁弁であって、 前記弁体の外周方向に電磁ソレノイドを配置するととも
に、前記弁体に磁性体の可動子を外嵌し、且つ、前記弁
体の移動方向の一方の側に設けた磁性体の円筒状のシリ
ンダと他方の側に設けた磁性体の円筒状のスリーブと
を、その軸心を合わせた状態で配置した構成を備え、 前記シリンダの前記弁体側の端部に該弁体側に着座する
第1の弁座を有するとともに、前記スリーブの前記弁体
側の端部に該弁体側に着座する第2の弁座を有し、 且つ、前記弁体が前記第1の弁座に対して着座又は離間
することにより前記第1の通路と前記第2の通路とが各
々遮断又は連通し、前記弁体が前記第2の弁座に対して
着座又は離間することにより前記第2の通路と前記第3
の通路とが各々遮断又は連通する構成を有し、 更に、前記弁体の前記シリンダ側に、該 シリンダに摺動
自在に嵌挿されたピストンを設けるとともに、前記弁体
とピストンとの間に前記第1の通路を介して流体を導入
する構成を備えたことを特徴とする三方向電磁弁。 - 【請求項2】 前記作動手段が、クラッチであることを
特徴とする前記請求項1記載の三方向電磁弁。 - 【請求項3】 前記シリンダと前記スリーブとを、その
軸心を合わせた状態で接続する非磁性体の接続部材を備
えたことを特徴とする前記請求項1に記載の三方向電磁
弁。 - 【請求項4】 前記弁体から前記スリーブ側に同軸に突
出する軸部と、 前記スリーブの内側に取り付けられて、前記軸部を摺動
自在に軸支する軸支部材と、 を有することを特徴とする前記請求項3記載の三方向電
磁弁。 - 【請求項5】 前記スリーブの中空部が前記流体を排出
する第3の通路として用いられることを特徴とする前記
請求項1〜4のいずれかに記載の三方向電磁弁。 - 【請求項6】 前記ピストンは前記弁体と重量バランス
を保つように構成されていることを特徴とする前記請求
項1〜5のいずれかに記載の三方向電磁弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04579094A JP3491324B2 (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | 三方向電磁弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04579094A JP3491324B2 (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | 三方向電磁弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07260033A JPH07260033A (ja) | 1995-10-13 |
JP3491324B2 true JP3491324B2 (ja) | 2004-01-26 |
Family
ID=12729081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04579094A Expired - Fee Related JP3491324B2 (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | 三方向電磁弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3491324B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008133926A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-12 | Denso Corp | 自動変速機用油圧制御装置 |
JP5991930B2 (ja) * | 2013-01-29 | 2016-09-14 | 三菱電機株式会社 | 三方電磁弁 |
-
1994
- 1994-03-16 JP JP04579094A patent/JP3491324B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07260033A (ja) | 1995-10-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |