JPS6229738Y2 - - Google Patents

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JPS6229738Y2
JPS6229738Y2 JP6729182U JP6729182U JPS6229738Y2 JP S6229738 Y2 JPS6229738 Y2 JP S6229738Y2 JP 6729182 U JP6729182 U JP 6729182U JP 6729182 U JP6729182 U JP 6729182U JP S6229738 Y2 JPS6229738 Y2 JP S6229738Y2
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JP
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switching valve
valve body
valve seat
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piston packing
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JP6729182U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、流体流路を切換える電磁弁に関する
ものである。
従来の電磁弁として、第1の3方切換弁構造の
出力圧をパイロツト圧として第2の3方切換弁構
造の弁体を駆動し、これによつて全体的には4方
切換弁として機能するように構成したものは公知
である。
しかるに、上記電磁弁においては、供給流体圧
力が高くなると、第1の3方切換弁構造からの出
力圧をパイロツト圧として駆動される第2の3方
切換弁構造におけるピストンパツキン及び切換弁
体が過度の切換駆動力を受け、それによつてピス
トンパツキンや切換弁体が変形し、故障の原因に
なるばかりでなく、部品の寿命が著しく短縮する
ことも少なくない。
本考案は、上述した第2の3方切換弁構造のピ
ストンパツキンや切換弁体が過度の変形を受けな
いようにして、その寿命の長期化を達成する電磁
弁を提供しようとするもので、かかる目的を達成
するため、本考案の電磁弁は、ソレノイドによつ
て駆動される第1の3方切換弁構造と、その出力
圧をパイロツト圧として加えることにより駆動さ
れる第2の3方切換弁構造とを備えたものにおい
て、第2の3方切換弁構造を、上記パイロツト圧
により駆動されるピストンパツキンとそれにより
切換駆動されて出力口を入力口と排気口とに切換
連通させる切換弁体とを備えたものとして構成
し、一方の係止部に当接する復帰位置から他方の
係止部に当接する駆動位置までのピストンパツキ
ンのストロークを、一方の弁座に当接する復帰位
置から他方の弁座に当接する駆動位置までの切換
弁体のストロークよりも僅かに大きく設定され
る。
かかる本考案の電磁弁において、第1の3方切
換弁構造の出力圧(パイロツト圧)により第2の
3方切換弁構造のピストンパツキンと切換弁体を
駆動すれば、一方の弁座に当接していた切換弁体
が切換わつて他方の弁座に当接すると共に、一方
の係止部に当接していたピストンパツキンが切換
弁体を他方の弁座に押圧しつつ他方の係止部に当
接着座するが、ピストンパツキンのストロークを
切換弁体のそれより僅かに大きく設定して両スト
ローク端で係止部に当接するようにしているた
め、切換弁体はピストンパツキンによる押圧で過
度の変形を受けることなく確実に弁座を閉鎖し、
それにより特別の手段を施すことなく切換弁体の
長寿命化が可能であり、また切換終了時において
はピストンパツキンが係止部に着座した状態にあ
るため、その切換状態が極めて安定的であり、し
かも着座したピストンパツキンにより切換弁体が
軸方向に圧縮された状態にあつて、弾性復元力を
蓄積しているため、復帰切換時にその弾性復元力
によりピストンパツキンをその始動抵抗に打勝つ
て押戻すように起動し、そのため復帰動作をも応
答良く確実に行わせることができる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明すると、第1図及び第2図において、1は弁
部、2はソレノイドで、該ソレノイド2により弁
部の流体流路を切換え可能に構成したものであ
る。
上記ソレノイド2は、ボビン3に巻回した励磁
用コイル4の外側を磁気枠5で囲繞すると共に、
ボビン3の中心の孔3aに嵌着した固定鉄心6を
ねじ7により磁気枠5と一体に固定し、さらにボ
ビン3の孔3a内に可動鉄心8を軸方向に摺動可
能に配設して、該可動鉄心8を、コイル4への通
電励磁に伴う電磁力により第1復帰ばね9の付勢
力に抗して固定鉄心6に吸着させ、それにより後
述する第1入力弁座17から離間する方向に駆動
変位させるように構成している。
一方、上記弁部1における弁本体10は、入力
ポート11、第1排気ポート12、第2排気ポー
ト13、第1出力ポート14及び第2出力ポート
15を備え、さらに入力ポート11を第1及び第
2入力路11a,11bに分岐させ、弁本体10
内には、上記第1入力路11a、第1排気ポート
12及び第1出力ポート14の切換えを行う第1
の3方切換弁構造、並びに第2入力路11b、第
2排気ポート13及び第2出力ポート15の切換
えを行う第2の3方切換弁構造を設けている。
而して、第1の3方切換弁構造としては、上記
第1入力路11aを第1入力弁座17を介して弁
室18に連通させ、該弁室18内においては、入
力弁体19を上記可動鉄心8内にばね8aで付勢
した状態で内設して、該可動鉄心8の変位により
第1入力弁座17を開閉できるように構成してい
る。
また、上記第1排気ポート12に連通する第1
排気弁座20は、第1入力弁座17と背向状態に
形設され、この第1排気弁座20を排気弁体21
により開閉することによつて第1出力ポート14
と第1排気ポート12の間の流路を通断するよう
に構成している。該排気弁体21の開閉は、上記
可動鉄心8に先端が衝当する1本または複数本の
押棒22を該排気弁体21に設け、この押棒22
を介して該排気弁体21を可動鉄心8で駆動する
ことにより行われる。
上記第1入力弁座17を開閉する入力弁体19
及び第1排気弁座20を開閉する排気弁体21に
よつて構成される第1の3方切換弁構造は、第1
出力ポート14に出力圧を得ると同時に、以下に
説明する第2の3方切換弁構造を駆動するための
パイロツト流体圧力を発生させるものである。そ
のため、上記排気弁体21は第1出力ポート14
に連通させた第2の3方切換弁構造の駆動圧力室
23内に配設している。上記駆動圧力室23は、
第2の3方切換弁構造を形成する弾性材製の切換
弁体26のガイド部が挿嵌されたピストンパツキ
ン25により区画形成され、第2図の状態におい
て該ピストンパツキン25にそれを駆動するため
の上記出力圧(パイロツト流体圧力)を作用させ
るものであり、この駆動圧力室23内において、
上記排気弁体21とピストンパツキン25との間
に排気弁体21と一体に構成した弾性柱からなる
第2複帰ばね24を縮設している。
上記ピストンパツキン25は、第1図乃至第4
図に示すように、その上段柱部25aをシール部
とし、中段及び下段柱部25b,25cを上下摺
動のためのガイド部にすると共に、下段柱部25
cの上、下端面25d,25eを弁本体10及び
それに内設した弁枠31の係止部27,31aに
当接するストツパ部とし、さらに中段及び下段柱
部25b,25cの外側における対向位置に、上
記下端面25eに凹設した環状溝25fにより互
いに連通させた一対の縦溝25g,25hを切設
し、それにより上記下端面25eが弁枠31の係
止部31aに当接した状態において第2出力ポー
ト15から第2排気ポート13に通じる流路を確
保している。
上記ピストンパツキン25に離間可能に挿嵌さ
れた切換弁体26は、ピストンパツキン25によ
り押下げられると共に、流体圧力及び必要に応じ
て縮設した第3復帰ばね30の付勢力との合力に
より押上げられ、それにより前記第2入力路11
bから第2出力ポート15に至る流路を形成する
弁枠33上の第2入力弁座28と、第2出力ポー
ト15から第2排気ポート13に至る流路を形成
する弁枠31上の第2排気弁座29とを交互に開
閉して流体流路の切換えを行うものであり、切換
弁体26の上下への摺動の案内を確実にするた
め、下部におけるガイド杆部26aを弁枠33の
案内孔33aに挿嵌している。また、ピストンパ
ツキン25により切換弁体26を下方に駆動する
際に、第2入力弁座28に押圧した切換弁体26
を過度に変形させないため、ピストンパツキン2
5のストロークaを切換弁体26のストロークb
より僅かだけ大きく設定して、切換弁体26が第
2入力弁座28に当接した後、直ちにピストンパ
ツキン25の下端面25eが係止部31aに当接
着座するようにしている。
上記ピストンパツキン25及び切換弁体26を
備えた第2の3方切換弁構造は、上述したよう
に、第2入力弁座28と第2排気弁座29を交互
に開閉することにより流路の切換えを行うもの
で、上記駆動圧力室23においてピストンパツキ
ン25に作用する流体圧力によりピストンパツキ
ン25を介して切換弁体26を押圧させ、これに
よつて第2入力弁座28を閉鎖し、またそれとは
逆の方向に切換弁体26を付勢する流体圧力及び
第3復帰ばね30の付勢力の合力により、上記第
2入力弁座28に対向配置された第2排気弁座2
9を閉鎖するように構成している。
次に、上記構成の電磁弁の動作を説明する。
ソレノイド2の消磁状態においては、第1図に
示すように、第1出力ポート14と第1排気ポー
ト12、及び入力ポート11と第2出力ポート1
5がそれぞれ連通している。即ち、ソレノイド2
の消磁状態においては、可動鉄心8が第1復帰ば
ね9の付勢力により第2復帰ばね24の付勢力に
抗して復帰変位し、入力弁体19が第1入力弁座
17を閉鎖すると共に排気弁体21が第1排気弁
座20を開放して、第1出力ポート14を第1排
気ポート12に連通させる。この場合、駆動圧力
室23が第1排気ポート12に連通して降圧状態
にあるため、ピストンパツキン25及び切換弁体
26は第2入力路11bからの流体圧力及び第3
復帰ばね30の付勢力の合力により第2復帰ばね
24の付勢力に抗して復帰位置にあり、切換弁体
26が第2排気弁座29を閉鎖すると共に第2入
力弁座28を開放し、入力ポート11が第2出力
ポート15に連通している。
今、ソレノイド2を励磁すると、第2図に示す
ように、入力ポート11と第1出力ポート14及
び第2出力ポート15と第2排気ポート13がそ
れぞれ連通する。即ち、ソレノイド2を励磁状態
にすると、可動鉄心8は電磁力及び圧縮状態にあ
る第2復帰ばね24の付勢力の合力により第1復
帰ばね9の付勢力に抗して固定鉄心6に吸着さ
れ、入力弁体19が第1入力弁座17を開放する
と共に排気弁体21が第2復帰ばね24の付勢力
により第1排気弁座20を閉鎖して、入力ポート
11が第1出力ポート14に連通する。また、駆
動圧力室23が第1出力ポート14に連通して昇
圧するため、流体圧力がピストンパツキン25に
作用して該ピストンパツキン25及び切換弁体2
6を流体圧力及び第3復帰ばね30の付勢力の合
力に抗して駆動変位させ、これにより切換弁体2
6が第2排気弁座29を開放すると同時に第2入
力弁座28を閉鎖し、第2出力ポート15を第2
排気ポート13に連通させる。
而して、上記第2図の状態において、切換弁体
26がピストンパツキン25により第2入力弁座
28に過度に変形する程強く押圧されることはな
い。それは、ピストンパツキン25のストローク
aを切換弁体26のストロークbより僅かだけ大
きくしているため、ピストンパツキン25の下動
に伴つて先ず切換弁体26が第2入力弁座28に
当接し、その後僅かのストローク(a−b)によ
りピストンパツキン25が係止部31aに当接着
座するからである。
この後、ソレノイド2を消磁すれば、各流路は
第1図の切換状態に復帰するが、その切換動作は
特に第2の3方切換弁構造においてスムーズに行
われる。即ち、ソレノイド2の消磁により可動鉄
心8は第1復帰ばね9の付勢力で固定鉄心6から
離間して、第1図の復帰位置に変位し、入力弁体
19が第1入力弁座17を閉鎖すると共に、排気
弁体21が第1排気弁座20を開放する。これに
より駆動圧力室23が降圧してピストンパツキン
25及び切換弁体26が復帰上動するが、その起
動時には、上向きに作用する流体圧力及び第3復
帰ばね30の付勢力の合力の他に、軸方向に圧縮
された切換弁体26の弾性復元力も作用するた
め、ピストンパツキン25及び切換弁体26は始
動時の大きな摩擦抵抗に打勝つて応答良く確実に
上動復帰する。
また、上記各切換動作において、ピストンパツ
キン25及び切換弁体26のストロークは、上部
においてはピストンパツキン25の中段及び下段
柱部25b,25cが、また下部においては切換
弁体26のガイド杆部26aがそれぞれ摺動に対
するガイドとして作用するため、安定的且つスム
ーズに行われる。
なお、切換弁体26は、弾性材を金属あるいは
合成樹脂製の杆体の外側に部分的に付着すること
により構成することもでき、さらに切換弁体26
をピストンパツキン25に嵌着固定してもよく、
また上記一対の弁枠31,33を一体として構成
することもできる。
第5図は、本考案の異種実施例を示し、ピスト
ンパツキン41と切換弁体42とを抜止状態で軸
方向に遊びをもたせて伸縮可能に連結し、それに
よりピストンパツキン41は先ず自己の始動抵抗
に打勝てば始動し、その後に切換弁体42をその
始動抵抗に抗して駆動するように構成して、ピス
トンパツキン41の始動を小さな力で容易に行え
るようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例の異なる切
換状態を示す断面図、第3図及び第4図はそのピ
ストンパツキンの側面図及び底面図、第5図は本
考案の異種実施例の部分断面図である。 2……ソレノイド、25,41……ピストンパ
ツキン、26,42……切換弁体、27,31a
……係止部、28,29……弁座。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ソレノイドによつて駆動される第1の3方切換
    弁構造と、その出力圧をパイロツト圧として加え
    ることにより駆動される第2の3方切換弁構造と
    を備えたものにおいて、第2の3方切換弁構造
    を、上記パイロツト圧により駆動されるピストン
    パツキンとそれにより切換駆動されて出力口を入
    力口と排気口とに切換連通させる切換弁体とを備
    えたものとして構成し、一方の係止部に当接する
    復帰位置から他方の係止部に当接する駆動位置ま
    でのピストンパツキンのストロークを、一方の弁
    座に当接する復帰位置から他方の弁座に当接する
    駆動位置までの切換弁体のストロークよりも僅か
    に大きく設定したことを特徴とする電磁弁。
JP6729182U 1982-05-07 1982-05-07 電磁弁 Granted JPS58169203U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6729182U JPS58169203U (ja) 1982-05-07 1982-05-07 電磁弁

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JP6729182U JPS58169203U (ja) 1982-05-07 1982-05-07 電磁弁

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Publication Number Publication Date
JPS58169203U JPS58169203U (ja) 1983-11-11
JPS6229738Y2 true JPS6229738Y2 (ja) 1987-07-30

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ID=30077127

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JP6729182U Granted JPS58169203U (ja) 1982-05-07 1982-05-07 電磁弁

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JPS58169203U (ja) 1983-11-11

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