JPS5932086Y2 - 有極電磁ソレノイド - Google Patents

有極電磁ソレノイド

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Publication number
JPS5932086Y2
JPS5932086Y2 JP1978043284U JP4328478U JPS5932086Y2 JP S5932086 Y2 JPS5932086 Y2 JP S5932086Y2 JP 1978043284 U JP1978043284 U JP 1978043284U JP 4328478 U JP4328478 U JP 4328478U JP S5932086 Y2 JPS5932086 Y2 JP S5932086Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
permanent magnet
excitation coil
plunger
force
electromagnet
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978043284U
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English (en)
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JPS54146351U (ja
Inventor
光樹 永本
Original Assignee
松下電工株式会社
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Publication date
Application filed by 松下電工株式会社 filed Critical 松下電工株式会社
Priority to JP1978043284U priority Critical patent/JPS5932086Y2/ja
Publication of JPS54146351U publication Critical patent/JPS54146351U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、励磁コイル1の両端間に磁路を構成するヨー
ク2を励磁コイル1の周部に配置した電磁石3と、この
電磁石3の上部に配設して励磁コイル1の中心孔1aに
対して貫通孔4aを同一軸に配置したリング状の永久磁
石4と、前記中心孔1aと貫通孔4aとで構成せる透孔
内に上下動自在に挿置した磁性材からなるプランジャ5
とを有し、永久磁石4の磁束方向と同一方向に励磁コイ
ル1の磁束方向が形成されるように励磁コイル1に通電
される励磁電流をオンオフ制御自在として戊る有極電磁
ソレノイドに係るものである。
従来の電磁ソレノイドは第1図に示すように電磁石3か
ら突出したプランジャ5の先端に設けたストッパ9と、
電磁石3との間のプランジャ5に復帰スプリング6を配
置してあったので、プランジャ5を吸引する場合に復帰
スプリング6の弾発力に抗して吸引しなければならず大
きな電磁石3を必要とした。
そこで従来、特開昭52−14926号公報に開示され
ているように、筒状励磁コイルの一端に永久磁石を配設
し、復帰スプリングの弾発力を用いずに常時は永久磁石
にプランジャを吸着させるようにし、また励磁コイルに
通電したときには永久磁石の磁束と励磁コイルの磁束と
の反発力によりプランジャを反発駆動させるようにした
電磁弁装置が開発されているが、かかる従来例にあって
は、永久磁石の磁束方向と励磁コイルによる磁束の方向
とが正反対であるために永久磁石が減磁されやすいとい
う欠点があり、磁気保持力の強い高価な永久磁石が必要
とされるという問題があった。
本考案は上述の点に鑑みて為されたもので、その目的と
するところは永久磁石を利用することにより、復帰スプ
リングを不要とし、しかも永久磁石が減磁されるおそれ
を少なくした有極電磁ソレノイドを提供するにある。
以下本考案を実施例にて説明する。
第2図は一実施例の断面図である。
電磁石3は、線輪8をコイルボビン7に巻装した励磁コ
イル1と、内部にこの励磁コイル1を網製し上面中心に
は励磁コイル1の中心孔1aと同軸上に位置する孔2a
を有するヨーク2とから構成されたもので、ヨーク2の
上面には、上下面が図示のように異極であるリング状の
永久磁石4を配置しである。
永久磁石4は貫通孔4aを前記孔2aと、中心孔1aと
同一軸になるように上述のように配置されているもので
ある。
しかして磁性材からなるプランジャ5を貫通孔4aと、
孔2aと、中心孔1aとで形成せる透孔内に上下動自在
に挿通して有極電磁ソレノイドを構成する。
今、励磁コイル1を無励磁としていると、永久磁石4の
吸引力により、プランジャ5は第3図に示すように上方
へ吸引されて上端を上方へ突出した状態となる。
ここで励磁コイル1を永久磁石4の磁束方向と同一方向
となるように図示する極性の励磁電流にて励磁すると、
プランジャ5は下方向に吸引されて先端の突出量を第4
図のように少なくした状態となる。
次いで励磁電流を遮断すると、永久磁石4の吸引力によ
りプランジャ5は上方向へ移動し、第3図の状態に復帰
する。
ここで永久磁石4による復帰力は磁性材よりなるプラン
ジャ5を最も位置エネルギーの低い状態(ポテンシャル
の最も低い状態)に移動させようとする力によって得ら
れるもので゛ある。
すなわち永久磁石4とプランジャ5との相対的な位置関
係が第3図に示すような状態どなっているときに、プラ
ンジャ5と永久磁石4とを含む磁気回路は最も磁気抵抗
が低い状態となっており、最も安定している。
次に永久磁石4とプランジャ5との相対的な位置関係が
第4図に示すような状態となっている場合において、励
磁コイル1への通電を切ったときにはプランジャ5と永
久磁石4とを含む磁気回路の磁気抵抗は第3図の状態よ
りも高くなるものであり、したがってプランジャ5には
弱いながらも復帰力が働くものであり、プランジャ5を
比較的スムーズに摺動できるようにしておけば、この復
帰力によってプランジャ5を第4図に示す状態から第3
図に示す状態に復帰させることができるものである。
なお励磁コイル1を第4図に示すような状態に通電した
ときには、プランジャ5は永久磁石4と電磁石3とによ
って生じる磁界の中心部に移動することになり、したが
ってこの場合には永久磁石4による力は制動力として働
くことになって、プランジャ5の移動するストロークは
それだけ短くなるが、これは大した問題ではない。
実際、永久磁石4の力が制動力として働いたとしても電
磁石3の吸引力と永久磁石の吸引力との差の力がプラン
ジャ5を駆動する力として作用するがら、プランジャ5
は必ず駆動されるものであり、このプランジャ5の移動
によって例えばマイクロスイッチのアクチュエータなど
を駆動することは充分に可能なものである。
本考案は、上述のように構成した電磁石の上部に配設し
た励磁コイルの中心孔に対して貫通孔を同一軸に配置し
たリング状の永久磁石と、前記中心孔と貫通孔とで構成
せる透孔内に上下動自在に挿置した磁性材からなるプラ
ンジャとを有し、永久磁石の磁束方向と同一方向に励磁
コイルの磁束方向が形成されるように励磁するようにし
たので、無励磁の場合には永久磁石の吸引力を利用して
プランジャを復帰させるここが可能となるから、復帰ス
プリングが不要となるという効果を奏する。
また本考案にあっては、上述のように永久磁石の磁束方
向と同一方向に励磁コイルの磁束方向が形成されるよう
に励磁コイルに通電される励磁電流をオンオフ制御自在
としたから、励磁コイルの磁束により永久磁石が減磁さ
れるおそれが全くなく、長期間使用しても吸引力が低下
せず、したがって性能の劣化が少ないという効果がある
なお、従来、第5図に示すように、操作電磁石の継鉄1
1に固定された中空の操作コイル用ボビン12に環状操
作コイル13を設け、この中に電磁吸引力を伝達する非
磁性金属製ロッド14を取付けた可動鉄心15を挿入し
、継鉄11の下部に可動鉄心保持用電磁石の継鉄16、
保持コイル17および保持コイル用ボビン18を設けた
電磁石が、実公昭39−32599号公報などにおいて
開示されている。
しかしながら、かかる第5図従来例にあっては、可動鉄
心15の両端部に、動作空隙19と保持用電磁石空隙2
0とを設けであることから明らかなように、可動鉄心1
5を電磁石の磁極面吸着力のみによって動作させており
、したがって可動鉄心15に操作時に働く電磁吸引力は
動作スI・ローフの変化に応じて大きく変化するという
問題がある。
第6図a、bはこのことを説明するための動作説明図で
ある。
第6図aは本考案におけるプランジャの操作時における
ストロークと吸引力との関係を示す図である。
同図において、Aは励磁コイル1による電磁吸引力であ
り、Bは永久磁石4による漏洩吸引力、Cは両眼引力を
合成した合成吸引力である。
同図に示すように本考案においてはプランジャ5の復帰
力として永久磁石4による漏洩吸引力Bを用いているの
で、プランジャ5の操作時におけるストロークの変化に
対する吸引力の変化が少なく、リレーとして接点ばねの
開閉駆動に使用した場合において接点ばねの負荷特性曲
線とのマツチングが良くなり、能率の良いリレーを形成
出来るという利点か゛ある。
一方、第6図すは第5図実施例における可動鉄心15の
操作時におけるストロークと吸引力との関係を示す図で
ある。
同図において、Aは操作コイル13による電磁吸引力で
あり、Bは保持コイル17による電磁吸引力、Cは両眼
引力を合成した合成吸引力である。
同図に示すように、第5図従来例においては可動鉄心1
5の復帰力として保持コイル17による磁極面吸引力を
利用しているので、可動鉄心15の操作時におけるスト
ロークの変化に対する吸引力の変化が大きく、リレーと
して接点ばねの開閉駆動に使用した場合において、接点
ばねの負荷特性曲線とのマツチングが悪くなるという問
題があるが、本考案はこのような問題点を解決している
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の断面図、第2図は本考案の一実施例の
断面図、第3図、第4図は同上の動作説明図、第5図は
他の従来例の断面図、第6図a、l)は本考案と第5図
従来例との動作説明図であす、1は励磁コイル、1aは
中心孔、2はヨーク、3は電磁石、4は永久磁石、4a
は貫通孔、5はプランジャである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 励磁コイルの両端間に磁路を構成するヨークを励磁コイ
    ルの周部に配置した電磁石と、この電磁石の上部に配設
    して励磁コイルの中心孔に対して貫通孔を同一軸に配置
    したリング状の永久磁石と、前記中心孔と貫通孔とで構
    成せる透孔内に上下動自在に挿置した磁性材からなるプ
    ランジャとを有し、永久磁石の磁束方向と同一方向に励
    磁コイルの磁束方向が形成されるように励磁コイルに通
    電される励磁電流をオンオフ制御自在として成る有極電
    磁ソレノイド。
JP1978043284U 1978-03-31 1978-03-31 有極電磁ソレノイド Expired JPS5932086Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1978043284U JPS5932086Y2 (ja) 1978-03-31 1978-03-31 有極電磁ソレノイド

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JP1978043284U JPS5932086Y2 (ja) 1978-03-31 1978-03-31 有極電磁ソレノイド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54146351U JPS54146351U (ja) 1979-10-11
JPS5932086Y2 true JPS5932086Y2 (ja) 1984-09-10

Family

ID=28917416

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JP1978043284U Expired JPS5932086Y2 (ja) 1978-03-31 1978-03-31 有極電磁ソレノイド

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5214926A (en) * 1975-07-25 1977-02-04 Kogyosha Tsushin Kiki Seisak Solenoid valve

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5214926A (en) * 1975-07-25 1977-02-04 Kogyosha Tsushin Kiki Seisak Solenoid valve

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JPS54146351U (ja) 1979-10-11

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