JPH0112364Y2 - - Google Patents

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JPH0112364Y2
JPH0112364Y2 JP860182U JP860182U JPH0112364Y2 JP H0112364 Y2 JPH0112364 Y2 JP H0112364Y2 JP 860182 U JP860182 U JP 860182U JP 860182 U JP860182 U JP 860182U JP H0112364 Y2 JPH0112364 Y2 JP H0112364Y2
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JP
Japan
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core
iron core
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fixed
electromagnetic contactor
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JP860182U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電磁接触器、特に操作コイルが直流電
流により励磁される電磁接触器に関するものであ
る。
周知のように、電磁接触器は各種主回路を開閉
するために用いられており、その操作コイルが励
磁されると固定鉄心が可動鉄心を吸引して主回路
が閉成され、また、操作コイルの励磁が行なわれ
なくなるとばねなどの付勢手段によつて可動鉄心
が固定鉄心から退避して主回路が開放される。
ところが、直流電流により操作コイルを励磁す
る(即ち、直流の操作入力で直接操作コイルを励
磁する、あるいは交流の操作入力を整流してこの
整流電流で操作コイルを励磁する)電磁接触器で
は、この直流の励磁電流が取り去られた後におい
ても、両鉄心に残留した磁気により両鉄心が吸着
されたままとなり主回路が開放されなくなるおそ
れがある。
そこで、この種の装置では、上記両鉄心の接極
面にあるいはそのいずれかに、非磁性体から成る
スペーサが設けられ、両鉄心の残留磁気による吸
着が防止されていた。
しかしながら、従来、操作コイルに並列にダイ
オードなどが接続され、フライホイール回路が形
成されている電磁接触器においては、操作電源を
切つた後も、フライホイール回路の効果で、操作
コイルに発生する誘起電圧により、操作コイルに
は回路時定数で減少していく電流が流れ、開放電
流に下がるまで、両鉄心は吸着されたままとな
り、その結果として操作電源を切つてからの両鉄
心が離れるまでの時間、つまり、可動鉄心の固定
鉄心への当接落下時間が長くなるという欠点、す
なわち電磁接触器の応答速度が遅いという欠点が
あつた。
本考案は上記従来の課題に鑑み為されたもので
あり、その目的は、操作コイルの吸引電圧を変化
させることなく可動鉄心の固定鉄心への当接落下
時間を短縮できる電磁接触器を提供することにあ
る。
上記目的を達成するために、本考案は、直流電
流で励磁された操作コイルの磁束により固定鉄心
が可動鉄心を吸引して主回路を閉成し、固定鉄心
と可動鉄心の接極面のうち少なくとも一方に両鉄
心の残留磁気による吸着を防止するために非磁性
体のスペーサが設けられた電磁接触器において、
前記固定鉄心と可動鉄心との少なくとも一方の接
極面に段差が設けられ可動鉄心の固定鉄心への当
接落下時間が短縮されることを特徴とする。
以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例を
説明する。
図には本考案に係る電磁接触器に含まれる鉄心
が示され、固定鉄心10の上方には可動鉄心12
が対向配置されており、固定鉄心10に装着され
た図示されていない操作コイルへの励磁電流を制
御することにより可動鉄心12の固定鉄心10へ
の接離が行なわれ主回路の開閉制御が達成され
る。
前記可動鉄心12の接極面には非磁性体のスペ
ーサ14が設けられ既述の如く両鉄心10,12
の残留磁気による吸着が防止される。
本実施例において特徴的なことは、固定鉄心1
0の接極面に段差tが設けられていることであ
る。
前記段差tは本実施例においては接極面の中央
部にほ0.3mm高さの凸状の段部16を設けること
によつて形成されており、このように、段差tを
設けることによつて、操作コイルより発生させら
れる磁束の磁路の、磁気抵抗Rが大きくなり、操
作コイルの自己インダクタンスLは小さくなる。
その為フライホイール回路と操作コイルとで形成
される回路の時定数は小さくなり、操作電源を切
つてから両鉄心が離れはじめるまでの時間が小さ
くなる。またこの段差を適切な小さな値にすれ
ば、両鉄心閉状態での吸引力を変えない、つま
り、開放電圧(電流)を変えないで可動鉄心12
の固定鉄心10への当接落下時間を短くすること
ができる。たとえば、操作コイルの巻数をN、操
作コイルに流れる電流をI、操作コイルにより発
生させられる磁束をΦ、鉄心間の吸引力をF、接
極面積をS、操作コイルの自己インダクタンスを
L、真空の透磁率をRとすれば、 NI=RΦ F=Φ2/2μ0 S L=N2/R と書き表わせ、仮に、Rが1.5倍になる様に、ま
たSが1/1.52倍になる様に段差tを設ければ、吸 引力FはNI=const、である為、段差tを設ける
前と同じになる。しかし自己インダクタンスLは
1/1.5倍になり、上記の時定数は小さくなる。また 電磁石が吸引を開始する時には、この段差tが小
さいため、鉄心間の空隙により、吸引電圧はほと
んど左右され、段差tの影響は現われない。この
様に、他の特性を変える事なく、可動鉄心12の
固定鉄心10への当接落下時間を短くでき、電磁
接触器の応答速度の遅延を除去することが可能で
ある。
上述の固定鉄心10および可動鉄心12は通常
鋼板を積層して容易に形成される。特に、接極面
に段差が設けられた場合には鉄心の形状が複雑化
し、切削加工等の手段により鉄心を一体形成する
には困難を伴なうが、プレス打抜きされた鋼板を
積層することにより複雑形状の鉄心を極めて容易
に形成することが可能である。
以上説明したように、本考案によれば、固定鉄
心10と可動鉄心12との少なくとも一方の接極
面に段差tが設けられることにより、可動鉄心1
2の固定鉄心への当接落下時間を短縮することが
可能となり、接極面にスペーサ14を設けること
に起因する前記当接落下時間の遅延を回避するこ
とが可能である。
尚本実施例においては段差tを固定鉄心10の
接極面に設けた例が示されているが、該段差tを
可動鉄心の接極面に設けることも可能であり、更
には両鉄心10,12の接極面にそれぞれ形成す
ることも可能である。
また段部16の形状は本実施例と異なり、接極
面の一端部または両端部を上方へ突起させて形成
することも可能である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係る電磁接触器に含まれる鉄心の
要部断面図である。 図において、10は固定鉄心、12は可動鉄
心、14はスペーサ、tは段差である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 操作コイルと並列にダイオードなどが接続さ
    れ、操作コイルより見てフライホイール回路が
    形成されている操作コイルをもち直流電流で励
    磁された操作コイルの磁束により固定鉄心が可
    動鉄心を吸引して主回路を閉成し、固定鉄心と
    可動鉄心の接極面のうち少なくとも一方に両鉄
    心の残留磁気による吸着を防止するために非磁
    性体のスペーサが設けられた電磁接触器におい
    て、前記固定鉄心と可動鉄心との少なくとも一
    方の接極面に段差が設けられ可動鉄心の固定鉄
    心への当接落下時間が短縮されることを特徴と
    する電磁接触器。 (2) 実用新案登録請求の範囲(1)記載の電磁接触器
    において、固定鉄心と可動鉄心のうち少なくと
    も一方が鋼板を積層して形成されることを特徴
    とする電磁接触器。
JP860182U 1982-01-25 1982-01-25 電磁接触器 Granted JPS58110942U (ja)

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JP860182U JPS58110942U (ja) 1982-01-25 1982-01-25 電磁接触器

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JP860182U JPS58110942U (ja) 1982-01-25 1982-01-25 電磁接触器

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JPS58110942U JPS58110942U (ja) 1983-07-28
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JP860182U Granted JPS58110942U (ja) 1982-01-25 1982-01-25 電磁接触器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4739293A (en) * 1987-02-19 1988-04-19 Westinghouse Electric Corp. Electromagnetic contactor with reduced noise magnetic armature

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JPS58110942U (ja) 1983-07-28

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