JPH0119374Y2 - - Google Patents

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JPH0119374Y2
JPH0119374Y2 JP1982012087U JP1208782U JPH0119374Y2 JP H0119374 Y2 JPH0119374 Y2 JP H0119374Y2 JP 1982012087 U JP1982012087 U JP 1982012087U JP 1208782 U JP1208782 U JP 1208782U JP H0119374 Y2 JPH0119374 Y2 JP H0119374Y2
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JP
Japan
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frame
iron core
coil
magnetic body
core
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JP1982012087U
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JPS58116211U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自己保持形のソレノイドに関するも
のである。
最近、ソレノイドはVTRを始め各電子機器に
広く用いられているが、これら電子機器の小形、
軽量化および省電力化とあいまつてソレノイドに
ついても小形で省電力化を図つたものが要求され
ている。このため従来このようなソレノイドとし
て永久磁石を用いた所謂自己保持形のソレノイド
が考えられている。
しかして、従来この種のソレノイドとして第1
図に示すように筒状励磁コイル1の中空部に可動
鉄心2および固定鉄心3を接離自在に設けるとと
もに励磁コイル1の周りを上記可動鉄心2が挿通
される励磁コイル1の開口に連通する透孔41を
有するフレーム4で囲み、このフレーム4の上記
透孔41を有する端面に図示極性の永久磁石5を
介して中空円板状の磁性体6を設け、可動鉄心2
が固定鉄心3より開離している状態では永久磁石
5よりフレーム4の透孔41を有する端面、可動
鉄心2および磁性体6を通る磁束φ1にて可動鉄
心2の開離状態をつまり復帰状態を安定なものに
し、励磁コイル1の励磁により可動鉄心2が固定
鉄心3に吸着されたのちは永久磁石5よりフレー
ム4、固定鉄心3、可動鉄心2および磁性体6を
通る磁石φ2にてこの動作状態を自己保持するよ
うにしている。(図示例はこの状態を示してい
る。) ところが、このようなソレノイドでは永久磁石
5がフレーム4の外側に設けられる関係で永久磁
石5の磁束が外部に漏洩し易く、このため他に悪
影響を与えるだけでなく、ソレノイドの取付条件
によつては特性が著しく変化してしまう欠点があ
つた。
この考案は上記欠点を除去するためなされたも
ので、永久磁石の磁束の外部漏洩を確実に防止で
き、安定した動作が得られる自己保持形のソレノ
イドを提供することを目的とする。
以下、この考案の一実施例を図面に従い説明す
る。
第2図において、11は筒状の励磁コイルで、
このコイル11の中空部に非磁性材のパイプ12
を挿通している。この場合パイプ12を省略し上
記コイル11のボビンにその働きをもたせるよう
にしてもよい。
上記コイル11の一方開口側に固定鉄心13を
嵌合し、また他方開口側より可動鉄心14を上記
固定鉄心13に接離可能に挿通している。
上記励磁コイル11を囲むようにフレーム15
を設けている。このフレーム15は断面コ字形状
をなすもので、底面に上記固定鉄心13を設けて
いる。
上記フレーム15の開口側内部でコイル11の
他方開口端側に磁性体16を設けている。この磁
性体16は断面をコ字形にしたもので、底部に上
記コイル11の中空部に連通する透孔161を形
成し、この透孔161に上記パイプ12を挿通し
ている。この場合、磁性体16の透孔161周面
と上記可動鉄心14との間のギヤツプをl1に形成
している。
磁性体16とフレーム15の間に図示極性で永
久磁石17を介挿している。この永久磁石17は
例えば直方体をなすもので希土類永久磁石などが
用いられている。
上記フレーム15の開口端にフロントフレーム
18を設けている。このフロントフレーム18は
上記コイル11の中空部と同軸上に上記可動鉄心
14が挿通される中空部を有する板状をなすもの
である。この場合フロントフレーム18の中空部
周面と可動鉄心14との間のギヤツプをl2に形成
し、またこのフロントフレーム18板面と上記磁
性体16端との間のギヤツプをl3に形成してい
る。
ここで、上記ギヤツプl1,l2,l3の夫々の関係
はl1<l2<l3に設定されている。
次にその作用を述べる。
まず、固定鉄心13より可動鉄心14が開離し
ている状態つまり励磁コイル11の付勢前では上
記固定鉄心13と可動鉄心14の間に極めて大き
なギヤツプがあるので、永久磁石17の磁束のほ
とんどは磁性体16、ギヤツプl1、可動鉄心1
4、ギヤツプl2フロントフレーム18およびフレ
ーム15を通してφ1として透過される。
これにより固定鉄心13と可動鉄心14との間
に吸引力がほとんど作用しないので可動鉄心14
のリターンスプリング(図示せず)の偏倚力を最
少必要限まで弱めることができるとともに、固定
鉄心13と、可動鉄心14の間の吸引力が殆んど
作用しないので外部よりの振動が加つても可動鉄
心14の復帰状態を安定して保つことができる。
この状態から励磁コイル11を付勢すると可動
鉄心14は固定鉄心13に吸引され図示右方向に
移動され、固定鉄心13に吸着される。(図示例
ではこの状態を示している。) この状態から励磁コイル11の付勢を解くと、
この場合固定鉄心13と可動鉄心14との間のギ
ヤツプがなくなるので永久磁石17の磁束は今度
は磁性体16、可動鉄心14、固定鉄心13、フ
レーム15を通してφ2として透過され、これに
より可動鉄心14はこの動作状態に自己保持され
る。
この自己保持力はl1の条件がl1<l2<l3となつて
いるので、ギヤツプl1の部分が最も磁気抵抗が小
さいことから、永久磁石の磁束は殆んどこの部分
を通過するので強力な保持力が得られる。
その後可動鉄心14を復帰させるには励磁コイ
ル11を付勢し上記磁束φ2と逆方向の磁束を発
生させると永久磁石17の磁束φ2が打消される
間可動鉄心14と固定鉄心13との吸着が解か
れ、可動鉄心14は図示しないリターンスプリン
グにより復帰される。復帰させるための付勢時に
おいては、逆方向の磁束は主にl2を透過するの
で、極めて小さい電流で復帰させることができ
る。
なお、l3はl3>l2>l1の寸法条件となつているの
で、フロントフレーム18に対する漏洩磁束が少
くなるようにしている。
したがつて、このような構成によれば永久磁石
により可動鉄心の動作状態を保持させることがで
きるので省電力化を図ることができる。この場合
永久磁石はフレームの内部に配設されるので永久
磁石の磁束が外部に洩れることがなく、これによ
り他への悪影響を確実に防止できるとともに取付
条件によつて特性に変化を生じるようなことも防
止でき、もつて安定した動作を得ることができ
る。また、可動鉄心に接続されるリターンスプリ
ングの偏倚力を弱めることもできるので、それだ
け励磁コイルの付勢時可動鉄心に作用する有効吸
引力を高めることができる。
なお、この考案は上記実施例にのみ限定されず
要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施でき
る。
以上述べたようにこの考案によれば永久磁石の
磁束の外部洩漏を確実に防止でき、安定した動作
が得られる自己保持形のソレノイドを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のソレノイドの一例を示す概略的
構成図、第2図はこの考案の一実施例を示す概略
的構成図である。 1,11……励磁コイル、2,14……可動鉄
心、3,13……固定鉄心、4,14……フレー
ム、5,17……永久磁石、6,16……磁性
体、12……パイプ、18……フロントフレー
ム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 筒状の励磁コイルと、このコイルの一方開口
    端に嵌合された固定鉄心および他方開口端より
    挿通され上記固定鉄心に接離可能な可動鉄心
    と、上記励磁コイルを囲むように設けられた断
    面コ字形状のフレームと、このフレームの開口
    側内部で上記励磁コイルの他方開口端側に設け
    られ且つ上記コイルの中空部に連通する透孔を
    有する磁性体と、この磁性体と上記フレームと
    の間に介挿される永久磁石と、上記フレームの
    開口端に設けられるとともに上記コイルの中空
    部と同軸上に上記可動鉄心が挿通される中空部
    を有するフロントフレームとを具備し、上記磁
    性体の透孔周面と可動鉄心との間のギヤツプを
    l1、上記フロントフレームの中空部周面と可動
    鉄心との間のギヤツプをl2および上記磁性体端
    とフロントフレームとの間のギヤツプをl3とし
    たときl1<l2<l3の関係に設定したことを特徴
    とするソレノイド。 (2) 上記磁性体は断面コ字形状をなしその底面に
    上記コイルの中空部に連通する透孔を形成した
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のソレノイド。
JP1208782U 1982-01-30 1982-01-30 ソレノイド Granted JPS58116211U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1208782U JPS58116211U (ja) 1982-01-30 1982-01-30 ソレノイド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1208782U JPS58116211U (ja) 1982-01-30 1982-01-30 ソレノイド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58116211U JPS58116211U (ja) 1983-08-08
JPH0119374Y2 true JPH0119374Y2 (ja) 1989-06-05

Family

ID=30024674

Family Applications (1)

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JP1208782U Granted JPS58116211U (ja) 1982-01-30 1982-01-30 ソレノイド

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1003822B (zh) * 1984-10-09 1989-04-05 三菱矿业水泥株式会社 电磁执行机构
CN101542650B (zh) * 2006-12-18 2012-08-08 富士电机株式会社 电磁铁装置

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JPS57195807U (ja) * 1981-06-09 1982-12-11

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JPS58116211U (ja) 1983-08-08

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