JPS6119257Y2 - - Google Patents

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JPS6119257Y2
JPS6119257Y2 JP817882U JP817882U JPS6119257Y2 JP S6119257 Y2 JPS6119257 Y2 JP S6119257Y2 JP 817882 U JP817882 U JP 817882U JP 817882 U JP817882 U JP 817882U JP S6119257 Y2 JPS6119257 Y2 JP S6119257Y2
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valve
permanent magnet
magnet
electromagnet
magnetic flux
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JP817882U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ガス漏れ、地震発生時などにガス
器具等をガス供給系から緊急遮断する電磁式ガス
遮断弁に関する。
従来、この種の電磁式ガス遮断弁は、遮断弁の
弁体に連結された可動鉄片、この可動鉄片を吸着
することで弁体を開状態に保持する永久磁石およ
び、永久磁石からの可動鉄片の離脱を行わせる減
磁コイルと、弁体を閉止する方向に付勢するスプ
リングとから構成されている。
このような構成の電磁式ガス遮断弁において、
弁を開状態に保持する場合は、弁体をスプリング
に抗して押上げまたは押下げて鉄片を永久磁石に
吸着することにより行い、そして開状態の弁を緊
急遮断する場合は、ガス漏れ、あるいは地震震度
を検知したときの信号により減磁コイルに電流を
流し、このコイルに生じる磁束を永久磁石の磁力
を弱める方向に加え、これによりスプリングのば
ね力を利用して鉄片を永久磁石から離脱させると
同時に、弁体を閉方向に動作して緊急遮断するよ
うになつている。
しかし、上記のような従来の遮断弁では、減磁
コイルの磁束は永久磁石の磁力を弱める方向に作
用するため、この減磁コイルによる永久磁石への
減磁作用が過大であるか、度重なるか、永久磁石
の磁化が減少して遮断弁の動作特性が変化し不安
定となつて遮断弁が緊急時以外でもみだりに遮断
動作されてしまう欠点があつた。
この考案は上記の点に鑑みなされたもので、そ
の目的は、永久磁石の磁化を強める方向に電磁石
の磁束を加えることにより弁体と連動する吸着板
の離脱を可能にし、これにより遮断弁の動作特性
を安定化するとともに、電磁石を壷形形としたと
きの製作が簡単で容易に実現し得る電磁式ガス遮
断弁を提供するにある。
以下、この考案の実施例を図面について説明す
る。
第1図はこの考案にかかる電磁式ガス遮断弁の
一例を示すもので、1は両端に開口1a,1bを
有し、内部中間に両開口1a,1bを連通する弁
開口1cを有する弁匣体であり、この弁匣体1内
にはその弁開口1cを開閉する弁体2が配置さ
れ、この弁体2はスプリング3によつて弁開口1
cを常時閉じる方向に付勢されているとともに、
弁体2には弁棒4の一端が固着され、その他端部
は弁匣体1の上部壁を貫通して上方に突出され、
この弁棒2の貫通部はOリング5によつてシール
されている。
また、上記弁棒4が貫通する弁匣体1の外壁面
には弁体2の開閉を司る電磁制御装置6が弁棒4
と同心に取付けられており、この電磁制御装置6
は弁棒4の軸線方向に積重状態に配列した壷形電
磁石7及び磁石体8を備えている。上記磁石体8
は環状の永久磁石8aを備え、そして該永久磁石
8aは、その軸線と並行な方向に磁化されている
とともに、永久磁石8aのN極面には縦断面が凹
状のヨーク9が、S極面には縦断面が凸状のヨー
ク10が、それぞれ固着され、このヨーク9と1
0は環状永久磁石8aの外周と内周部分でギヤツ
プ11,12により互いに分離されている。
このようにした磁石体8は、そのヨークギヤツ
プ11側を下にして上記壷形電磁石7の磁極面7
aに吸着力調整用のギヤツプ13を介して対向さ
れ、このギヤツプ13はアルミ箔あるいは銅箔な
どの非磁性体により電磁石7の磁路ギヤツプを構
成するものであり、そして電磁石7の線輪7bに
電流を流したとき生じる磁束は、電磁石7の鉄心
7c及び上記磁石体8のヨーク9,10で形成さ
れる閉磁路を通過するようになつている。
また、上記弁匣体1外に突出する弁棒4は電磁
石7の鉄心7cの中心軸線上に形成した貫通穴1
4及び磁石体8のヨーク10の中心軸線上に形成
した貫通穴15を通してヨーク9の上面側に突出
され、この弁棒突出端には吸着板16が固着され
ており、この吸着板16は永久磁石8aの磁力に
よつてモーク9,10に吸着されるものであり、
吸着板16の吸着時は弁体2を開状態に保持し、
そして電磁石7の線輪7bが永久磁石8aの磁化
を強める方向に励磁されたとき、吸着板16を通
る永久磁石8aからの磁束を相殺して吸着板16
をヨーク9,10から離脱させ、閉弁させるよう
になつている。なお、17は上記電磁石7及び永
久磁石8a等を覆うカバーである。
次に上記のように構成されたこの考案にかかる
ガス遮断弁の動作について説明する。
まず、遮断弁を開状態にする場合は、第1図の
2点実線に示す吸着板16を矢印A方向に押圧し
て磁石体8のヨーク9,10に当接するまで押下
げ、実線で示す状態にする。すると、ヨーク9と
10間のギヤツプ11,12が短絡されるため、
永久磁石8aの磁束はヨーク9−吸着板16−ヨ
ーク10−永久磁石8aの閉磁路で通過し、これ
により吸着板16をヨーク9,10に吸着する。
その結果、弁体2は第1図の実線で示すように弁
開口1cを開いた状態に保持することになる。
なお、永久磁石8aの磁束の一部はギヤツプ1
3を介して鉄心7cを通過するが、このときの磁
束の量はギヤツプ13の大きさによつて設定さ
れ、同時に吸着板16側への磁束の量を設定する
ことになる。したがつて、ギヤツプ13の大きさ
を調節すれば、磁石体8による吸着板16の吸着
力を調整できることになる。
一方、ガス漏れなどを検知することにより電磁
石7の線輪7bにパルス状の電流が流れると、電
磁石7は永久磁石8aの磁化を強める方向に磁束
φを発生する。このため、永久磁石8aは磁化
を増すが、その磁路の永久磁石の磁束密度は飽和
状態に近くなるので、電磁石7の磁束φの大部
分は、ヨーク10→吸着板16→ヨーク9の磁路
を通過することになる。しかるに該磁路を通る磁
束φは永久磁石8aが吸着板16を吸着保持す
る磁束φの方向と逆になつているため、吸着板
16に作用している磁束φは磁束φにより相
殺され、吸着板16に作用する永久磁石8aの吸
着力が減少する。
この結果、吸着板16はスプリング3によつて
ヨーク9,10から離脱されると同時に、これと
一体の弁体2はスプリング3のばね圧によつて上
動し、第1図の2点鎖線に示す如く弁開口1cを
閉鎖する。即ち遮断弁はガス漏れが検知されると
同時に緊急遮断されることになる。
第2図はこの考案における電磁式ガス遮断弁の
他の実施例を示すもので、第1図と異なる点は永
久磁石を2個利用して吸着板の吸着保持を強める
ようにしたものである。
このために当該実施例においては、軸方向に磁
化された環状永久磁石18にそのN極面およびS
極面を覆うようにして縦断面が凸状をなす内側ヨ
ーク19と縦断面が凹状をなす外側ヨーク20を
一体に固着し、かつ上記ヨーク19と20は環状
磁石18の内周と外周部分でギヤツプ21,22
により互いに分離するとともに、このようにした
永久磁石体23,24を、その内側ヨーク19同
支及び外側ヨーク20同志が互いに磁気的及び機
械的に結合されるように上下方向に積重ねて一体
化し、この一体化した永久磁石体23,24を吸
着力調整用ギヤツプ13を介して電磁石7の磁極
面7aに対向設置し、さらに電磁石7の鉄心7c
及び永久磁石体23,24の内側ヨーク19をス
ライド可能に貫通する弁棒4の上端には吸着板1
6を一体に取付け、この吸着板16は両永久磁石
18,18の磁力によつて永久磁石体23側のヨ
ーク19,20に吸着されるようになつている。
上記構成のガス遮断弁において、遮断弁の開成
保持に際し吸着板16が永久磁石体23側のヨー
ク19,20に吸着された状態ではギヤツプ22
が短絡されるため、両永久磁石18,18の磁束
が共に吸着板16を通過することになり、その結
果、吸着板16は両永久磁石18の磁力によつ
て、第1図の場合のほぼ倍の力で吸着保持さるこ
とになる。このことは大きな容量のガス遮断弁に
有効となる。
一方、ガス漏れなどを検知することにより電磁
石7の線輪7bにパルス状の電流が流れると、第
1図の場合と同様に電磁石7は両永久磁石18,
18の磁化を強める方向に磁束を発生して各永久
磁石体23,24の磁路の磁束密度を飽和状態に
近づけ、これにより電磁石7の磁束の大部分は吸
着板16を通過する。この電磁石7の磁束は、永
久磁石体23,24が吸着板16を吸着保持する
磁束の方向と逆になつているため、吸着板16に
作用している永久磁石体の磁束は相殺される。こ
の結果、吸着板16はスプリングによつてヨーク
19,20から離脱され遮断弁を閉成することに
なる。
なお、上記実施例では、遮断弁の弁棒4が電磁
制御装置6を貫通する構造にしたが、これに限定
されるものではなく、貫通しない方式としても良
い。
以上のようにこの考案によれば、軸方向に磁化
した環状永久磁石のN極及びS極面に、その内周
及び外周部でギヤツプにより分離したヨークを一
体に固着して磁石体を形成し、この磁石体には遮
断弁の弁体に連結される吸着板を対向配置したも
のであるから、上記磁石体と磁気的に結合され、
かつ上記永久磁石の磁化を強める方向に励磁する
線輪を備えた吸着板離脱用電磁石を壷形とするこ
とができ、しかも壷形電磁石を用いてもこれによ
り磁化を強める方向に制御される磁石体の製作が
簡単で容易に実現できるほか、磁石体から吸着板
を離脱するとき電磁石から磁石体に加えられる磁
束は磁石体を構成する永久磁石の磁化を強める方
向に作用するため、従来のように永久磁石の磁化
が減少されることなく、これに伴いガス漏れ時等
におけるガス遮断弁の動作特性を安定化すること
ができる。また、壷形電磁石とこれに適合する磁
石体を組合わせたので、ガス遮断弁が大形化して
も電磁制御装置の製作が容易でコスト的に有利と
なり、かつ方向性がないため、ガス遮断弁への組
付けも有利となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる電磁式ガス遮断弁の
一例を示す断面図、第2図はこの考案におけるガ
ス遮断弁の他の実施例を示す断面図である。 1……弁匣体、2……弁体、3……スプリン
グ、4……弁棒、6……電磁制御装置、7……壷
形電磁石、8……磁石体、8a……永久磁石、
9,10……ヨーク、11,12……ギヤツプ、
13……吸着力調整用ギヤツプ、16……吸着
板、18……永久磁石、19,20……ヨーク、
21,22……ギヤツプ、23,24……磁石
体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 閉成方向に付勢された弁体を有する遮断弁と、
    上記弁体の開閉を司る電磁制御装置を有し、上記
    電磁制御装置は、軸線方向に磁化された永久磁石
    のN極面及びS極面にそれぞれ固着され内外周部
    でギヤツプにより分離されるヨークを有する少な
    くとも1つの磁石体と、この磁石体により吸着保
    持され、かつ上記弁体と連結された吸着板と、上
    記磁石体と吸着力調整用ギヤツプを介して磁気的
    に結合され、かつ上記磁石体の永久磁石の磁化を
    強める方向に励磁する線輪を有するとともに上記
    吸着板を上記磁石体から離脱させる機能を有する
    壷形電磁石とから構成されていることを特徴とす
    る電磁式ガス遮断弁。
JP817882U 1982-01-26 1982-01-26 電磁式ガス遮断弁 Granted JPS58111484U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP817882U JPS58111484U (ja) 1982-01-26 1982-01-26 電磁式ガス遮断弁

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JP817882U JPS58111484U (ja) 1982-01-26 1982-01-26 電磁式ガス遮断弁

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Publication Number Publication Date
JPS58111484U JPS58111484U (ja) 1983-07-29
JPS6119257Y2 true JPS6119257Y2 (ja) 1986-06-10

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ID=30020889

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JP817882U Granted JPS58111484U (ja) 1982-01-26 1982-01-26 電磁式ガス遮断弁

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