JPH0650965Y2 - 電磁装置 - Google Patents
電磁装置Info
- Publication number
- JPH0650965Y2 JPH0650965Y2 JP1987166253U JP16625387U JPH0650965Y2 JP H0650965 Y2 JPH0650965 Y2 JP H0650965Y2 JP 1987166253 U JP1987166253 U JP 1987166253U JP 16625387 U JP16625387 U JP 16625387U JP H0650965 Y2 JPH0650965 Y2 JP H0650965Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron core
- coil
- electromagnetic device
- movable iron
- fixed iron
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Magnetically Actuated Valves (AREA)
- Electromagnets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コイルボビンの外周にコイルを巻回し、該コ
イルに生起、消滅する磁力によって、可動鉄心を固定鉄
心に吸着及び離反させる電磁装置に関し、電磁弁等の電
磁アクチュエーターとして使用される。
イルに生起、消滅する磁力によって、可動鉄心を固定鉄
心に吸着及び離反させる電磁装置に関し、電磁弁等の電
磁アクチュエーターとして使用される。
[従来の技術] 従来、一般的に使用される電磁装置を第1図にて説明す
る。
る。
1は筒部2と筒部2の両端より鍔部3、3が側方に延出
し、筒部2の内部に内筒4が貫通したコイルボビンであ
り、鍔部3、3間の筒部2の外周にコイル5が巻回わさ
れる。
し、筒部2の内部に内筒4が貫通したコイルボビンであ
り、鍔部3、3間の筒部2の外周にコイル5が巻回わさ
れる。
内筒4の上部には固定鉄心6が配置され、この固定鉄心
6は、コイル5の外周を囲続するケース7に固着され
る。
6は、コイル5の外周を囲続するケース7に固着され
る。
また、固定鉄心6に対向して内筒4内を摺動自在に移動
する可動鉄心8が配置され、固定鉄心6の可動鉄心8側
の対向端部6Aに非磁性材料よりなるマグネットキラー9
が配置され、さらにマグネットキラー9と、可動鉄心8
の固定鉄心6側の対向端部8Aとの間にコイルスプリング
10が縮設される。
する可動鉄心8が配置され、固定鉄心6の可動鉄心8側
の対向端部6Aに非磁性材料よりなるマグネットキラー9
が配置され、さらにマグネットキラー9と、可動鉄心8
の固定鉄心6側の対向端部8Aとの間にコイルスプリング
10が縮設される。
そして、コイル5に電流が流れると、固定鉄心6、可動
鉄心8との間に磁気吸引力が生起し、コイルスプリング
10のバネ力に抗して可動鉄心8を固定鉄心6に吸着させ
る。
鉄心8との間に磁気吸引力が生起し、コイルスプリング
10のバネ力に抗して可動鉄心8を固定鉄心6に吸着させ
る。
一方、コイル5への電流がたたれると、固定鉄心6と可
動鉄心8との間の磁気吸引力が消滅するが、可動鉄心8
と固定鉄心6との対向端部6A、8Aとの間には残留磁気が
残る。しかしながら、固定鉄心6と可動鉄心8との間に
マグネットキラー9を配置していることから残留磁気の
影響を遮断でき、可動鉄心8はコイルスプリング10のバ
ネ力によって即座に固定鉄心6より離反し得るものであ
る。
動鉄心8との間の磁気吸引力が消滅するが、可動鉄心8
と固定鉄心6との対向端部6A、8Aとの間には残留磁気が
残る。しかしながら、固定鉄心6と可動鉄心8との間に
マグネットキラー9を配置していることから残留磁気の
影響を遮断でき、可動鉄心8はコイルスプリング10のバ
ネ力によって即座に固定鉄心6より離反し得るものであ
る。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら従来の電磁装置によると、コイルスプリン
グ10とマグネットキラー9を用意する必要があり、部品
点数及び組み付け工数が大となり製造コスト高を招来し
て安価な電磁装置を提供できないものである。
グ10とマグネットキラー9を用意する必要があり、部品
点数及び組み付け工数が大となり製造コスト高を招来し
て安価な電磁装置を提供できないものである。
[問題点を解決する為の手段] 本考案になる電磁装置は前記不具合点に鑑み成されたも
ので部品点数、組み付け工数の少ない安価な電磁装置を
提供することにあり、前記目的達成の為に以下の如くと
したものである。すなわちコイルボビンの外周にコイル
を巻回し、コイルボビンの内筒に固定鉄心と可動鉄心と
を対向して配置するとともに固定鉄心と可動鉄心との対
向端部との間に非磁性材料よりなる薄板波形スプリング
を縮設したものである。
ので部品点数、組み付け工数の少ない安価な電磁装置を
提供することにあり、前記目的達成の為に以下の如くと
したものである。すなわちコイルボビンの外周にコイル
を巻回し、コイルボビンの内筒に固定鉄心と可動鉄心と
を対向して配置するとともに固定鉄心と可動鉄心との対
向端部との間に非磁性材料よりなる薄板波形スプリング
を縮設したものである。
[作用] コイルに電流が流れると薄板波形スプリングを圧縮しつ
つ可動鉄心は固定鉄心に吸着され、一方、コイルへの通
電が断たれると、薄板波形スプリングはマグネットキラ
ーとしての在留磁気をカットするとともにバネ力にて可
動鉄心を固定鉄心より離反させる。
つ可動鉄心は固定鉄心に吸着され、一方、コイルへの通
電が断たれると、薄板波形スプリングはマグネットキラ
ーとしての在留磁気をカットするとともにバネ力にて可
動鉄心を固定鉄心より離反させる。
[実施例] 本考案になる電磁装置の一実施例を第2図によって説明
する。
する。
尚、第1図と同様の構造は同一符号を使用して説明を省
略する。
略する。
20はコイルボビン1の内面4内にあって固定鉄心6の可
動鉄心8側の対向端部6Aと可動鉄心8の固定鉄心6側の
対向端部8Aとの間に縮設された薄板波形スプリングであ
り、例えばステンレス鋼、黄銅等の非磁性材料にて形成
される。
動鉄心8側の対向端部6Aと可動鉄心8の固定鉄心6側の
対向端部8Aとの間に縮設された薄板波形スプリングであ
り、例えばステンレス鋼、黄銅等の非磁性材料にて形成
される。
一例として、ステンレス鋼であって板厚0.4ミリメート
ル、自由時高さ5ミリメートル、等が選定される。
ル、自由時高さ5ミリメートル、等が選定される。
かかる電磁装置によると、コイル5への非通電時におい
ては磁力が生起しないので、可動鉄心8は薄板波形スプ
リング20のバネ力にて固定鉄心6より離された位置に配
置される。
ては磁力が生起しないので、可動鉄心8は薄板波形スプ
リング20のバネ力にて固定鉄心6より離された位置に配
置される。
次いでコイル5へ通電すると、可動鉄心8は磁力にて固
定鉄心6に吸着されるが、これは薄板波形スプリング20
を圧縮してそのバネ力に抗して可動鉄心8は固定鉄心6
に吸着される。
定鉄心6に吸着されるが、これは薄板波形スプリング20
を圧縮してそのバネ力に抗して可動鉄心8は固定鉄心6
に吸着される。
これによると、可動鉄心8が固定鉄心6に吸着された状
態において、固定鉄心6の可動鉄心8側の対向端部6A
と、可動鉄心8の固定鉄心6側の対向端部8Aとの間に薄
板波形スプリング20が圧縮されて平板の状態に配置され
る。
態において、固定鉄心6の可動鉄心8側の対向端部6A
と、可動鉄心8の固定鉄心6側の対向端部8Aとの間に薄
板波形スプリング20が圧縮されて平板の状態に配置され
る。
次いでコイル5への通電が断たれると、磁力は消滅する
ものの残留磁気は残るが前述の如く、可動鉄心8と固定
鉄心6との互いに対向する対向端部6A、8A間に配置され
た薄板波形スプリング20がマグネットキラーとして作用
して残留磁気をカットするので可動鉄心8は薄板波形ス
プリング20のバネ力によって即座に原位置に復帰し得る
ものである。
ものの残留磁気は残るが前述の如く、可動鉄心8と固定
鉄心6との互いに対向する対向端部6A、8A間に配置され
た薄板波形スプリング20がマグネットキラーとして作用
して残留磁気をカットするので可動鉄心8は薄板波形ス
プリング20のバネ力によって即座に原位置に復帰し得る
ものである。
[考案の効果] 以上の如く、本考案になる電磁装置によると、マグネッ
トキラーとコイルスプリングとの機能を持つ薄板波形ス
プリングを配置したので部品点数及び組み付け工数の削
減を図ることができたもので安価な前記装置を提供でき
たものである。
トキラーとコイルスプリングとの機能を持つ薄板波形ス
プリングを配置したので部品点数及び組み付け工数の削
減を図ることができたもので安価な前記装置を提供でき
たものである。
第1図は従来の電磁装置を示す縦断面図、第2図は本考
案になる電磁装置の一実施例を示す縦断面図である。 1……コイルボビン、 5……コイル、 6……固定鉄心、 8……可動鉄心、 20……薄板波形スプリング、
案になる電磁装置の一実施例を示す縦断面図である。 1……コイルボビン、 5……コイル、 6……固定鉄心、 8……可動鉄心、 20……薄板波形スプリング、
Claims (3)
- 【請求項1】コイルボビン1の外周にコイル5を巻回
し、コイルボビン1の内筒4に固定鉄心6と可動鉄心8
とを対向して配置するとともに固定鉄心6と可動鉄心8
とを対向端部6A、8Aとの間に非磁性材料よりなる薄板波
形スプリング20を縮設してなる電磁装置。 - 【請求項2】前記薄板波形スプリング20をステンレス鋼
としてなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の電磁装
置。 - 【請求項3】前記薄板波形スプリング20を黄銅としてな
る実用新案登録請求の範囲第1項記載の電磁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987166253U JPH0650965Y2 (ja) | 1987-10-30 | 1987-10-30 | 電磁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987166253U JPH0650965Y2 (ja) | 1987-10-30 | 1987-10-30 | 電磁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0171404U JPH0171404U (ja) | 1989-05-12 |
JPH0650965Y2 true JPH0650965Y2 (ja) | 1994-12-21 |
Family
ID=31453473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987166253U Expired - Lifetime JPH0650965Y2 (ja) | 1987-10-30 | 1987-10-30 | 電磁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0650965Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH082969Y2 (ja) * | 1989-10-28 | 1996-01-29 | エヌオーケー株式会社 | ソレノイド |
JP3715961B2 (ja) * | 2002-11-12 | 2005-11-16 | 三菱電機株式会社 | 電磁弁 |
KR200446911Y1 (ko) * | 2009-04-15 | 2009-12-09 | 신영제어기 주식회사 | 충격 완충 기능을 갖는 2포트 솔레노이드 밸브 |
JP2011196533A (ja) * | 2010-03-24 | 2011-10-06 | Ibs Co Ltd | ソレノイドバルブ |
DE102011077069A1 (de) | 2011-06-07 | 2012-12-13 | Robert Bosch Gmbh | Elektromagnetisch betätigbares Ventil |
DE102013218835A1 (de) * | 2013-09-19 | 2015-03-19 | Robert Bosch Gmbh | Restluftspaltscheibe für eine Magnetbaugruppe |
-
1987
- 1987-10-30 JP JP1987166253U patent/JPH0650965Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0171404U (ja) | 1989-05-12 |
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