JPH082969Y2 - ソレノイド - Google Patents

ソレノイド

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JPH082969Y2
JPH082969Y2 JP1989125923U JP12592389U JPH082969Y2 JP H082969 Y2 JPH082969 Y2 JP H082969Y2 JP 1989125923 U JP1989125923 U JP 1989125923U JP 12592389 U JP12592389 U JP 12592389U JP H082969 Y2 JPH082969 Y2 JP H082969Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
plunger
solenoid
center post
spring
shim
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Application number
JP1989125923U
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English (en)
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JPH0365211U (ja
Inventor
博幸 西ノ薗
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、たとえば電磁弁等に用いられるソレノイ
ドに関する。
(従来の技術) 現状のソレノイドは、第4図および第5図に示すよう
に、ソレノイドOFFのときの応答性をよくするために、
プランジャ100とセンタポスト101との吸引部が接触しな
いように非磁性体製のシム102を使用している。すなわ
ち、センタポスト101は内部中空のソレノイド本体103の
一方側端部に圧入固定され、プランジャ100はソレノイ
ド本体103内周に往復動自在に挿入されている。センタ
ポスト101とプランジャ100との間にはスプリング104が
介装されていて、このスプリング104によってプランジ
ャ100はセンタポスト101から離間する方向に常時付勢さ
れている。そして、ソレノイドONによりプランジャ100
をスプリング104のばね力に抗してセンタポスト101に磁
気吸引するようになっている。この時プランジャ100と
センタポスト101との吸着面間に非磁性体製のシム102を
介在させることにより、両部材が直接接触しないように
していた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら上記した従来技術の場合には、ソレノイ
ドを組み付ける場合に、シム102をプランジャ100または
センタポスト101に固定するか、プランジャ100とセンタ
ポスト101間に挟み込む方法がとられるために、製作上
一工程増えることになる。また、シム102を挟み込む場
合は、製作工程中にシム102が折れ曲がる可能性もあっ
た。
本考案は上記した従来技術の課題を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、シムを有する
ソレノイドの製作工程数の削減と、製作容易化を図り得
るソレノイドを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案にあっては、内部
中空のソレノイド本体の内周にプランジャを軸方向に往
復移動自在に保持し、ソレノイド本体の一方側端部内周
に上記プランジャを電磁吸引するセンタポストを圧入固
定し、センタポストとプランジャとの間にプランジャを
センタポストから離間せしめる方向に付勢するスプリン
グを介装すると共に、プランジャとセンタポストとの当
接面間に非磁性体製のシムを介在させたソレノイドにお
いて、 前記センタポスト及びプランジャのうち一方に前記ス
プリングを収納する収納穴を設け、前記スプリングを非
磁性体製とし、その一端によってシムを構成し、該シム
を構成する部分のみを前記センタポストの端面とプラン
ジャの端面との間に介在させてスプリングを前記収納穴
に収納させて成ることを特徴とする。
(作用) しかして、上記構成のソレノイドは、スプリングの一
端によりシムを構成したので、従来にくらべて部品点数
が少なくなり、ソレノイドを組み付ける際にシムを組み
付ける工程が不要になる。
(実施例) 以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明する。第
1図乃至第3図には、本考案の一実施例に係るソレノイ
ドが適用された電磁弁が示されている。
すなわち、1は電磁弁全体を示しており、概略ソレノ
イド部2と、このソレノイド部2の電磁吸引力によって
開閉制御されるバルブ部3とから構成されている。
ソレノイド部2は、内部中空の円筒状のソレノイド本
体21と、このソレノイド本体21の中空内部に軸方向に往
復動自在に収納される磁性体製のプランジャ22とから構
成されている。ソレノイド本体21は、円筒形状のケーシ
ング23内にコイル24が巻き付けられたボビン25を収納し
て構成され、このボビン25の内周に、その一端から円柱
状の磁性体製センタポスト26が嵌着されている。センタ
ポスト26の先端部は、ソレノイド部2の軸方向ほぼ中央
部まで挿入されている。
一方、バルブ部3は、上記ソレノイド本体21のセンタ
ポスト26とは反対側の端部に一体的に固定され、このバ
ルブ部3と上記センタポスト26との間に上記プランジャ
22が収納されるプランジャ室4が構成されている。
プランジャ22は上記ソレノイド本体21のボビン25内周
に嵌合される円筒状の軸受部材27によって軸方向に摺動
自在に案内されるもので、そのプランジャ22の先端部
が、バルブ部3に設けられた弁座31に対して接離自在と
なっている。また、プランジャ22とセンタポスト26との
間にスプリング6が介装されており、このスプリング6
のばね力によってプランジャ22が常時閉弁方向に付勢さ
れている。そして、ソレノイド本体21の電磁吸引力によ
って開弁方向に吸引されて開弁されるようになってい
る。
スプリング6はコイルスプリングで、プランジャ22に
設けられた収納穴221内に収納され、その一端が収納穴
底面に当接し、他端がセンタポスト26の端面に当接して
いる。このスプリング6は非磁性体性で、センタポスト
2側の端部が収納穴221の内径よりも大径に形成されて
シム部61を構成している。シム部61はプランジャ22端面
とセンタポスト2端面との間に介在されるもので、スプ
リング6の一巻きあるいは数巻き分の厚さに設定されて
いる。
そして、ソレノイド本体21に通電するとセンタポスト
26に向ってプランジャ22が磁気吸引され、スプリング6
のばね力に抗してプランジャ22がセンタポスト26に向っ
て移動する。そして、プランジャ22の端面は非磁性体製
のスプリング6のシム部61の厚さ分だけセンタポスト26
端面と非接触状態に保持される。このようにセンタポス
ト26端面とプランジャ22端面との間に隙間を持たせてお
くことにより、ソレノイド本体21への通電を切った際に
スプリング6のばね力によってプランジャ22が即座にセ
ンタポスト26が離間する。そして、スプリング6のばね
力が利用される部分は、収納穴221内に収納されている
ことから、ばね特性を有効に使うことができる。そのた
め、長期にわたって使用してもばね特性は劣化しにくく
なるので、プランジャ22の作動応答性を長期にわたって
良好に維持することができる。
ソレノイドの組立は、第1図に示すように、ソレノイ
ド本体21の軸受部材27内周に、プランジャ22、スプリン
グ6およびセンタポスト26を順次組み付けるだけでよ
く、従来のようにシムを組み付ける工程が不要になる。
尚、上記実施例では電磁弁に用いられるソレノイドを
例にとって説明したが、弁に限定されるものでは無く、
ソレノイドをアクチュエータとして利用する各種装置に
ついて適用することができる。
(考案の効果) 本考案は以上の構成および作用を有するもので、プラ
ンジャをセンタポストから離間させる方向に付勢するス
プリングの一端を利用してシムを構成したので、従来に
比べて部品点数を削減することができると共に組付け工
程を削減することができ、ソレノイドの製作が容易とな
る。
また、スプリングが収納穴に収納され、シムを構成す
る部分のみをセンタポストの端面とプランジャの端面と
の間に介在させるようにしていることから、スプリング
のばね力が利用される部分は収納穴内となるので、ばね
特性を有効に使うことができる。そのため、長期にわた
って使用してもばね特性は劣化しにくいので、プランジ
ャの作動応答性を長期にわたって良好に維持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例に係るソレノイド
が適用された電磁弁を示しており、第1図は要部縦断面
図、第2図はスプリングの斜視図、第3図は全体構成を
示す概略縦断面図、第4図は従来のソレノイドが適用さ
れた電磁弁の概略縦断面図、第5図は第4図の要部縦断
面図である。 符号の説明 1……電磁弁 2……ソレノイド部 21……ソレノイド本体、22……プランジャ 221……収納穴、23……ケーシング 24……コイル、25……ボビン 26……センタポスト、27……軸受部材 3……バルブ部、4……プランジャ室 6……スプリング、61……シム部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部中空のソレノイド本体の内周にプラン
    ジャを軸方向に往復移動自在に保持し、ソレノイド本体
    の一方側端部内周に上記プランジャを電磁吸引するセン
    タポストを圧入固定し、センタポストとプランジャとの
    間にプランジャをセンタポストから離間せしめる方向に
    付勢するスプリングを介装すると共に、プランジャとセ
    ンタポストとの当接面間に非磁性体製のシムを介在させ
    たソレノイドにおいて、 前記センタポスト及びプランジャのうち一方に前記スプ
    リングを収納する収納穴を設け、前記スプリングを非磁
    性体製とし、その一端によってシムを構成し、該シムを
    構成する部分のみを前記センタポストの端面とプランジ
    ャの端面との間に介在させてスプリングを前記収納穴に
    収納させて成ることを特徴とするソレノイド。
JP1989125923U 1989-10-28 1989-10-28 ソレノイド Expired - Lifetime JPH082969Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989125923U JPH082969Y2 (ja) 1989-10-28 1989-10-28 ソレノイド

Applications Claiming Priority (1)

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JP1989125923U JPH082969Y2 (ja) 1989-10-28 1989-10-28 ソレノイド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0365211U JPH0365211U (ja) 1991-06-25
JPH082969Y2 true JPH082969Y2 (ja) 1996-01-29

Family

ID=31673771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989125923U Expired - Lifetime JPH082969Y2 (ja) 1989-10-28 1989-10-28 ソレノイド

Country Status (1)

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JP (1) JPH082969Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49133759U (ja) * 1973-03-19 1974-11-16
JPH0650965Y2 (ja) * 1987-10-30 1994-12-21 株式会社京浜精機製作所 電磁装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0365211U (ja) 1991-06-25

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