JPH0427131Y2 - - Google Patents

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JPH0427131Y2
JPH0427131Y2 JP17368186U JP17368186U JPH0427131Y2 JP H0427131 Y2 JPH0427131 Y2 JP H0427131Y2 JP 17368186 U JP17368186 U JP 17368186U JP 17368186 U JP17368186 U JP 17368186U JP H0427131 Y2 JPH0427131 Y2 JP H0427131Y2
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JP
Japan
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iron core
fixed
core
excitation coil
magnetic member
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JP17368186U
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JPS6379609U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はうなりを防止する手段を備えた交流電
磁石に関する。
(従来の技術) 従来、交流電磁石のうなり止めにくま取りコイ
ルが用いられている。しかし、このくま取りコイ
ルを用いても電磁石の吸着面にゴミ等の粒子が付
着した場合は、吸着時、吸着面に隙間を生じ、完
全にうなりを防止することができなかつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案はうなりを完全に防止できるプランジヤ
形交流電磁石を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、つば部を有する可動鉄心と、この可
動鉄心のつば部を吸着する吸着面を有する固定鉄
心と、前記可動鉄心および固定鉄心を励磁する交
流励磁コイルとを備えているプランジヤ形交流電
磁石において、前記可動鉄心のつば部の外周上に
固定された非磁性部材と、この非磁性部材の外側
に固定され、前記固定鉄心の吸着面に対向して設
けられた鉄片とを備え、前記固定鉄心の吸着面上
に前記非磁性部材の外側に位置する溝を設け、前
記溝に直流励磁コイルを挿入したことを特徴とす
るものである。
(作用) 今、可動鉄心と固定鉄心が吸着している状態を
考える。
非磁性部材が可動鉄心のつば部の外周上に固定
され、更にこの非磁性部材の外側に鉄片が固定さ
れているため、この鉄片は交流励磁コイルによつ
て発生される磁束の影響を受けないこと、および
溝に挿入された直流励磁コイルは前記非磁性部材
の外側に位置し、前記交流励磁コイルによつて発
生される磁束が鎖交しないことから、鉄片は溝に
挿入された直流励磁コイルに直流を流すことによ
り生成される磁界によつてのみ磁化される。した
がつて、鉄片と固定鉄心の吸着面との間に吸着力
が作用する。
このとき、前記吸着力が可動鉄心に働く復帰ば
ね力よりも大きくなるようにアンペアターンの大
きさを選べば鉄片、すなわち可動鉄心は固定鉄心
に吸着したままの状態となり、うなりは生じな
い。
これにより、本考案によればうなりを完全に防
止することができる。
(実施例) 第1図は本考案によるプランジヤ形交流電磁石
の第1の実施例の断面図である。
この交流電磁石はつば部を有する可動鉄心1
と、この可動鉄心1のつば部を吸着する吸着面を
有する固定鉄心2と、この固定鉄心2内に設けら
れ、可動鉄心1および固定鉄心2を励磁する交流
励磁コイル6と、直流励磁コイル3とを備えてい
る。
可動鉄心1は、つば部の外周上に非磁性部材5
が溶接され、さらにこの外側に鉄片4が溶接され
ている。
また、鉄片4と吸着時に接する固定鉄心2の吸
着面に非磁性部材5の外側に位置するように溝が
設けられ、この溝に直流励磁コイル3が非磁性部
材5の外側に位置するように挿入されている。
したがつて、交流励磁コイル6によつて発生さ
れた磁束φ1は直流励磁コイル3の内側から入り、
可動鉄心1のつば部に達するが、非磁性部材5に
より鉄片4に達せず、コイル3の内側から出てい
く。すなわち、磁束φ1は直流励磁コイル3と鎖
交しないことになる。
ここで、直流励磁コイル3に直流を流すと鉄片
4を通る磁束φ2が生じ、吸着力が鉄片4と固定
鉄心2との間に生じる。この吸着力が可動鉄心1
に働く復帰ばね力よりも大きくなるように直流の
アンペアターンの大きさを選べば鉄片4、すなわ
ち、可動鉄心1は固定鉄心2に吸着したままの状
態となり、うなりは生じない。
第2図は本考案によるプランジヤ形交流電磁石
の第2の実施例の断面図である。
第1の実施例では、鉄片4と吸着時に接する固
定鉄心2の吸着面に、非磁性部材5の外側に位置
するように1個の溝が設けられ、この溝に1個の
直流励磁コイル3が非磁性部材5の外側に位置す
るように挿入されていた。これに対し、第2の実
施例では、鉄片4と吸着時に接する固定鉄心2の
吸着面に非磁性部材5の外側に位置するよう2個
の溝を設け、この2個の溝に2個の直流励磁コイ
ル3a,3bが挿入されている。上記以外は第1の
実施例とは同一であり、同一のものには同一の符
号を付してある。
この場合も、交流励磁コイル6によつて発生さ
れる磁束φ3は直流励磁コイル3a,3bの外側の
みを通過しているから直流励磁コイル3a,3b
とは鎖交しない。したがつて、第1の実施例と同
様に直流励磁コイル3a,3bに適当な強さの直流
を流すことにより鉄片4のみを通る直流磁束φ4
を生じさせ、可動鉄心1を固定鉄心2に吸着させ
ておくことができ、うなりを防止することができ
る。
(考案の効果) 本考案によれば、固定鉄心の吸着面に設けられ
た溝に挿入された直流励磁コイルと交流励磁コイ
ルによつて発生される磁束が鎖交せず、またこの
磁束が非磁性部材によつて鉄片に達しないため、
直流励磁コイルに適当な強さの直流を流すことに
より可動鉄心を固定鉄心に吸着させておくことが
でき、これによりうなりを完全に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるプランジヤ形交流電磁石
の第1の実施例の断面図、第2図は本考案による
プランジヤ形交流電磁石の第2の実施例の断片図
である。 1……可動鉄心、2……固定鉄心、3……直流
励磁コイル、4……鉄片、5……非磁性部材、6
……交流励磁コイル、φ1,φ3……交流励磁コイ
ルによつて発生される磁束、φ2,φ4……直流励
磁コイルによつて発生される磁束。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 つば部を有する可動鉄心と、この可動鉄心のつ
    ば部を吸着する吸着面を有する固定鉄心と、前記
    可動鉄心および固定鉄心を励磁する交流励磁コイ
    ルとを備えているプランジヤ形交流電磁石におい
    て、 前記可動鉄心のつば部の外周上に固定された非
    磁性部材と、この非磁性部材の外側に固定され、
    前記固定鉄心の吸着面に対向して設けられた鉄片
    とを備え、前記固定鉄心の吸着面に前記非磁性部
    材の外側に位置する溝を設け、前記溝に直流励磁
    コイルを挿入したことを特徴とするプランジヤ形
    交流電磁石。
JP17368186U 1986-11-12 1986-11-12 Expired JPH0427131Y2 (ja)

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JP17368186U JPH0427131Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

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JP17368186U JPH0427131Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

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Publication Number Publication Date
JPS6379609U JPS6379609U (ja) 1988-05-26
JPH0427131Y2 true JPH0427131Y2 (ja) 1992-06-30

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