JP2551917Y2 - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JP2551917Y2
JP2551917Y2 JP4885992U JP4885992U JP2551917Y2 JP 2551917 Y2 JP2551917 Y2 JP 2551917Y2 JP 4885992 U JP4885992 U JP 4885992U JP 4885992 U JP4885992 U JP 4885992U JP 2551917 Y2 JP2551917 Y2 JP 2551917Y2
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JP
Japan
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hole
valve
iron core
valve body
core
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JP4885992U
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知樹 只腰
秀典 榊原
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CKD Corp
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CKD Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電磁弁に関し、更に詳細
には、ソレノイドの可動鉄心に形成された軸方向に伸び
る通孔を弁体が嵌合されている穴と連通させ、その穴を
半径方向の通孔により可動鉄心の外周に連通されること
によって流体の流通を円滑にした電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】水、油等の非圧縮性流体の流れを制御す
る電磁弁において、弁体を駆動する可動鉄心の移動に伴
う可動鉄心周辺での流体の流れを円滑にし、それによっ
て可動鉄心の応答性をよくするために、従来から、可動
鉄心の外周に軸方向に貫通する溝を形成し、或いは可動
鉄心の中心に軸方向に貫通する通孔形成し、それによっ
て流体が流れる時の抵抗を小さくすることが行われてき
た。
【0003】ところで、可動鉄心の一端に弁本体に形成
された弁座と係合する弁体を嵌合した形式のものでは、
可動鉄心の中心に軸方向に貫通する通孔を形成してもそ
の通孔の一端が弁体によって塞がれてしまうことにな
る。このため従来では、図3に示されるように、可動鉄
心aの弁体b側の端部に近接して軸方向の通孔cから可
動鉄心aの外周まで半径方向に伸びる半径方向の通孔d
を形成してその通孔dを介して通孔c内を流れた流体を
逃がす構造が採用されていた。
【0004】しかしながら、このような構造では通孔d
をソレノイドの外部すなわちソレノイドと弁本体によっ
て限定される弁室内に開口させようとすると、通孔dの
位置を、可動鉄心の固定鉄心側端面から通孔dまでの距
離Xが固定鉄心の端面からソレノイドの端面までの距離
Y(図1)と両鉄心間の隙間の距離との和にほぼ等しく
なるように、決定しなけらばならず、可動鉄心の長さが
長くなってしまい電磁弁の小型化に支障をきたす問題が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本考案の目的は、構造
が簡単でしかも可動鉄心の長さを極力短くして小型化を
可能にした電磁弁を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、複数のポー
ト、該ポート間を連通する弁口及び該弁口の開口端の周
囲に形成された弁座を有する弁本体と、該弁本体に隣接
して配置されていて、コイル、該コイルの一端内に挿入
された固定鉄心、該コイルの他端内に移動可能に挿入さ
れていて一端に該弁座と係合可能な弁体が嵌合された可
動鉄心を有するソレノイドと、該可動鉄心を該弁座側に
弾圧するばねとを備えた電磁弁において、該可動鉄心に
は、該弁体が嵌合される穴に通じかつ軸方向に貫通する
軸方向通孔と、該穴の底近くから該可動鉄心の外周に半
径方向に伸びる半径方向通孔とを形成し、該弁体の内側
には該軸方向通孔と該半径方向通孔とを連通する溝を形
成して構成されている。
【0007】
【作用】上記構成において、ソレノイドのコイルに通電
されていないとき、可動鉄心はばねにより弁座側に弾圧
されていて固定鉄心側に吸引されないため、弁体が弁座
に当接して弁口を閉じている。したがって、ポート間は
連通せず電磁弁は閉状態になっている。コイルに通電す
ると可動鉄心は固定鉄心側に吸引され固定鉄心に向かっ
て移動する。このとき固定鉄心と可動鉄心との間の隙間
にある流体は可動鉄心に形成された軸方向通孔を通って
弁体が嵌合されている穴内に流入し、そこから半径方向
通孔を通して可動鉄心の外周側に流出する。したがっ
て、可動鉄心は円滑に移動して固定鉄心により吸着保持
される。これにより弁口が開かれ、電磁弁は開き状態に
なる。
【0008】
【実施例】図1及び図2において、本実施例による電磁
弁1が示されている。この電磁弁1は、大きく分けて弁
本体2と、その弁本体2に隣接して固定されたソレノイ
ド3と、弁体4と、ばね5とを備えている。弁本体2に
は、弁室を限定する凹部21と、その凹部21に通じる
一対のポート22及び23と、凹部21とポート23と
の間を連通する弁口24と、弁口24の凹部側の開口端
に配置された弁座25とが形成されている。
【0009】ソレノイド3は、ボビン32及びそのボビ
ンの回りに巻かれた巻線33からなるコイル31と、コ
イル31の一端内に嵌合された固定鉄心34と、コイル
31を囲みかつ固定鉄心34の端部に磁気的に連結され
た磁性材製のヨーク35と、コイル31の他端内に移動
可能に挿入された固定鉄心36とを備え、図1に示され
るように可動鉄心36が固定鉄心34と弁本体2の弁座
25との間になるようにして配置されている。可動鉄心
36には弁座25側の端面に穴37が形成され、その穴
内にゴム等の弾性部材で形成された弁体4が嵌合固定さ
れている。可動鉄心36の中心には、更に穴37から固
定鉄心側の端面まで貫通して伸びる軸方向通孔38が形
成されている。可動鉄心36には、また、穴37から可
動鉄心36の外周に伸びる半径方向通孔39とが形成さ
れている。半径方向通孔39は穴の底に近接して配置さ
れている。
【0010】弁体4の内側(穴の底側)端面には直径方
向に伸びる溝41が形成されている。また、弁体4の上
記端面側の外周は円錐面42が形成され、穴37の周壁
と円錐面42との間で流体を通す通路を形成している。
軸方向通孔38の穴37側開口端は溝41と整合され、
軸方向通孔38を通して流れる流体が溝41を介して穴
37内に流入できるようになっている。可動鉄心36は
その周囲に配置されたばね5により固定鉄心から離れる
方向、したがって弁座25に向かう方向に弾圧されてい
る。
【0011】上記構成の電磁弁1において、コイル31
の巻線33に通電しないとき、可動鉄心36には固定鉄
心34の吸引力が作用しないため、可動鉄心36はばね
5の作用により、図1に示されるように弁体4が弁座2
5に当接した状態に保持される。このため弁口24は弁
体4により閉じられ、ポート22と23とは連通しな
い。次に巻線33に通電すると、可動鉄心36は固定鉄
心34側に吸引され、ばね5の力に抗して固定鉄心側に
移動する。このとき、固定鉄心34と可動鉄心36との
間の隙間G内に存在する流体は、可動鉄心36に形成さ
れた軸方向通孔38及び弁体4の溝41を通して穴37
内に流入し、その穴から半径方向通孔39を通して可動
鉄心36の外周側に、すなわち凹部21によって限定さ
れる弁室C側に流れる。したがって、可動鉄心36は円
滑に固定鉄心34側に移動でき固定鉄心に吸着保持され
る。このとき弁体4は弁座25から離れて弁口24を開
き、ポート22と23とは弁口24及び弁室Cを介して
互いに連通する。
【0012】本考案の電磁弁では上記のように動作する
が、コイル31に通電されておらず弁体4が弁座に当接
している状態のときに半径方向通孔39が弁室Cの最上
部に開口すればよいとすると、可動鉄心の固定鉄心側端
面から半径方向通孔までの距離を図1の距離Yと隙間G
の距離との和にほぼ等しくすればよいので、図3の可動
鉄心に比べて距離Zだけ可動鉄心の全体の長さを短くで
きる。したがって電磁弁をそれだけ小型化できる。
【0013】
【考案の効果】本考案では、可動鉄心の弁体を収容する
穴の周辺にその穴と可動鉄心の外周に通じる半径方向通
孔を形成しかつ弁体の底部分に溝を形成し、それによっ
て可動鉄心の軸方向通孔と弁室とを連通できるようにし
たので、可動鉄心の長さを短くでき、その分電磁弁の小
型化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による電磁弁の一実施例の断面図であ
る。
【図2】図1の電磁弁に使用されている弁体の斜視図で
ある。
【図3】従来の電磁弁の可動鉄心の断面図である。
【符号の説明】
1 電磁弁 2 弁本体 21 凹部 22、23 ポー
ト 24 弁口 25 弁座 3 ソレノイド 31 コイル 34 固定鉄心 36 可動鉄心 37 穴 38 軸方向通孔 39 半径方向通
孔 4 弁体 41 溝 5 ばね

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のポート、該ポート間を連通する弁
    口及び該弁口の開口端の周囲に形成された弁座を有する
    弁本体と、該弁本体に隣接して配置されていて、コイ
    ル、該コイルの一端内に挿入された固定鉄心、該コイル
    の他端内に移動可能に挿入されていて一端に該弁座と係
    合可能な弁体が嵌合された可動鉄心を有するソレノイド
    と、該可動鉄心を該弁座側に弾圧するばねとを備えた電
    磁弁において、該可動鉄心には、該弁体が嵌合される穴
    に通じかつ軸方向に貫通する軸方向通孔と、該穴の底近
    くから該可動鉄心の外周に半径方向に伸びる半径方向通
    孔とを形成し、該弁体の内側には該軸方向通孔と該半径
    方向通孔とを連通する溝を形成したことを特徴とする電
    磁弁。
JP4885992U 1992-07-13 1992-07-13 電磁弁 Expired - Lifetime JP2551917Y2 (ja)

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JP2005140136A (ja) * 2001-10-18 2005-06-02 Katakura Industries Co Ltd 遮断弁
WO2005119107A1 (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Koganei Corporation 電磁弁

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