JPH068878U - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JPH068878U
JPH068878U JP4885992U JP4885992U JPH068878U JP H068878 U JPH068878 U JP H068878U JP 4885992 U JP4885992 U JP 4885992U JP 4885992 U JP4885992 U JP 4885992U JP H068878 U JPH068878 U JP H068878U
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solenoid
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知樹 只腰
秀典 榊原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソレノイドの可動鉄心に形成される流体用通
孔の構造を改良することによって電磁弁の小型化を可能
にする。 【構成】 電磁弁は、複数のポート22、23、該ポー
ト間を連通する弁口24及び該弁口の開口端の周囲に形
成された弁座25を有する弁本体2と、該弁本体に隣接
して配置されていて、コイル31、該コイルの一端内に
挿入された固定鉄心34、該コイルの他端内に移動可能
に挿入されていて一端に該弁座と係合可能な弁体4が嵌
合された可動鉄心36を有するソレノイド3と、該可動
鉄心を該弁座側に弾圧するばね5とを備えている。該可
動鉄心36には、該弁体が嵌合される穴37に通じかつ
軸方向に貫通する軸方向通孔38と、該穴の底近くから
該可動鉄心の外周に半径方向に伸びる半径方向通孔39
とが形成されている。該弁体4の内側には該軸方向通孔
と該半径方向通孔とを連通する溝41が形成されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電磁弁に関し、更に詳細には、ソレノイドの可動鉄心に形成された軸 方向に伸びる通孔を弁体が嵌合されている穴と連通させ、その穴を半径方向の通 孔により可動鉄心の外周に連通されることによって流体の流通を円滑にした電磁 弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
水、油等の非圧縮性流体の流れを制御する電磁弁において、弁体を駆動する可 動鉄心の移動に伴う可動鉄心周辺での流体の流れを円滑にし、それによって可動 鉄心の応答性をよくするために、従来から、可動鉄心の外周に軸方向に貫通する 溝を形成し、或いは可動鉄心の中心に軸方向に貫通する通孔形成し、それによっ て流体が流れる時の抵抗を小さくすることが行われてきた。
【0003】 ところで、可動鉄心の一端に弁本体に形成された弁座と係合する弁体を嵌合し た形式のものでは、可動鉄心の中心に軸方向に貫通する通孔を形成してもその通 孔の一端が弁体によって塞がれてしまうことになる。このため従来では、図3に 示されるように、可動鉄心aの弁体b側の端部に近接して軸方向の通孔cから可 動鉄心aの外周まで半径方向に伸びる半径方向の通孔dを形成してその通孔dを 介して通孔c内を流れた流体を逃がす構造が採用されていた。
【0004】 しかしながら、このような構造では通孔dをソレノイドの外部すなわちソレノ イドと弁本体によって限定される弁室内に開口させようとすると、通孔dの位置 を、可動鉄心の固定鉄心側端面から通孔dまでの距離Xが固定鉄心の端面からソ レノイドの端面までの距離Y(図1)と両鉄心間の隙間の距離との和にほぼ等し くなるように、決定しなけらばならず、可動鉄心の長さが長くなってしまい電磁 弁の小型化に支障をきたす問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本考案の目的は、構造が簡単でしかも可動鉄心の長さを極力短くして小型化を 可能にした電磁弁を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、複数のポート、該ポート間を連通する弁口及び該弁口の開口端の周 囲に形成された弁座を有する弁本体と、該弁本体に隣接して配置されていて、コ イル、該コイルの一端内に挿入された固定鉄心、該コイルの他端内に移動可能に 挿入されていて一端に該弁座と係合可能な弁体が嵌合された可動鉄心を有するソ レノイドと、該可動鉄心を該弁座側に弾圧するばねとを備えた電磁弁において、 該可動鉄心には、該弁体が嵌合される穴に通じかつ軸方向に貫通する軸方向通孔 と、該穴の底近くから該可動鉄心の外周に半径方向に伸びる半径方向通孔とを形 成し、該弁体の内側には該軸方向通孔と該半径方向通孔とを連通する溝を形成し て構成されている。
【0007】
【作用】
上記構成において、ソレノイドのコイルに通電されていないとき、可動鉄心は ばねにより弁座側に弾圧されていて固定鉄心側に吸引されないため、弁体が弁座 に当接して弁口を閉じている。したがって、ポート間は連通せず電磁弁は閉状態 になっている。コイルに通電すると可動鉄心は固定鉄心側に吸引され固定鉄心に 向かって移動する。このとき固定鉄心と可動鉄心との間の隙間にある流体は可動 鉄心に形成された軸方向通孔を通って弁体が嵌合されている穴内に流入し、そこ から半径方向通孔を通して可動鉄心の外周側に流出する。したがって、可動鉄心 は円滑に移動して固定鉄心により吸着保持される。これにより弁口が開かれ、電 磁弁は開き状態になる。
【0008】
【実施例】
図1及び図2において、本実施例による電磁弁1が示されている。この電磁弁 1は、大きく分けて弁本体2と、その弁本体2に隣接して固定されたソレノイド 3と、弁体4と、ばね5とを備えている。弁本体2には、弁室を限定する凹部2 1と、その凹部21に通じる一対のポート22及び23と、凹部21とポート2 3との間を連通する弁口24と、弁口24の凹部側の開口端に配置された弁座2 5とが形成されている。
【0009】 ソレノイド3は、ボビン32及びそのボビンの回りに巻かれた巻線33からな るコイル31と、コイル31の一端内に嵌合された固定鉄心34と、コイル31 を囲みかつ固定鉄心34の端部に磁気的に連結された磁性材製のヨーク35と、 コイル31の他端内に移動可能に挿入された固定鉄心36とを備え、図1に示さ れるように可動鉄心36が固定鉄心34と弁本体2の弁座25との間になるよう にして配置されている。可動鉄心36には弁座25側の端面に穴37が形成され 、その穴内にゴム等の弾性部材で形成された弁体4が嵌合固定されている。可動 鉄心36の中心には、更に穴37から固定鉄心側の端面まで貫通して伸びる軸方 向通孔38が形成されている。可動鉄心36には、また、穴37から可動鉄心3 6の外周に伸びる半径方向通孔39とが形成されている。半径方向通孔39は穴 の底に近接して配置されている。
【0010】 弁体4の内側(穴の底側)端面には直径方向に伸びる溝41が形成されている 。また、弁体4の上記端面側の外周は円錐面42が形成され、穴37の周壁と円 錐面42との間で流体を通す通路を形成している。軸方向通孔38の穴37側開 口端は溝41と整合され、軸方向通孔38を通して流れる流体が溝41を介して 穴37内に流入できるようになっている。可動鉄心36はその周囲に配置された ばね5により固定鉄心から離れる方向、したがって弁座25に向かう方向に弾圧 されている。
【0011】 上記構成の電磁弁1において、コイル31の巻線33に通電しないとき、可動 鉄心36には固定鉄心34の吸引力が作用しないため、可動鉄心36はばね5の 作用により、図1に示されるように弁体4が弁座25に当接した状態に保持され る。このため弁口24は弁体4により閉じられ、ポート22と23とは連通しな い。次に巻線33に通電すると、可動鉄心36は固定鉄心34側に吸引され、ば ね5の力に抗して固定鉄心側に移動する。このとき、固定鉄心34と可動鉄心3 6との間の隙間G内に存在する流体は、可動鉄心36に形成された軸方向通孔3 8及び弁体4の溝41を通して穴37内に流入し、その穴から半径方向通孔39 を通して可動鉄心36の外周側に、すなわち凹部21によって限定される弁室C 側に流れる。したがって、可動鉄心36は円滑に固定鉄心34側に移動でき固定 鉄心に吸着保持される。このとき弁体4は弁座25から離れて弁口24を開き、 ポート22と23とは弁口24及び弁室Cを介して互いに連通する。
【0012】 本考案の電磁弁では上記のように動作するが、コイル31に通電されておらず 弁体4が弁座に当接している状態のときに半径方向通孔39が弁室Cの最上部に 開口すればよいとすると、可動鉄心の固定鉄心側端面から半径方向通孔までの距 離を図1の距離Yと隙間Gの距離との和にほぼ等しくすればよいので、図3の可 動鉄心に比べて距離Zだけ可動鉄心の全体の長さを短くできる。したがって電磁 弁をそれだけ小型化できる。
【0013】
【考案の効果】
本考案では、可動鉄心の弁体を収容する穴の周辺にその穴と可動鉄心の外周に 通じる半径方向通孔を形成しかつ弁体の底部分に溝を形成し、それによって可動 鉄心の軸方向通孔と弁室とを連通できるようにしたので、可動鉄心の長さを短く でき、その分電磁弁の小型化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による電磁弁の一実施例の断面図であ
る。
【図2】図1の電磁弁に使用されている弁体の斜視図で
ある。
【図3】従来の電磁弁の可動鉄心の断面図である。
【符号の説明】
1 電磁弁 2 弁本体 21 凹部 22、23 ポー
ト 24 弁口 25 弁座 3 ソレノイド 31 コイル 34 固定鉄心 36 可動鉄心 37 穴 38 軸方向通孔 39 半径方向通
孔 4 弁体 41 溝 5 ばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のポート、該ポート間を連通する弁
    口及び該弁口の開口端の周囲に形成された弁座を有する
    弁本体と、該弁本体に隣接して配置されていて、コイ
    ル、該コイルの一端内に挿入された固定鉄心、該コイル
    の他端内に移動可能に挿入されていて一端に該弁座と係
    合可能な弁体が嵌合された可動鉄心を有するソレノイド
    と、該可動鉄心を該弁座側に弾圧するばねとを備えた電
    磁弁において、該可動鉄心には、該弁体が嵌合される穴
    に通じかつ軸方向に貫通する軸方向通孔と、該穴の底近
    くから該可動鉄心の外周に半径方向に伸びる半径方向通
    孔とを形成し、該弁体の内側には該軸方向通孔と該半径
    方向通孔とを連通する溝を形成したことを特徴とする電
    磁弁。
JP4885992U 1992-07-13 1992-07-13 電磁弁 Expired - Lifetime JP2551917Y2 (ja)

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JP2005098340A (ja) * 2003-09-24 2005-04-14 Ckd Corp 電磁弁

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