JPH0155711B2 - - Google Patents
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- JPH0155711B2 JPH0155711B2 JP58161159A JP16115983A JPH0155711B2 JP H0155711 B2 JPH0155711 B2 JP H0155711B2 JP 58161159 A JP58161159 A JP 58161159A JP 16115983 A JP16115983 A JP 16115983A JP H0155711 B2 JPH0155711 B2 JP H0155711B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- port
- valve
- connection port
- valve seat
- solenoid
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 19
- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims description 6
- 241000255925 Diptera Species 0.000 claims 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 5
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 2
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 1
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K31/00—Actuating devices; Operating means; Releasing devices
- F16K31/02—Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic
- F16K31/06—Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a magnet, e.g. diaphragm valves, cutting off by means of a liquid
- F16K31/0603—Multiple-way valves
- F16K31/0624—Lift valves
- F16K31/0627—Lift valves with movable valve member positioned between seats
- F16K31/0631—Lift valves with movable valve member positioned between seats with ball shaped valve members
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Magnetically Actuated Valves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は構造簡単で油密性の良好な両座電磁弁
に関する。
に関する。
従来、ポンプ接続ポート（以下Ｐポートとい
う）、アクチユエータ接続ポート（以下Ａポート
という）及びタンク接続ポート（以下Ｔポートと
いう）を有し、弁体がＰポート又はＴポートの何
れかを閉塞すると共に、ＡポートとＴポートとを
連通するか、又はＰポートとＡポートとを連通す
る両座電磁弁は例えば特公昭49−10371号に開示
の如く公知である。この従来の電磁弁では両座間
に配した弁体に対して一方からは直接に、他方向
からはプランジヤを介して作動流体圧を同時に作
用させて弁体に作用する作動流体圧力を平衡させ
ると共に、該弁体には弱いスプリングを作用させ
て一方の弁孔を閉塞させるようにすることによつ
て弁開閉動作の応答性を良好にしている。かかる
両座電磁弁では、弁外筐に作動流体をプランジヤ
側へ導く通路を設けなければならず、又プランジ
ヤに高圧の作動流体圧を作用させる凹所と低圧の
作動流体の戻り通路側とは完全に油密にしなけれ
ばならないにもかかわらず、両者を画成する部材
には押棒が貫通し、しかも押棒は画成部材に対し
て円滑に摺動させなければならないから摺動部に
は油密の確保と円滑な摺動という両者を満足する
ために非常に高い加工精度が必要となる。
う）、アクチユエータ接続ポート（以下Ａポート
という）及びタンク接続ポート（以下Ｔポートと
いう）を有し、弁体がＰポート又はＴポートの何
れかを閉塞すると共に、ＡポートとＴポートとを
連通するか、又はＰポートとＡポートとを連通す
る両座電磁弁は例えば特公昭49−10371号に開示
の如く公知である。この従来の電磁弁では両座間
に配した弁体に対して一方からは直接に、他方向
からはプランジヤを介して作動流体圧を同時に作
用させて弁体に作用する作動流体圧力を平衡させ
ると共に、該弁体には弱いスプリングを作用させ
て一方の弁孔を閉塞させるようにすることによつ
て弁開閉動作の応答性を良好にしている。かかる
両座電磁弁では、弁外筐に作動流体をプランジヤ
側へ導く通路を設けなければならず、又プランジ
ヤに高圧の作動流体圧を作用させる凹所と低圧の
作動流体の戻り通路側とは完全に油密にしなけれ
ばならないにもかかわらず、両者を画成する部材
には押棒が貫通し、しかも押棒は画成部材に対し
て円滑に摺動させなければならないから摺動部に
は油密の確保と円滑な摺動という両者を満足する
ために非常に高い加工精度が必要となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、所
定の作動流体圧力範囲内で使用する構造が簡単で
高い加工精度を必要とせず、しかも油密性の良好
な、両座電磁弁を提供することを目的とし、この
ためＰポート、Ａポート及びＴポートをそれぞれ
有し、弁体が前記Ｐポート又は前記Ｔポートの何
れかを閉塞すると共に、前記ＡポートとＴポート
とを連通するか、又は前記Ｐポートと前記Ａポー
トとを連通する両座電磁弁において、前記弁体を
押圧し作動流体圧力に抗して常時前記Ｐポート又
は前記Ｔポートを閉塞させる弁スプリングと、ソ
レノイドの励磁により作動されて前記弁体を前記
弁スプリングの力に抗して押圧し前記Ｔポート又
は前記Ｐポートを閉塞させるプランジヤとを有
し、かつ前記Ｐポートと前記タンク接続ポートの
うち前記ソレノイドの励磁時に閉塞される方のポ
ートの弁座の径を他方のポートの弁座の径よりや
や大径に設定することにより前記目的を達成した
ものである。
定の作動流体圧力範囲内で使用する構造が簡単で
高い加工精度を必要とせず、しかも油密性の良好
な、両座電磁弁を提供することを目的とし、この
ためＰポート、Ａポート及びＴポートをそれぞれ
有し、弁体が前記Ｐポート又は前記Ｔポートの何
れかを閉塞すると共に、前記ＡポートとＴポート
とを連通するか、又は前記Ｐポートと前記Ａポー
トとを連通する両座電磁弁において、前記弁体を
押圧し作動流体圧力に抗して常時前記Ｐポート又
は前記Ｔポートを閉塞させる弁スプリングと、ソ
レノイドの励磁により作動されて前記弁体を前記
弁スプリングの力に抗して押圧し前記Ｔポート又
は前記Ｐポートを閉塞させるプランジヤとを有
し、かつ前記Ｐポートと前記タンク接続ポートの
うち前記ソレノイドの励磁時に閉塞される方のポ
ートの弁座の径を他方のポートの弁座の径よりや
や大径に設定することにより前記目的を達成した
ものである。
以下本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図中１は円柱状の弁ホルダ１でこれにはその
軸心に沿い一端面よりソレノイド装置２を保持す
る雌ねじの刻設された大径孔３、弁座ブロツク４
を収容する中径孔５、弁スプリング６を収容する
有底の小径孔７が順次段部８，９を介して連設さ
れている。前記大径孔３と中径孔５との間の第１
段部８にはＰポートPpの一端が、又前記中径孔
５と小径孔７との間の第２段部９にはＡポート
PAの一端が、更に前記小径孔７の底部１０には
ＴポートPTの一端が夫々開口し、これら各ポー
トPp，PA及びPTは前記弁ホルダ１の軸方向に沿
つて夫々穿設されその各他端は該弁ホルダ１の他
端面に夫々開口している。
る。図中１は円柱状の弁ホルダ１でこれにはその
軸心に沿い一端面よりソレノイド装置２を保持す
る雌ねじの刻設された大径孔３、弁座ブロツク４
を収容する中径孔５、弁スプリング６を収容する
有底の小径孔７が順次段部８，９を介して連設さ
れている。前記大径孔３と中径孔５との間の第１
段部８にはＰポートPpの一端が、又前記中径孔
５と小径孔７との間の第２段部９にはＡポート
PAの一端が、更に前記小径孔７の底部１０には
ＴポートPTの一端が夫々開口し、これら各ポー
トPp，PA及びPTは前記弁ホルダ１の軸方向に沿
つて夫々穿設されその各他端は該弁ホルダ１の他
端面に夫々開口している。
前記弁座ブロツク４はＴポートPT側の弁座ブ
ロツク１１とＰポートPp側の弁座ブロツク１２
とに分割形成されている。前者のＴポートPT側
の弁座ブロツク１１は前記中径孔５に嵌合する円
板状部１１ａと、前記小径孔７に嵌合するボス部
１１ｂとが夫々形成され、該円板状部１１ａの端
面より軸心に沿い弁室１１ｃ、弁座１１ｄを有す
る弁孔１１ｅ、及びボス部１１ｂの中心孔１１ｆ
が順次夫々形成され、該弁室１１ｃは直径方向の
通路１１ｇにより前記円板状部１１ａの周側部の
環状溝１１ｈに連通されている。後者のＰポート
Pp側の弁座ブロツク１２は前記中径孔５に嵌入
する円板状部１２ａの中心部にＰポートPpの弁
座１２ｂを有する軸方向の弁孔１２ｃが設けら
れ、該ＰポートＰの弁座１２ｂの径より前記Ｔポ
ートPTの弁座１１ｄの径がやや大径に設定され
ている。
ロツク１１とＰポートPp側の弁座ブロツク１２
とに分割形成されている。前者のＴポートPT側
の弁座ブロツク１１は前記中径孔５に嵌合する円
板状部１１ａと、前記小径孔７に嵌合するボス部
１１ｂとが夫々形成され、該円板状部１１ａの端
面より軸心に沿い弁室１１ｃ、弁座１１ｄを有す
る弁孔１１ｅ、及びボス部１１ｂの中心孔１１ｆ
が順次夫々形成され、該弁室１１ｃは直径方向の
通路１１ｇにより前記円板状部１１ａの周側部の
環状溝１１ｈに連通されている。後者のＰポート
Pp側の弁座ブロツク１２は前記中径孔５に嵌入
する円板状部１２ａの中心部にＰポートPpの弁
座１２ｂを有する軸方向の弁孔１２ｃが設けら
れ、該ＰポートＰの弁座１２ｂの径より前記Ｔポ
ートPTの弁座１１ｄの径がやや大径に設定され
ている。
前記ＴポートPT側の弁座ブロツク１１はその
周側面に０リング１３及び１４を介して前記弁ホ
ルダ１の中径孔５及び小径孔７に嵌合され、上端
面に前記ＰポートPP側の弁座ブロツク１２が０
リング１５を介して接合されている。
周側面に０リング１３及び１４を介して前記弁ホ
ルダ１の中径孔５及び小径孔７に嵌合され、上端
面に前記ＰポートPP側の弁座ブロツク１２が０
リング１５を介して接合されている。
前記ソレノイド装置２は鉄心２ａの外周にボビ
ン２ｂに巻かれたコイル２ｃが嵌着され、該コイ
ル２ｃ部は前記弁ホルダ１の大径孔３の雌ねじに
螺合する円筒形のケース２ｄに収納されている。
前記コイル２ｃのリード線２ｅはケース２ｄの頭
部に嵌着された絶縁部材２ｆより外方に延出され
ている。該ケース２ｄの開口端面側には外径が前
記弁ホルダ１の大径孔３と等径で周側面に０リン
グ１６を嵌挿した磁性部材１７が、磁力線を遮断
する非磁性部材１８を介して鉄心２ａに接合さ
れ、該鉄心２ａから前記磁性部材１７にかけて軸
心部に中心孔１９が穿設され、該中心孔１９はケ
ース２ｄの頭部側（図において上面側）が閉塞さ
れている。前記磁性部材１７の弁座ブロツク４側
端面には該弁座ブロツク４の外径とほぼ等径の凹
座部１７ａが形成されている。又前記中心孔１９
にはプランジヤスプリング２０で前記中心孔１９
の開口面側（磁性部材１７側）に押圧され且つ該
中心孔１９内を摺動可能なプランジヤ２１と、前
記凹座部１７ａに嵌合するフランジ部２２ａを形
成した磁性材より成る磁極２２が夫々挿入されて
いる。前記ケース２ｄを前記弁ホルダ１の大径孔
３に螺装することによつて、前記磁極２２のフラ
ンジ部２２ａの下端面が前記ＰポートPp側の弁
座ブロツク１２の上端面を圧接し、前記両弁座ブ
ロツク１１，１２は互いに油密に一体化され、こ
の状態で前記ＰポートPpの弁座１２ｂとＴポー
トPTの弁座１１ｄとは弁室１１ｃの上下方向に
対向し、該弁室１１ｃ内に収容されるボール弁体
２３は両弁座１２ｂと１１ｄとの間で僅少範囲遊
動可能となつている。又前記ＰポートPpの弁孔
１２ｃは磁極２２のフランジ部２２ａの端面に穿
設された十字に交わる直径方向の溝２２ｂ（図で
は一方向のみ示されている）と、前記磁性部材１
７の下端面と弁ホルダ１の第１段部８との間に形
成される環状間隙２４とを夫々介してＰポート
Ppに連通される。又前記弁室１１ｃは直径方向
の通路１１ｇと、ＴポートPT側の弁座ブロツク
１１外周の環状溝１１ｈとを夫々介してＡポート
PAと連通される。更に前記ＴポートPTの弁孔１
１ｅはボス部１１ｂの中心孔１１ｆと小径孔７と
を夫々介してＴポートPTと連通される。尚、前
記磁極２２の外周部には軸方向の溝２２ｃが刻設
され、前記ＰポートPpの油圧をプランジヤ２１
側に自由に流通させて該プランジヤ２１の作動を
容易にしている。該プランジヤ２１は前記磁極２
２の中心孔２２ｄを挿通するプランジヤロツド２
１ａを介して弁室１１ｃ内のボール弁体２３をＴ
ポートPTの弁座１１ｄ側に軽く押圧している。
一方、前記弁ホルダ１の小径孔７に縮設された弁
スプリング６はプランジヤスプリング２０のばね
力に打ち勝つてばね受け２５を介してボール弁体
２３をＴポートPTの弁座１１ｄから離隔しＰポ
ートPpの弁座１２ｂに押圧せしめている。この
状態において前記プランジヤ２１と磁極２２との
対向端面間の間隔は、前記ＴポートPTの弁座１
１ｄとＰポートPpの弁座１２ｂ間におけるボー
ル弁体２３の遊動範囲より僅かに大きく設定され
ている。尚、前記弁スプリング６のばね力はＰポ
ートPpの弁座１２ｂの弁孔１２ｃを介してボー
ル弁体２３に作用する作動流体圧力とプランジヤ
スプリング２０のばね力との和より僅か強く設定
されている。
ン２ｂに巻かれたコイル２ｃが嵌着され、該コイ
ル２ｃ部は前記弁ホルダ１の大径孔３の雌ねじに
螺合する円筒形のケース２ｄに収納されている。
前記コイル２ｃのリード線２ｅはケース２ｄの頭
部に嵌着された絶縁部材２ｆより外方に延出され
ている。該ケース２ｄの開口端面側には外径が前
記弁ホルダ１の大径孔３と等径で周側面に０リン
グ１６を嵌挿した磁性部材１７が、磁力線を遮断
する非磁性部材１８を介して鉄心２ａに接合さ
れ、該鉄心２ａから前記磁性部材１７にかけて軸
心部に中心孔１９が穿設され、該中心孔１９はケ
ース２ｄの頭部側（図において上面側）が閉塞さ
れている。前記磁性部材１７の弁座ブロツク４側
端面には該弁座ブロツク４の外径とほぼ等径の凹
座部１７ａが形成されている。又前記中心孔１９
にはプランジヤスプリング２０で前記中心孔１９
の開口面側（磁性部材１７側）に押圧され且つ該
中心孔１９内を摺動可能なプランジヤ２１と、前
記凹座部１７ａに嵌合するフランジ部２２ａを形
成した磁性材より成る磁極２２が夫々挿入されて
いる。前記ケース２ｄを前記弁ホルダ１の大径孔
３に螺装することによつて、前記磁極２２のフラ
ンジ部２２ａの下端面が前記ＰポートPp側の弁
座ブロツク１２の上端面を圧接し、前記両弁座ブ
ロツク１１，１２は互いに油密に一体化され、こ
の状態で前記ＰポートPpの弁座１２ｂとＴポー
トPTの弁座１１ｄとは弁室１１ｃの上下方向に
対向し、該弁室１１ｃ内に収容されるボール弁体
２３は両弁座１２ｂと１１ｄとの間で僅少範囲遊
動可能となつている。又前記ＰポートPpの弁孔
１２ｃは磁極２２のフランジ部２２ａの端面に穿
設された十字に交わる直径方向の溝２２ｂ（図で
は一方向のみ示されている）と、前記磁性部材１
７の下端面と弁ホルダ１の第１段部８との間に形
成される環状間隙２４とを夫々介してＰポート
Ppに連通される。又前記弁室１１ｃは直径方向
の通路１１ｇと、ＴポートPT側の弁座ブロツク
１１外周の環状溝１１ｈとを夫々介してＡポート
PAと連通される。更に前記ＴポートPTの弁孔１
１ｅはボス部１１ｂの中心孔１１ｆと小径孔７と
を夫々介してＴポートPTと連通される。尚、前
記磁極２２の外周部には軸方向の溝２２ｃが刻設
され、前記ＰポートPpの油圧をプランジヤ２１
側に自由に流通させて該プランジヤ２１の作動を
容易にしている。該プランジヤ２１は前記磁極２
２の中心孔２２ｄを挿通するプランジヤロツド２
１ａを介して弁室１１ｃ内のボール弁体２３をＴ
ポートPTの弁座１１ｄ側に軽く押圧している。
一方、前記弁ホルダ１の小径孔７に縮設された弁
スプリング６はプランジヤスプリング２０のばね
力に打ち勝つてばね受け２５を介してボール弁体
２３をＴポートPTの弁座１１ｄから離隔しＰポ
ートPpの弁座１２ｂに押圧せしめている。この
状態において前記プランジヤ２１と磁極２２との
対向端面間の間隔は、前記ＴポートPTの弁座１
１ｄとＰポートPpの弁座１２ｂ間におけるボー
ル弁体２３の遊動範囲より僅かに大きく設定され
ている。尚、前記弁スプリング６のばね力はＰポ
ートPpの弁座１２ｂの弁孔１２ｃを介してボー
ル弁体２３に作用する作動流体圧力とプランジヤ
スプリング２０のばね力との和より僅か強く設定
されている。
次に上記構成の両座電磁弁の作用を説明する。
ＰポートPp、ＡポートPA、及びＴポートPTに
夫々図示しない油圧ポンプ、アクチユエータ、油
タンクの管路が接続され、ＰポートPpに所定圧
力の作動流体圧が導かれる。ここでソレノイド装
置２に通電されない場合該ソレノイド装置２は消
磁し、弁スプリング６はＰポートPpの弁座１２
ｂの弁孔１２ｃを介してボール弁体２３に作用す
る作動流体圧力とプランジヤスプリング２０のば
ね力との和に抗してボール弁体２３をＰボート
Ppの弁座１２ｂに押圧し、ＰポートPpの弁孔１
２ｃを閉塞すると共に、ＴポートPTの弁孔１１
ｅを開きＡポートPAとＴポートPTを連通してい
る。従つてアクチユエータへは作動油は流れず該
アクチユエータは作動しない。
ＰポートPp、ＡポートPA、及びＴポートPTに
夫々図示しない油圧ポンプ、アクチユエータ、油
タンクの管路が接続され、ＰポートPpに所定圧
力の作動流体圧が導かれる。ここでソレノイド装
置２に通電されない場合該ソレノイド装置２は消
磁し、弁スプリング６はＰポートPpの弁座１２
ｂの弁孔１２ｃを介してボール弁体２３に作用す
る作動流体圧力とプランジヤスプリング２０のば
ね力との和に抗してボール弁体２３をＰボート
Ppの弁座１２ｂに押圧し、ＰポートPpの弁孔１
２ｃを閉塞すると共に、ＴポートPTの弁孔１１
ｅを開きＡポートPAとＴポートPTを連通してい
る。従つてアクチユエータへは作動油は流れず該
アクチユエータは作動しない。
次にソレノイド装置２に通電すると磁極２２は
励磁されプランジヤ２１を吸引し、プランジヤロ
ツド２１ａを介し弁スプリング６のばね力に抗し
てボール弁体２３をＰポートPpの弁座１２ｂか
ら離隔しＴポートPTの弁座１１ｄに押圧し、Ｔ
ポートPTの弁孔１１ｅを閉塞すると共にＰポー
トPpの弁孔１２ｃを開き、ＰポートPpとＡポー
トPAとを連通する。従つて作動流体はアクチユ
エータへ流れ該アクチユエータは作動する。ここ
で弁スプリング６のばね力F1はポートPpの弁座
１２ｂの弁孔１２ｃを介してボール弁体２３に作
用する作動流体圧力による力F2とプランジヤス
プリング２０のばね力F3との和より僅かに強く
即ち（F1＞F2＋F3）となり且つ励磁された時の
励磁力F4と比較したときは（F1＜F2＋F3＋F4）
となるように設定されているから、ボール弁体２
３によるＰポートPpの弁孔１２ｃの開放動作は
極めて応答性良く行なわれる。又、ＰポートPp
の弁座１２ｂに対しＴポートPTの弁座１１ｄの
径をやや大径に設定したため、作動流体がアクチ
ユエータから油タンクへ戻る時の流路抵抗が減小
されるので圧力損失をより少なく抑えることがで
きる。
励磁されプランジヤ２１を吸引し、プランジヤロ
ツド２１ａを介し弁スプリング６のばね力に抗し
てボール弁体２３をＰポートPpの弁座１２ｂか
ら離隔しＴポートPTの弁座１１ｄに押圧し、Ｔ
ポートPTの弁孔１１ｅを閉塞すると共にＰポー
トPpの弁孔１２ｃを開き、ＰポートPpとＡポー
トPAとを連通する。従つて作動流体はアクチユ
エータへ流れ該アクチユエータは作動する。ここ
で弁スプリング６のばね力F1はポートPpの弁座
１２ｂの弁孔１２ｃを介してボール弁体２３に作
用する作動流体圧力による力F2とプランジヤス
プリング２０のばね力F3との和より僅かに強く
即ち（F1＞F2＋F3）となり且つ励磁された時の
励磁力F4と比較したときは（F1＜F2＋F3＋F4）
となるように設定されているから、ボール弁体２
３によるＰポートPpの弁孔１２ｃの開放動作は
極めて応答性良く行なわれる。又、ＰポートPp
の弁座１２ｂに対しＴポートPTの弁座１１ｄの
径をやや大径に設定したため、作動流体がアクチ
ユエータから油タンクへ戻る時の流路抵抗が減小
されるので圧力損失をより少なく抑えることがで
きる。
以上述べたように本発明によれば、ポンプ接続
ポート、アクチユエータ接続ポート及びタンク接
続ポートを夫々有し、弁体が前記ポンプ接続ポー
ト又は前記タンク接続ポートの何れかを閉塞する
と共に、前記アクチユエータ接続ポートと前記タ
ンク接続ポートとを連通するか、又は前記ポンプ
接続ポートと前記アクチユエータ接続ポートとを
連通する両座電磁弁において、前記弁体を押圧し
作動流体圧力に抗して常時前記ポンプ接続ポート
又は前記タンク接続ポートを閉塞させるスプリン
グと、ソレノイドの励磁により作動され前記弁体
を前記スプリングの力に抗して押圧し前記タンク
接続ポート又は前記ポンプ接続ポートを閉塞させ
るプランジヤとを有する構成のため、弁体に作動
流体圧力を平衡させるための高圧の流体通路が弁
ホルダ内になく、従つて構造が簡単で高い加工精
度を必要とせず、小型で組み立てが容易で量産に
適した電磁弁が実現できる。
ポート、アクチユエータ接続ポート及びタンク接
続ポートを夫々有し、弁体が前記ポンプ接続ポー
ト又は前記タンク接続ポートの何れかを閉塞する
と共に、前記アクチユエータ接続ポートと前記タ
ンク接続ポートとを連通するか、又は前記ポンプ
接続ポートと前記アクチユエータ接続ポートとを
連通する両座電磁弁において、前記弁体を押圧し
作動流体圧力に抗して常時前記ポンプ接続ポート
又は前記タンク接続ポートを閉塞させるスプリン
グと、ソレノイドの励磁により作動され前記弁体
を前記スプリングの力に抗して押圧し前記タンク
接続ポート又は前記ポンプ接続ポートを閉塞させ
るプランジヤとを有する構成のため、弁体に作動
流体圧力を平衡させるための高圧の流体通路が弁
ホルダ内になく、従つて構造が簡単で高い加工精
度を必要とせず、小型で組み立てが容易で量産に
適した電磁弁が実現できる。
又ポンプ接続ポートとタンク接続ポートのうち
前記ソレノイドの励磁時に閉塞される方のポート
の弁座の径を他方のポートの弁座の径よりやや大
径に設定したため、該弁の開弁時は即ちアクチユ
エータの非作動時はソレノイド装置の励磁力を増
加せずに作動流体の戻り通路の遮断が確実になさ
れ、又閉弁時は即ちアクチユエータの作動時は該
アクチユエータから油タンクへ戻る作動流体の流
路抵抗を減小することができるので圧力損失を少
なく抑えることができる。
前記ソレノイドの励磁時に閉塞される方のポート
の弁座の径を他方のポートの弁座の径よりやや大
径に設定したため、該弁の開弁時は即ちアクチユ
エータの非作動時はソレノイド装置の励磁力を増
加せずに作動流体の戻り通路の遮断が確実になさ
れ、又閉弁時は即ちアクチユエータの作動時は該
アクチユエータから油タンクへ戻る作動流体の流
路抵抗を減小することができるので圧力損失を少
なく抑えることができる。
図面は本発明の一実施例を示す縦断面図であ
る。 ２……ソレノイド装置、６……弁スプリング、
１１ｄ……タンク接続ポートの弁座、１２ｂ……
ポンプ接続ポートの弁座、２１……プランジヤ、
２３……ボール弁体、Pp……ポンプ接続ポート、
PA……アクチユエータ接続ポート、PT……タン
ク接続ポート。
る。 ２……ソレノイド装置、６……弁スプリング、
１１ｄ……タンク接続ポートの弁座、１２ｂ……
ポンプ接続ポートの弁座、２１……プランジヤ、
２３……ボール弁体、Pp……ポンプ接続ポート、
PA……アクチユエータ接続ポート、PT……タン
ク接続ポート。
Claims (1)
- １ ポンプ接続ポート、アクチユエータ接続ポー
ト及びタンク接続ポートを夫々有し、弁体が前記
ポンプ接続ポート又は前記タンク接続ポートの何
れかを閉塞すると共に、前記アクチユエータ接続
ポートと前記タンク接続ポートとを連通するか、
又は前記ポンプ接続ポートと前記アクチユエータ
接続ポートとを連通する両座電磁弁において、前
記弁体を押圧し作動流体圧力に抗して常時前記ポ
ンプ接続ポート又は前記タンク接続ポートを閉塞
させる弁スプリングと、ソレノイドの励磁により
作動され前記弁体を前記弁スプリングの力に抗し
て押圧し前記タンク接続ポート又は前記ポンプ接
続ポートを閉塞させるプランジヤとを有し、かつ
前記ポンプ接続ポートと前記タンク接続ポートの
うち前記ソレノイドの励磁時に閉塞される方のポ
ートの弁座の径を他方のポートの弁座の径よりや
や大径に設定したことを特徴とする両座電磁弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16115983A JPS6053289A (ja) | 1983-09-01 | 1983-09-01 | 両座電磁弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16115983A JPS6053289A (ja) | 1983-09-01 | 1983-09-01 | 両座電磁弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6053289A JPS6053289A (ja) | 1985-03-26 |
| JPH0155711B2 true JPH0155711B2 (ja) | 1989-11-27 |
Family
ID=15729713
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16115983A Granted JPS6053289A (ja) | 1983-09-01 | 1983-09-01 | 両座電磁弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6053289A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020046027A (ja) * | 2018-09-20 | 2020-03-26 | ナブテスコ株式会社 | 電磁弁及び作業機械 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63192005A (ja) * | 1987-02-05 | 1988-08-09 | Fujikura Ltd | 光フアイバの心線供給装置 |
| IT1302340B1 (it) * | 1998-09-18 | 2000-09-05 | Fontecal S P A | Valvola di deviazione e by-pass. |
| US20180355993A1 (en) * | 2017-06-09 | 2018-12-13 | Flextronics Ap, Llc | Hydraulic valve configuration for nh vbs with a nl solenoid |
| CN111075983B (zh) * | 2019-12-27 | 2021-10-01 | 宜宾三江机械有限责任公司 | 一种双余度电磁开关装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5646168A (en) * | 1979-09-20 | 1981-04-27 | Daimler Benz Ag | Valve |
-
1983
- 1983-09-01 JP JP16115983A patent/JPS6053289A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5646168A (en) * | 1979-09-20 | 1981-04-27 | Daimler Benz Ag | Valve |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020046027A (ja) * | 2018-09-20 | 2020-03-26 | ナブテスコ株式会社 | 電磁弁及び作業機械 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6053289A (ja) | 1985-03-26 |
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