JPH09178024A - リニアソレノイド弁 - Google Patents

リニアソレノイド弁

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JPH09178024A
JPH09178024A JP34232595A JP34232595A JPH09178024A JP H09178024 A JPH09178024 A JP H09178024A JP 34232595 A JP34232595 A JP 34232595A JP 34232595 A JP34232595 A JP 34232595A JP H09178024 A JPH09178024 A JP H09178024A
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linear solenoid
plunger
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英喜 佐々木
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芳徳 川島
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KEEHIN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】固定コアと、該固定コアに対向するプランジャ
と、該プランジャを固定コア側に吸引する電磁力を印加
電気量に応じて発揮するコイルとを備えるリニアソレノ
イドを含み、液圧源の液圧をコイルの印加電気量に応じ
て調整するリニアソレノイド弁において、部品点数を低
減するとともに小型化および軽量化を図る。 【解決手段】固定コア121 に、液圧源7に通じる入力
ポート361 、出力ポート351 および解放ポート37
1 が設けられるとともに摺動孔341 が設けられ、出力
ポート351 の入力ポート361 および解放ポート37
1 への連通、遮断を軸方向移動に応じて切換えるスプー
ル弁体331 が、プランジャ13に連動、連結されて摺
動孔341 に摺動自在に嵌合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定コアと、該固
定コアに対向するプランジャと、該プランジャを固定コ
ア側に吸引する電磁力を印加電気量に応じて発揮するコ
イルとを備えるリニアソレノイドを含み、液圧源の液圧
を前記コイルの印加電気量に応じて調整するリニアソレ
ノイド弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるリニアソレノイド弁は、た
とえば特開平3−276853号公報等により既に知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ものでは、リニアソレノイドにより駆動されるスプール
弁体を有する制御弁の弁ハウジングがリニアソレノイド
に連結されており、リニアソレノイドとは別体の弁ハウ
ジングが必要であり、部品点数が少ないとは言い難く、
その分だけ大型化するとともに重量増加を招いている。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、部品点数を低減するとともに小型化および軽
量化を図ったリニアソレノイド弁を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、固定コアと、該固定コアに対向するプラ
ンジャと、該プランジャを固定コア側に吸引する電磁力
を印加電気量に応じて発揮するコイルとを備えるリニア
ソレノイドを含み、液圧源の液圧を前記コイルの印加電
気量に応じて調整するリニアソレノイド弁において、固
定コアに、液圧源に通じる入力ポート、出力ポートおよ
び解放ポートが設けられるとともに摺動孔が設けられ、
出力ポートの入力ポートおよび解放ポートへの連通、遮
断を軸方向移動に応じて切換えるスプール弁体が、プラ
ンジャに連動、連結されて摺動孔に摺動自在に嵌合され
ることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0007】図1および図2は本発明の第1実施例を示
すものであり、図1はリニアソレノイド弁の縦断面図、
図2は図1の2−2線断面図である。
【0008】先ず図1において、このリニアソレノイド
弁は、リニアソレノイド51 の固定コア121 にスプー
ル弁61 が内蔵されて成るものであり、液圧源7に通じ
る入口通路91 ならびに液圧機器8に通じる出口通路1
1 を有する被取付体111に取付けられる。
【0009】リニアソレノイド51 は、固定コア121
と、該固定コア121 に対向するプランジャ13と、プ
ランジャ13を固定コア121 側に吸引する電磁力を印
加電気量に応じて発揮するコイル14とを備える。
【0010】固定コア121 は、その中間部から半径方
向外方に張出す鍔部15を有して磁性材料により形成さ
れる。この固定コア121 の一端側は、円筒状のコイル
組立体17に挿入されるものであり、該コイル組立体1
7は、合成樹脂製のボビン18と、該ボビン18に巻回
されるコイル14とが合成樹脂から成る被覆部19で被
覆されて成る。またコイル組立体17の一端側には、固
定コア121 の一端に同軸に突設されたガイド筒16に
その軸方向に間隔をあけて対向するガイド筒201 が挿
入され、ガイド筒201 の一端から半径方向外方に張出
す鍔部211 と、固定コア121 の鍔部15との間にコ
イル組立体17が挟持される。しかも鍔部211 は、コ
イル組立体17を囲繞する筒体221 の一端に一体に連
設されるものであり、該筒体221 の他端は、固定コア
121 における鍔部15の外周縁にかしめ結合される。
而してガイド筒201 、鍔部211 および筒体221
磁性材料により一体に形成されている。
【0011】コイル組立体17の他端側において被覆部
19には、コイル14に連なる一対の端子231 …を臨
ませたカプラ241 が一体に設けられており、該カプラ
24 1 は筒体221 を貫通して外方に突出される。また
コイル組立体17の一端内周縁と鍔部211 との間には
ガイド筒201 を囲繞する環状のシール部材25が介装
され、コイル組立体17の他端内周縁と固定コア121
の鍔部15との間には固定コア121 を囲繞する環状の
シール部材26が介装される。
【0012】プランジャ13は、固定コア121 に対向
して前記両ガイド筒16,201 内に挿入されるもので
あり、該プランジャ13の外面には、プランジャ13の
両端間にわたる作動液の流通を許容するための複数の流
通溝27…が軸方向に延びて設けられる。また固定コア
121 およびプランジャ13間には被磁性材料から成る
スペーサ28が介装されており、このスペーサ28は、
プランジャ13が固定コア121 に直接接触したときに
残留磁気の影響でプランジャ13が固定コア121 から
離れ難くなるのを防止する働きをする。
【0013】固定コア121 には、その鍔部15に重合
するようにして該鍔部15よりも半径方向外方に張出す
円板状のステー291 が溶接等により固着されており、
該ステー291 が締着等により被取付体111 に取付け
られる。しかも固定コア12 1 の他端部はステー291
から突出されるものであり、該固定コア121 のステー
291 からの突出部を収容する収容凹部30が被取付体
111 に設けられており、液圧機器8に通じる出口通路
101 は収容凹部30の内端に開口せしめられる。また
ステー291 には被取付体111 の入口通路91 に通じ
る通路31が設けられる。
【0014】スプール弁61 は、一端がプランジャ13
に同軸に連動、連結されるスプール弁体331 が固定コ
ア121 に摺動自在に嵌合されて成るものである。固定
コア121 には、その一端側に開口する摺動孔34
1 と、該摺動孔341 よりも大径に形成されるとともに
出口通路101 に通じるようにして固定コア121 の他
端側に開口する出力ポート351 とが、同軸にかつ段差
をなして連設されており、スプール弁体331 は摺動孔
341 に摺動自在に嵌合される。また固定コア12 1
は、ステー291 の通路31を介して入口通路91 に通
じる入力ポート36 1 と、コイル組立体17および固定
コア121 間に通じる解放ポート371 とが、摺動孔3
1 の内面の軸方向に間隔をあけた位置に開口するよう
にして設けられており、入力ポート361 の摺動孔34
1 への開口端は解放ポート371 の摺動孔341 への開
口端よりもプランジャ13寄りに配置される。さらに入
力ポート361 および解放ポート371 の開口端相互の
中間部で摺動孔341 の内面に環状溝38が設けられ
る。
【0015】一方、スプール弁体331 の外面には、入
力ポート361 に常時連通するとともにスプール弁体3
1 の前進作動(図1の左側への作動)に応じて環状溝
38に通じる第1環状凹部39と、解放ポート371
常時通じるとともにスプール弁体331 の後退作動(図
1の右側への作動)に応じて環状溝38に通じる第2環
状凹部40とが軸方向に間隔をあけて設けられる。また
スプール弁体331 において、プランジャ13とは反対
側すなわち他端側の端面には受圧面411 が形成される
ものであり、この受圧面411 を臨ませる出力室421
が、出力ポート351 にたとえば圧入により嵌合、固定
されるキャップ43と固定コア121 との間に形成さ
れ、出力室421 はキャップ43の中央部に設けられた
連通孔44を介して出口通路101 に連通される。さら
にスプール弁体331 には、環状溝38および出力室4
1 間を常時連通する連通路45が設けられる。
【0016】出力室421 内において、キャップ43お
よびスプール弁体331 間には戻しばね46が縮設され
ており、この戻しばね46によりスプール弁体331
プランジャ13側にばね付勢される。しかも戻しばね4
6は、リニアソレノイド51からスプール弁体331
推力が作用していない状態でのスプール弁体331 の軸
方向位置を定めるものであり、キャップ43の出力ポー
ト351 内での軸方向位置を調整することにより、スプ
ール弁体331 の軸方向位置を調整可能である。
【0017】図2を併せて参照して、スプール弁体33
1 の一端には該スプール弁体331よりも小径の弁軸4
1 が同軸にかつ一体に連設されており、該弁軸481
は、プランジャ13を貫通して該プランジャ13に固着
される。すなわちスプール弁体331 はプランジャ13
とともに軸方向に作動する。
【0018】ところで、リニアソレノイド51 における
筒体221 の一端には薄肉円筒部491 が一体にかつ同
軸に連設されており、筒体221 の一端との間に軸吊り
部材50を挟持する椀状の挟持部材51と、該挟持部材
51に当接する椀状の蓋部材52とが薄肉円筒部491
に嵌合され、薄肉円筒部491 の先端部が蓋部材52の
外周部にかしめ結合される。
【0019】軸吊り部材50は、外リング部50aと、
外リング部50aと同心の内リング部50bと、外リン
グ部50aおよび内リング部50bをその周方向に間隔
をあけた複数個所で連結する連結部50c…とを有する
板ばねとして構成されるものであり、外リング部50a
が筒体221 および挟持部材51間に挟持され、内リン
グ部50bに弁軸481 の一端が連結される。而して弁
軸481 すなわちスプール弁体331 の軸方向移動は、
軸吊り部材50の連結部50c…が撓むことにより許容
される。
【0020】ところで、プランジャ13、ガイド筒20
1 、鍔部211 および挟持部材51間には解放液室53
が形成されており、この解放液室53は、プランジャ1
3の流通溝27…、ガイド筒16,201 間、ならびに
固定コア121 およびコイル組立体17間を介して解放
ポート371 に連通される。また挟持部材51および蓋
部材52間には排出室54が形成されており、解放液室
53を排出室54に連通させる排出孔55が、解放液室
53に作動液を極力充満させるために、挟持部材51の
上部に設けられる。また外部から作動液が解放液室53
に極力入らないようにするために、排出孔55よりも下
方位置で蓋部材52に設けられた接続孔56がリザーバ
57に連通される。
【0021】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、リニアソレノイド51 のコイル14が消磁された
状態では、スプール弁体331 は戻しばね46のばね力
により後退位置に在り、入力ポート361 に通じる第1
環状凹部39は環状溝38とは遮断されており、環状溝
38は解放ポート371 に通じる第2環状凹部40に連
通されている。この状態でコイル14が励磁されると、
プランジャ13が固定コア121 側に吸引されることに
より、弁軸481 を介してスプール弁体331に前進方
向の推力が与えられ、スプール弁体331 は、第2環状
凹部40を環状溝38から遮断し、第1環状凹部39を
環状溝38に連通させる位置まで前進する。これによ
り、液圧源7からの液圧が入口通路9、入力ポート36
1 および第1環状凹部39を介して環状溝38に作用
し、さらに環状溝38の液圧が連通路45、出力室42
1 、出力ポート351 および出口通路101 を介して液
圧機器8に作用するようになる。しかも出力室421
液圧が作用するようになると、該出力室421 の液圧で
スプール弁体331 は後退方向に押されることになり、
リニアソレノイド51 から与えられる前進方向の推力
と、出力室421 の液圧による後退方向の力との大小関
係に応じてスプール弁体331 が軸方向に移動して、出
力ポート351 に液圧源7からの液圧が作用したり、出
力ポート351 の液圧が解放されたりすることにより、
液圧源7からの液圧がリニアソレノイド51の印加電気
量に比例して大となるように制御されて出力ポート35
1 から出力されることになる。
【0022】このようなリニアソレノイド弁において、
制御弁61 はリニアソレノイド51における固定コア1
1 に内蔵されるものであり、リニアソレノイド51
は別体である弁ハウジングをリニアソレノイド51 に連
結することが不要であり、部品点数を低減することがで
きるとともに、不要である弁ハウジングの分だけリニア
ソレノイド弁の小型化および軽量化を図ることができ
る。
【0023】この第1実施例の変形例として、挟持部材
51および蓋部材52を単一の代替部材に代え、一端を
解放液室53の上部に通じさせた接続孔が、その他端を
一端よりも下方位置で外部に開口せしめるようにして、
前記代替部材に斜めに設けられるようにしてもよい。
【0024】図3は本発明の第2実施例を示すものであ
り、上記第1実施例に対応する部分には同一の参照符号
を付す。
【0025】リニアソレノイド52 の固定コア122
設けられたガイド筒16にその軸方向に間隔をあけて対
向するガイド筒202 には、その一端から半径方向外方
に張出す鍔部212 が一体に設けられ、コイル組立体1
7は固定コア122 の鍔部15および前記鍔部212
に挟持される。しかも前記鍔部212 は、固定コア12
2 の鍔部15にかしめ結合された筒体222 の一端に一
体に連設されるものであり、ガイド筒202 の一端は該
ガイド筒202 と一体の軸受部601 で閉塞される。
【0026】固定コア122 にはスプール弁62 が内蔵
されており、該スプール弁62 は、一端がプランジャ1
3に同軸に連動、連結されるスプール弁体332 が固定
コア122 に設けられた弁ガイド61に摺動自在に嵌合
されて成るものである。固定コア122 には、その一端
側に開口する小径孔62と、該小径孔62よりも大径に
形成される取付孔63と、取付孔63と同径に形成され
るとともに被取付体111 の出口通路101 に通じるよ
うにして固定コア122 の他端側に開口する出力ポート
352 とが同軸に連設されるとともに、ステー291
通路31を介して入口通路91 に通じる入力ポート36
2 と、コイル組立体17および固定コア122 間に通じ
る解放ポート372 とが設けられる。出力ポート352
には、弁ガイド61との間に出力室422 を形成するキ
ャップ43が嵌合、固定される。
【0027】弁ガイド61は摺動孔342 を中心部に有
した円筒状に形成されており、取付孔63に圧入され
る。しかも弁ガイド61の軸方向に間隔をあけた位置に
は、入力ポート362 に外端を通じさせるとともに内端
を摺動孔342 の内面に開口させた複数の入口孔64…
と、解放ポート372 に外端を通じさせるとともに内端
を摺動孔342 の内面に開口させた複数の解放孔65…
とが設けられる。また入口孔64…および解放孔65…
間で摺動孔342 の内面には環状溝38が設けられる。
【0028】スプール弁体332 は、出力室422 に臨
む受圧面412 を他端面に有して摺動孔342 に摺動自
在に嵌合されるものであり、入口孔64…に常時連通す
るとともにスプール弁体332 の前進作動(図3の左側
への作動)に応じて環状溝38に通じる第1環状凹部3
9と、解放孔65…に常時通じるとともにスプール弁体
332 の後退作動(図3の右側への作動)に応じて環状
溝38に通じる第2環状凹部40とが軸方向に間隔をあ
けてスプール弁体332 の外面に設けられ、環状溝38
および出力室422 間を常時連通する連通路45がスプ
ール弁体332に設けられる。
【0029】スプール弁体332 の一端には該スプール
弁体332 よりも小径の弁軸482が同軸にかつ一体に
連設されており、該弁軸482 は、プランジャ13を貫
通して該プランジャ13に固着される。しかもガイド筒
202 の一端を閉塞する軸受部601 には、プランジャ
13側に開放した支持凹部661 と、該支持凹部66 1
の閉塞端に内端を開口せしめる接続孔67とが設けら
れ、接続孔67はリザーバ57に連通される。
【0030】支持凹部661 には、軸方向に延びる複数
の流通溝68…を外面に有する円筒状のブッシュ69が
圧入されており、弁軸482 の一端は該ブッシュ69に
より軸方向移動を可能として支承される。
【0031】この第2実施例においても、上記第1実施
例と同様にリニアソレノイド52 におけるコイル14の
印加電気量に応じて液圧源7の液圧をスプール弁62
調整することが可能であり、上記第1実施例と同様の効
果を奏することができる。しかもスプール弁体332
摺動自在に嵌合させる摺動孔342 を有する弁ガイド6
1が固定コア122 に設けられるので、弁ガイド61を
加工性に優れた非磁性材料により形成することも可能で
ある。
【0032】図4は本発明の第3実施例を示すものであ
り、上記各実施例に対応する部分には同一の参照符号を
付す。
【0033】リニアソレノイド53 の固定コア123
設けられたガイド筒16にその軸方向に間隔をあけて対
向するガイド筒203 には、その一端から半径方向外方
に張出す鍔部213 が一体に設けられる。また固定コア
123 に設けられた鍔部15の外周縁に一体に連設され
た筒体223 の一端には、薄肉円筒部492 が一体にか
つ同軸に連設されており、筒体223 の一端との間に、
鍔部213 、軸吊り部材50および挟持部材51を挟持
する蓋部材52の外周部に薄肉円筒部492 の先端部が
かしめ結合される。
【0034】而してコイル組立体17は固定コア122
の鍔部15および前記鍔部212 間に挟持される。しか
もコイル組立体17の一端側において被覆部19には、
コイル14に連なる一対の端子232 …を臨ませたカプ
ラ242 が一体に設けられており、該カプラ242 は筒
体223 の一端側を貫通して外方に突出される。
【0035】筒体223 の他端部にはステー292 が溶
接等により固着されており、該ステー293 が被取付体
112 に締着される。被取付体112 には、液圧源7に
通じる入口通路92 と、固定コア123 のステー292
からの突出部を収容する収容凹部30と、液圧機器8に
通じるとともに収容凹部30の内端に開口する出口通路
102 と、リザーバ57に通じる解放通路701 とが設
けられる。
【0036】固定コア123 にはスプール弁63 が内蔵
されており、該スプール弁63 は、一端がプランジャ1
3に同軸に連動、連結されるスプール弁体333 が固定
コア123 に摺動自在に嵌合されて成るものである。固
定コア123 には、その一端側に開口する摺動孔343
と、被取付体112 の出口通路102 に通じるようにし
て固定コア123 の他端側に開口する出力ポート353
とが同軸に連設されるとともに、入口通路92 に通じる
入力ポート363 と、解放通路701 に通じる解放ポー
ト373 とが設けられる。出力ポート353 には、固定
コア123 との間に出力室423 を形成するキャップ4
3が嵌合、固定され、該キャップ43およびスプール弁
体333 間に戻しばね46が縮設される。
【0037】スプール弁体333 は、出力室423 に臨
む受圧面413 を他端面に有して摺動孔343 に摺動自
在に嵌合されるものであり、第1環状凹部39と、第2
環状凹部40とがスプール弁体333 の外面に設けら
れ、摺動孔343 の内面に設けられた環状溝38および
出力室423 間を常時連通する連通路45がスプール弁
体332 に設けられる。
【0038】スプール弁体333 の一端には該スプール
弁体333 よりも小径の弁軸483がたとえば同軸に当
接されており、該弁軸483 は、プランジャ13を貫通
して該プランジャ13に固着され、弁軸483 の一端は
軸吊り部材50に連結される。また摺動孔343 の一端
側には軸方向に延びる複数の流通溝72を内面に有する
円筒状のブッシュ71が嵌着されており、弁軸483
他端側は該ブッシュ71を介して固定コア123 に支承
される。
【0039】なおスプール弁体333 と弁軸483 とは
必ずしも同軸である必要はなく、たとえば偏心していて
も構わない。
【0040】この第3実施例によれば、固定コア123
にスプール弁63 が内蔵されることにより、上記第1実
施例と同様の効果を奏することができるとともに、スプ
ール弁体333 と弁軸483 とを分割したことによりス
プール弁体333 の加工性を向上することができ、また
筒体223 および固定コア123 を一体成形したことに
より部品点数を低減することが可能となる。
【0041】図5は本発明の第4実施例を示すものであ
り、上記各実施例に対応する部分には同一の参照符号を
付す リニアソレノイド54 の固定コア124 に設けられたガ
イド筒16にその軸方向に間隔をあけて対向するガイド
筒202 には、コイル組立体17を固定コア124 の鍔
部15との間に挟持する鍔部212 が一体に設けられ、
該鍔部212 が固定コア122 の鍔部15にかしめ結合
された筒体222 の一端に一体に連設され、ガイド筒2
2 の一端は該ガイド筒202 と一体の軸受部602
閉塞される。
【0042】筒体222 の他端部に溶接等により固着さ
れたステー292 が締着される被取付体113 には、液
圧源7に通じる入口通路93 と、固定コア123 のステ
ー292 からの突出部を収容する収容凹部30と、液圧
機器8に通じる出口通路10 3 と、リザーバ57に通じ
るとともに収容凹部30の内端に開口する解放通路70
2 とが設けられる。
【0043】固定コア124 にはスプール弁64 が内蔵
されており、該スプール弁64 は、一端がプランジャ1
3に同軸に連動、連結されるスプール弁体334 が固定
コア124 に摺動自在に嵌合されて成るものである。固
定コア124 には、その一端側に開口する小径摺動孔3
4Aと、小径摺動孔344Aよりも大径の大径摺動孔34
4Bと、大径摺動孔344Bよりも大径に形成されるととも
に解放通路702 に通じるようにして固定コア124
他端に開口される解放ポート374 と、出口通路103
に通じる出力ポート354 とが設けられ、解放ポート3
4 にはキャップ43が嵌合、固定される。
【0044】スプール弁体334 は、小径摺動孔344A
および大径摺動孔344Bに摺動自在に嵌合されるように
して段付きの円筒状に形成される。しかも固定コア12
4 には、その小径摺動孔34Aおよび大径摺動孔344B
連設部でスプール弁体334の外面との間に環状の出力
室424 を形成する凹部が環状に設けられており、出力
室424 は出力ポート354 に連通される。一方、スプ
ール弁体334 には出力室424 に臨む段差状の受圧面
414 が設けられる。すなわちリニアソレノイド54
らの推力と、出力室424 の液圧に基づく力とがスプー
ル弁体334 を前進方向(図5の左方向)に押圧するよ
うに作用することになり、キャップ43およびスプール
弁体334 間に縮設される戻しばね46のばね力がスプ
ール弁体334 を後退方向に押圧するように作用するこ
とになる。
【0045】スプール弁体334 の外面には、該スプー
ル弁体334 の前進作動に応じて出力室424 に通じる
第1環状凹部73と、スプール弁体334 の後退作動に
応じて出力室424 に通じる第2環状凹部74と、第1
環状凹部73の作動液をプランジャ13側に逃がす複数
の流通溝75とが設けられる。また第1環状凹部73を
解放通路702 に連通せしめる連通路76がスプール弁
体334 に設けられる。 スプール弁体334 の一端に
は該スプール弁体334 よりも小径の弁軸48 4 が同軸
にかつ一体に連設されており、該弁軸484 は、プラン
ジャ13を貫通して該プランジャ13に固着される。し
かもガイド筒202 の一端を閉塞する軸受部602
は、プランジャ13側に開放した支持凹部662 と、該
支持凹部662 の閉塞端に内端を開口せしめる接続孔6
7とが設けられ、接続孔67はリザーバ57に連通され
る。支持凹部662 にはボールベアリング77が装着さ
れており、弁軸484 の一端は該ボールベアリング77
によりその軸方向移動を可能として支承される。
【0046】この第4実施例によれば、リニアソレノイ
ド54 におけるコイル14の印加電気量が増大するのに
応じて出力ポート354 から液圧機器8に作用する液圧
を低下せしめるように、液圧源7の液圧をスプール弁6
4 で調整することが可能であり、固定コア124 にスプ
ール弁64 が内蔵されることにより、上記第1実施例と
同様の効果を奏することができる。
【0047】また上記第4実施例において、第1環状凹
部73の作動液圧をスプール弁体334 の軸方向どちら
にも逃し得るようにしたが、いずれか一方側に作動液を
逃し得るようにすればよい。
【0048】図6は本発明の第5実施例を示すものであ
り、上記各実施例に対応する部分には同一の参照符号を
付す。
【0049】リニアソレノイド55 は、その固定コア1
5 に、鍔部15と軸方向に重合するようにしてステー
293 が一体に設けられることを除けば、図1および図
2で示した第1実施例と基本的に同一に構成され、ステ
ー293 が被取付体111 に締着される。また固定コア
125 には、上記第1実施例と同一構成のスプール弁6
1 が内蔵される。
【0050】図7は本発明の第6実施例を示すものであ
り、上記各実施例に対応する部分には同一の参照符号を
付す。
【0051】リニアソレノイド56 は、その固定コア1
6 における鍔部15の外周縁からさらに外方に張出す
ようにしてステー294 が筒体223 に一体に設けられ
ることを除けば、図4で示した第3実施例と基本的に同
一に構成され、ステー294が被取付体112 に締着さ
れる。また固定コア126 には、上記第3実施例と同一
構成のスプール弁63 が内蔵される。
【0052】このような第5および第6実施例によれ
ば、部品点数をより低減することができる。
【0053】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0054】たとえば上記各実施例では、出力ポートに
通じる出力室に臨む受圧面がスプール弁体に設けられる
ようにしたが、出力ポートの液圧を一端に受ける部材の
他端がスプール弁体に当接されるようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、固定コア
に、液圧源に通じる入力ポート、出力ポートおよび解放
ポートが設けられるとともに摺動孔が設けられ、出力ポ
ートの入力ポートおよび解放ポートへの連通、遮断を軸
方向移動に応じて切換えるスプール弁体が、プランジャ
に連動、連結されて摺動孔に摺動自在に嵌合されるの
で、制御弁の弁ハウジングがリニアソレノイドに連結さ
れていた従来のものと比べると、別体の弁ハウジングが
不要となって部品点数を低減することができ、しかも小
型、軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のリニアソレノイド弁の縦断面図で
ある。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】第2実施例のリニアソレノイド弁の縦断面図で
ある。
【図4】第3実施例のリニアソレノイド弁の縦断面図で
ある。
【図5】第4実施例のリニアソレノイド弁の縦断面図で
ある。
【図6】第5実施例のリニアソレノイド弁の縦断面図で
ある。
【図7】第6実施例のリニアソレノイド弁の縦断面図で
ある。
【符号の説明】 51 〜56 ・・・リニアソレノイド 121 〜126 ・・・固定コア 13・・・プランジャ 14・・・コイル 7・・・液圧源 331 〜334 ・・・スプール弁体 341 〜343 ,344A,344B・・・摺動孔 351 〜354 ・・・出力ポート 361 〜364 ・・・入力ポート 371 〜374 ・・・解放ポート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定コア(121 〜126 )と、該固定
    コア(121 〜12 6 )に対向するプランジャ(13)
    と、該プランジャ(13)を固定コア(12 1 〜1
    6 )側に吸引する電磁力を印加電気量に応じて発揮す
    るコイル(14)とを備えるリニアソレノイド(51
    6 )を含み、液圧源(7)の液圧を前記コイル(1
    4)の印加電気量に応じて調整するリニアソレノイド弁
    において、固定コア(121 〜126 )に、液圧源
    (7)に通じる入力ポート(361 〜36 4 )、出力ポ
    ート(351 〜354 )および解放ポート(371 〜3
    4 )が設けられるとともに摺動孔(341 〜343
    344A,344B)が設けられ、出力ポート(351 〜3
    4 )の入力ポート(361 〜364 )および解放ポー
    ト(371 〜374 )への連通、遮断を軸方向移動に応
    じて切換えるスプール弁体(331 〜334 )が、プラ
    ンジャ(13)に連動、連結されて摺動孔(341 〜3
    3 ,344A,344B)に摺動自在に嵌合されることを
    特徴とするリニアソレノイド弁。
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