JP2020046027A - 電磁弁及び作業機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】流路及びポートの配置の自由度を向上させることができる電磁弁及び作業機械を提供する。【解決手段】電磁弁10は、駆動部11、油圧部12及び取付部13を備える。駆動部11は、取付部13に対して一方側に配置され、プランジャー22を有する。油圧部12は、ポートP1、P2、P3に接続される流路Cm、C1〜C9を有し、プランジャー22の移動量に応じて流路Cm、C1〜C9の大きさが変えられる。油圧部12は、取付部13よりも駆動部11側に少なくとも一部分が配置されている。【選択図】図7

Description

本発明は、電磁弁及び作業機械に関する。
油圧装置において、圧油(すなわち作動流体)の流れを制御する弁体として、応答速度に優れる電磁弁が広く使用されている。特に、近年では、油圧装置を電気的に駆動することの要望が高まっており、電磁弁の活用は今後益々広がることが期待されている。
特許文献1は、電磁弁の一種である電磁比例弁を開示する。この電磁比例弁は、ソレノイドコイル及び駆動ロッドを有する駆動装置と、駆動装置によって流路構成が変えられる弁とを備える。ソレノイドコイルは取付部の一方側に配置され、弁は取付部の他方側に配置され、駆動ロッドは取付部を貫通する。
特開2017−20541号公報
電磁弁に形成されている流路は、弁本体に形成されている複数のポートに接続されている。これらのポートにはアクチュエータ、ポンプ及びタンク等の機器が接続されており、電磁弁の流路構成の変更に応じて各ポートにおける圧油の流れが変えられる。これらのポートが適切な配置で弁本体に形成されるように、通常、弁(特に弁本体)は先細形状に形成され且つ段差部を有する。
例えば特許文献1の電磁比例弁の弁本体は大径部及び小径部を含み、大径部と小径部との間の遷移部分には段差部が形成されている。この弁本体にはタンクポート、圧力源ポート及び制御ポートが形成されており、タンクポートは大径部に形成され、圧力源ポート及び制御ポートは小径部に形成されている。
従来の電磁弁では、弁本体が取付部を介して駆動部とは反対側に設けられているため、弁本体の形状や各種ポートの配置の自由度が制限される。また電磁弁が取り付けられる油圧装置に形成されている流路及び接続ポートの形状及び配置は、電磁弁の油圧部(特に弁本体)の形状及び弁本体における各種ポートの配置に対応している必要がある。また電磁弁を油圧装置に取り付けるために油圧装置に形成された穴に電磁弁を嵌め込む場合、その穴の形状を電磁弁(特に油圧部)の先細形状に適合させる必要があるため、複雑且つ高精度な穴加工が必要になる。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、流路及びポートの配置の自由度を向上させることができる電磁弁及び作業機械を提供することを目的とする。また本発明の他の目的は、油圧部の形状を簡素化することが可能な電磁弁及び作業機械を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、取付部と、取付部に対して一方側に配置され、プランジャーを有する駆動部と、ポートに接続される流路を有し、プランジャーの移動量に応じて流路の大きさが変えられる油圧部であって、取付部よりも駆動部側に少なくとも一部分が配置されている油圧部と、を備える電磁弁に関する。
油圧部は、第1ポート、第2ポート及び第3ポートを有してもよい。
電磁弁は、取付部に取り付けられており、駆動部と油圧部の少なくとも一部分とを取り囲んでいるハウジングを備えてもよい。
第1ポート、第2ポート及び第3ポートのうちの少なくともいずれかは、プランジャーが移動する方向に対応する第1方向へ開口していてもよい。
第1ポート、第2ポート及び第3ポートのうちの少なくともいずれかは、プランジャーが移動する方向に対応する第1方向と直角を成す第2方向へ開口していてもよい。
第1ポート、第2ポート及び第3ポートのうちの少なくとも2以上のポートは、プランジャーが移動する方向に対応する第1方向へ開口しており、第1方向へ開口している少なくとも2以上のポートは複数の並列配置ポートを含み、当該複数の並列配置ポートはお互いの外側に位置していてもよい。
第1ポート、第2ポート及び第3ポートのうちの少なくとも2以上のポートは、プランジャーが移動する方向に対応する第1方向へ開口しており、第1方向へ開口している少なくとも2以上のポートは外側ポート及び内側ポートを含み、内側ポートは外側ポートの内側に位置してもよい。
第1ポート、第2ポート及び第3ポートのうちの少なくともいずれかは、取付部を介して駆動部とは反対側の位置に設けられていなくてもよい。
第1ポート、第2ポート及び第3ポートの全ては、取付部を介して駆動部とは反対側の位置に設けられていなくてもよい。
第1ポート、第2ポート及び第3ポートのうちの少なくともいずれかは、取付部よりも駆動部側に配置されていてもよい。
本発明の他の態様は、上記の電磁弁を備える作業機械に関する。
本発明によれば、流路及びポートの配置の自由度を向上させることができる。また本発明によれば、油圧部の形状を簡素化することが可能である。
図1Aは、電磁弁の一例の概略構成を示す側方図である。 図1Bは、図1Aに示された電磁弁を下方から見た図である。 図2Aは、電磁弁の他の例の概略構成を示す側方図である。 図2Bは、図2Aに示された電磁弁を下方から見た図である。 図3Aは、電磁弁の他の例の概略構成を示す側方図である。 図3Bは、図3Aに示された電磁弁を下方から見た図である。 図4Aは、電磁弁の他の例の概略構成を示す側方図である。 図4Bは、図4Aに示された電磁弁を下方から見た図である。 図5Aは、電磁弁の他の例の概略構成を示す側方図である。 図5Bは、図5Aに示された電磁弁を下方から見た図である。 図6Aは、電磁弁の他の例の概略構成を示す側方図である。 図6Bは、図6Aに示された電磁弁を下方から見た図である。 図7は、電磁弁の具体的な構成の一例を示す側方図である。 図8は、油圧ショベルの典型的な構成例の概略を示す外観図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
まず、電磁弁の典型例の概略構成について説明する(図1A〜図6B参照)。その後、電磁弁の詳細な構成例について説明する(図7参照)。なお図1A〜図6Bには、電磁弁を構成する各要素が概略的に示されており、図1A〜図6Bに示された各要素は、必ずしも正確な形状及びサイズでは図示されていない。
[電磁弁の概略構成例]
図1Aは、電磁弁10の一例の概略構成を示す側方図である。図1Bは、図1Aに示された電磁弁10を下方から見た図である(図1Aの矢印「IB」参照)。
図1A及び図1Bに示された電磁弁10は、駆動部11、油圧部12及び取付部13を備える。
駆動部11は、取付部13に対して一方側に配置され、ソレノイド部21及びプランジャー(可動鉄心)22を有する。ソレノイド部21は、印加される電流に応じた磁力を発生する磁力発生デバイスであり、ソレノイドコイルによって構成されている。ソレノイド部21に印加される電流に応じて、プランジャー22の第1方向D1に関する位置が変えられ、プランジャー22のソレノイド部21からの移動量が変動する。プランジャー22は、第1方向D1に延びる電磁弁10の中心軸線(図示省略)上に配置され、ソレノイド部21からの磁力の影響を受けて第1方向D1へ往復移動可能に設けられている。このように第1方向D1は、プランジャー22が移動する方向に対応する。
プランジャー22は、単一部材によって構成されていてもよいし、複数の部材が組み合わされて構成されていてもよい。単一部材によってプランジャー22が構成される場合、ソレノイド部21からの磁力の影響を受けたプランジャー22は、直接的に、油圧部12(例えば後述のスプール)に接触することが可能である。複数の部材によってプランジャー22が構成される場合、ソレノイド部21からの磁力の影響を直接的に受ける部材と、油圧部12(例えば後述のスプール)に接触する部材とを異ならせることが可能である。この場合、油圧部12に接触するプランジャー22の部材は、ソレノイド部21からの磁力の影響を直接的に受けるプランジャー22の部材から力を受けて、油圧部12側に移動することが可能である。
ソレノイド部21及びプランジャー22の具体的な構成は限定されない。駆動部11は、主としてソレノイド部21によってもたらされる磁力によりプランジャー22を動作させる方式(いわゆるプル型駆動方式)を採用してもよい。また駆動部11は、ソレノイド部21によってもたらされる磁力とプッシュバーから加えられる物理的な力とのバランスに応じてプランジャー22を動作させる方式(いわゆるプッシュ型駆動方式)を採用してもよい。
ソレノイド部21に流される電流は、図示しない制御部によって制御される。制御部には、電磁弁が搭載される油圧装置(例えば建設機械等の作業機械)の操作者によって直接的に操作される操作部(例えば操作レバー部、操作パネル等)が接続されており、操作部の状態に応じた操作指令信号が操作部から入力される。制御部は、操作者により操作部を介して入力される操作指令信号に応じて、ソレノイド部21に流す電流を制御する。このように駆動部11の動作(すなわちプランジャー22の突出量)は制御部によって制御される。
油圧部12は弁本体25を有する。弁本体25の内側には流路(図1A及び図1Bでは図示省略)が設けられており、プランジャー22の油圧部12に対する移動量に応じて、弁本体25内の流路の構成(大きさ)は変えられる。ここでいう弁本体25内の流路には、弁本体25よりも内側に位置する流路だけではなく、弁本体25に形成された流路も含まれる。油圧部12における流路構成の変更方式は特に限定されず、例えばプランジャー22に押されて移動可能に設けられるスプールを利用することによって、弁本体25内の流路構成を変更することが可能である(後述される図7参照)。
弁本体25には、第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3が形成されている。第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3は、弁本体25内の流路に接続されており、電磁弁10が油圧装置に搭載される場合には油圧装置に形成される流路及びポートに接続される。第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3が接続される対象は基本的には限定されないが、典型的にはアクチュエータ(油圧モータや油圧シリンダ等の油圧駆動対象)A、ポンプ(油圧源)P及びタンク(圧油排出部)Tに対して第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3が接続される。図示の電磁弁10では、第1ポートP1がアクチュエータAに接続されるアクチュエータポートとして働き、第2ポートP2がポンプPに接続されるポンプポートとして働き、第3ポートP3がタンクTに接続されるタンクポートとして働く。なお、弁本体25に形成されるポートの数は限定されず、第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3に加えて更に1以上のポートが弁本体25に形成されてもよい。
第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3のうちの少なくともいずれかは、第1方向D1(特にプランジャー22が油圧部12に向かって移動する方向)へ開口していてもよい。図1A及び図1Bに示された電磁弁10では、第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3の全てが、ソレノイド部21とは逆側を向くように(すなわち図1Aの下方向を向くように)、第1方向D1へ開口している。
また第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3のうちの少なくとも2以上のポートは、第1方向D1へ開口していてもよい。この場合、第1方向D1へ開口している少なくとも2以上のポートは複数の並列配置ポートを含み、当該複数の並列配置ポートはお互いの外側に位置していてもよい。図1A及び図1Bに示された電磁弁10では、第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3の全てが、並列配置ポートとして設けられており、お互いの外側に位置づけられている。
図1A及び図1Bに示された第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3は、一列に直線上に等間隔に並べられているが、第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3の並び方及び間隔は特に限定されない。また図1A及び図1Bに示された第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3はお互いに同一の円形断面を有するが、第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3の断面形状及び断面サイズ(すなわち断面径)は特に限定されない。第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3は、お互いに同じ断面形状及び/又は断面サイズを有していてもよいし、お互いに異なる断面形状及び/又は断面サイズを有していてもよい。
取付部13は、ハウジング23を介して駆動部11に取り付けられており、駆動部11、油圧部12及びハウジング23の各々よりも第2方向D2(すなわち第1方向D1と直角を成す方向)へ突出している。図示の取付部13は、フランジ状に形成された継手として機能する。ネジ等の固定具を介して取付部13が油圧装置の対応箇所に固定されることによって、電磁弁10が油圧装置に対して固定的に取り付けられる。
図示の取付部13には、ネジ等の固定具が通される2つの取付孔13aが設けられている。これらの取付孔13aは直線上(すなわち図1Bの左右方向に延びる直線上)に配置されており、これらの取付孔13aの間には油圧部12及び弁本体25が配置されている。これらの取付孔13aが並んで配置される方向(すなわち図1Bの左右方向;以下「第1平面方向」とも称する)に関する取付部13の平面サイズは、この第1平面方向と直角を成す方向(すなわち図1Bの上下方向;以下「第2平面方向」とも称する)に関する取付部13の平面サイズよりも大きい。一例として、第2平面方向に関する取付部13の平面サイズを、第2平面方向に関するハウジング23(図1A参照)の平面サイズと一致させてもよい。このように第2平面方向に関する取付部13の平面サイズを小さくすることによって、複数の電磁弁10を第2平面方向へ互いに隣り合って配置する場合に、限られたスペースに効率良く複数の電磁弁10を配置することが可能である。なお、取付部13は図示の形状には限定されず、例えば取付部13の外周部の全体の平面形状が円形状であってもよい。
ハウジング23は、取付部13に取り付けられており、ソレノイド部21(駆動部11)と油圧部12の少なくとも一部分とを取り囲んでいる。ハウジング23の具体的な構成は限定されない。典型的には、筒状(例えば円筒状)の側壁部を有する部材によってハウジング23を構成することができ、このハウジング23の内側に、ソレノイド部21と油圧部12の少なくとも一部分とを配置することができる。ハウジング23の内側に配置される駆動部11の要素及び油圧部12の要素(例えばソレノイド部21、プランジャー22及び弁本体25)は、直接的に又は間接的にハウジング23に対して取り付けられている。ハウジング23及び取付部13は、別体の部材によって構成されてもよいし、一体的な部材によって構成されてもよい。ハウジング23及び取付部13が別体の部材によって構成される場合、ハウジング23及び取付部13は図示しない接続部材(例えばネジ等の固定具や接着剤等)を介してお互いに固定される。ハウジング23及び取付部13が一体的な部材によって構成される場合、ハウジング23として働く部分及び取付部13として働く部分が1つの部材に形成される。
このようにソレノイド部21及び油圧部12は、第1方向D1に関し、お互いに異なる位置に設けられている。また第2方向D2に関する取付部13の位置は、第2方向D2に関する駆動部11、油圧部12及びハウジング23の各々の位置とは、異なる。また駆動部11、油圧部12及び取付部13は、第1方向D1に延びる電磁弁10の中心軸線によって貫通されるように設けられている。
また油圧部12は、ポート(図示の例では、第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3を有するポート)に接続される流路を有し、プランジャー22の移動量に応じてスプールが移動することにより流路の大きさが変えられる。また油圧部12は、取付部13よりもソレノイド部21(駆動部11)側に少なくとも一部分が配置されている。
上述の構成を有する電磁弁10において、油圧部12は取付部13よりもソレノイド部21側に部分的又は全体的に配置されている。図1A及び図1Bに示された電磁弁10では、油圧部12が、取付部13から、駆動部11とは逆側へ突出しないように設けられている。より具体的には、第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3を形成する弁本体25の端面と、取付部13の一端面(すなわち図1Aの下方端面)とが、第2方向D2へ延びる1つの平面上に存在するように、油圧部12が設けられている。
このように第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3のうちの少なくともいずれかは、取付部13を介してソレノイド部21(駆動部11)とは反対側の位置に設けられていなくてもよく、図1A及び図1Bに示されるように第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3の全てが、取付部13を介してソレノイド部21(駆動部11)とは反対側の位置に設けられていなくてもよい。
電磁弁10を図1A及び図1Bに示されるように構成することによって、平面に対して電磁弁10を取り付けることができる。そのため、電磁弁10を取り付けるための穴を油圧装置に形成することなく、電磁弁10を油圧装置に搭載することも可能である。この場合、継手を伴わない所謂メタルタッチ接続によって電磁弁10を油圧装置に固定することが可能であり、電磁弁10に圧縮力を加えることのみによって電磁弁10を油圧装置に取り付けることが可能である。
なお第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3を形成する弁本体25の端面及び取付部13の一端面のうちの一方が他方よりも第1方向D1にわずかに突出していてもよい。例えば、第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3を形成する弁本体25の端面が、取付部13の一端面よりも第1方向D1(特に図1Aの下方向)へ突出していてもよい。この場合、油圧装置の平面部に対して電磁弁10を取り付ける場合、取付部13は油圧装置の平面部からわずかに離れた位置に配置されるが、弁本体25の端面は油圧装置の平面部に対して密着させることができ、電磁弁10の流路を油圧装置の流路に対して適切に接続させることが可能である。また電磁弁10(例えば取付部13)と油圧装置の平面部との間にシール部材(図示省略)を配置することによって、電磁弁10の流路を油圧装置の流路に対して適切に接続させることが可能である。また第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3を形成する弁本体25の端面が、取付部13の一端面よりも第1方向D1(特に図1Aの上方向)へ引っ込んでいてもよい。この場合、第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3を形成する弁本体25の端面と油圧装置の取り付け面(例えば平面)との間にシール部材(図示省略)を配置することによって、電磁弁10の流路を油圧装置の流路に対して適切に接続させることが可能である。なお、そのようなシール部材には、第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3のそれぞれに対応する位置に複数の貫通孔が形成されており、それらの貫通孔を介して電磁弁10の流路は油圧装置の流路に接続される。
図2Aは、電磁弁10の他の例の概略構成を示す側方図である。図2Bは、図2Aに示された電磁弁10を下方から見た図である(図2Aの矢印「IIB」参照)。図2A及び図2Bに示された電磁弁10において、上述の図1A及び図1Bに示された電磁弁10と同一又は類似の要素には同一の符号が付されており、その詳細な説明は省略する。
図2A及び図2Bに示された電磁弁10では、第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3が同軸構造を有する。
すなわち第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3のうちの少なくとも2以上のポートは、第1方向D1へ開口しており、第1方向D1へ開口している少なくとも2以上のポートは外側ポート及び内側ポートを含み、内側ポートは外側ポートの内側に位置していてもよい。図2A及び図2Bに示された電磁弁10では、第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3の全てが第1方向D1へ開口し、第3ポートP3の内側に第1ポートP1及び第2ポートP2が配置され、第2ポートP2の内側に第1ポートP1が配置されている。なおポート間における圧油の意図しない流出及び流入を確実に防ぐ観点からは、ポート間にシール部材(例えばOリング)が設けられてもよい。
図2A及び図2Bに示された第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3は、第1方向D1に延びる電磁弁10の中心軸線を共通の中心として、この中心からの距離がお互いに異なる位置に設けられており、図2Bに示すように円形の輪郭線を有する。なお第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3の断面形状及び断面サイズは特に限定されず、お互いに相似の断面形状を有していてもよいし、1つ又は2つのポートが他のポートとは非相似の断面形状を有していてもよい。
図3Aは、電磁弁10の他の例の概略構成を示す側方図である。図3Bは、図3Aに示された電磁弁10を下方から見た図である(図3Aの矢印「IIIB」参照)。図3A及び図3Bに示された電磁弁10において、上述の図1A〜図2Bに示された電磁弁10と同一又は類似の要素には同一の符号が付されており、その詳細な説明は省略する。
図3A及び図3Bに示された電磁弁10では、第1ポートP1及び第2ポートP2が同軸構造を有し、第3ポートP3が第1ポートP1及び第2ポートP2の各々に対して並列配置構造を有する。すなわち第1ポートP1は、第2ポートP2の内側に配置されている。また第3ポートP3は、第1ポートP1及び第2ポートP2の各々の外側に位置づけられている。
このように、第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3の配置構造として、同軸配置構造及び並列配置構造が組み合わされてもよい。
図4Aは、電磁弁10の他の例の概略構成を示す側方図である。図4Bは、図4Aに示された電磁弁10を下方から見た図である(図4Aの矢印「IVB」参照)。図4A及び図4Bに示された電磁弁10において、上述の図1A〜図3Bに示された電磁弁10と同一又は類似の要素には同一の符号が付されており、その詳細な説明は省略する。
図4A及び図4Bに示された電磁弁10では、油圧部12の一部のみが、取付部13よりもソレノイド部21側において、ハウジング23内に配置されている。すなわち油圧部12は、取付部13よりもソレノイド部21側に部分的に位置するとともに、取付部13よりもソレノイド部21とは反対側に部分的に位置する。
特に図4A及び図4Bに示された油圧部12では、第2方向D2に関する弁本体25の全体が取付部13から第1方向D1(特に図4Aの下方向)に突出するのではなく、第2方向D2に関する弁本体25の一部のみが取付部13から突出している。この油圧部12の突出部30は、第2方向D2のサイズ(径)が相対的に大きい大径部31と、第2方向D2のサイズが相対的に小さい小径部32とを有する。大径部31には、第2方向D2に開口する第2ポートP2が形成されている。小径部32には、第1方向D1に開口する第1ポートP1が形成されている。弁本体25のうち突出部30が設けられていない箇所の端面には、第1方向D1に開口する第3ポートP3が形成されている。この第3ポートP3が形成されている弁本体25の端面と、取付部13の一端面(すなわち図4Aの下方端面)とは、第2方向D2に延びる1つの平面上に位置する。
このように油圧部12が突出部30を有する場合であっても、油圧部12の一部を取付部13よりもソレノイド部21側に配置することによって、突出部30の第1方向D1のサイズを抑えることができる。なお図4A及び図4Bに示された油圧部12では、弁本体25が第2方向D2に関して部分的に取付部13から突出しているが、第2方向D2に関する弁本体25の全体が取付部13から突出していてもよい。また図4A及び図4Bに示された突出部30は径の異なる大径部31及び小径部32を含むが、突出部30は単一径によって構成されていてもよいし、径の異なる3以上の部分を含んでいてもよい。なお突出部30に対しては、シール材(例えばOリング)が適宜取り付けられていてもよい。
また第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3のうちの少なくともいずれか(図4A及び図4Bでは第2ポートP2)は、第2方向D2へ開口していてもよい。
図5Aは、電磁弁10の他の例の概略構成を示す側方図である。図5Bは、図5Aに示された電磁弁10を下方から見た図である(図5Aの矢印「VB」参照)。図5A及び図5Bに示された電磁弁10において、上述の図1A〜図3Bに示された電磁弁10と同一又は類似の要素には同一の符号が付されており、その詳細な説明は省略する。
第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3のうち少なくともいずれかは、取付部13よりもソレノイド部21(駆動部11)側に配置されていてもよい。図5A及び図5Bに示された電磁弁10では、第2ポートP2及び第3ポートP3が、取付部13よりもソレノイド部21側に配置され、第2方向D2に開口している。
図5Bに示す第2ポートP2及び第3ポートP3は、複数の取付孔13aが並んで配置される方向(すなわち図5Bの左右方向:第1平面方向)とは異なる方向に向けられている。特に、第2ポートP2及び第3ポートP3は、第2平面方向(図5Bの上下方向)に関して、取付部13よりも突出しないように配置されてもよい。この場合、第2平面方向(図5Bの上下方向)に関する電磁弁10の平面サイズが、第2ポートP2及び第3ポートP3によって大きくなることを防ぐことができる。これは、第1ポートP1が取付部13よりもソレノイド部21側に配置される場合にも同様である。すなわち、取付部13よりもソレノイド部21側に配置された第1ポートP1を、第2平面方向(図5Bの上下方向)に関して、取付部13よりも突出しないように配置することによって、第2平面方向(図5Bの上下方向)に関する電磁弁10の平面サイズの大型化を防ぐことができる。
なお、取付部13よりもソレノイド部21側に配置される1又は複数のポートの第1方向D1に関する位置は限定されない。ただし、複数のポートが取付部13よりもソレノイド部21側に配置される場合、各ポートを簡単に識別する観点からは、当該複数のポートの第1方向D1に関する位置をお互いに異ならせることが好ましい。図5Aに示す電磁弁10では、第2ポートP2が取付部13側に配置され、第3ポートP3が駆動部11側に配置されており、第2ポートP2及び第3ポートP3を簡単且つ確実に識別することができる。
図6Aは、電磁弁10の他の例の概略構成を示す側方図である。図6Bは、図6Aに示された電磁弁10を下方から見た図である(図6Aの矢印「VIB」参照)。図6A及び図6Bに示された電磁弁10において、上述の図1A〜図5Bに示された電磁弁10と同一又は類似の要素には同一の符号が付されており、その詳細な説明は省略する。
図6A及び図6Bに示された電磁弁10では、油圧部12が突出部30(大径部31及び小径部32)を有し、第3ポートP3が取付部13よりもソレノイド部21側に配置されている。第1ポートP1は第1方向D1に開口し、第2ポートP2及び第3ポートP3は第2方向D2に開口している。また突出部30は、電磁弁10の中心軸線を中心に設けられている。
以上、図1A〜図6Bを参照して説明したように、油圧部12の一部又は全部を取付部13よりもソレノイド部21側に配置することによって、第1ポートP1、第2ポートP2、第3ポートP3及び弁本体25内の流路を様々な形態で配置することができ、流路及びポートの配置の自由度を向上させることができる。
特に、油圧部12の全体が取付部13から突出しないように油圧部12が設けられることによって(図1A〜図3B、図5A及び図5B参照)、油圧部12の形状を簡素化することが可能である。また油圧部12が突出部30を有する場合であっても(図4A、図4B、図6A及び図6B参照)、突出部30の第1方向D1へのサイズを小さくすることが可能であり、油圧部12の形状を簡素化することが可能である。また油圧部12の簡素化に伴って、電磁弁10の製造コストを低減しうるとともに、電磁弁10が取り付けられる油圧装置の加工コストも低減しうる。
[電磁弁の具体的な構成例]
次に、電磁弁10の具体的な構成例について説明する。以下に説明する電磁弁10は、上述の図1A及び図1Bの電磁弁10に対応する。なお以下に説明する電磁弁10の構成は一例に過ぎず、電磁弁10は他の任意の構成を有することができる。
図7は、電磁弁10の具体的な構成の一例を示す側方図である。図7では、電磁弁10の構成要素の一部については断面が示されている。なお理解を容易にするために、図7では弁本体25及びスプール40にのみハッチングが付されている。また図7では、電磁弁10の構成要素の一部の図示が省略されており、例えば駆動部11の一部(特にソレノイド部21)の図示が省略されている。図7に示された電磁弁10を構成する要素のうち、図1A及び図1Bを参照して上述した要素については、その詳細な説明を省略する。
図7に示された電磁弁10は電磁比例弁として構成されており、スプール40の第1方向D1への移動が利用されて、油圧部12の流路構成が変更される。すなわち油圧部12は、ハウジング23の内側に配置された弁本体25と、弁本体25の収容孔41に配置されたスプール40とを有する。ハウジング23と弁本体25との間には複数のOリングRが配置されており、シール機能を発揮するこれらのOリングRによって圧油がハウジング23と弁本体25との間を通過することが防がれている。
スプール40は、収容孔41を形成する弁本体25の内壁面に密着しつつ、第1方向D1へ移動可能に設けられている。スプール40が弁本体25に密着している部分は液密構造を有し、圧油(作動流体)は、スプール40と弁本体25との間の密着部分を基本的に通過することはできない。
スプール40の第1方向D1に関する一方の端部(図7の上方端部)は、駆動部11のプランジャー22によって押される部分である。なおプランジャー22が複数の部材によって構成される場合、プランジャー22のうちソレノイド部21からの磁力の影響を直接的に受ける部材とは異なる他の部材であって、ソレノイド部21からの磁力の影響を直接的に受ける部材と連動する他の部材を、スプール40の端部に接触させることができる。スプール40の第1方向D1に関する他方の端部(図7の下方端部)は、圧縮ばね42によって押されている。圧縮ばね42は、弁本体25とスプール40とによって囲まれている第7流路C7に配置されており、スプール40と弁本体25との間で第1方向D1に圧縮した状態で設けられている。
スプール40は、メイン流路Cm、第1流路C1及び第2流路C2を有する。メイン流路Cmは第1方向D1に延び、第1流路C1及び第2流路C2の各々は第2方向D2に延び且つメイン流路Cmに接続されている。メイン流路Cmのプランジャー22側の端部(図7の上方端部)には孔が設けられ、メイン流路Cmの他方の端部(図7の下方端部)は第7流路C7に接続されている。第1流路C1及び第2流路C2の各々の一方の端部は、メイン流路Cmに接続されており、第1流路C1及び第2流路C2の各々の他方の端部は、弁本体25に向かって開口している。
第7流路C7は収容孔41の一部として形成されており、スプール40の第1方向D1の位置に応じて第7流路C7の大きさ(特に第1方向D1の長さ)は変わる。第7流路C7は、弁本体25に形成された第8流路C8を介して第1ポートP1に接続されている。したがって、第1ポートP1は、第8流路C8及び第7流路C7を介してメイン流路Cmに接続されている。なお図示の第7流路C7、第8流路C8及び第1ポートP1は、電磁弁10の中心軸線によって貫通される位置に配置されている。
弁本体25には、更に、第3流路C3、第4流路C4、第5流路C5及び第6流路C6が形成されている。また弁本体25とハウジング23との間に形成されたスペースによって、第9流路C9が構成されている。第3流路C3及び第4流路C4は第2方向D2に延び、第5流路C5及び第6流路C6は第1方向D1に延びている。第4流路C4は、第9流路C9を介して第5流路C5に接続され、第5流路C5は第2ポートP2に接続されている。一方、第3流路C3は、第6流路C6を介して第3ポートP3に接続されている。第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3は第1方向D1に開口している。
図7に示す取付部13は、ハウジング23と一体的に設けられており、ハウジング23の一方の端部(図7の下方端部)から第2方向D2に延びている。第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3を形成する弁本体25の端面と、取付部13の一端面(すなわち図7の下方端面)とは、第2方向D2に延びる1つの平面上に存在する。なお、第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3を形成する弁本体25の端面は、取付部13の一端面よりもわずかに引っ込んだ位置に配置されていてもよいし、取付部13の一端面よりもわずかに突出した位置に配置されていてもよい。
上述の構成を有する電磁弁10においてプランジャー22は、ソレノイド部21からの磁力の影響を受け、スプール40を介して圧縮ばね42とは反対側において、第1方向D1へ往復移動可能に設けられている。したがって、プランジャー22からスプール40に付与される力と圧縮ばね42からスプール40に付与される力とはお互いに対向し、これらの力のバランスによって(すなわちプランジャー22の先端位置によって)、スプール40の第1方向D1に関する位置が定まる。図7に示されたスプール40は、プランジャー22に接触し、ソレノイド部21に最も近接した位置(すなわち第1ポートP1から最も離れた位置)に配置されている。この状態から、制御部(図示省略)によって駆動部11が駆動されてプランジャー22がスプール40側に移動するのに伴って、スプール40はプランジャー22によって押されて移動し、圧縮ばね42はスプール40の移動によって圧縮される。これにより、スプール40に形成された第1流路C1及び第2流路C2の第1方向D1に関する位置が変わり、第3流路C3及び第4流路C4に対する第1流路C1及び第2流路C2の接続状態、すなわち油圧部12の流路の大きさが変わる。
図7に示される状態では、第1流路C1は第3流路C3に接続されないが、第2流路C2は第4流路C4に接続されている。したがってメイン流路Cmは、第2流路C2、第4流路C4、第9流路C9及び第5流路C5を介して第3ポートP3に接続されている。一方、第1流路C1が弁本体25によりブロックされるため、メイン流路Cmは第2ポートP2から遮断されている。そのためポンプPから第2ポートP2に供給される圧油は、メイン流路Cmには送られず、メイン流路Cmには新たな圧油が供給されない。一方、メイン流路Cmの圧油は、第2流路C2、第4流路C4、第9流路C9及び第5流路C5を介して第3ポートP3に送られ、第3ポートP3を介してタンクTに排出される。したがって、メイン流路CmからアクチュエータAに供給される圧油の圧力は徐々に低下する。
一方、スプール40がプランジャー22によって押され、第2流路C2が第4流路C4に接続されず且つ第1流路C1が第3流路C3に接続されている場合、ポンプPから第2ポートP2に供給される圧油は、第6流路C6、第3流路C3及び第1流路C1を介してメイン流路Cmに送られる。一方、第2流路C2が弁本体25によりブロックされてメイン流路Cmは第3ポートP3から遮断されるため、メイン流路Cmの圧油は排出されない。したがって、アクチュエータAにはメイン流路Cmから新たな圧油が供給され、アクチュエータAには高圧の圧油が供給されることになる。
このように、駆動部11を制御して駆動プランジャー22の位置を調整することによって、第2ポートP2及び第3ポートP3に対するメイン流路Cmの接続状態が調整され、アクチュエータAに供給される圧油の圧力を調整することができる。なお第2ポートP2及び第3ポートP3に対するメイン流路Cmの接続状態の切り替えのタイミングは、第1流路C1、第2流路C2、第3流路C3及び第4流路C4の相対位置に応じて決まる。第1流路C1と第3流路C3との間の接続状態が遮断状態から連通状態に切り替わるタイミングと、第2流路C2と第4流路C4との間の接続状態が連通状態から遮断状態に切り替わるタイミングとは、お互いにほぼ同じであってもよいし、異なっていてもよい。
[応用例]
上述の電磁弁10は、各種の油圧装置に搭載することが可能であり、特に油圧ショベル等の建設機械やその他の作業機械が上述の電磁弁10を備えることができる。
図8は、油圧ショベル110の典型的な構成例の概略を示す外観図である。油圧ショベル110は、一般に、クローラを具備する下部フレーム144と、下部フレーム144に対して旋回可能に設けられる上部フレーム145と、上部フレーム145に取り付けられるブーム147と、ブーム147に取り付けられるアーム148と、アーム148に取り付けられるバケット149とを備える。アクチュエータとしての油圧シリンダ167、168、169は、ブーム用、アーム用、バケット用の油圧シリンダであり、それぞれブーム147、アーム148及びバケット149を駆動する。旋回モータ146によって上部フレーム145が旋回させられるように、上部フレーム145には旋回モータ146からの回転駆動力が伝達される。また走行モータ151によりクローラが駆動されて油圧ショベル110が走行するように、下部フレーム144のクローラには走行モータ151からの回転駆動力が伝達される。
この油圧ショベル110において、例えば油圧シリンダ167、168、169、旋回モータ146及び/又は走行モータ151に含まれ或いは接続される油路のうちの適切な箇所に、上述の電磁弁10が設置されていてもよい。
本発明は、上述の実施形態及び変形例には限定されない。例えば、上述の実施形態及び変形例の各要素に各種の変形が加えられてもよいし、実施形態及び変形例が部分的に組み合わせられてもよい。また、本発明によって奏される効果も上述の効果に限定されず、具体的な構成に応じた特有の効果が発揮される。
10 電磁弁
11 駆動部
12 油圧部
13 取付部
13a 取付孔
21 ソレノイド部
22 プランジャー
23 ハウジング
25 弁本体
30 突出部
31 大径部
32 小径部
40 スプール
41 収容孔
42 圧縮ばね
110 油圧ショベル
144 下部フレーム
145 上部フレーム
146 旋回モータ
147 ブーム
148 アーム
149 バケット
151 走行モータ
167 油圧シリンダ
168 油圧シリンダ
169 油圧シリンダ
A アクチュエータ
Cm メイン流路
C1 第1流路
C2 第2流路
C3 第3流路
C4 第4流路
C5 第5流路
C6 第6流路
C7 第7流路
C8 第8流路
C9 第9流路
D1 第1方向
D2 第2方向
P ポンプ
P1 第1ポート
P2 第2ポート
P3 第3ポート
R Oリング
T タンク

Claims (11)

  1. 取付部と、
    前記取付部に対して一方側に配置され、プランジャーを有する駆動部と、
    ポートに接続される流路を有し、前記プランジャーの移動量に応じて前記流路の大きさが変えられる油圧部であって、前記取付部よりも前記駆動部側に少なくとも一部分が配置されている油圧部と、を備える電磁弁。
  2. 前記油圧部は、第1ポート、第2ポート及び第3ポートを有する請求項1に記載の電磁弁。
  3. 前記取付部に取り付けられており、前記駆動部と前記油圧部の少なくとも一部分とを取り囲んでいるハウジングを備える請求項1又は2に記載の電磁弁。
  4. 前記第1ポート、前記第2ポート及び前記第3ポートのうちの少なくともいずれかは、前記プランジャーが移動する方向に対応する第1方向へ開口している請求項2に記載の電磁弁。
  5. 前記第1ポート、前記第2ポート及び前記第3ポートのうちの少なくともいずれかは、前記プランジャーが移動する方向に対応する第1方向と直角を成す第2方向へ開口している請求項2又は4に記載の電磁弁。
  6. 前記第1ポート、前記第2ポート及び前記第3ポートのうちの少なくとも2以上のポートは、前記プランジャーが移動する方向に対応する第1方向へ開口しており、
    前記第1方向へ開口している前記少なくとも2以上のポートは複数の並列配置ポートを含み、当該複数の並列配置ポートはお互いの外側に位置している請求項2、4及び5のいずれか一項に記載の電磁弁。
  7. 前記第1ポート、前記第2ポート及び前記第3ポートのうちの少なくとも2以上のポートは、前記プランジャーが移動する方向に対応する第1方向へ開口しており、
    前記第1方向へ開口している前記少なくとも2以上のポートは外側ポート及び内側ポートを含み、前記内側ポートは前記外側ポートの内側に位置する請求項2及び4〜6のいずれか一項に記載の電磁弁。
  8. 前記第1ポート、前記第2ポート及び前記第3ポートのうちの少なくともいずれかは、前記取付部を介して前記駆動部とは反対側の位置に設けられていない請求項2及び4〜7のいずれか一項に記載の電磁弁。
  9. 前記第1ポート、前記第2ポート及び前記第3ポートの全ては、前記取付部を介して前記駆動部とは反対側の位置に設けられていない請求項2及び4〜7のいずれか一項に記載の電磁弁。
  10. 前記第1ポート、前記第2ポート及び前記第3ポートのうちの少なくともいずれかは、前記取付部よりも前記駆動部側に配置されている請求項2及び4〜9のいずれか一項に記載の電磁弁。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の電磁弁を備える作業機械。
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