JP2009008221A - バルブ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 1つのバルブボディの内部に複数のダンパ手段を設けても、各ダンパ室および各オリフィスをオイルで満たすためのダンパ排出油路をシンプルにでき、且つバルブボディの大型化、重量化を回避する。
【解決手段】 バルブボディ2は、ATケースの上面に固定されるものであり、1つのバルブボディ2の内部には、複数のスプール弁3毎にダンパ室26が設けられている。バルブボディ2の内部には、各ダンパ室26より上方に、各ダンパ室26を横切る油溜空間42が設けられており、各ダンパ室26の上部は、オリフィス41を介して油溜空間42と連通する。これにより、各ダンパ室26および各オリフィス41をオイルで満たすためのダンパ排出油路16をシンプルにできる。また、油溜空間42が各ダンパ室26の上方に設けられるため、バルブボディ2の横幅が抑えられ、搭載性の向上および重量の低減を図ることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、弁体(例えばスプール等)の振動をオイルダンプするダンパ室が、バルブボディの内部に複数形成されてなるバルブ装置に関し、例えば自動変速機の油圧制御装置等に用いて好適な技術に関する。
なお、本明細書中における上下は、バルブ装置が取付対象物(例えば、自動変速機など)に取り付けられた状態における上下方向(天地方向)を指すものである。
(従来の技術)
背景技術の一例として、車両用の自動変速機の油圧制御装置に搭載されるスプール弁を例示する。自動変速機に搭載される油圧制御装置には、油圧制御を行うスプール弁が搭載されている。スプール弁は、バルブボディの内部に形成された中空円筒状の摺動穴の内部にスプールを配置したものであり、このスプールは、電磁アクチュエータやパイロットバルブの発生する油圧により軸方向へ駆動されて出力油圧のコントロールを行う。
スプールには、電磁アクチュエータの駆動周波数に起因する振動が伝わる。スプールの振動によって出力油圧が変動(振動)するのを防ぐ技術として、油圧制御装置のスプール弁に、スプールの動きをオイルダンプするダンパ手段を用いたものが知られている(例えば、特許文献1〜4参照)。
従来技術におけるダンパ手段の一例を図6を参照して説明する。なお、後述する実施例と同一機能物には共通符号を付して説明する。
ダンパ手段は、スプール5とバルブボディ2との軸方向間に形成される容積変動室(以下、ダンパ室26)の内部をオイルで満たすとともに、ダンパ室26と外部とを連通するオリフィス41を油面より下方に設け、ダンパ室26の容積変動を緩やかにすることで、スプール5の振動を抑えるものである。
(従来技術の問題点)
ダンパ室26に空気が混入すると、ダンパ室26内でエア圧縮が生じてスプール5のオイルダンプ効果が薄れてしまう。このため、ダンパ室26およびオリフィス41の内部をオイルで満たす必要がある。
ダンパ室26およびオリフィス41の内部をオイルで満たす技術として、従来の技術では、図6に示すように、(a)ダンパ室26の上部にオリフィス41を設け、(b)ダンパ室26の横隣に油溜空間42を形成し、(c)油溜空間42とオリフィス41とを連通させ、(d)油溜空間42とオイルパン100とを連通するドレンパイプ101の上部開口をオリフィス41より上側に設けることで、油溜空間42の油面位置をオリフィス41より上側にすることで対応していた。
このように、従来の技術では、ダンパ室26をオイルで満たすために、ダンパ室26からオイルパン100に通じるダンパ排出油路が複雑となる問題が生じていた。
特に、1つのバルブボディ2の内部に複数のスプール5を組付け、各スプール5にダンパ手段を設ける場合には、各スプール5のそれぞれの隣部に複雑なダンパ排出油路を設けることで、バルブボディ2の横幅が大きくなり、バルブボディ2が大型化して車両への搭載性が劣化するとともに、重量が増加する問題がある。
特開2002−130513号公報 実開昭63−159410号公報 特開2005−121069号公報 特開2006−307941号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、1つのバルブボディの内部に複数のダンパ手段を設けても、各ダンパ室および各オリフィスをオイルで満たすためのダンパ排出油路をシンプルにでき、且つバルブボディの大型化、重量化を回避できるバルブ装置の提供にある。
[請求項1の手段]
請求項1の手段を採用するバルブ装置のバルブボディは、取付対象物(例えば、自動変速機のATケースなど)に取り付けられた状態における各ダンパ室より上方に1つの油溜空間を備え、複数のダンパ室の上部が、上方の油溜空間とオリフィスを介して連通する構成を採用している。
このように、ダンパ室が複数設けられるものであっても、油溜空間は1つで済み、各ダンパ室および各オリフィスをオイルで満たすためのダンパ排出油路をシンプルにできる。 また、油溜空間は、各ダンパ室の上方に設けられるものであるため、バルブボディの横幅に油溜空間の横幅が含まれない。このため、バルブボディの横幅をコンパクトに形成でき、搭載性の向上、重量の低減を図ることができる。
[請求項2の手段]
請求項2の手段を採用するバルブ装置における油溜空間は、直線上の横穴であり、ドリル刃による穴あけで油溜空間を形成することができる。
[請求項3の手段]
請求項3の手段を採用するバルブ装置において油溜空間を成す横穴は、複数のダンパ室の上方を横切って設けられる。
これにより、各ダンパ室と油溜空間との連通通路を直線で、且つ短くでき、ダンパ室と油溜空間とを連通させる加工が容易になる。
[請求項4の手段]
請求項4の手段を採用するバルブ装置において油溜空間を成す横穴は、油溜空間におけるオイル排出側が上方へ向かって傾斜する。
これにより、油溜空間の液面位置が高まり、各ダンパ室および各オリフィスを確実にオイルで満たすことができる。
[請求項5の手段]
請求項5の手段を採用するバルブ装置において油溜空間を成す横穴は、バルブボディの下面に対して傾斜する。
これにより、バルブボディの下面が取付対象物に対して水平に取り付けられても、油溜空間の液面位置を高くすることができ、各ダンパ室および各オリフィスを確実にオイルで満たすことができる。
[請求項6の手段]
請求項6の手段を採用するバルブ装置において油溜空間を成す横穴は、バルブボディの下面を、取付対象物の傾斜面に取り付けることで傾斜するものである。
これにより、バルブボディに油溜空間を成す横穴を斜めに設けることなく、油溜空間の液面位置を高くすることができ、各ダンパ室および各オリフィスを確実にオイルで満たすことができる。
[請求項7の手段]
請求項7の手段を採用するバルブ装置は、油溜空間を成す横穴と、ダンパ室とを連通する上下方向呼吸孔が、バルブボディの上面より、油溜空間を成す横穴を通ってダンパ室の上部に到達する直線状の下向縦穴であり、この下向縦穴は油溜空間を成す横穴の上方位置においてプラグによって閉塞される。
[請求項8の手段]
請求項8の手段を採用するバルブ装置は、油溜空間を成す横穴と、ダンパ室とを連通する上下方向呼吸孔が、バルブボディの下面より、ダンパ室の上部を通って横穴(油溜空間)に到達する直線状の上向縦穴であり、この上向縦穴は、ダンパ室の下方位置において取付対象物によって閉塞される。
[請求項9の手段]
請求項9の手段を採用するバルブ装置における油溜空間は、ドレン通路を介してオイル排出側と連通するものであり、このドレン通路は、油溜空間より下方へ伸びて設けられる。
[請求項10の手段]
請求項10の手段を採用するバルブ装置における弁体は、バルブボディ内に形成された中空円筒状の摺動穴の内部において軸方向へ摺動自在に支持されたスプールである。
即ち、請求項10のバルブ装置は、1つのバルブボディの内部に複数のスプールを搭載し、複数のダンパ室により各スプールの振動をオイルダンプするものである。
[請求項11の手段]
請求項11の手段を採用するバルブ装置が取り付けられる取付対象物は、車両用の自動変速機において歯車装置を覆うATケースである。
これにより、自動変速機に搭載されるバルブ装置の搭載性の向上、重量の低減を図ることができる。
最良の形態のバルブ装置は、1つのバルブボディの内部に、複数のスプール(弁体の一例)を搭載するとともに、各スプールの変位をオイルダンプするダンパ室が複数設けられるものであり、バルブボディの下面が自動変速機のATケース(使用状態において天地方向が変化しない取付対象物の一例)の上向きの面(斜め上向きの面を含む)に固定されて使用される。
バルブボディの内部は、取付対象物に取り付けられた状態における各ダンパ室より上方に1つの油溜空間を備える。
この油溜空間は、ドリル刃で切削形成される直線上の横穴であり、複数のダンパ室の上方を横切って設けられる。
そして、複数のダンパ室のそれぞれは、ダンパ室の直上の油溜空間とオリフィスを介して連通する。
本発明を自動変速機の油圧制御装置の一部を成すバルブ装置に適用した実施例1を、図1、図2を参照して説明する。
先ず、油圧制御装置の要部を説明する。
自動変速機は、車両走行用の出力を発生するエンジンの出力回転比の変更、回転方向の変更、トルクコンバータのロックアップ、車種に応じて2輪と4輪の切換等を行うものであり、これらを行うために複数の摩擦係合装置(油圧クラッチ、油圧ブレーキ等)を搭載するとともに、各摩擦係合装置の係脱を車両走行状態(乗員の運転状況を含む)に応じてコントロールする油圧制御装置を搭載する。なお、各摩擦係合装置は、摩擦係合部(多板等)と、この摩擦係合部の係脱を行う油圧アクチュエータとから構成される。
油圧制御装置は、油圧回路と、この油圧回路を制御する図示しない電子制御装置(以下、AT−ECU)とから構成される。
油圧回路は、各油圧アクチュエータの供給油圧を制御するために複数の電磁油圧制御弁を搭載するバルブ装置を備える。
この実施例に示すバルブ装置は、自動変速機において歯車装置(遊星歯車装置等)を収容するATケース1(自動変速機ケース:取付対象物の一例)の外面に装着されるものであり、1つのバルブボディ2の内部には複数の電磁油圧制御弁が搭載されている。
(電磁油圧制御弁の説明)
電磁油圧制御弁の一例を、図2を参照して説明する。
電磁油圧制御弁は、スプール弁3と、電磁アクチュエータ4とから構成される。
スプール弁3は、ATケース1の外面に直接装着されるバルブボディ2(油圧サーキットを成す油路が形成されたサーキットハウジング等)と、油圧ポートの切換を行うスプール5と、スプール5を閉弁方向(図2右側)へ付勢するリターンスプリング6とを備えている。
(バルブボディ2の説明)
バルブボディ2は、ATケース1の上面にボルト等の締結手段を用いて直接装着されるものであり、ATケース1に接する方向の面を下面と称する。
1つのバルブボディ2には、複数の電磁油圧制御弁を搭載するべく、各電磁油圧制御弁毎に中空円筒状の摺動穴7が軸方向に並んで複数形成されている。
なお、以下では、電磁油圧制御弁の具体的な一例として、電磁アクチュエータ4の通電停止時に出力油圧が低下(もしくは停止)するN/L(ノーマリ・ロー、ノーマリ・クローズ)タイプを用いて説明する。
バルブボディ2の内部に形成される摺動穴7は、スプール5を軸方向(水平方向)へ摺動自在に支持する軸穴である。
バルブボディ2には、摺動穴7の他に、入力ポート11、出力ポート12、排出ポート13、F/B(フィードバック)ポート14、呼吸ポート15、ダンパ排出油路16が形成されている。
入力ポート11は、自動変速機内のオイルポンプが発生した油圧が、油路、切替弁等を介して供給される。
出力ポート12は、自動変速機内の摩擦係合装置(具体的には、油圧アクチュエータの油圧サーボ室)と油路を介して連通する。
排出ポート13は、自動変速機内の内部(ATケース1の内部空間、あるいはATケース1内のオイルパン)に連通する。
F/Bポート14は、後述するF/B室25と連通する。
呼吸ポート15は、スプール5と電磁アクチュエータ4の間のドレン空間(容積変動室)と連通する。
上述した入力ポート11、出力ポート12、排出ポート13、F/Bポート14、呼吸ポート15は、バルブボディ2の下面より摺動穴7内に向けて形成されている。
なお、F/Bポート14は、バルブボディ2内に形成されたオリフィス(図示しない)を介して出力ポート12と連通し、出力油圧をF/B室25に発生させるものである。また、呼吸ポート15は、バルブボディ2内に形成された油路(図示しない)を介して排出ポート13と連通して、スプール5と電磁アクチュエータ4の間のドレン空間の容積変動を可能にしている。
ダンパ排出油路16は、後述するダンパ室26およびオリフィス41を満たしたオイルをATケース1の内部に導く油路である。このダンパ排出油路16の詳細は後述する。
(スプール5の説明)
スプール5は、摺動穴7の内部において軸方向へ摺動自在に配置されるものであり、入力ポート11をシールする入力シールランド21、排出ポート13をシールする排出シールランド22を有する。そして、入力シールランド21と排出シールランド22の間に出力ポート12と常時連通する出力室(分配室)23が形成される。
また、スプール5は、入力シールランド21の図2左側に、入力シールランド21より小径のF/Bランド24を備え、入力シールランド21とF/Bランド24の間にF/B室25が形成される。
F/B室25は、上述したように、図示しないオリフィスを介して出力ポート12に連通しており、出力圧に応じたF/B油圧をスプール5に発生させる。
出力圧が上昇すると、出力圧の上昇に伴ってF/B室25に印加されるF/B油圧が大きくなり、入力シールランド21とF/Bランド24のランド差による差圧が大きくなるに従って、スプール5に「F/B閉弁力(閉弁方向の力)」が発生する。これによって、出力圧の発生時においてスプール5の変位が安定し、入力圧の変動により出力圧が変動するのを防ぐことができる。
(リターンスプリング6の説明)
リターンスプリング6は、スプール5に「バネ閉弁力(閉弁方向の力)」を与える筒状に螺旋形成されたコイルスプリングであり、摺動穴7の図2左側のダンパ室26内に圧縮された状態で配置される。このリターンスプリング6は、一端が摺動穴7の図2左端を閉塞する調整ネジ27の下面に当接し、他端がスプール5の端部に当接するものであり、調整ネジ27の螺合量(ねじ込み量)により「バネ閉弁力」が調整できるようになっている。
なお、スプール5は、リターンスプリング6による「バネ閉弁力」と、F/B室25の圧力によって生じる「F/B閉弁力」と、電磁アクチュエータ4による「駆動開弁力」とが釣り合う位置で静止可能なものである。
(電磁アクチュエータ4の説明)
電磁アクチュエータ4は、図示しないAT−ECUから与えられる駆動電流(通電量)に応じた起磁力により、スプール5を直接駆動して、スプール5を開弁方向に変位させる駆動手段であり、コイル31、プランジャ32、ヨーク33、ステータコア34、コネクタ35(符号、図1参照)を備えている。
コイル31は、通電されると磁力を発生して、プランジャ32と磁気固定子(ヨーク33とステータコア34)を通る磁束ループを形成させるものであり、樹脂性のボビンの周囲に、絶縁被覆が施された導線(エナメル線等)を多数巻回したものである。
プランジャ32は、略円柱形状を呈した磁性体金属(例えば、鉄などの強磁性材料)である。このプランジャ32は、シャフト36と、板バネ37によって軸方向へ変位可能に支持されている。
シャフト36は、丸棒形状を呈し、ステータコア34の中心に軸方向に貫通形成された貫通穴の内部において摺動自在に支持されるものであり、プランジャ32の図2左側の中心に圧入固定されている。
板バネ37は、円盤形状を呈し、その外周縁がヨーク33の底面(図2右側の面)を閉塞するカバー38とともにヨーク33に結合されており、板バネ37の中心部がプランジャ32の図2右端の中心に形成された凸部と結合されている。
ヨーク33は、コイル31の周囲を覆って磁束を流す磁性体金属(例えば、鉄などの強磁性材料)であり、コイル31の外周を覆う円筒形状の外周筒と、プランジャ32の図2右側の外周を覆う内周筒と、図2右側において外周筒と内周筒を結合する環状底部とからなる。なお、プランジャ32の外周面とヨーク33の内周筒の内周面との間に、径方向の磁気の受渡しを行うサイド磁気ギャップが形成される。
ヨーク33の図2左端(開口端)には、薄肉の爪部が設けられており、内部に電磁アクチュエータ4の構成部品を組み込んだ後、爪部をカシメることでバルブボディ2と電磁アクチュエータ4とが強固に結合される。
ステータコア34は、ヨーク33の開口端と磁気的に結合されるフランジ部を有し、プランジャ32と軸方向に対向する磁性体金属(例えば、鉄などの強磁性材料)であり、プランジャ32とステータコア34との間に、プランジャ32を磁気吸引する磁気吸引ギャップが形成される。
ステータコア34の一部には、プランジャ32の端部が侵入可能な凹部が設けられ、ステータコア34とプランジャ32の一部が軸方向に交差するように設けられている。なお、凹部の外周面にはテーパが形成されており、プランジャ32のストローク量に対して磁気吸引力が変化しない特性に設けられている。
コネクタ35は、図示しないAT−ECUと接続線を介して電気的な接続を行う接続手段であり、その内部にはコイル31の両端にそれぞれ接続されるコネクタ端子が配置されている。
AT−ECUは、デューティ制御によって電磁アクチュエータ4へ与える駆動電流を制御するものであり、電磁アクチュエータ4へ与える駆動電流を制御することによって、リターンスプリング6の「バネ閉弁力」およびF/B室25による「F/B閉弁力」に抗する「駆動開弁力」をスプール5に与え、スプール5の軸方向の位置を変位させることで、出力ポート12の出力油圧をコントロールする。
(電磁油圧制御弁の作動)
摩擦係合装置の係合時は、AT−ECUから電磁アクチュエータ4に与えられる駆動電流がデューティ制御により増加し、スプール5を開弁方向へ変位させる。スプール5の開弁方向のストローク量が増加するに伴い、入力シールランド21が入力ポート11を閉塞する軸方向の入力シール長が短くなるとともに、排出シールランド22が排出ポート13を閉塞する軸方向の排出シール長が長くなり、出力ポート12の出力油圧が上昇して摩擦係合装置(具体的には摩擦係合部)の係合がなされる。
AT−ECUは、摩擦係合装置の係合が完了したタイミングで、電磁アクチュエータ4に与える駆動電流を急増して、スプール5の移動速度を速めることで、出力ポート12の出力油圧を高め、係合が完了した摩擦係合装置の係合を強固にする。
摩擦係合装置の係合解除時は、上記と逆の作動により、摩擦係合装置の係合の解除を行う。
〔実施例1の特徴〕
上述したように、電磁アクチュエータ4に与えられる駆動電流は、デューティ制御されるものであり、電磁アクチュエータ4によって駆動されるスプール5には、デューティ周波数(駆動周波数:例えば250〜300Hz程)に起因する微振動(ディザー)が発生する。
スプール5に顕著な微振動が生じると、出力油圧にデューティ周波数に起因する油圧変動が生じ、摩擦係合装置の円滑な係合の妨げになる。
そこで、バルブボディ2に搭載される各電磁油圧制御弁には、デューティ周波数に起因するスプール5の微振動を抑える手段として、ダンパ手段が設けられている。
ダンパ手段は、スプール5の振動をオイルダンプするものであり、スプール5の変位に応じて容積が変化するダンパ室26と、このダンパ室26から排出されるオイルをバルブボディ2の外部(ATケース1の内部)に導くためのダンパ排出油路16と、ダンパ室26近傍のダンパ排出油路16に設けられたオリフィス41とからなる。
このオリフィス41は、ダンパ室26の近傍においてダンパ排出油路16の流路面積を絞り、ダンパ室26の容積変動に伴う呼吸オイルの流速を遅くして、ダンパ室26の容積変動速度を遅らせ、スプール5の変位速度を遅くする手段である。
次に、実施例1のバルブ装置における特徴的な技術を、図1を参照して説明する。
この実施例1のバルブ装置は、上述したように、1つのバルブボディ2の内部に複数のスプール弁3を搭載し、各スプール弁3にはスプール5の変位をオイルダンプするダンパ室26が設けられている。即ち、1つのバルブボディ2の内部に、複数のダンパ室26が設けられている。
このバルブボディ2は、使用状態において天地方向が変化しないATケース1の上面に固定されて使用される。
この実施例1のバルブボディ2の内部には、ATケース1に取り付けられた状態における各ダンパ室26より上方に1つの油溜空間42が設けられている。即ち、各ダンパ室26の上方に共通の油溜空間42を備える。そして、各ダンパ室26の上部(ダンパ室26内において最も高い位置)は、オリフィス41を介して油溜空間42と連通するように設けられている。
上記の特徴技術を具体的に説明する。
この実施例のダンパ排出油路16は、バルブボディ2に形成されるものであり、ダンパ室26の上部と油溜空間42を連通する上下方向呼吸孔43と、油溜空間42と、この油溜空間42をATケース1の内部に連通させるドレン通路44とで構成される。
この実施例の油溜空間42は、図1(b)に示すように、ドリル刃により切削加工された直線上の横穴である。この油溜空間42を成す横穴は、バルブボディ2の側面から各ダンパ室26の上方を横切って形成されるものであり、油溜空間42を成す横穴の奥端がドレン通路44の上端に連通する。
油溜空間42を成す横穴の開口端は、ボール等のプラグ45で閉塞され、横穴の奥端とプラグ45との間には、オイルを溜めることのできる空間が形成される。
上下方向呼吸孔43は、油溜空間42を成す横穴と、ダンパ室26とを連通する上下方向へ伸びる穴であり、この上下方向呼吸孔43にオリフィス41が形成される。
この実施例1の上下方向呼吸孔43は、バルブボディ2の上面(車両搭載状態において上方へ向く面)より、油溜空間42を成す横穴を通ってダンパ室26の上端部に到達する直線状の下向縦穴である。
即ち、上下方向呼吸孔43は、バルブボディ2の上面より、ドリル刃によって下方へ向けて切削加工された直線上の縦穴である。
上下方向呼吸孔43を成す下向縦穴は、穴径が2段になっており、ダンパ室26に通じる部分が小径穴に設けられ、この小径穴によりオリフィス41が形成される。
そして、上下方向呼吸孔43を成す下向縦穴は、油溜空間42を成す横穴の上方位置において、ボール等のプラグ45によって閉塞される。即ち、下向縦穴の上端開口は、プラグ45によって閉塞される。
ドレン通路44は、バルブボディ2の下面より、ドリル刃によって上方へ向けて切削加工された直線上の縦穴であり、ドレン通路44を成す縦穴の奥端(上端)が、油溜空間42を成す横穴の奥端と連通する。このように、ドレン通路44は、油溜空間42より下方へ伸びて設けられている。ドレン通路44の下部は、ATケース1内と連通して設けられており、ドレン通路44に導かれたオイルが自動変速機のオイルパンへ戻される。
(実施例1の効果)
各ダンパ室26には、バルブボディ2とスプール5の摺動クリアランスを通過したリークオイルが供給される。各ダンパ室26に導かれたリークオイルは、ダンパ室26の上部→上下方向呼吸孔43(オリフィス41を含む)→油溜空間42を成す横穴→ドレン通路44を通って、ATケース1の内部に戻される。
このため、例えばバルブ装置の組付時や、メンテナンス時にダンパ室26の内部にエアが混入したとしても、ダンパ室26に混入したエアは、ダンパ室26の上部に設けられた上下方向呼吸孔43から油溜空間42へ排出され、ダンパ室26の内部およびオリフィス41の内部をオイルで満たすことができる。
実施例1のバルブ装置は、1つのバルブボディ2の内部に複数のダンパ室26が設けられるものであるが、上述したように、各ダンパ室26の上方に1つの油溜空間42を備え、複数のダンパ室26の上部が、上方の油溜空間42とオリフィス41を介して連通する構成を採用している。このように、ダンパ室26が複数設けられるものであっても、油溜空間42は1つで済み、ダンパ排出油路16をシンプルにできる。
油溜空間42は、各ダンパ室26の上方に設けられるものであるため、バルブボディ2の横幅に油溜空間42の横幅が含まれない。このため、バルブボディ2の横幅を抑えることができる。この結果、バルブ装置の車両搭載性を向上できるとともに、バルブ装置の重量の低減を図ることができる。
油溜空間42は、直線上の横穴であり、ドリル刃による穴あけで油溜空間42を形成することができ、油溜空間42を形成するためのスペースを小さくできるとともに、油溜空間42の形成コストを抑えることができる。
油溜空間42を成す横穴は、複数のダンパ室26の上方を横切って設けられるものであるため、各ダンパ室26と油溜空間42とを連通する連通通路を直線で、且つ短くでき、ダンパ室26と油溜空間42とを連通させる上下方向呼吸孔43の加工を容易に実施することができる。
実施例2を図3を参照して説明する。なお、以下の実施例において実施例1と同一符号は同一機能物を示すものである。
この実施例2の上下方向呼吸孔43は、バルブボディ2の下面より、ダンパ室26の上部を通って油溜空間42を成す横穴に到達する直線状の上向縦穴である。
即ち、実施例2の上下方向呼吸孔43は、バルブボディ2の下面より、ドリル刃によって上方へ向けて切削加工された直線上の縦穴である。
上下方向呼吸孔43を成す上向縦穴は、穴径が2段になっており、油溜空間42を成す横穴に通じる部分が小径穴に設けられ、この小径穴によりオリフィス41が形成される。 なお、上下方向呼吸孔43を成す上向縦穴の下端(開口)は、ATケース1によって閉塞される。
これにより、上下方向呼吸孔43を成す上向縦穴の下端開口を閉塞するためのプラグ45が不要となり、部品点数および組付コストを抑えることができる。
実施例3を図4を参照して説明する。
この実施例3における油溜空間42を成す横穴は、バルブボディ2がATケース1に取り付けられた状態において、油溜空間42を成す横穴のオイル排出側、即ちドレン通路44に連通する側が、上方へ向かって傾斜するものである。
具体的に、この実施例3は、図4に示すように、油溜空間42を成す横穴が、バルブボディ2の下面に対して傾斜して設けられ、油溜空間42を成す横穴においてドレン通路44に連通する側が、上方へ向かって傾斜するものである。
これにより、油溜空間42の液面位置を高くすることができ、各ダンパ室26におけるエア排出が確実になされ、各ダンパ室26および各オリフィス41を確実にオイルで満たすことができる。
また、油溜空間42を成す横穴が傾斜しているため、バルブボディ2の下面がATケース1の水平面に取り付けられても、油溜空間42の液面位置を高くすることができ、各ダンパ室26および各オリフィス41を確実にオイルで満たすことができる。
実施例4を図5を参照して説明する。
この実施例4は、バルブボディ2の下面がATケース1の傾斜面に取り付けられることで、油溜空間42を成す横穴においてドレン通路44に連通する側が、上方へ向かって傾斜するものである。
これにより、実施例3に示したように、バルブボディ2に横穴(油溜空間42)を斜めに設けることなく、油溜空間42の液面位置を高くすることができ、各ダンパ室26および各オリフィス41を確実にオイルで満たすことができる。
〔変形例〕
上記の実施例では、N/Lタイプの電磁油圧制御弁を示したが、電磁アクチュエータ4の通電停止時に出力油圧が高まるN/H(ノーマリ・ハイ、ノーマル・オープン)タイプの電磁油圧制御弁を用いても良い。
上記の実施例では、スプール弁3を電磁アクチュエータ4で駆動する電磁油圧制御弁を示したが、スプール弁3をパイロット弁(電磁三方弁)の出力油圧により駆動するものであっても良い。
上記の実施例では、ATケース1の外面に取り付けられるバルブ装置を示したが、ATケース1の内部(例えば、オイルパンの内部など)に取り付けられるバルブ装置に本発明を適用しても良い。この場合、上述したドレン通路44を廃止して、油溜空間42の端部をバルブボディ2の側面に直接開口させて、油溜空間42のオイルをATケース1の内部に直接排出するようにしても良い。
上記の実施例では、油圧の制御を行う電磁油圧制御弁を示したが、油量をコントロールするオイルフローコントロールバルブであっても良い。
上記の実施例では、三方弁構造のスプール弁3を示したが、二方弁(開閉弁)や四方弁構造など、他の構造のスプール弁3であっても良い。
上記の実施例では、スプール5に駆動力を与える手段として電磁アクチュエータ4を用いる例を示したが、ピエゾアクチュエータ、モータなど他の電動アクチュエータを用いても良いし、流体圧アクチュエータを用いても良い。
上記の実施例では、自動変速機に搭載されるバルブ装置に本発明を適用する例を示したが、自動変速機以外のバルブ装置に本発明を適用しても良い。
バルブ装置の上視図、A−A線に沿うバルブ装置の断面図である(実施例1)。 電磁油圧制御弁の断面図である(実施例1)。 ダンパ排出油路の説明図である(実施例2)。 ダンパ排出油路の説明図である(実施例3)。 ダンパ排出油路の説明図である(実施例4)。 バルブ装置を軸方向から見た説明図、B−B線に沿うバルブ装置の断面図である(従来例)。
符号の説明
1 ATケース(取付対象物)
2 バルブボディ
5 スプール(弁体)
7 摺動穴
16 ダンパ排出油路
26 ダンパ室
41 オリフィス
42 油溜空間(横穴)
43 上下方向呼吸孔(下向縦穴、上向縦穴)
44 ドレン通路
45 プラグ

Claims (11)

  1. 1つのバルブボディの内部に弁体の変位をオイルダンプするダンパ室が複数設けられ、 前記バルブボディの下面が、使用状態において天地方向が変化しない取付対象物の上側に固定されて使用されるバルブ装置において、
    前記バルブボディの内部は、前記取付対象物に取り付けられた状態における各ダンパ室より上方に1つの油溜空間を備え、
    前記複数のダンパ室の上部は、前記油溜空間とオリフィスを介して連通することを特徴とするバルブ装置。
  2. 請求項1に記載のバルブ装置において、
    前記油溜空間は、直線上の横穴であることを特徴とするバルブ装置。
  3. 請求項2に記載のバルブ装置において、
    前記油溜空間を成す横穴は、前記複数のダンパ室の上方を横切って設けられることを特徴とするバルブ装置。
  4. 請求項3に記載のバルブ装置において、
    前記油溜空間を成す横穴は、当該油溜空間におけるオイル排出側が上方へ向かって傾斜することを特徴とするバルブ装置。
  5. 請求項4に記載のバルブ装置において、
    前記油溜空間を成す横穴は、前記バルブボディの下面に対して傾斜していることを特徴とするバルブ装置。
  6. 請求項4に記載のバルブ装置において、
    前記油溜空間を成す横穴は、前記バルブボディの下面を、前記取付対象物の傾斜面に取り付けることで傾斜することを特徴とするバルブ装置。
  7. 請求項2〜請求項6のいずれかに記載のバルブ装置において、
    前記油溜空間を成す横穴と、前記ダンパ室とを連通する上下方向呼吸孔は、前記バルブボディの上面より、前記油溜空間を成す横穴を通って前記ダンパ室の上部に到達する直線状の下向縦穴であり、
    前記上下方向呼吸孔を成す下向縦穴は、前記油溜空間を成す横穴の上方位置においてプラグによって閉塞されることを特徴とするバルブ装置。
  8. 請求項2〜請求項6のいずれかに記載のバルブ装置において、
    前記油溜空間を成す横穴と、前記ダンパ室とを連通する上下方向呼吸孔は、前記バルブボディの下面より、前記ダンパ室の上部を通って前記油溜空間を成す横穴に到達する直線状の上向縦穴であり、
    前記上下方向呼吸孔を成す上向縦穴は、前記ダンパ室の下方位置において前記取付対象物によって閉塞されることを特徴とするバルブ装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれかに記載のバルブ装置において、
    前記油溜空間は、ドレン通路を介してオイル排出側と連通し、
    前記ドレン通路は、前記油溜空間より下方へ伸びて設けられることを特徴とするバルブ装置。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれかに記載のバルブ装置において、
    前記弁体は、前記バルブボディ内に形成された中空円筒状の摺動穴の内部において軸方向へ摺動自在に支持されたスプールであることを特徴とするバルブ装置。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれかに記載のバルブ装置において、
    前記取付対象物は、車両用の自動変速機において歯車装置を覆うATケースであることを特徴とするバルブ装置。
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