JPH0620941Y2 - 電磁作動切り替え弁 - Google Patents

電磁作動切り替え弁

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JPH0620941Y2
JPH0620941Y2 JP6874988U JP6874988U JPH0620941Y2 JP H0620941 Y2 JPH0620941 Y2 JP H0620941Y2 JP 6874988 U JP6874988 U JP 6874988U JP 6874988 U JP6874988 U JP 6874988U JP H0620941 Y2 JPH0620941 Y2 JP H0620941Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えば燃料噴射式エンジンに於ける負圧応動型
燃料圧力調整弁(以下、圧力調整弁という)に有利に使
用される電磁作動型の切り替え弁に関する。
(従来の技術) 従来の圧力調整弁としては、第11図の左方に示すもの
が公知である。この公知の圧力調整弁は、第1の作動室
1及び第2の作動室2内を負圧源であるエンジン3の吸
気管4に切り替え自在に連通する方式のものであるが、
この場合、両作動室1、2内はそれぞれ逆位相関係にお
いて同時に外部の大気に切り替え自在に連通されること
を要するものであるから、従来は2つの作動室1、2に
対応して2個の3方型の電磁作動型切り替え弁(図示し
ない)を配設し、これらを互いに逆に連動開閉させるよ
うにしていた。
ところで、2個の3方型の電磁作動型切り替え弁を設置
することは、その構造が比較的大型かつ複雑となるのを
免れず、特に近年は車室内空間の拡大と共にエンジンル
ームの狭小化が要請されるようになってきたため、この
ような大型の部品の設置は一層困難なものとなってきて
いる。
上記欠点を改善するものとして、従来は第11図に示す
ような構造の電磁作動型切り替え弁(以下、電磁弁とい
う)を併設した圧力調整弁が考えられていた。
その構造を説明すると、エンジン3の通常運転時には、
制御器5によって電磁弁6のソレノイドコイル7が通電
されておらず、この状態では、可動子8及びシャフト9
は復帰用スプリング10の付勢力により押圧され、シャ
フト9に移動自在に設けられた開閉弁11、12は図示
のように第1の室13と第2の室14間の連通及び第3
の室15と第4の室16間の連通を閉にしている。
これによって、圧力調整弁の第2の作動ポート17に吸
気管4の負圧が作用され、又、圧力調整弁の第3の作動
ポート18に燃料供給管19の燃料圧力が作用されると
共に、圧力調整弁の第1の作動ポート20は大気に開放
される。この状態では、圧力調整弁の第2のダイヤフラ
ム21の上面には第2の作動室2に導入された吸気管負
圧とロッド22を介して伝達されるスプリング23の付
勢力がかかり、第2のダイヤフラム21の下面には燃料
供給管の燃料圧力がかかっている。
チェックバルブ24は、第2のダイヤフラム21の上下
面にかかる圧力の如何によって常時上下動しながら動作
を行ない、この結果、圧力調整弁は燃料圧力と給気管負
圧との差圧が常時一定値に維持されるように作動するも
のとなっている。
次に、エンジンの停止後にデンジンの瞬間再始動を行な
う場合について述べると、この状態では、制御器5によ
って電磁弁6のソレノイドコイル7が通電される。する
と、可動子8及びシャフト9は復帰用スプリング10の
付勢力に打ち勝って固定子25側に吸引され、開閉弁1
1、12は第2の室14と第3の室15間及び第4の室
16と第5の室26間の連通を閉にする。これによって
第3の作動ポート18には燃料供給管19の燃料圧力が
作用され、第2の作動ポート17は大気に開放され、第
1の作動ポート20には吸気管4の負圧がバキュームタ
ンク28を介して作用される。従って、第2のダイヤフ
ラム21の上面にはスプリング23の付勢力の他、大気
圧と負圧との差圧が加算された押圧力がかかり、その下
面には燃料圧力がかかるものとなる。このように、前記
エンジンの暖間再始動時におけるソレノイドコイル7に
通電された場合の押圧力は、前記通常の制御による場合
に比較して高くなっている。
燃料圧力と吸気管圧力との差圧が常時一定値に維持され
るような制御を行なう場合と、大気圧と負圧との差圧が
スプリング23の付勢力に加算されたような制御を行な
う場合とにおける第2のダイヤフラム21にかかる押圧
力(換言すると燃料圧力)は、第12図に示すように前者
を2.2Kg/cm2とし、後者を4.0Kg/cm2とするのが
普通である。このような選択は、吸気管負圧が例えば−
500mmHgの場合に1ウエイバルブ27の設定圧力を−
500mmHgとしてスプリング23の付勢力を適当に選択
することによりた達成される。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記従来公知の圧力調整弁の電磁弁6では、
次のような欠点があった。
即ち、図示のようにソレノイドコイル7に通電されない
状態で、開閉弁12が第3の室15と第4の室16間を
閉としても、シャフト9に対して開閉弁12を移動自在
に設けたことによるギャップGにより、両室15、16
間の漏れがあり、第2の作動ポート17には吸気管4の
負圧と同一圧力を導くことが困難である。
同様に、通電された状態でも開閉弁11のギャップGに
より第1のポート20にはバキュームタンク28の負圧
と同一の圧力を導くことは困難である。
よって、前記第12図に示す圧力を得ることは困難であ
った。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案では次のような手段を
設けている。
即ち、ソレノイドコイルを内包するヨークの中心に固定
子を設け、可動プレートのシャフトを前記固定子を貫通
して摺動自在に設け、ヨークの端部に前記可動プレート
を離脱方向に付勢するスプリングを設けることにより該
可動プレートをソレノイドコイルとスプリングとによっ
て接近方向及び離脱方向に摺動自在とし、前記シャフト
あるいは可動プレートの両端に第1の弁と第2の弁及び
第3の弁と第4の弁を設け、第1の弁と第3の弁及び第
2弁と第4弁は連動し、かつ各弁の動作によって第1の
室と第2の空間及び第3の室と第4の空間が同時に開閉
されると共に第2の室と第3の空間及び第4の室と第5
の空間も同時に開閉される構成としたものである。前記
第1の室はバキュームタンクを介してエンジンの吸気管
に連結れているので第1のポートより吸気管負圧が導入
されており、第2の室は圧力調整弁の第1の作動ポート
に連結され、第3の室は第3のポートを介して大気に開
放されており、第4の室は第4のポートを介して圧力調
整弁の第2の作動ポートに連結され、第5の室は第5の
ポートを介してエンジンの吸気管の負圧が導入されるよ
うになっている。
(作用) 通常のエンジン作動時にはソレノイドコイルは通電され
ておらず、シャフトの可動プレートはスプリングの付勢
力によりヨーク開放端から離脱方向に移動し、燃料圧力
調整弁の第1の作動室は大気開放され、第2の作動室は
吸気管の圧力が作用し、燃料圧力は吸気管圧力との差圧
が常時一定値になるように維持される。
エンジン停止後に、エンジン瞬間再始動を行なう場合に
はソレノイドコイルは通電され、可動プレートはスプリ
ングの付勢力に打ち勝つ電磁力によりヨーク側に吸引さ
れ、燃料圧力調整弁の第1の作動室に負圧が作用し、第
2の作動室は大気開放となり、第2のダイヤフラムには
その上面にロッドを介してスプリングの付勢力の他に大
気圧と負圧との差圧が加算された押圧力がかかり、その
下面には燃料圧力がかかる。この押圧力は前記通常のエ
ンジン動作時の場合よりも高く制御され、従って燃料圧
力が高く制御される。
(実施例) 以下、第1図ないし第5図を参照して本考案の一実施例
について説明する。
第1図は本考案に係る電磁弁を圧力調整弁に使用した一
例を示す断面図である。
図中31は圧力調整弁全体を示すものであり、該圧力調
整弁31は第11図に示す公知の圧力調整弁と同一のも
のであって、燃料供給管32内の燃料圧力を調整するも
のである。圧力調整弁31の第3の作動ポート33は燃
料供給管32に連絡され、該燃料供給管32はエンジン
34の吸気管35のスロットル弁36よりも下流に設置
された燃料噴射弁37に連絡されている。燃料供給管3
2には燃料ポンプ38が設けられている。
燃料ポンプ38は燃料タンク39内の燃料を燃料供給管
32を介して燃料噴射弁37に送るものである。
圧力調整弁31の第1の作動ポート40は本考案に係る
電磁弁の第2のポート41に連通され、圧上記調整弁3
1の第2の作動ポート42は電磁弁の第4のポート43
に連通されている。44は電磁弁の制御器であり、該制
御器44により該電磁弁のソレノイドコイル45への通
電を制御する。
圧力調整弁31の第1のダイヤフラム46は第1の上部
ケーシング47と第1の下部ケーシング48によって挟
持されており、該第1のダイヤフラム46の上方には上
室49が形成され、スプリング50が設けられている。
この上室49は上部ケーシング47に形成された通気孔
51によって大気へ開放されている。
ダイヤフラム46の下方には第1の作動室52が形成さ
れ、該第1の作動室52には前記第1の作動ポート40
が開口設置されている。
圧力調整弁31の第2のダイヤフラム53は第2の上部
ケーシング54と第2の下部ケーシング55によって挟
持されており、第2のダイヤフラム53の上方には第2
の作動室56が形成されている。この第2の作動室56
には前記圧力調整弁31の第2の作動ポート42が開口
設置されている。又、第2のダイヤフラム53の下方に
は下室57が形成され、該下室57には前記圧力調整弁
31の第3の作動ポート33と燃料タンク39へ連通す
る戻り用ポート58が設けられている。
第1のダイヤフラム46によって仕切られた第1の作動
室52と第2のダイヤフラム53によって仕切られた第
2の作動室56とは第1の下部ケーシング48と第2の
上部ケーシング54とによって形成された仕切壁59に
よって隔離されており、第1のダイヤフラム46に設け
られたロッド60は該仕切壁59に設けられたシール6
1を貫通して第2のダイヤフラム53まで伸び、該第2
のダイヤフラム53の上面を押圧するようになってい
る。第2のダイヤフラム53にはチェックバルブ62が
設けられおり、該チェックバルブ62は前記下室57と
燃料戻りポート58間の連通、遮断の開閉弁作用を行な
う。
以上に説明した圧力調整弁の構成は、第11図で説明し
た公知の圧力調整弁と同一の構成である。
続いて、本考案になる電磁弁の構成について説明する。
電磁弁の一方の側には第1の室63が形成されており、
該第1の室63は第1のポート64を介してバキューム
タンク65に連通されている。該バキュームタンク65
は1ウエイバルブ66により吸気管35内の負圧を該1
ウエイバルブ66の設定圧力(例えば−550mmHg)に
応じた圧力で蓄圧する。
電磁弁の他方の側に形成された第3の室67は第3のポ
ート68を介して大気に開放され、第5の室69は第5
のポート70を介して吸気管35内に連通している。
又、電磁弁の前記第1の室63の外周に形成された環状
の第2室71は前記第2のポート41を介して圧力調整
弁31の第1の作動ポート40に連通している。又、前
記第5の室69の外周に環状に形成された第4の室72
は前記第4のポート43を介して圧力調整弁31の第2
の作動ポート42を連通している。
可動子は可動プレート73とシャフト74とからなって
いる。シャフト74の一方の端部には可動プレート73
を挟んでその両側に第1の弁75と第2の弁76が設け
られており、他方の端部には板体77を挟んで第3の弁
78と第4の弁79が設けられている。
可動プレート73にはスプリング80が当接設置され、
エンジン34の通常運転時にはソレノイドコイル45は
通電されていないので、該スプリング80により可動プ
レート73がヨーク81の開放端82から離脱方向に付
勢されている。この結果、第1の弁75が第1の室63
と第2の室71との連通を遮断し、第3の弁78が第3
の室67と第4の室72の連通を遮断している。又、こ
の状態では、第3の室67と第2の室71とはシャフト
74の外周に設けられた連通口83を介して連通されて
おり、第4の室72と第5の室69も連通されているの
で、圧力調整弁31の第1の作動室52は第1の作動ポ
ート40、電磁弁の第2のポート41、第2の室71、
連通口83、第3の室67及び第3のポート68を介し
て大気に開放されると共に、圧力調整弁31の第2の作
動室56は第2の作動ポート42、第4のポート43、
第4の室72、第5の室69、第5のポート70を介し
て吸気管35に連通される。
第2の室71と第3の室67とを連通する連通口83
は、この実施例では、ヨーク81の中心に設けられた固
定子83を貫通して設けられたシャフト74の外周の間
隙として形成されている。即ち、第2図に示すようにシ
ャフト74の断面を小判形にし、これによって固定子8
4との間に断面三日月状の形状の空間を形成して構成し
ている。尚、該連通口83の形状は、第3図、第4図及
び第5図に示すような他の実施例に代えることもでき
る。
即ち、第3図に示す実施例では、シャフト74の外周に
接する固定子84の内周に縦溝を1個もしくは複数個形
成し、この縦溝によって連通口83を形成したもので
ある。
第4図に示す実施例では、固定子84に挿通されたシャ
フト74の内部に字状の細孔からなる連通口83
形成し、該細孔の両端をシャフト74の端部付近の外周
に開口させたものである。尚、細孔をエ字状とし、該細
孔の4つの開放端部をシャフト74端部付近の外周に開
口させる構造としてもよい。
第5図に示す実施例では、シャフト74の挿通された固
定子84に貫通口を形成して、これを連通口83とし
たものである。
第1図に戻って、第1の弁ないし第4の弁の材料として
弾性変形が不可能な剛体を使用すると、加工精度上、第
4の弁79が第5のポート70に形成された第4の弁座
85へちょうど着座し、第2の弁76が固定子84に形
成された第2の弁座86へちょうど着座するように寸法
決定することは困難である。このことを考慮して、弁の
材料を弾性体にて構成し、第4の弁79が第4の弁座8
5に着座した後、加工精度を吸収すべく更に可動プレー
ト73がヨーク81へ近接方向へ弾性変形して移動し、
第2の弁76が第2の弁座86へと着座するようにして
いる。この第2の弁76と第4の弁79のそれぞれの弁
座85、86への着座は、第1の弁75と第3の弁77
についても同様に弾性変形されて着座する。
上記構成によって、エンジン34の瞬間再始動時には制
御器44によってソレノイドコイル45が通電され、可
動プレート73が固定子84に接近され、圧力調整弁3
1の第1の作動室52に負圧が作用し、第2の作動室5
6は大気開放となり、第2のダイヤフラム53にはその
上面にロッド60を介してスプリング50の付勢力の他
大気圧と負圧との差圧が加算された押圧力がかかり、そ
の下面には燃料圧力がかかる。この押圧力は前記通常の
エンジン作動時の場合よりも高く制御され、従って燃料
圧力が高く制御される。
第6図から第10図は本考案の他の実施例を示す断面図
であり、第6図は第1の弁75が着座する第1の弁座8
7をテーパ形状としたものであり、これによって第3の
弁77との間の加工精度の吸収を容易としたものであ
る。
即ち、第1の弁座87をテーパ形状とすることにより、
スプリング80を小さくしても、この小さい弾性変形力
にて第1の弁75を大きく変形移動させることができる
ので、スプリング80の小型化、軽量化が達成されると
ともに、スプリング80の付勢力に打ち勝つソレノイド
コイル45の電磁力を小さくすることも可能となり、従
って該電磁弁の小型化及び消費電力の低減を可能にする
ものである。
第7図は、シャフト74に板体77が一体にあるいは固
定して設けられた場合の欠点を示す部分断面図であり、
シャフト74が加工精度によっては傾斜することがあ
り、このような場合には第3の弁78が第3の弁座88
を完全に閉鎖することができない。
この欠点を改善すべく、第8の実施例では、第3の弁7
8及び第4の弁79の設けられた板体77がシャフト
74とは別体となっており、シャフト74の端部に被せ
られて設置され、これによって旋回自在に係合されてな
っている。そして、該板体77を押圧するスプリング
Sが設けられることにより、第3の弁78が確実に第3
の弁座88を閉鎖するようにしたものである。
第9図は、第8図の実施例に示す旋回可能な板体77
の構成を、第6図の実施例で示したテーパ状の弁座87
を付加したもので、第6図の実施例と同様に第1の弁7
5の弾性変形力を小さくしたものである。
第10図はエンジンにおける負圧応動型の点火時期制御
装置に使用された本考案になる電磁弁の実施例である。
第10図を参照して、第3のポート68をエンジンの吸
気管91に連通すると共に第2のポート41及び第4の
ポート43をディストリビュータ92のポイントベース
に連らなるダイヤフラム93の前面の進角作動の負圧室
94及び該ダイヤフラム93の背面の遅角作動の負圧室
95とに連通させ、更に第1のポート64及び第5のポ
ート70はエアフイルタ96、97を介して大気に連通
される。電磁弁は制御器44により前記第1図の実施例
にようにエンジンの必要に応じて制御され、ソレノイド
コイル45に通電されていない時は図示のようにディス
トリビュータ92の負圧室94と第2の室71を連通す
ると共に負圧室95と第4の室72を連通する。よっ
て、ディストリビュータ92の負圧室94には吸気管負
圧が導入され、負圧室95は大気に連通し、点火時期は
遅角側に制御される。又、制御器44によりソレノイド
コイル45に通電されている時は可動プレート73はス
プリング80の付勢力に打ち勝つ電磁力によりヨーク開
放端82側に吸引されて移動し、ディストリビュータ9
2の負圧室94は大気へ、負圧室95は吸気管に連通
し、従って点火時期は進角側に制御される。
尚、本考案は以上説明した実施例に限定解釈されるもの
ではなく、本考案の趣旨とする技術的思想を利用する各
種の変形例も本考案に含むものであることは、前述まで
の説明で明らかなことである。
(考案の効果) 以上に説明したように、本考案によると次のような効果
を奏する。
一個の電磁弁のソレノイドコイルを操作することによ
り、従来2個の電磁弁を必要とした圧力調整弁の制御が
可能となり、エンジン付属機器の小型化、軽量化が達成
される。
又、構造が簡単であるから、機器の信頼性が高く、制御
の誤動作もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図ないし
第5図は第1図の連通口の種々の実施例を示す部分断面
図、第6図は第1図の第1の弁座の他の実施例を示す断
面図、第7図は第1図のシャフトに一体形成された板体
の場合に生ずる弁の閉鎖不良を示す部分断面図、第8図
は第7図による弁の閉鎖不良を改善した一実施例を示す
断面図、第9図は第6図に示す弁座に第8図に示す板体
を設けた実施例を示す断面図、第10図は本考案の電磁
弁をディストリビュータの進角、遅角制御に使用した実
施例を示す断面図、第11図は公知の圧力調整弁の制御
を行なう公知の電磁弁を示す断面図、第12図は公知の
圧力調整弁の制御特性を説明する図である。 31……圧力調整弁、32……燃料供給管 33……第3の作動ポート、34……エンジン 35……吸気管、36……スロットル弁 40……第1の作動ポート、41……第2のポート 42……第2の作動ポート、43……第4のポート 44……制御器、45……ソレノイドコイル 46……第1のダイヤフラム 50……スプリング、52……第1の作動室 53……第2のダイヤフラム 56……第2の作動室、57……下室 58……戻り用ポート、59……仕切壁 60……ロッド、61……シール 62……チェックバルブ、63……第1の室 64……第1のポート、65……バキュームタンク 66……1ウエイバルブ、67……第3の室 68……第3のポート、69……第5の室 70……第5のポート、71……第2の室 72……第4の室、73……可動プレート 74……シャフト、75……第1の弁 76……第2の弁、77……板体 78……第3の弁、79……第4の弁 80……スプリング、81……ヨーク、82……開放端 83……連通口、84……固定子 85……第4の弁座、86……第2の弁座 87……第1の弁座、88……第3の弁座 91……吸気管、92……ディストリビュータ 93……ダイヤフラム、94……負圧室 95……負圧室、96……エアフイルタ 97……エアフイルタ

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソレノイドコイルを内包するヨークと、該
    ヨークの中心に設けられた固定子と、該固定子に摺動自
    在に嵌挿されたシャフトと、該シャフトの端部に設けら
    れた可動プレートと、該可動プレートを前記ヨークの端
    部から離脱する方向に付勢するスプリングと、前記ヨー
    クの一方の側に設けられた第1の室及び第2の室と、前
    記ヨークの他方の側に設けられた第3の室と第4の室及
    び第5の室と、前記第1の室をバキュームタンクに連通
    する第1のポートと、前記第2の室を圧力調整弁へ連通
    させる第2のポートと、前記第3の室を大気へ開放させ
    る第3のポートと、前記第4の室を圧力調整弁へ連通さ
    せる第4のポートと、前記第5の室を吸気管に連通させ
    る第5のポートと、前記第1の室と第2の室との連通を
    開閉する前記シャフトに設けられた第1の弁と、前記第
    2の室と第3の室との連通を開閉する前記シャフトに設
    けられた第2の弁と、前記第3の室と第4の室との連通
    を開閉する前記シャフトに設けられた第3の弁と、前記
    第4の室と第5の室の連通を開閉する前記シャフトに設
    けられた第4の弁と、からなり、前記各弁がシャフトと
    共に連動して前記第1の弁と第3の弁とが閉鎖した状態
    で前記第2の弁と第4の弁とが開放され、前記第1の弁
    と第3の弁とが開放された状態で前記第2の弁と第4の
    弁とが閉鎖されることを特徴とする電磁作動切り替え
    弁。
  2. 【請求項2】各弁が弾性変形可能な材料からなり、第1
    の弁と第3の弁、及び第2の弁と第4の弁の閉鎖のため
    のストロークが一方を短くしてなることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の電磁作動切り替え
    弁。
  3. 【請求項3】第1の弁、第2の弁、第3の弁及び第4の
    弁に対応する第1の弁座、第2の弁座、第3の弁座及び
    第4の弁座の少なくとも1つの弁座がテーパ形状となっ
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    あるいは第2項記載の電磁作動切り替え弁。
  4. 【請求項4】固定子に嵌挿されたシャフトの外周と固定
    子に形成された嵌挿孔との間に前記第2の室と第3の室
    とを連通する連通口が設けられていることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の電磁作動切り替え
    弁。
  5. 【請求項5】シャフトの両端に設けられた各弁の内、少
    なくとも一方の弁が前記シャフト端部に揺動自在に遊嵌
    されたキャップ状体に設けられてなることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項ないし第4項記載の電磁
    作動切り替え弁。
  6. 【請求項6】連通口がシャフトに設けられていることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の電磁作
    動切り替え弁。
  7. 【請求項7】連通口が固定子に設けられていることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の電磁作動
    切り替え弁。
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