JPS5843209Y2 - ソレノイドにおけるプランジヤの作動時間調整装置 - Google Patents

ソレノイドにおけるプランジヤの作動時間調整装置

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JPS5843209Y2
JPS5843209Y2 JP10327377U JP10327377U JPS5843209Y2 JP S5843209 Y2 JPS5843209 Y2 JP S5843209Y2 JP 10327377 U JP10327377 U JP 10327377U JP 10327377 U JP10327377 U JP 10327377U JP S5843209 Y2 JPS5843209 Y2 JP S5843209Y2
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JP
Japan
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plunger
solenoid
operating time
oil
flow passage
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JP10327377U
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JPS5430254U (ja
Inventor
福雄 沢田
Original Assignee
シ−・ケ−・ティコントロ−ルズ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ソレノイドにおけるプランジャの作動時間
調整装置に関し、弁体等を動作させるプランジャの作動
を緩慢にするために提案されたものである。
そして、この考案のプランジャの作動時間調整装置は、
油が封入された案内筒内に摺動自在に挿入され、作動方
向にスリット等の油流通路を有するプランジャの一端部
に、そのプランジャの動作を緩慢にさせるため、前記の
油流通路における流通口の一部を封じて流通口絞り部を
形成する制動部片を設けたことを特徴とするものである
以下図面に基いてこの考案を説明する。
第1図にその一部を示す電磁弁においては、図示しない
スプール等に連結杆16を介して接続されるプランジャ
1が非磁性体製の案内筒5内で油中に浸っており、その
プランジャ1は案内筒5内でコイル8への通電等により
摺動できるようにしである。
円柱状をなすプランジャ1には、案内筒5内に封入され
た油の流通を計り、また、交流ソレノイドの場合に見ら
れるプランジャ1内に発生する渦電流を減少させる(渦
電流の減少は消費電力の節約並びに温度上昇の防止につ
ながる)ため、スリット等の油流通路2が該プランジャ
1の縦方向、すなわち作動方向に設けられている。
第1図、第2図及び第2A図に示す油流通路2、すなわ
ちスリットは2個所に設けてあり、また、第2B図に示
す油流通路2は4個所に設けである。
このような油流通路2はその断面積が大きいと、作動室
13内を第1図で上方又は下方に移動するプランジャ1
の作動時間が短縮され、連結杆16を介して結合される
スプール等の弁体(図示しない)の切換時間も当然短く
なるので、弁体切換時に油圧サージが出て油圧配管系で
ハンマリングを起し騒音を発生させる場合がある。
その対策としては、前記の油圧サージが小さくなるよう
に、プランジャのスリット等の油流通路の巾を狭くする
ことも考えられるが、巾の狭いスリットを形成すること
はその加工を離しくする。
この考案における制動部片3は前記の問題点を解決する
ためにプランジャ1の一端部に設けたものである。
第1図において他の符号を説明すると、8はプランジャ
1の案内筒5を取り囲むように設けたコイル、14は巻
鉄心、6はプランジャ1を吸着させる固定鉄心、9は全
体を囲むハウジング、17は案内筒5の一端を封じた閉
鎖部材、15は閉鎖部材17に摺動可能に設けた手動の
押し杆、15aは押し杆15の先端に設けられた一体の
押圧片、12は押し杆15と閉鎖部材17との間に装着
したOリングをそれぞれ示す。
第1図、第3図及び第3A図に示す第1実施例では、2
つの油流通路2,2を有するプランジャ1の一端部に、
制動部片3として円環状をなす薄い金属板が取り付けで
ある。
その円環板3は、プランジャ1の一端面に同心的に形成
した環状凹陥部10と中央凸部11に嵌合されて固定し
である。
必要に応じて、前記凹陥部10の周縁立上り部10 a
をわずかにかしめることによって円環板3のプランジャ
1に対する取付は強度を高めることもできる。
この例によれば、各油流通路2における流通口2aの大
部分は円環板3によって被われ、円環板3の周端と案内
筒5の内壁との間に流通口2aの絞り部30を形成する
ので、ソレノイドの動作時にプランジャ1が作動室13
内を第1図及び第3図で上方又は下方へ移動する際に、
プランジャ1の油流通路2を流れる油は、前記の流通口
絞り部30で流動抵抗が付与されるところとなり、プラ
ンジャ1の動作を緩慢にすることができる。
第4図及び第4A図に示す第2実施例では、プランジャ
1の一端部に、制動部片3として貫通孔30.30を有
するプラスチック製円板が固設しである。
その円板3は、プランジャ1の一端面全面を被う大きさ
を有し、そのプランジャ1の一端面に止めねじ4をもっ
て固定しである。
31は前記止めねじ4の頭部が収まるように円板3に設
けた凹陥部である。
この例によれば、円板3の貫通孔30.30がプランジ
ャ1における流通口2aの絞り部を形成するので、第1
実施例と同様の作用を呈し、プランジャ1の作動が遅く
なるように調整される。
第5図及び第5A図に示す第3実施例では、プランジャ
1に取り付けられる制動部片、すなわち円板3の貫通孔
30.30のみが前記の第2実施例のものと相違してい
る。
この例における円板3の各貫通孔30は、断面が矩形を
なし、その円板3の上下面に対し傾斜させて設けである
貫通孔30を傾斜させることによって、その貫通孔30
を通る油の流動抵抗は第2実施例のものより更に大きく
することができる。
従って、かかる円板3を取り付けたプランジャ1の作動
室13内での移動は、より緩慢にさせることができる。
なお、この考案におけるプランジャ1の作動は、通常の
ソレノイドにおけるプランジャの作動と同様にして行わ
れる。
すなわち、プランジャ1を第1図で下方に移動させる場
合は、コイル8の通電により固定鉄心6に吸着させて作
動し、逆に第1図で上方に移動させる場合は、復帰用の
ばね(図示しない)又は対称的に設けた別のソレノイド
(図示しない)によって作動される。
以上に説明したこの考案のソレノイドにおけるプランジ
ャの作動時間調整装置によれば、単に、プランジャ1の
一端部に制動部片3を取り付けることで、プランジャ1
における油流通路2の流通口2aに絞り部30が形成さ
れるので、そのプランジャ1の加工を面倒にしない利点
がある上、油が封入された作動室13内におけるプラン
ジャー1の移動速度を容易に小さくすることができ、本
考案装置に接続される油圧配管系におけるハンマリング
を解消できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のソレノイドにおけるプランジャの作
動時間調整装置の第1実施例を示す縦断正面図、第2図
はソレノイドにおけるプランジャのみを示す部分縦断正
面図、第2A図はその平面図、第2B図は別のタイプの
プランジャの平面図、第3図は第1図に示す第1実施例
の要部を示す部分縦断正面図、第3A図はその平面図、
第4図はこの考案の第2実施例の要部を示す縦断正面図
、第4A図はその平面図、第5図はこの考案の第3実施
例における制動部片のみを示す平面図、第5A図は第5
図A−A線によるその断面図である。 1・・・・・・プランジャ、2・・・・・・油流通路、
2a・・・・・・流通口、3・・・・・・制動部片、3
0・・・・・・流通口絞り部、5・・・・・・案内筒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.油が封入された案内筒5内に摺動自在に挿入され、
    作動方向にスリット等の油流通路2を有するプランジャ
    1の一端部に、そのプランジャ1の動作を緩慢にさせる
    ため、前記の油流通路2における流通口2aの一部を封
    じて流通口絞り部30を形成する制動部片3を設けたこ
    とを特徴とするソレノイドにおけるプランジャの作動時
    間調整装置。 2、実用新案登録請求の範囲、第1項記載の制動部片3
    を円環板で形成し、その円環板をプランジャ1の一端部
    に同心的に形成した環状凹陥部10と中央凸部11に嵌
    合し、もって油流通路2の流通口2aの一部を封じて流
    通口絞り部30を形成したことを特徴とするソレノイド
    におけるプランジャの作動時間調整装置。 3、実用新案登録請求の範囲第1項記載の制動部片3を
    円板とし、その円板に油流通路2の流通口2aに通じる
    貫通孔30を設けたことを特徴とするソレノイドにおけ
    るプランジャの作動時間調整装置。 4、実用新案登録請求の範囲第3項記載の円板における
    貫通孔30をその円板の上下面に対し傾斜させて設けた
    ことを特徴とするソレノイドにおけるプランジャの作動
    時間調整装置。
JP10327377U 1977-08-03 1977-08-03 ソレノイドにおけるプランジヤの作動時間調整装置 Expired JPS5843209Y2 (ja)

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JP10327377U JPS5843209Y2 (ja) 1977-08-03 1977-08-03 ソレノイドにおけるプランジヤの作動時間調整装置

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JP10327377U JPS5843209Y2 (ja) 1977-08-03 1977-08-03 ソレノイドにおけるプランジヤの作動時間調整装置

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Publication Number Publication Date
JPS5430254U JPS5430254U (ja) 1979-02-27
JPS5843209Y2 true JPS5843209Y2 (ja) 1983-09-30

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ID=29043631

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56160246U (ja) * 1980-04-30 1981-11-28
JPS5963178U (ja) * 1982-10-22 1984-04-25 リョービ株式会社 ク−ラ−等ケ−スの掛止錠取付け構造

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JPS5430254U (ja) 1979-02-27

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