JPH0341180Y2 - - Google Patents

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JPH0341180Y2
JPH0341180Y2 JP3801887U JP3801887U JPH0341180Y2 JP H0341180 Y2 JPH0341180 Y2 JP H0341180Y2 JP 3801887 U JP3801887 U JP 3801887U JP 3801887 U JP3801887 U JP 3801887U JP H0341180 Y2 JPH0341180 Y2 JP H0341180Y2
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JP
Japan
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annular groove
sleeve
inflow port
valve body
control spool
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JP3801887U
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JPS63145078U (ja
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、電磁油圧弁に関するものである。
<従来の技術> 一般に第2図に示すような電磁油圧弁において
は、流入ポート1より流入した流体がバルブ本体
2に形成した円周上複数個の半径方向孔3を通つ
てスプール4の外周部に流れ、スプール4の切欠
き5を介して流出ポート6より流出されるように
なつている。
<考案が解決しようとする問題点> この種の電磁油圧弁においては、特に流量が大
きくなると、複数の半径方向孔3に均等に流体が
流入せず、流入ポート1に対向する一部の半径方
向孔3に偏つて流体が流入する。このために一部
の半径方向孔を通る流体の流速が増大し、この流
速に比例して流体圧が発生するので、電流に比例
して流量を制御することが難しい問題がある。
<問題点を解決するための手段> 本考案は上記従来の問題点に鑑み、複数の半径
方向孔に均等に流体が流れるようにしたもので、
その構成は制御スプールを摺動可能に嵌挿したバ
ルブ本体の周りに環状溝を形成し、この環状溝に
開口する円周上複数の半径方向孔を前記バルブ本
体に形成し、前記環状溝に流入ポートを開口さ
せ、前記バルブ本体の一端に流出ポートを形成
し、これら流入ポートと流出ポートとの間の連通
面積を、ソレノイドによつて吸引される前記制御
スプールの摺動変位に応じて制御するようにした
電磁油圧弁において、前記環状溝にスリーブ状の
バリアを前記流入ポートの開口端に対向して配置
したものである。
<作用> 上記した構成により、流入ポートより流入した
流体は一旦バリアに衝突し、バリアに沿つて流れ
て整流され、複数の半径方向孔へ均等に流入され
る。
<実施例> 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図において、10はバルブ本体を示し、
このバルブ本体10は、取付フランジ部11aを
備えた磁性体からなるバルブスリーブ11と、バ
ルブスリーブ11のスリーブ部の外周にロー付に
よつて固着した非磁性体からなる支持スリーブ1
2と、支持スリーブ12内に嵌合固定されてバル
ブスリーブ11のスリーブ部外端に当接する非磁
性体からなるスペーサリング13と、バルブスリ
ーブ11の下端中央に穿設された段付内孔に嵌合
固定されて突出する非磁性体からなるエンドスリ
ーブ14とによつて構成されている。このバルブ
本体10は、取付ベース20に設けた内孔20a
内にエンドスリーブ14を液密的に嵌合させ、ね
じ込み固定するようになつている。
前記バルブ本体10の支持スリーブ12内に
は、磁性体からなるスリーブ状のヨーク25がス
ペーサリング13を挟んで取付けられ、このヨー
ク25にねじ軸27が位置調整可能に螺合されて
いる。
一方バルブスリーブ11、スペーサリング13
およびエンドスリーブ14の各内孔にて形成され
たバルブ本体10の内孔10aにはその下端に切
欠き30aを形成した制御スプール30が嵌挿さ
れ、スペーサリング13とエンドスリーブ14と
に摺動可能に嵌合している。この制御スプール3
0と前記ねじ軸27との間には、スプリング18
が嵌挿され、常時は制御スプール30をその下端
がストツパ23に当接する下降端に保持してい
る。そして、前記支持スリーブ12およびヨーク
25の外周にはソレノイド17が取付けられ、制
御スプール30をスプリング18の撥力に抗し
て、上昇させるようになつている。なお、28は
ソレノイド17を覆う磁性体のカバーを示す。
前記取付ベース20には、エンドスリーブ14
の外周を取り囲んで環状溝35が形成され、この
環状溝35に流入ポート36が開口されている。
エンドスリーブ14には前記環状溝35に開口す
る複数の半径方向孔37が円周上等分割位置に穿
設され、これら半径方向孔37はエンドスリーブ
14の内周に形成された環状溝14aにそれぞれ
連通されている。内孔20aの下端には流出ポー
ト38が開口され、この流出ポート38はエンド
スリーブ14の下端に固設された制御スプール位
置決め用のストツパ23に穿設された貫通穴23
aを介してエンドスリーブ14の内部に連通され
ている。
これにより前記制御スプール30が下降端に保
持されている状態においては、流入ポート36と
流出ポート38との連通が遮断されているが、ソ
レノイド17による吸引力によつて制御スプール
30が上方向に変位されると、制御スプール30
に形成した切欠き30aがエンドスリーブ内周の
環状溝14aに開口され、その結果、流入ポート
36より流入された流体は半径方向37より切欠
き30aを介して流出ポート38に流出されるよ
うになる。
前記取付ベース20の内孔20aとエンドスリ
ーブ14との嵌合部には、スリーブ状のバリア4
0が嵌着され、このバリア40は前記流入ポート
36の開口端を塞ぐように環状溝35内に延出さ
れている。かかるバリア40により、流入ポート
36より流入された流体は、その大部分が一旦バ
リア40に衝突してバリア40に沿つて上方に流
れ、その上端よりバリア40内に流入して下方に
流れ、複数の半径方向孔37に均等に流入される
ようになる。
このように流入ポート36の開口端に対向して
バリア40を配置したことにより、流入ポート3
6よりそれに対向する半径方向孔37に直接流体
が流入するのを防止でき、半径方向孔37の一部
に偏つて流体が流通することによつて発生する流
体力を低減できるようになる。
<考案の効果> 以上述べたように本考案によれば、流入ポート
の開口端に対向してバリアを配置したことによ
り、流入ポートより流入した流体が一部の半径方
向孔に偏つて流れるのを防止でき、複数の半径方
向孔に流体を均等に流すことができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す電磁油圧弁の断
面図、第2図は従来の電磁油圧弁を示す図であ
る。 10……バルブ本体、17……ソレノイド、3
0……制御スプール、35……環状溝、36……
流入ポート、37……半径方向孔、38……流出
ポート、40……バリア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 制御スプールを摺動可能に嵌挿したバルブ本体
    の周りに環状溝を形成し、この環状溝に開口する
    円周上複数の半径方向孔を前記バルブ本体に形成
    し、前記環状溝に流入ポートを開口させ、前記バ
    ルブ本体の一端に流出ポートを形成し、これら流
    入ポートと流出ポートとの間の連通面積を、ソレ
    ノイドによつて吸引される前記制御スプールの摺
    動変位に応じて制御するようにした電磁油圧弁に
    おいて、前記環状溝にスリーブ状のバリアを前記
    流入ポートの開口端に対向して配置したことを特
    徴とする電磁油圧弁。
JP3801887U 1987-03-16 1987-03-16 Expired JPH0341180Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3801887U JPH0341180Y2 (ja) 1987-03-16 1987-03-16

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3801887U JPH0341180Y2 (ja) 1987-03-16 1987-03-16

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Publication Number Publication Date
JPS63145078U JPS63145078U (ja) 1988-09-26
JPH0341180Y2 true JPH0341180Y2 (ja) 1991-08-29

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ID=30849870

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JP3801887U Expired JPH0341180Y2 (ja) 1987-03-16 1987-03-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5150424B2 (ja) * 2008-09-11 2013-02-20 川崎重工業株式会社 油浸型ソレノイド

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Publication number Publication date
JPS63145078U (ja) 1988-09-26

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