JPH0140387Y2 - - Google Patents

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JPH0140387Y2
JPH0140387Y2 JP12254083U JP12254083U JPH0140387Y2 JP H0140387 Y2 JPH0140387 Y2 JP H0140387Y2 JP 12254083 U JP12254083 U JP 12254083U JP 12254083 U JP12254083 U JP 12254083U JP H0140387 Y2 JPH0140387 Y2 JP H0140387Y2
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JP
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coil
solenoid
spool
yoke
yarn
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JP12254083U
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JPS6029979U (ja
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、動力舵取装置の操舵力制御等に使用
されるリニアソレノイドバルブに関するものであ
る。
〈従来技術〉 一般にリニアソレノイドバルブは、磁性体であ
るバルブ本体と同じく磁性体であるヨークとを所
定量離間してスリーブの両端内周に固着し、スリ
ーブの外周にバルブ本体に摺動可能に嵌挿された
スプールを吸引するソレノイドが設置されてい
る。前記ソレノイドは、第1図に示すように両端
に鍔部1aを形成したボビン1に鍔部1a間で外
周にコイル2を巻き付け、このコイル2の外周に
絶縁用エポキシ樹脂含浸ヤーン3を巻き付け、こ
のヤーン3を熱で溶かしてコイル2の外周に絶縁
膜を形成していた。しかしながら前記ヤーン3を
コイル2間に沿つて斜めに巻くのでヤーン3の巻
き始めでは鍔部1aと接触していたのがヤーン3
を巻始めた反対側では鍔部1aから離れてしま
い、ヤーンを溶着した後においても絶縁膜と鍔部
1aとの間に空隙が生じ、この空隙から水、塩水
などがコイル2へ浸入し、コイル2の絶縁抵抗が
変化してスプールの吸引力が低下する問題があつ
た。
〈考案の目的〉 上述した問題点を解決すべく本考案の目的とす
るところは、鍔部におけるヤーンの巻きを十分に
行なえるようにし、鍔部から水、塩水などがコイ
ルへ侵入するのを防止する。
〈考案の構成〉 本考案によるリニアソレノイドバルブは、コイ
ルが巻き付けられるボビンの鍔部のコイル側に面
取り部を形成し、この面取りした箇所まで絶縁用
ヤーンを巻き付けたことを特徴とするものであ
る。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第2図に示すように10は磁性体からなるバ
ルブ本体を示し、このバルブ本体10には弁孔1
1が貫通され、この弁孔11に第1の流体通路1
2に連通されたポート13が半径方向に開口され
ている。バルブ本体10の下端にはステンレス鋼
等の非磁性体からなるユニオン14が螺着され、
このユニオン14に前記弁孔11に開口するポー
ト15が軸線方向に形成され、このポート15は
第2の流体通路16に連通されている。バルブ本
体10には非磁性体からなるスリーブ17がロウ
付等によつて固着され、このスリーブ17の内周
上部には磁性体からなるヨーク18が嵌合固定さ
れ、このヨーク18の下端とバルブ本体10の上
端との間には所定の空隙が形成されている。
スリーブ17の外周にはスプール21をヨーク
18側へ吸引するソレノイド20が設けられてい
る。前記ソレノイド20は、第3図に示すように
両端に鍔部40aを形成した非磁性体からなるボ
ビン40と、鍔部40a間でボビン40に巻き付
けられるコイル41と、コイル41の外周に巻き
付けられコイル41と外部とを絶縁する絶縁部材
である絶縁用エポキシ樹脂含浸ヤーン42とから
なつている。下部の鍔部40aのコイル41側に
は面取り部40bが形成され、この面取りした箇
所までヤーン42を巻き付けることができ、コイ
ル41に巻き付けられたヤーン42を熱で溶か
し、コイル41の外周に鍔部40aに密着した絶
縁膜が形成される。
前記弁孔11には磁性体からなるスプール21
が摺動可能に嵌挿され、このスプール21の下端
に半径方向に切欠かれた紋り用スリツト22が軸
線方向に所定の長さに亘つて刻設されている。ス
プール21は非磁性体からなる圧縮スプリング2
3のバイアスにより通常ユニオン14に衝接する
下降端に保持され、この状態においてはスリツト
22は前記ポート13との連通が遮断されてい
る。しかるにスプール21がスプリング23のバ
イアスに抗して上方向に変位されると、スリツト
22はポート13に開口し、このスリツト22を
介して両ポート13,15を互いに連通するよう
になつている。
前記ヨーク18にはその軸線方向に貫通穴25
が形成され、この貫通穴25の中央に雌ねじ部2
5aが刻設されている。雌ねじ部25aにはアジ
ヤストねじ軸26の一端に形成された第1ねじ部
26aが螺合され、このアジヤストねじ軸26の
端部により前記スプリング23の一端が受承さ
れ、アジヤストねじ軸26の位置調整によりスプ
リング23の初期設定圧を調整できるようにして
いる。アジヤストねじ軸26の他端には第2ねじ
部26bが、また中央には大径部26cがそれぞ
れ形成されている。大径部26cはヨーク18の
貫通穴25に液密的に嵌合され、また第2ねじ部
26bはヨーク18の上面より突出されてナツト
27が螺合されている。このナツト27の締込み
によりヨーク18の上面との間で、前記ソレノイ
ド20を包囲しかつ下端がバルブ本体10に接合
する磁性体からなるカバー28が締付固定され
る。従つて一個のアジヤストねじ軸26によつて
スプリング23の初期設定圧の調整とカバー28
の締付固定とを行い得、組付作業が簡単にできる
ようになる。
なお、図中、30は前記スプリング23を取り
囲むようにスプール21の上端に嵌着されたスト
ツパリングで、このストツパリツグ30はヨーク
18の下端に形成した座ぐり穴の底面に当接して
スプール21のストロークを規制するようになつ
ている。また31はスプール21の下端内周に嵌
着されたダンパリングである。
上記した構成において、ソレノイド20に電流
が印加されると、カバー28、バルブ本体10、
スプール21、ヨーク18およびカバー28を通
る磁束が形成され、スプール21に印加電流に応
じた上向きの吸引力が作用する。かかる吸引力が
スプリング23のバイアスに打勝つと、スプール
21が上方向に変位され、スリツト22を開口し
て両ポート13,15を連通する。従つて例えば
両流体通路12,16を動力舵取装置の高圧側流
路および低圧側流路にそれぞれ接続するととも
に、ソレノイド20に車速に応じた電流を印加す
れば、車速の上昇に応じて高圧側流路から低圧側
流路にバイパスされる流量が増大され、車速に応
じて操舵力を変化させることができる。
〈考案の効果〉 以上述べたように本考案においては、コイルが
巻き付けられるボビンの鍔部のコイル側に面取り
部を形成し、この面取りした箇所まで絶縁用ヤー
ンを巻き付けたので、鍔部から水、塩水などがコ
イルへ浸入する恐れがなく、吸引特性を損なうこ
とがない利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のヤーンの巻き状態を示す図、
第2図、第3図は本考案の実施例を示すので、第
2図はリニアソレノイドバルブの断面図、第3図
はヤーンの巻き状態を示す図。 10……バルブ本体、18……ヨーク、20…
…ソレノイド、21……スプール、23……スプ
リング、26……アジヤストねじ軸、27……ナ
ツト、28……カバー、40……ボビン、40a
……鍔部、40b……面取り部、41……コイ
ル、42……絶縁用エポキシ樹脂含浸ヤーン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バルブ本体と、制御電流が印加されるソレノイ
    ドと、このソレノイドを覆うカバーと、前記ソレ
    ノイドの内周に設けられたヨークと、このヨーク
    の一端に対向して前記バルブ本体に摺動可能に嵌
    挿され前記ソレノイドに印加した電流に応じて吸
    引されるスプールと、このスプールを一方向に付
    勢するスプリングを備えたリニアソレノイドバル
    ブにおいて、前記ソレノイドは、両端に鍔部を形
    成したボビンと、鍔部間でボビンに巻き付けられ
    るコイルと、コイルの外周に巻き付けられコイル
    と外部とを絶縁する絶縁用ヤーンとからなり、鍔
    部のコイル側に面取り部を形成し、面取りした箇
    所まで絶縁用ヤーンを巻き付けたことを特徴とす
    るリニアソレノイドバルブ。
JP12254083U 1983-08-06 1983-08-06 リニアソレノイドバルブ Granted JPS6029979U (ja)

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JP12254083U JPS6029979U (ja) 1983-08-06 1983-08-06 リニアソレノイドバルブ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12254083U JPS6029979U (ja) 1983-08-06 1983-08-06 リニアソレノイドバルブ

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Publication Number Publication Date
JPS6029979U JPS6029979U (ja) 1985-02-28
JPH0140387Y2 true JPH0140387Y2 (ja) 1989-12-04

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ID=30280064

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JP12254083U Granted JPS6029979U (ja) 1983-08-06 1983-08-06 リニアソレノイドバルブ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH039584Y2 (ja) * 1986-02-21 1991-03-11

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JPS6029979U (ja) 1985-02-28

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