JPH0133423Y2 - - Google Patents

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JPH0133423Y2
JPH0133423Y2 JP1980156753U JP15675380U JPH0133423Y2 JP H0133423 Y2 JPH0133423 Y2 JP H0133423Y2 JP 1980156753 U JP1980156753 U JP 1980156753U JP 15675380 U JP15675380 U JP 15675380U JP H0133423 Y2 JPH0133423 Y2 JP H0133423Y2
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JP
Japan
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spool
valve
solenoid
magnetic material
yoke
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JP1980156753U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車速に応じて操舵力を制御し得る車速
感応形動力舵取装置に好適なリニアソレノイドバ
ルブに関するもので、その目的とするところは、
簡単な構成で小形に製作できるリニアソレノイド
バルブを提供することである。
車速に応じて動力舵取装置の操舵力を制御する
ために用いられる公知のリニアソレノイドバルブ
は、車速に比例した制御電流がソレノイドに印加
されると、可動鉄心がその制御電流に応じて変位
され、この可動鉄心によりスプール弁を変位せし
めてオリフイスを可変制御し、高圧側流路から低
圧側流路に圧力流体をバイパスして操舵力を車速
に応じてリニアに制御するようになつている。
この種のリニアソレノイドバルブにおいては、
ソレノイドによつて吸引される可動鉄心とオリフ
イスを可変制御するスプール弁とが別体に構成さ
れているため、部品点数が多くなり、ソレノイド
バルブの構成が複雑になるとともにその小形化が
難しい問題がある。
本考案は上述した従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、以下その実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図において、10は動力舵取装置を示し、
この動力舵取装置10はサーボバルブを収納した
バルブハウジング11と、ピストンを嵌装したパ
ワーシリンダ12とを一体的に固着してなり、ハ
ンドル操作によりサーボバルブが作動されると、
舵取用ポンプ13より供給口14を介して供給さ
れた圧油がパワーシリンダ12の一方室に分配さ
れ、パワーシリンダ12の他方室の油は排出口1
5よりタンク16に排出される。前記パワーシリ
ンダ12には車速に応じてパワーシリンダ12の
両室を連通するリニアソレノイドバルブ17が取
付けられている。18はスピードメータで、この
スピードメータ18にはトランスミツシヨンの出
力軸によつて回転されるマグネツトにより車速に
比例したオン−オフ信号を発生するリードスイツ
チが組込まれている。19はコンピユータで、こ
のコンピユータ19は前記リードスイツチのオン
−オフ信号をその周波数に応じた、すなわち車速
に比例した制御電流に演算し、その制御電流を前
記リニアソレノイドバルブ17に供給する。
第2図は前記リニアソレノイドバルブ17の詳
細を示すもので、20は磁性体からなるバルブ本
体を示し、このバルブ本体20には弁孔21が貫
通され、この弁孔21にパワーシリンダ12の左
室に通ずる通孔22に連通されたポート23が開
口されている。バルブ本体20の下端にはステン
レス鋼等の非磁性体からなるユニオン24が螺着
され、このユニオン24には下端がパワーシリン
ダ12の右室に開口し、上端が前記弁孔21に開
口するポート25が形成されている。バルブ本体
20には非磁性体からなるスリーブ26がロー付
等によつて固着され、このスリーブ26の内周上
部には磁性体からなるヨーク27が嵌合固着さ
れ、このヨーク27の下端にスカート部27aが
形成されている。スリーブ26の外周には非磁性
体からなるボビン28に巻かれたソレノイド29
が取付けられ、このソレノイド29を包囲して下
端がバルブ本体20に接合された磁性体からなる
カバー30がヨーク27の上端にボルト31によ
つて固着されている。
前記弁孔21には磁性体からなるスプール33
が摺動可能に嵌挿され、このスプール33はヨー
ク27との間に介挿されたステンレス鋼からなる
スプリング34のバイアスにより通常前記ユニオ
ン24に接合する下降端に保持されている。かか
るスプール33の上端部は前記ヨーク27のスカ
ート部27aの先端に径方向に僅かな空隙Gを有
して対向され、スプール33の上方向変位により
その空隙Gを一定に保ちながら両者のオーバラツ
プ量が増大されるようになつている。またスプー
ル33の下端には直径方向に切欠かれたバイパス
用スリツト35が軸線方向に所定の長さに亘つて
刻設され、このスリツト35はスプール33の下
降端位置においては前記ポート23との連通が遮
断されているが、スプール33の上方向変位によ
りポート23に開口され、このスリツト35を介
してシリンダ左右室に通ずる両ポート23,25
を互いに連通するようになつている。
なお、図中37はスプール33の上端に固着さ
れた非磁性体からなるガイドストツパで、ヨーク
27に当接してスプール33の上昇端を規制す
る。また38はスプール33の上下室を連通する
圧力バランス用の連通路である。
本考案のリニアソレノイドバルブ17は上述し
たように構成されているので、コンピユータ19
より車速に応じた電流がソレノイド29に印加さ
れると、このソレノイド29よりカバー30、バ
ルブ本体20、スプール33、空隙G、ヨーク2
7、カバー30およびソレノイド29を通る磁束
が形成され、これによつてスプール33にはソレ
ノイド29に印加された電流に比例した矢印方向
の吸引力が作用する。しかしながら、車速が所定
速度より低い場合には、スプリング34によるバ
イアスによつてスプール33は変位されず、シリ
ンダ左右室に通ずる両ポート23,25の連通は
遮断されている。
車速が所定速度以上になると、ソレノイド29
による吸引力がスプリング34力に打勝つてスプ
ール33が変位され始め、スプール33の先端は
スカート部27a内に侵入される。これによりバ
イパス用スリツト35がポート23に開口され、
このスリツト35を介して前記両ポート23,2
5が互いに連通される。かかるバイパス用スリツ
ト35の開口面積はソレノイド29に印加される
電流に応じてリニアに変化するので、パワーシリ
ンダ12の左右室の間でバイパスされるバイパス
量が車速の増大に応じて増加され、車速に応じて
操舵力がリニアに変化する高速安定性がもたらさ
れる。
すなわち、ソレノイド29による吸引力の増大
に伴つてスプール33の先端がスカート部27a
内に侵入されると、ヨーク27とスプール33と
のオーバラツプ量が増大され、これによつて両者
の間での半径方向に通る磁束が増大されて軸方向
吸引力が減少される。その反面、ヨーク27のス
カート部底面とスプール33の先端面との距離の
縮小に伴い、軸方向に通る磁束が増大されて軸方
向吸引力が増大される。その結果、スプール33
の変位に拘らず吸引力は一定に維持され、従つて
ソレノイド29に印加される電流値に応じてスプ
ール33をリニアに変位でき、上記したように車
速に応じて操舵力をリニアに変化できるようにな
る。
以上述べたように本考案は、車速等に比例した
制御電流が印加されるソレノイドの内側に一端に
スカート部を有する磁性体からなるヨークを設
け、このヨークのスカート部の先端に対向しソレ
ノイドに印加した電流に応じた吸引力で吸引され
て前記スカート部内に侵入される磁性体からなる
スプールをバルブ本体の弁孔に摺動可能に嵌挿
し、このスプールの一端にスプールの変位に応じ
た開口面積で2つのポートを連通する直径方向に
切欠かれたバイパス用スリツトを形成し、スプー
ルを通常2つのポートの連通を閉止する方向にバ
イアスする非磁性体からなるスプリングを設けた
構成であるので、車速に応じた制御電流が印加さ
れるソレノイドによつてバイパス用スリツトの開
口面積をリニアに制御できるようになり、しかも
ソレノイドによつて吸引される鉄心機能と、バイ
パス用スリツトによるバルブ機能とを1つのスプ
ールによつて兼用できるので、部品点数が少な
く、簡単な構成で小形に製作できる等の実用上有
益なる効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
リニアソレノイドバルブを用いた車速感応形動力
舵取装置の概要図、第2図はリニアソレノイドバ
ルブの断面図である。 10……動力舵取装置、12……パワーシリン
ダ、17……リニアソレノイドバルブ、20……
バルブ本体、23,25……ポート、26……ス
リーブ、27……ヨーク、29……ソレノイド、
33……スプール、34……スプリング、35…
…バイパス用スリツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バルブ本体に形成した弁孔に高圧側流路および
    低圧側流路にそれぞれ連通される2つのポートを
    形成し、このバルブ本体に車速に比例した制御電
    流が印加されるソレノイドを設け、このソレノイ
    ドの内側に一端にスカート部を有する磁性体から
    なるヨークを設け、このヨークのスカート部の先
    端に対向し前記ソレノイドに印加した電流に応じ
    た吸引力で吸引されて前記スカート部内に侵入さ
    れる磁性体からなるスプールを前記バルブ本体の
    弁孔に摺動可能に嵌挿し、このスプールの一端に
    スプールの変位に応じた開口面積で前記2つのポ
    ートを連通する直径方向に切欠かれたバイパス用
    スリツトを形成し、前記スプールを通常2つのポ
    ートの連通を閉止する方向にバイアスする非磁性
    体からなるスプリングを設けたことを特徴とする
    リニアソレノイドバルブ。
JP1980156753U 1980-10-31 1980-10-31 Expired JPH0133423Y2 (ja)

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JP1980156753U JPH0133423Y2 (ja) 1980-10-31 1980-10-31

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JP1980156753U JPH0133423Y2 (ja) 1980-10-31 1980-10-31

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JPS5779070U JPS5779070U (ja) 1982-05-15
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ID=29515893

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JP1980156753U Expired JPH0133423Y2 (ja) 1980-10-31 1980-10-31

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5992257A (ja) * 1982-11-16 1984-05-28 Toyoda Mach Works Ltd 動力舵取装置の操舵力制御装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5227887A (en) * 1975-08-23 1977-03-02 Hoechst Ag Method of continuous liquid treatment of ropeeshaped fiber material
JPS5529670A (en) * 1978-08-24 1980-03-03 Toyoda Mach Works Ltd Control equipment of power steering mechanism

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JPS5779070U (ja) 1982-05-15

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