JPH0456910B2 - - Google Patents
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- JPH0456910B2 JPH0456910B2 JP59225515A JP22551584A JPH0456910B2 JP H0456910 B2 JPH0456910 B2 JP H0456910B2 JP 59225515 A JP59225515 A JP 59225515A JP 22551584 A JP22551584 A JP 22551584A JP H0456910 B2 JPH0456910 B2 JP H0456910B2
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- spool
- flow
- ports
- linear solenoid
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K31/00—Actuating devices; Operating means; Releasing devices
- F16K31/02—Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic
- F16K31/06—Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a magnet, e.g. diaphragm valves, cutting off by means of a liquid
- F16K31/0644—One-way valve
- F16K31/0668—Sliding valves
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D6/00—Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T137/00—Fluid handling
- Y10T137/8593—Systems
- Y10T137/86493—Multi-way valve unit
- Y10T137/86718—Dividing into parallel flow paths with recombining
- Y10T137/86759—Reciprocating
- Y10T137/86791—Piston
- Y10T137/86799—With internal flow passage
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、ソレノイドに印加される制御電流に
応じて高圧側流路から低圧側流路に流れる圧力流
体をリニアに制御するリニアソレノイドバルブ、
特に車速等に応じて操舵力をリニアに制御しうる
車速感応形動力舵取装置に好適なリニアソレノイ
ドバルブに関するものである。
応じて高圧側流路から低圧側流路に流れる圧力流
体をリニアに制御するリニアソレノイドバルブ、
特に車速等に応じて操舵力をリニアに制御しうる
車速感応形動力舵取装置に好適なリニアソレノイ
ドバルブに関するものである。
〈従来の技術〉
一般に車速等に応じて操舵力をリニアに制御し
うる車速感応形動力舵取装置においては、ソレノ
イドに印加される制御電流に応じて高圧側流路か
ら低圧側流路に流れる圧力流体をリニアに制御す
るリニアソレノイドバルブが用いられる。従来こ
の種のリニアソレノイドバルブとして、例えば第
5図に示すように、バルブ本体10の内孔11内
に筒状のスプール20を摺動可能に嵌装し、この
スプール20の一端にバイパス用スリツト21を
半径方向に切欠いて形成し、スプール20の軸方
向変位によりスリツト21を介して第1流路P1
と第2流路P2との間で圧力流体をバイパスさせ
るようになつている。
うる車速感応形動力舵取装置においては、ソレノ
イドに印加される制御電流に応じて高圧側流路か
ら低圧側流路に流れる圧力流体をリニアに制御す
るリニアソレノイドバルブが用いられる。従来こ
の種のリニアソレノイドバルブとして、例えば第
5図に示すように、バルブ本体10の内孔11内
に筒状のスプール20を摺動可能に嵌装し、この
スプール20の一端にバイパス用スリツト21を
半径方向に切欠いて形成し、スプール20の軸方
向変位によりスリツト21を介して第1流路P1
と第2流路P2との間で圧力流体をバイパスさせ
るようになつている。
かかるリニアソレノイドバルブにおいては、ス
リツト21を流れる圧力流体の影響により、圧力
流体が第1流路P1から第2流路P2に流れる場合
にも、また第2流路P2から第1流路P1に流れる
場合にも、スリツト21の開度を狭める方向にフ
ローフオースF1,F2が作用し、しかもこれら
フローフオースF1,F2の大きさが流れ方向に
よつて異なり(F1<F2)、このようなフロー
フオースの大きさの差異により、ハンドルの左切
時と右切時の発生圧力(操舵力)に不平衡が生ず
ることになる。
リツト21を流れる圧力流体の影響により、圧力
流体が第1流路P1から第2流路P2に流れる場合
にも、また第2流路P2から第1流路P1に流れる
場合にも、スリツト21の開度を狭める方向にフ
ローフオースF1,F2が作用し、しかもこれら
フローフオースF1,F2の大きさが流れ方向に
よつて異なり(F1<F2)、このようなフロー
フオースの大きさの差異により、ハンドルの左切
時と右切時の発生圧力(操舵力)に不平衡が生ず
ることになる。
この場合において、第5図の2点鎖線で示すよ
うに、スプール20のスリツト側端部の内周に絞
り穴D1を設けた端板Dを取付ることにより、圧
力流体が第1流路P1から第2流路P2に流れる際
のフローフオースF1を増大させ、また圧力流体
が第2流路P2から第1流路P1に流れる際のフロ
ーフオースF2を減少させることができ、これに
よつてフローフオースによる左右切時のアンバラ
ンスを解消する上でかなりの効果があることが確
認されている。
うに、スプール20のスリツト側端部の内周に絞
り穴D1を設けた端板Dを取付ることにより、圧
力流体が第1流路P1から第2流路P2に流れる際
のフローフオースF1を増大させ、また圧力流体
が第2流路P2から第1流路P1に流れる際のフロ
ーフオースF2を減少させることができ、これに
よつてフローフオースによる左右切時のアンバラ
ンスを解消する上でかなりの効果があることが確
認されている。
〈発明が解決しようとする問題点〉
しかしながら、実際上絞り穴D1による調整の
みでは、フローフオースF1,F2のアンバラン
スを十分に解消することが難しい問題がある。そ
の理由として圧力流体が第1流路P1から第2流
路P2に流れる場合には、スリツト21の切込端
面21aへの圧力流体の付着現象がスリツト21
の開度に応じて変化し、逆に圧力流体が第2流路
P2から第1流路P1に流れる場合には、スプール
20内に高圧が作用するとスリツト21が外方に
変形し、スプール20の摺動抵抗が圧力によつて
変化する問題がある。従つて絞り穴によるバラン
ス調整機能を十分に果すためには、上記したスリ
ツト切込端面の影響をできるだけ少なくし、しか
も圧力によるスリツトの変形を防止することが必
要となる。
みでは、フローフオースF1,F2のアンバラン
スを十分に解消することが難しい問題がある。そ
の理由として圧力流体が第1流路P1から第2流
路P2に流れる場合には、スリツト21の切込端
面21aへの圧力流体の付着現象がスリツト21
の開度に応じて変化し、逆に圧力流体が第2流路
P2から第1流路P1に流れる場合には、スプール
20内に高圧が作用するとスリツト21が外方に
変形し、スプール20の摺動抵抗が圧力によつて
変化する問題がある。従つて絞り穴によるバラン
ス調整機能を十分に果すためには、上記したスリ
ツト切込端面の影響をできるだけ少なくし、しか
も圧力によるスリツトの変形を防止することが必
要となる。
〈問題点を解決するための手段〉
本発明は、上記した従来の問題点を解決するた
めのになされたもので、第1図および第3図に示
すように、スプール20のスリツト側端部の外周
に、スリツト21の開口端面を覆う端板40を嵌
合し、この端板40の中心部に絞り穴41を形成
し、またスリツト21の切込端面21aにざぐり
溝38を形成したものである。
めのになされたもので、第1図および第3図に示
すように、スプール20のスリツト側端部の外周
に、スリツト21の開口端面を覆う端板40を嵌
合し、この端板40の中心部に絞り穴41を形成
し、またスリツト21の切込端面21aにざぐり
溝38を形成したものである。
〈実施例〉
以下本発明のリニアソレノイドバルブの最適な
実施例を第1図ないし第4図を参照して詳細に説
明する。
実施例を第1図ないし第4図を参照して詳細に説
明する。
第2図において、30は動力舵取装置を示し、
この動力舵取装置30はサーボバルブを収納した
バルブハウジング31と、ピストンを嵌装したパ
ワーシリンダ32とを一体的に固着してなり、ハ
ンドル操作によつてサーボバルブが作動すると、
舵取用ポンプ35より供給口33を介して供給さ
れた圧力油がパワーシリンダ32の一方室に分配
され、パワーシリンダ32の他方室の排出油が排
出口34よりタンク36に流出する。パワーシリ
ンダ32には車速に応じてパワーシリンダ32内
の左右の両油室を連通する本発明のリニアソレノ
イドバルブSVが取り付けられている。
この動力舵取装置30はサーボバルブを収納した
バルブハウジング31と、ピストンを嵌装したパ
ワーシリンダ32とを一体的に固着してなり、ハ
ンドル操作によつてサーボバルブが作動すると、
舵取用ポンプ35より供給口33を介して供給さ
れた圧力油がパワーシリンダ32の一方室に分配
され、パワーシリンダ32の他方室の排出油が排
出口34よりタンク36に流出する。パワーシリ
ンダ32には車速に応じてパワーシリンダ32内
の左右の両油室を連通する本発明のリニアソレノ
イドバルブSVが取り付けられている。
リニアソレノイドバルブSVにはコンピユータ
CPを介してスピードメータSMが直結されてい
る。スピードメータSMにはトランスミツシヨン
の出力軸によつて回転されるマグネツトにより車
速に比例したオン・オフ信号を発生するリードス
イツチが組み込まれている。コンピユータCPは
前記リードスイツチのオン・オフ信号をその周波
数に応じた、すなわち車速に比例した制御電流に
演算し、その制御電流をリニアソレノイドバルブ
SVに供給する。
CPを介してスピードメータSMが直結されてい
る。スピードメータSMにはトランスミツシヨン
の出力軸によつて回転されるマグネツトにより車
速に比例したオン・オフ信号を発生するリードス
イツチが組み込まれている。コンピユータCPは
前記リードスイツチのオン・オフ信号をその周波
数に応じた、すなわち車速に比例した制御電流に
演算し、その制御電流をリニアソレノイドバルブ
SVに供給する。
第1図は上記のリニアソレノイドバルブSVの
内部構造を詳細に示したもので、磁性体からなる
バルブ本体10はパワーシリンダ32の周壁に半
径方向に設けた貫通孔32aに嵌合されている。
バルブ本体10には内孔11が設けられ、この内
孔11に半径方向に開口するようにバルブ本体1
0にポート12が形成され、このポート12はパ
ワーシリンダ32の左室に通ずる第1流路P1に
連通されている。またバルブ本体10にはステン
レス鋼等の非磁性体からなるユニオン24が螺着
され、このユニオン24に一端がパワーシリンダ
32の右室に通ずる第2流路P2に連通するポー
ト13が前記ポート12と直交する軸線方向に設
けられ、このポート13の他端は前記内孔11に
開口されている。
内部構造を詳細に示したもので、磁性体からなる
バルブ本体10はパワーシリンダ32の周壁に半
径方向に設けた貫通孔32aに嵌合されている。
バルブ本体10には内孔11が設けられ、この内
孔11に半径方向に開口するようにバルブ本体1
0にポート12が形成され、このポート12はパ
ワーシリンダ32の左室に通ずる第1流路P1に
連通されている。またバルブ本体10にはステン
レス鋼等の非磁性体からなるユニオン24が螺着
され、このユニオン24に一端がパワーシリンダ
32の右室に通ずる第2流路P2に連通するポー
ト13が前記ポート12と直交する軸線方向に設
けられ、このポート13の他端は前記内孔11に
開口されている。
バルブ本体10の外端突出部にロー付等によつ
て固着したスリーブ26の内部には磁性体からな
るヨーク27が嵌合固着されている。スリーブ2
6の外周には非磁性体からなるボビン28に巻か
れたソレノイド29が設けられ、このソレノイド
29を包囲し内端がバルブ本体10に接合する磁
性体からなるカバー15がヨーク27の上端に固
着されている。
て固着したスリーブ26の内部には磁性体からな
るヨーク27が嵌合固着されている。スリーブ2
6の外周には非磁性体からなるボビン28に巻か
れたソレノイド29が設けられ、このソレノイド
29を包囲し内端がバルブ本体10に接合する磁
性体からなるカバー15がヨーク27の上端に固
着されている。
筒状のスプール20は磁性体からなるもので、
バルブ本体10の内孔11内に収納したステンレ
ス鋼からなるスプリング25の付勢により通常ユ
ニオン24に接合する下降端に保持されている。
バルブ本体10の内孔11内に収納したステンレ
ス鋼からなるスプリング25の付勢により通常ユ
ニオン24に接合する下降端に保持されている。
このスプール20の中心部には中心穴23が貫
通され、またその一端部には第3図にも示すよう
に半径方向に切欠いたバイパス用スリツト21が
軸線方向に所定の長さにて設けられ、中心穴23
と連通している。かかるスリツト21はスプール
20の下降端位置においてはポート12,13の
連通を遮断し、スプール20の上方向変位により
ポート12,13を連通するようになつている。
前記スリツト21の切込端面21aにはその内周
側に切削加工等によりざぐり溝38が形成され、
このざぐり溝38によりスリツト21の切込端面
21aをシヤープエツジに近い形状に構成してい
る。
通され、またその一端部には第3図にも示すよう
に半径方向に切欠いたバイパス用スリツト21が
軸線方向に所定の長さにて設けられ、中心穴23
と連通している。かかるスリツト21はスプール
20の下降端位置においてはポート12,13の
連通を遮断し、スプール20の上方向変位により
ポート12,13を連通するようになつている。
前記スリツト21の切込端面21aにはその内周
側に切削加工等によりざぐり溝38が形成され、
このざぐり溝38によりスリツト21の切込端面
21aをシヤープエツジに近い形状に構成してい
る。
また前記スプール20のスリツト側の一端外周
には、スリツト21の開口端面を覆う環状の端板
40が嵌着され、この端板40の中心部に絞り穴
41が設けられている。
には、スリツト21の開口端面を覆う環状の端板
40が嵌着され、この端板40の中心部に絞り穴
41が設けられている。
上記のように構成したリニアソレノイドバルブ
SVは、コンピユータCPより車速に応じた制御電
流がソレノイド29に印加されると、ソレノイド
29からカバー15、バルブ本体10、スプール
20、ヨーク27、カバー15およびソレノイド
29を通る磁束が形成され、これによつてスプー
ル20にはソレノイド29に印加された電流に比
例した吸引力が作用する。しかしながら、車速が
所定速度より低い場合には、スプリング25によ
る付勢力によつてスプール20は変位せず、パワ
ーシリンダ32の左右両室に通ずる両ポート12
と13の連通は遮断された状態にある。
SVは、コンピユータCPより車速に応じた制御電
流がソレノイド29に印加されると、ソレノイド
29からカバー15、バルブ本体10、スプール
20、ヨーク27、カバー15およびソレノイド
29を通る磁束が形成され、これによつてスプー
ル20にはソレノイド29に印加された電流に比
例した吸引力が作用する。しかしながら、車速が
所定速度より低い場合には、スプリング25によ
る付勢力によつてスプール20は変位せず、パワ
ーシリンダ32の左右両室に通ずる両ポート12
と13の連通は遮断された状態にある。
車速が所定速度以上になると、ソレノイド29
による吸引力がスプリング25の付勢力に打ち勝
つてスプール20が変位され始める。これにより
スリツト21がポート12に開口され、両ポート
12と13間にバイパス通路が形成される。また
スリツト21の開口面積はソレノイド29に印加
される電流に応じてリニアに変化するので、パワ
ーシリンダ32の左右両室の間でバイパスされる
バイパス流量が車速の増大に応じて増大し、その
結果車速に応じて操舵力がリニアに変化して高速
安定性がもたらされる。
による吸引力がスプリング25の付勢力に打ち勝
つてスプール20が変位され始める。これにより
スリツト21がポート12に開口され、両ポート
12と13間にバイパス通路が形成される。また
スリツト21の開口面積はソレノイド29に印加
される電流に応じてリニアに変化するので、パワ
ーシリンダ32の左右両室の間でバイパスされる
バイパス流量が車速の増大に応じて増大し、その
結果車速に応じて操舵力がリニアに変化して高速
安定性がもたらされる。
ところで前記第1流路P1側のポート12から
第2流路P2側のポート13へ圧力流体を通過さ
せる場合、第3図の左半断面に示すようにざぐり
溝38の形成によつてスリツト切込端面21aが
シヤープエツジに近い構成となつているため、ス
リツト切込端面21aに流れの付着が起こりにく
くなり、主としてスリツト切込端面21aのP点
における流れの剥離の影響によりスプール20を
閉じようとするフローフオースF1′がスプール
20に作用し、第5図に示したフローフオースF
1に対してフローフオースF1′が増大される。
これに対してポート13からポート12へ圧力流
体を通過させる際(第3図の右半断面)のフロー
フオースF2′は、第5図に示したフローフオー
スF2と略同じになる。
第2流路P2側のポート13へ圧力流体を通過さ
せる場合、第3図の左半断面に示すようにざぐり
溝38の形成によつてスリツト切込端面21aが
シヤープエツジに近い構成となつているため、ス
リツト切込端面21aに流れの付着が起こりにく
くなり、主としてスリツト切込端面21aのP点
における流れの剥離の影響によりスプール20を
閉じようとするフローフオースF1′がスプール
20に作用し、第5図に示したフローフオースF
1に対してフローフオースF1′が増大される。
これに対してポート13からポート12へ圧力流
体を通過させる際(第3図の右半断面)のフロー
フオースF2′は、第5図に示したフローフオー
スF2と略同じになる。
またポート13からポート12へ圧力流体を通
過させる場合に、スプール20内に高圧が作用し
ても、端板40によりスリツト21の外方への変
形が防止されるため、圧力変化によるスプール2
0の摺動抵抗の変化が防止されるようになる。
過させる場合に、スプール20内に高圧が作用し
ても、端板40によりスリツト21の外方への変
形が防止されるため、圧力変化によるスプール2
0の摺動抵抗の変化が防止されるようになる。
この結果フローフオースF1′とF2′との差
は、従来におけるフローフオースF1とF2との
差よりも減少されることになる。
は、従来におけるフローフオースF1とF2との
差よりも減少されることになる。
しかも端板40に形成した絞り穴41の作用に
より、絞り穴41の前後に圧力差が生起され、こ
れにより圧力流体がポート12からポート13へ
流れる場合には、スプール20にスリツト21を
狭める方向の流体推力F10が作用し、逆に圧力
流体がポート13からポート12へ流れる場合に
は、スプール20にスリツト21を開かせる方向
の流体推力F20が作用するようになり、これに
よつて前記フローフオースF1′とF2′との差が
キヤンセルされるようになる。従つて流れの方向
がいずれの場合においても、ソレノイド29の吸
引力に対するスリツト開口面積がほぼ一定に維持
され、その結果第4図の実線に示すようにハンド
ルの左切時と右切時の操舵圧力が実質的にバラン
スされ、安定した舵取操作を確保できるようにな
る。
より、絞り穴41の前後に圧力差が生起され、こ
れにより圧力流体がポート12からポート13へ
流れる場合には、スプール20にスリツト21を
狭める方向の流体推力F10が作用し、逆に圧力
流体がポート13からポート12へ流れる場合に
は、スプール20にスリツト21を開かせる方向
の流体推力F20が作用するようになり、これに
よつて前記フローフオースF1′とF2′との差が
キヤンセルされるようになる。従つて流れの方向
がいずれの場合においても、ソレノイド29の吸
引力に対するスリツト開口面積がほぼ一定に維持
され、その結果第4図の実線に示すようにハンド
ルの左切時と右切時の操舵圧力が実質的にバラン
スされ、安定した舵取操作を確保できるようにな
る。
〈発明の効果〉
以上述べたように本発明は、スプールのスリツ
ト側端部の外周に、スリツトの開口端面を覆う端
板を嵌合し、この端板の中心部に絞り穴を形成
し、またスリツトの切込端面にざぐり溝を形成し
た構成であるので、このざぐり溝の形成によつて
スリツト切込端面による影響が減少され、また端
板によつてスリツトの変形が防止されてスプール
の摺動抵抗が圧力によつて変化することがなくな
り、従つて圧力流体の流れ方向によるフローフオ
ースのアンバランスを減少させることができ、し
かも残つたアンバランスを絞り穴の作用によりキ
ヤンセルできる効果がある。従つて本発明のリニ
アソレノイドバルブを車速感応形動力舵取装置に
適用した場合には、ハンドルの左切時と右切時の
操舵力の不均衡を的確に解消することができる利
点がある。
ト側端部の外周に、スリツトの開口端面を覆う端
板を嵌合し、この端板の中心部に絞り穴を形成
し、またスリツトの切込端面にざぐり溝を形成し
た構成であるので、このざぐり溝の形成によつて
スリツト切込端面による影響が減少され、また端
板によつてスリツトの変形が防止されてスプール
の摺動抵抗が圧力によつて変化することがなくな
り、従つて圧力流体の流れ方向によるフローフオ
ースのアンバランスを減少させることができ、し
かも残つたアンバランスを絞り穴の作用によりキ
ヤンセルできる効果がある。従つて本発明のリニ
アソレノイドバルブを車速感応形動力舵取装置に
適用した場合には、ハンドルの左切時と右切時の
操舵力の不均衡を的確に解消することができる利
点がある。
第1図は本発明の実施例を示すリニアソレノイ
ドバルブの断面図、第2図は本発明のリニアソレ
ノイドバルブを用いた車速感応形動力舵取装置の
概要図、第3図は第1図の要部拡大断面図、第4
図は動力舵取装置の入力トルクと操舵圧力の関係
を示す線図、第2図は従来のリニアソレノイドバ
ルブを示す要部断面図である。 10……バルブ本体、11……内孔、12,1
3……ポート、P1,P2……流路、20……スプ
ール、21……スリツト、21a……切込端面、
28……スプリング、29……ソレノイド、38
……ざぐり溝、40……端板、41……絞り穴。
ドバルブの断面図、第2図は本発明のリニアソレ
ノイドバルブを用いた車速感応形動力舵取装置の
概要図、第3図は第1図の要部拡大断面図、第4
図は動力舵取装置の入力トルクと操舵圧力の関係
を示す線図、第2図は従来のリニアソレノイドバ
ルブを示す要部断面図である。 10……バルブ本体、11……内孔、12,1
3……ポート、P1,P2……流路、20……スプ
ール、21……スリツト、21a……切込端面、
28……スプリング、29……ソレノイド、38
……ざぐり溝、40……端板、41……絞り穴。
Claims (1)
- 1 内孔を形成したバルブ本体に、高圧流体と低
圧流体が選択的に流通する2つの流路にそれぞれ
連通する2つのポートを前記内孔に半径方向およ
び軸線方向に開口するように互いに直交して設
け、前記内孔内に一端に前記2つのポートを連通
させるバイパス用スリツトを半径方向に切欠いて
形成した筒状のスプールを摺動可能に嵌装し、こ
のスプールを前記2つのポートの連通を閉止する
方向に付勢するスプリングを設け、車速等に応じ
た制御電流が印加されその制御電流に応じて前記
スプールを2つのポートを連通する方向に吸引す
るソレノイドを備えたリニアソレノイドバルブに
おいて、前記スプールのスリツト側端部の外周
に、スリツトの開口端面を覆う端板を開口し、こ
の端板の中心部に絞り穴を形成し、また前記スリ
ツトの切込み端面にざぐり溝を形成してなるリニ
アソレノイドバルブ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59225515A JPS61103076A (ja) | 1984-10-25 | 1984-10-25 | リニアソレノイドバルブ |
US06/788,723 US4643227A (en) | 1984-10-25 | 1985-10-17 | Linear solenoid-operated valve for use in power steering system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59225515A JPS61103076A (ja) | 1984-10-25 | 1984-10-25 | リニアソレノイドバルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61103076A JPS61103076A (ja) | 1986-05-21 |
JPH0456910B2 true JPH0456910B2 (ja) | 1992-09-09 |
Family
ID=16830519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59225515A Granted JPS61103076A (ja) | 1984-10-25 | 1984-10-25 | リニアソレノイドバルブ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4643227A (ja) |
JP (1) | JPS61103076A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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DE19640826B4 (de) * | 1995-10-03 | 2004-11-25 | Nippon Soken, Inc., Nishio | Speicherkraftstoffeinspritzvorrichtung und Druckregelvorrichtung hierfür |
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US4274504A (en) * | 1978-08-24 | 1981-06-23 | Toyoda Koki Kabushiki K. | Power steering device |
JPS57177476A (en) * | 1981-04-23 | 1982-11-01 | Toyoda Mach Works Ltd | Linear solenoid valve |
-
1984
- 1984-10-25 JP JP59225515A patent/JPS61103076A/ja active Granted
-
1985
- 1985-10-17 US US06/788,723 patent/US4643227A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61103076A (ja) | 1986-05-21 |
US4643227A (en) | 1987-02-17 |
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