JPH0341182Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0341182Y2 JPH0341182Y2 JP14640787U JP14640787U JPH0341182Y2 JP H0341182 Y2 JPH0341182 Y2 JP H0341182Y2 JP 14640787 U JP14640787 U JP 14640787U JP 14640787 U JP14640787 U JP 14640787U JP H0341182 Y2 JPH0341182 Y2 JP H0341182Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spool
- housing
- port
- valve
- pressure fluid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 17
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 3
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Magnetically Actuated Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本考案は、ソレノイドに印加される制御電流値
に応じて高圧側流路から低圧側流路に流れる圧力
流体の流量をリニアに制御する電磁流量制御弁に
関する。
に応じて高圧側流路から低圧側流路に流れる圧力
流体の流量をリニアに制御する電磁流量制御弁に
関する。
<従来の技術>
車速等に応じて操舵力をリニアに制御する車速
感応形動力舵取装置は、自動車エンジンによつて
駆動される供給ポンプからの吐出圧油流量を流量
制御弁にて一定流量に制御し、この一定流量に制
御された圧油を動力舵取装置のサーボ弁と電磁流
量制御弁とに分流し、サーボ弁とパワーシリンダ
の左右室のポートとを接続し、また、電磁流量制
御弁と前記パワーシリンダのポートへの流路並び
に低圧側のタンクとを接続して車速等の信号をコ
ンピユータを介して前記電磁流量制御弁のソレノ
イドに車速等に応じた制御電流を印加することに
より高圧側流路から低圧側流路に流れる圧力流体
をリニアに制御している。
感応形動力舵取装置は、自動車エンジンによつて
駆動される供給ポンプからの吐出圧油流量を流量
制御弁にて一定流量に制御し、この一定流量に制
御された圧油を動力舵取装置のサーボ弁と電磁流
量制御弁とに分流し、サーボ弁とパワーシリンダ
の左右室のポートとを接続し、また、電磁流量制
御弁と前記パワーシリンダのポートへの流路並び
に低圧側のタンクとを接続して車速等の信号をコ
ンピユータを介して前記電磁流量制御弁のソレノ
イドに車速等に応じた制御電流を印加することに
より高圧側流路から低圧側流路に流れる圧力流体
をリニアに制御している。
前記電磁流量制御弁は第1図で示すように、バ
ルブハウジング11と実質的に一体をなすバルブ
スリーブ10の内孔に筒状のスプール20を摺動
可能に嵌装し、このスプール20の一端にバイパ
ス用のスプールスリツト21を半径方向に切欠い
て形成し、バルブスリーブ10には高圧流体P1
の第1流路1と連通するハウジングポート12
と、低圧流体P2の第2流路2と連通するポート
13とが設けられ、前記スプール20を前記ハウ
ジングポート12とポート13の連通を閉止する
方向に付勢するスプリング25と、車速等に応じ
た制御電流が印加され、その制御電流値に応じて
スプール20をハウジングポート12とポート1
3を連通する方向に吸引するソレイノドを備えた
構造である。
ルブハウジング11と実質的に一体をなすバルブ
スリーブ10の内孔に筒状のスプール20を摺動
可能に嵌装し、このスプール20の一端にバイパ
ス用のスプールスリツト21を半径方向に切欠い
て形成し、バルブスリーブ10には高圧流体P1
の第1流路1と連通するハウジングポート12
と、低圧流体P2の第2流路2と連通するポート
13とが設けられ、前記スプール20を前記ハウ
ジングポート12とポート13の連通を閉止する
方向に付勢するスプリング25と、車速等に応じ
た制御電流が印加され、その制御電流値に応じて
スプール20をハウジングポート12とポート1
3を連通する方向に吸引するソレイノドを備えた
構造である。
<考案が解決しようとする問題点>
ところで、上記電磁流量制御弁の従来のハウジ
ングポート12とスプールスリツト21との関係
位置は、ハウジングポート12とスプールスリツ
ト21が同数同位相で設けられている。従ってハ
ウジングポート12とスプールスリツト21とが
同位相で対面している場合は、各ハウジングポー
ト12とスプールスリツト21を通る高圧流体
P1はスプール20の内穴18内の中心で互いに
衝突しポート13の下方へ流れるのでスプール2
0は圧力的に平衡な状態となる。
ングポート12とスプールスリツト21との関係
位置は、ハウジングポート12とスプールスリツ
ト21が同数同位相で設けられている。従ってハ
ウジングポート12とスプールスリツト21とが
同位相で対面している場合は、各ハウジングポー
ト12とスプールスリツト21を通る高圧流体
P1はスプール20の内穴18内の中心で互いに
衝突しポート13の下方へ流れるのでスプール2
0は圧力的に平衡な状態となる。
しかしながら、大流量の制御を行うと、流体力
が原因となつて第3図で示すように、スプール2
0が周方向に変位してハウジングポート12とス
プールスリツト21の対面位置が多少ずれた相対
変位する。これにより各ハウジングポート12と
スプールスリツト21を通る高圧流体P1はスプ
ール20の内穴18内の中心より互いにずれて流
通し、この流れが干渉してスプール20の内穴1
8内で渦流が発生し、スプール20は圧力的に平
衡でなくなりスプール20は上方に引かれて内部
圧力を不安定とする。その結果第4図の点線ロで
示すように、制御電流に対する圧力流体の流量制
御特性が連続になつたり不連続になつたりし、制
御電流と流量が比例増加せずステツプ的に変化す
る問題があつた。
が原因となつて第3図で示すように、スプール2
0が周方向に変位してハウジングポート12とス
プールスリツト21の対面位置が多少ずれた相対
変位する。これにより各ハウジングポート12と
スプールスリツト21を通る高圧流体P1はスプ
ール20の内穴18内の中心より互いにずれて流
通し、この流れが干渉してスプール20の内穴1
8内で渦流が発生し、スプール20は圧力的に平
衡でなくなりスプール20は上方に引かれて内部
圧力を不安定とする。その結果第4図の点線ロで
示すように、制御電流に対する圧力流体の流量制
御特性が連続になつたり不連続になつたりし、制
御電流と流量が比例増加せずステツプ的に変化す
る問題があつた。
<問題点を解決するための手段>
本考案は、上記のような電磁流量制御弁の問題
点を解消したものであり、その特徴とする構成
は、高圧流体と低圧流体が選択的に流通する2つ
の流路を連通するハウジングポートを備えたバル
ブハウジングと、このバルブハウジング内に摺動
可能に嵌装され一端に前記ハウジングポートを開
閉するスプールスリツトを半径方向に切欠いて形
成した筒状のスプールと、このスプールを前記ハ
ウジングポートの閉止方向に付勢するスプリング
と、制御電流が印加され、その制御電流値に応じ
て前記スプールを前記ハウジングポートの開口方
向に吸引するソレノイドとを備えた電磁流量制御
弁であつて、前記スプールとバルブハウジングと
の周方向相対変位位置において、スプールスリツ
トが隣り合う2つのハウジングポート間のハウジ
ング内壁の幅と同じもしくはそれ以上にスプール
スリツトを円周上等間隔に形成したものである。
点を解消したものであり、その特徴とする構成
は、高圧流体と低圧流体が選択的に流通する2つ
の流路を連通するハウジングポートを備えたバル
ブハウジングと、このバルブハウジング内に摺動
可能に嵌装され一端に前記ハウジングポートを開
閉するスプールスリツトを半径方向に切欠いて形
成した筒状のスプールと、このスプールを前記ハ
ウジングポートの閉止方向に付勢するスプリング
と、制御電流が印加され、その制御電流値に応じ
て前記スプールを前記ハウジングポートの開口方
向に吸引するソレノイドとを備えた電磁流量制御
弁であつて、前記スプールとバルブハウジングと
の周方向相対変位位置において、スプールスリツ
トが隣り合う2つのハウジングポート間のハウジ
ング内壁の幅と同じもしくはそれ以上にスプール
スリツトを円周上等間隔に形成したものである。
<作用>
上記の構成により、スプールとバルブハウジン
グとが周方向に相対変位しても、隣り合う2つの
ハウジングポートを流通する圧力流体を1つのス
プールスリツトで合流通過させ、スプールの内穴
の中心に全て集合し、スプールを平衡な状態に保
持するものである。
グとが周方向に相対変位しても、隣り合う2つの
ハウジングポートを流通する圧力流体を1つのス
プールスリツトで合流通過させ、スプールの内穴
の中心に全て集合し、スプールを平衡な状態に保
持するものである。
<実施例>
以下本考案の実施例を第2図に基づいて説明す
る。電磁流量制御弁の全体構成としては前記従来
の技術の項で説明した第1図に示す通りであるか
ら省略する。
る。電磁流量制御弁の全体構成としては前記従来
の技術の項で説明した第1図に示す通りであるか
ら省略する。
本考案は第2図で示すように、スプール20と
バルブハウジング11と一体であるバルブスリー
ブ10との周方向相対変位位置において、スプー
ルスリツト21が隣り合う2つのハウジングポー
ト12間のハウジング内壁の幅と同じもしくはそ
れ以上にスプールスリツト21を形成したもので
ある。
バルブハウジング11と一体であるバルブスリー
ブ10との周方向相対変位位置において、スプー
ルスリツト21が隣り合う2つのハウジングポー
ト12間のハウジング内壁の幅と同じもしくはそ
れ以上にスプールスリツト21を形成したもので
ある。
このような関係位置でハウジングポート12と
スプールスリツト21を形成するに当つては、例
えば第2図で示すように、スプールスリツト21
を周方向4個所に等間隔で形成し、ハウジングポ
ート12は周方向8個所に等間隔で形成する異な
つた数とする。
スプールスリツト21を形成するに当つては、例
えば第2図で示すように、スプールスリツト21
を周方向4個所に等間隔で形成し、ハウジングポ
ート12は周方向8個所に等間隔で形成する異な
つた数とする。
本考案は上記の通りの構造であるから、ハウジ
ングポート12とスプールスリツト21とがどん
な関係位置となつていてもスプールスリツト21
がハウジングポート12間の壁面内に重なり合う
ことがなく、第2図で示すように、スプールスリ
ツト21とハウジングポート12とが周方向に相
対変位しても、隣り合う2つのハウジングポート
12を流通する高圧流体P1は1つのスプールス
リツト21で合流し、スプール20の内穴18内
の中心に集合して低圧流体P2の流路2に流れる
のである。
ングポート12とスプールスリツト21とがどん
な関係位置となつていてもスプールスリツト21
がハウジングポート12間の壁面内に重なり合う
ことがなく、第2図で示すように、スプールスリ
ツト21とハウジングポート12とが周方向に相
対変位しても、隣り合う2つのハウジングポート
12を流通する高圧流体P1は1つのスプールス
リツト21で合流し、スプール20の内穴18内
の中心に集合して低圧流体P2の流路2に流れる
のである。
<考案の効果>
従つて、上記本考案によれば、全てのスプール
スリツトに強い流体力が働くことがなくなり、ス
プールは常に平衡な状態が確保され、その結果第
4図イの曲線で示すように、制御電流と圧力流体
の流量が比例して連続的に増加され安定した流量
制御特性が得られる。尚、本考案の電磁流量制御
弁は車速感応形動力舵取装置の油圧制御系以外に
も適用されることを付言する。
スリツトに強い流体力が働くことがなくなり、ス
プールは常に平衡な状態が確保され、その結果第
4図イの曲線で示すように、制御電流と圧力流体
の流量が比例して連続的に増加され安定した流量
制御特性が得られる。尚、本考案の電磁流量制御
弁は車速感応形動力舵取装置の油圧制御系以外に
も適用されることを付言する。
第1図は電磁流量制御弁の全体構成の断面図、
第2図は本考案による第1図A−A線断面図、第
3図は従来の第1図A−A線断面図、第4図は本
考案と従来との流量制御特性の比較曲線図であ
る。 1……第1流路、2……第2流路、10……バ
ルブスリーブ、11……バルブハウジング、12
……ハウジングポート、20……スプール、21
……スプールスリツト、25……スプリング、2
9……ソレノイド。
第2図は本考案による第1図A−A線断面図、第
3図は従来の第1図A−A線断面図、第4図は本
考案と従来との流量制御特性の比較曲線図であ
る。 1……第1流路、2……第2流路、10……バ
ルブスリーブ、11……バルブハウジング、12
……ハウジングポート、20……スプール、21
……スプールスリツト、25……スプリング、2
9……ソレノイド。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 高圧流体と低圧流体が選択的に流通する2つ
の流路を連通するハウジングポートを備えたバ
ルブハウジングと、このバルブハウジング内に
摺動可能に嵌装され一端に前記ハウジングポー
トを開閉するスプールスリツトを半径方向に切
欠いて形成した筒状のスプールと、このスプー
ルを前記ハウジングポートの閉止方向に付勢す
るスプリングと、制御電流が印加され、その制
御電流値に応じて前記スプールを前記ハウジン
グポートの開口方向に吸引するソレノイドとを
備えた電磁流量制御弁であつて、前記スプール
とバルブハウジングとの周方向相対変位位置に
おいて、スプールスリツトが隣り合う2つのハ
ウジングポート間のハウジング内壁の幅と同じ
もしくはそれ以上にスプールスリツトを円周上
等間隔に形成したことを特徴とする電磁流量制
御弁。 (2) 前記ハウジングポートとスプールスリツトの
数を異にした実用新案登録請求の範囲第1項記
載の電磁流量制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14640787U JPH0341182Y2 (ja) | 1987-09-28 | 1987-09-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14640787U JPH0341182Y2 (ja) | 1987-09-28 | 1987-09-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6453581U JPS6453581U (ja) | 1989-04-03 |
JPH0341182Y2 true JPH0341182Y2 (ja) | 1991-08-29 |
Family
ID=31415867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14640787U Expired JPH0341182Y2 (ja) | 1987-09-28 | 1987-09-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0341182Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5157976B2 (ja) * | 2009-03-13 | 2013-03-06 | 株式会社デンソー | 流量制御電磁弁 |
EP2535622A1 (en) * | 2011-06-15 | 2012-12-19 | Delphi Technologies Holding S.à.r.l. | Valve assembly |
JP6063141B2 (ja) * | 2012-03-29 | 2017-01-18 | Kyb株式会社 | ソレノイドバルブおよび緩衝器 |
JP5941314B2 (ja) * | 2012-03-29 | 2016-06-29 | Kyb株式会社 | ソレノイドバルブおよび緩衝器 |
-
1987
- 1987-09-28 JP JP14640787U patent/JPH0341182Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6453581U (ja) | 1989-04-03 |
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