JPS6133333Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6133333Y2 JPS6133333Y2 JP16115279U JP16115279U JPS6133333Y2 JP S6133333 Y2 JPS6133333 Y2 JP S6133333Y2 JP 16115279 U JP16115279 U JP 16115279U JP 16115279 U JP16115279 U JP 16115279U JP S6133333 Y2 JPS6133333 Y2 JP S6133333Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spool
- passage
- orifice
- pump
- flow rate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
Landscapes
- Safety Valves (AREA)
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、特に船舶のパワーステアリングに
利用する油圧ポンプの流量制御弁に関する。
利用する油圧ポンプの流量制御弁に関する。
この種の油圧ポンプ用流量制御弁の従来例を第
1図に示す。すなわち、一端に内部油室19に連
通するオリフイス3を穿設したスプール4を、そ
の他端をスプールばね室8内のスプールばね7で
弾圧するように弁体1内に摺動自在に内蔵し、そ
のオリフイス3を図示しない油圧ポンプの吐出口
2に連通し、また油室19部位のスプール外径を
縮径して通路9を形成して図示しない油圧機器に
通じる吐出通路11に他のオリフイス10を経て
連通させ、さらに吐出通路11をスプールばね室
8にさらに他のオリフイス12を経て連通させる
とともに、該ばね室にはポヘツト13およびポヘ
ツトばね14からなるリリーフ弁20を対向装着
してそのタンク通路15をタンク21に接続させ
て、さらにまた油室19は通路9においてスプー
ル4が弁体1との間に形成する流量制御部5を経
てバイパス通路6に連通させているものである。
したがつて、このような流量制御弁をもつポンプ
では、ポンプ吐出口2と吐出通路11とは直列に
配置した両オリフイス3,10およびその中間に
設けた通路9を経て連通している。ポンプ吐出量
はポンプ回転数に比例して増加するが、その全吐
出量はオリフイス3を通り、その差圧ΔP1とオリ
フイス10前後に生じる差圧ΔP2との和にスプー
ル4の断面積を乗じた値がスプールばね7のばね
力と釣合うように制御部5の開度を制御してポン
プ吐出量の一部をバイパス通路6からタンク21
またはポンプ吸入口に戻す。なお、リリーフ弁2
0は回路圧力が設定圧よりも上昇すると、そのポ
ヘツト13を開いてタンク通路15に圧油を流
し、そのためにばね室8の圧力が低下して制御部
5が開き、設定圧以上には圧力が増加しない。こ
の流量特性は第2図に示すように、ポンプ吐出量
が増加するとオリフイス3における差圧ΔP1が大
きくなつて、ΔP1+ΔP2=ΔP(一定)の関係か
らポンプのある回転数以上ではΔP2が0となり、
したがつて制御流量が0になることになる。一般
に、船舶のパワーステアリング操舵において、接
岸時、従来の繁しい海面の航行に際しては、エン
ジン回転は低いが操舵応答を迅速にさせることが
要求され、また高速運転時(エンジン高回転時)
には操舵応答性が速すぎると舵の切りすぎが起つ
て蛇行し易く、場合によつては転覆のおそれがあ
るとされ、そのためにエンジン回転が低い時には
制御流量を増し、回転数の上昇に応じて制御流量
を減少させるようにすることが必要とされるが、
上述のような流量制御弁の使用によつてエンジン
回転数の増大とともに流量を減らしても、流量が
0になると操舵が不能となり、それを避けるため
に最低の必要流量を確保することが要求される。
1図に示す。すなわち、一端に内部油室19に連
通するオリフイス3を穿設したスプール4を、そ
の他端をスプールばね室8内のスプールばね7で
弾圧するように弁体1内に摺動自在に内蔵し、そ
のオリフイス3を図示しない油圧ポンプの吐出口
2に連通し、また油室19部位のスプール外径を
縮径して通路9を形成して図示しない油圧機器に
通じる吐出通路11に他のオリフイス10を経て
連通させ、さらに吐出通路11をスプールばね室
8にさらに他のオリフイス12を経て連通させる
とともに、該ばね室にはポヘツト13およびポヘ
ツトばね14からなるリリーフ弁20を対向装着
してそのタンク通路15をタンク21に接続させ
て、さらにまた油室19は通路9においてスプー
ル4が弁体1との間に形成する流量制御部5を経
てバイパス通路6に連通させているものである。
したがつて、このような流量制御弁をもつポンプ
では、ポンプ吐出口2と吐出通路11とは直列に
配置した両オリフイス3,10およびその中間に
設けた通路9を経て連通している。ポンプ吐出量
はポンプ回転数に比例して増加するが、その全吐
出量はオリフイス3を通り、その差圧ΔP1とオリ
フイス10前後に生じる差圧ΔP2との和にスプー
ル4の断面積を乗じた値がスプールばね7のばね
力と釣合うように制御部5の開度を制御してポン
プ吐出量の一部をバイパス通路6からタンク21
またはポンプ吸入口に戻す。なお、リリーフ弁2
0は回路圧力が設定圧よりも上昇すると、そのポ
ヘツト13を開いてタンク通路15に圧油を流
し、そのためにばね室8の圧力が低下して制御部
5が開き、設定圧以上には圧力が増加しない。こ
の流量特性は第2図に示すように、ポンプ吐出量
が増加するとオリフイス3における差圧ΔP1が大
きくなつて、ΔP1+ΔP2=ΔP(一定)の関係か
らポンプのある回転数以上ではΔP2が0となり、
したがつて制御流量が0になることになる。一般
に、船舶のパワーステアリング操舵において、接
岸時、従来の繁しい海面の航行に際しては、エン
ジン回転は低いが操舵応答を迅速にさせることが
要求され、また高速運転時(エンジン高回転時)
には操舵応答性が速すぎると舵の切りすぎが起つ
て蛇行し易く、場合によつては転覆のおそれがあ
るとされ、そのためにエンジン回転が低い時には
制御流量を増し、回転数の上昇に応じて制御流量
を減少させるようにすることが必要とされるが、
上述のような流量制御弁の使用によつてエンジン
回転数の増大とともに流量を減らしても、流量が
0になると操舵が不能となり、それを避けるため
に最低の必要流量を確保することが要求される。
この考案は、前述の従来例の欠点を除去するた
めになされたもので、ポンプ吐出口からアクチユ
エータへ通じる油路中に直列に設けられた二つの
オリフイス、この直列オリフイスの前後の差圧を
一定に保つように両オリフイス中間からポンプ吐
出流量の一部をタンクへ流出させる第1の弁要
素、上記両オリフイスのうち上流側のオリフイス
の前後の差圧が所定値を超えたときに該上流側オ
リフイスを側路する第2の弁要素、を備えてなる
油圧ポンプ用流量制御弁を提供することにより、
高速域において操舵応答性を下げても操舵に必要
な最低流量は確保できるようにしたものである。
めになされたもので、ポンプ吐出口からアクチユ
エータへ通じる油路中に直列に設けられた二つの
オリフイス、この直列オリフイスの前後の差圧を
一定に保つように両オリフイス中間からポンプ吐
出流量の一部をタンクへ流出させる第1の弁要
素、上記両オリフイスのうち上流側のオリフイス
の前後の差圧が所定値を超えたときに該上流側オ
リフイスを側路する第2の弁要素、を備えてなる
油圧ポンプ用流量制御弁を提供することにより、
高速域において操舵応答性を下げても操舵に必要
な最低流量は確保できるようにしたものである。
本考案の油圧ポンプ用流量制御弁の実施例を図
面と共に説明すれば、第3図において、前述の第
1図と同一部品には同じ部品番号を使用するもの
とし、一端に可動スプールばね室22を形成した
スプール25を弁体1内に摺動可能に内蔵し、ま
た先端にオリフイス23を穿孔した可動スプール
16を上記ばね室22内に摺動自在に挿入して該
スプール25の先端へ向け可動スプールばね17
で弾圧し、スプール25の尾端側にはスプールば
ね室8を形成してスプールばね7でスプール25
を先端方向へ弾圧し、かつスプール25の可動ス
プールばね室22部位の外周を縮径して弁体1と
の間に通路9を形成するとともに可動スプール1
6がばね17に抗して後端したとき該通路に通じ
るスプールバイパス通路18および常時開いた油
路24をスプール25の上記縮径部に穿孔する。
前記オリフイス23は図示しない油圧ポンプの吐
出口2に連通させ、また前記可動スプールばね室
22は油路24および通路9を経て図示しない油
圧機器に通じる吐出通路11に他のオリフイス1
0を介在させて連通させるとともに、該ばね室2
2は同じく通路9部位にてスプール25が弁体1
との間に形成する流量制御口5を経てバイパス通
路6に連通させ、また前記吐出通路11とスプー
ルばね室8とは他のオリフイス12を経て連通す
るとともに、該ばね室8にはポヘツト13および
ポヘツトばね14からなるリリーフ弁20を対向
装着してそのタンク通路15をタンク21に接続
させている。
面と共に説明すれば、第3図において、前述の第
1図と同一部品には同じ部品番号を使用するもの
とし、一端に可動スプールばね室22を形成した
スプール25を弁体1内に摺動可能に内蔵し、ま
た先端にオリフイス23を穿孔した可動スプール
16を上記ばね室22内に摺動自在に挿入して該
スプール25の先端へ向け可動スプールばね17
で弾圧し、スプール25の尾端側にはスプールば
ね室8を形成してスプールばね7でスプール25
を先端方向へ弾圧し、かつスプール25の可動ス
プールばね室22部位の外周を縮径して弁体1と
の間に通路9を形成するとともに可動スプール1
6がばね17に抗して後端したとき該通路に通じ
るスプールバイパス通路18および常時開いた油
路24をスプール25の上記縮径部に穿孔する。
前記オリフイス23は図示しない油圧ポンプの吐
出口2に連通させ、また前記可動スプールばね室
22は油路24および通路9を経て図示しない油
圧機器に通じる吐出通路11に他のオリフイス1
0を介在させて連通させるとともに、該ばね室2
2は同じく通路9部位にてスプール25が弁体1
との間に形成する流量制御口5を経てバイパス通
路6に連通させ、また前記吐出通路11とスプー
ルばね室8とは他のオリフイス12を経て連通す
るとともに、該ばね室8にはポヘツト13および
ポヘツトばね14からなるリリーフ弁20を対向
装着してそのタンク通路15をタンク21に接続
させている。
したがつて、この考案によれば、可動スプール
16のオリフイス23前後に生じる差圧が、油圧
ポンプの吐出量の増大に応じて一定値(前記ΔP
より小)を越えると、前記可動スプール16は第
3図に面して右方向に変位してバイパス通路18
を開かせるので、吐出口2と通路9との差圧は吐
出流量の増加にかかわらずに一定値よりも上昇せ
ず、このため、オリフイス10の前後に生じる差
圧P2の減少も止まつて、該差圧ΔP2が0になるこ
とがない。その制御流量特性は第4図に図示する
通りであつてポンプ回転数が上昇しても最低の必
要流量を確保できることが明らかである。
16のオリフイス23前後に生じる差圧が、油圧
ポンプの吐出量の増大に応じて一定値(前記ΔP
より小)を越えると、前記可動スプール16は第
3図に面して右方向に変位してバイパス通路18
を開かせるので、吐出口2と通路9との差圧は吐
出流量の増加にかかわらずに一定値よりも上昇せ
ず、このため、オリフイス10の前後に生じる差
圧P2の減少も止まつて、該差圧ΔP2が0になるこ
とがない。その制御流量特性は第4図に図示する
通りであつてポンプ回転数が上昇しても最低の必
要流量を確保できることが明らかである。
以上に述べたように、この考案によれば、ポン
プの高速回転域においても制御流量は零とはなら
ず、従つて船舶のパワーステアリングに適用すれ
ば高速航行時に操舵応答性がほどよく低下するも
操舵不能に落入ることはなく、またポンプ回転数
変化による流量変化も少ないので回転数に対する
制御流量の変動も少なくなるものである。
プの高速回転域においても制御流量は零とはなら
ず、従つて船舶のパワーステアリングに適用すれ
ば高速航行時に操舵応答性がほどよく低下するも
操舵不能に落入ることはなく、またポンプ回転数
変化による流量変化も少ないので回転数に対する
制御流量の変動も少なくなるものである。
第1図は、従来例の流量制御弁の縦断側面図、
第2図は、前図々示弁の制御流量特性曲線、第3
図は、この考案の実施例を示す縦断側面図、第4
図は、前図々示弁の制御流量特性曲線である。 2……ポンプ吐出口、5……流量制御部、10
……オリフイス、11……吐出通路、16……可
動スプール、18……バイパス通路、23……オ
リフイス、25……スプール。
第2図は、前図々示弁の制御流量特性曲線、第3
図は、この考案の実施例を示す縦断側面図、第4
図は、前図々示弁の制御流量特性曲線である。 2……ポンプ吐出口、5……流量制御部、10
……オリフイス、11……吐出通路、16……可
動スプール、18……バイパス通路、23……オ
リフイス、25……スプール。
Claims (1)
- ポンプ吐出口からアクチユエータへ通じる油路
中に直列に設けられた二つのオリフイス、この直
列オリフイスの前後の差圧を一定に保つように両
オリフイス中間からポンプ吐出流量の一部をタン
クまたはポンプ吸入口へ流出させる第1の弁要
素、上記両オリフイスのうち上流側のオリフイス
の前後の差圧が所定値を超えたときに該上流側オ
リフイスを側路する第2の弁要素、を備えてなる
ことを特徴とする油圧ポンプ用流量制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16115279U JPS6133333Y2 (ja) | 1979-11-22 | 1979-11-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16115279U JPS6133333Y2 (ja) | 1979-11-22 | 1979-11-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5677685U JPS5677685U (ja) | 1981-06-24 |
JPS6133333Y2 true JPS6133333Y2 (ja) | 1986-09-29 |
Family
ID=29672263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16115279U Expired JPS6133333Y2 (ja) | 1979-11-22 | 1979-11-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6133333Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5985492A (ja) * | 1982-11-05 | 1984-05-17 | Mitsubishi Motors Corp | オイルポンプの流量制御装置 |
-
1979
- 1979-11-22 JP JP16115279U patent/JPS6133333Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5677685U (ja) | 1981-06-24 |
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