JPH0321332Y2 - - Google Patents

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JPH0321332Y2
JPH0321332Y2 JP3672785U JP3672785U JPH0321332Y2 JP H0321332 Y2 JPH0321332 Y2 JP H0321332Y2 JP 3672785 U JP3672785 U JP 3672785U JP 3672785 U JP3672785 U JP 3672785U JP H0321332 Y2 JPH0321332 Y2 JP H0321332Y2
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fluid
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、ポンプより吐出された作動流体を絞
り通路を介して動力舵取装置に送出し、余剰流を
バイパス通路より吸入側に還流する動力舵取装置
用流量制御装置、とりわけポンプ回転数の上昇に
連れて動力舵取装置に送出する流量を降下させる
流量制御装置に関する。
〈従来の技術〉 自動車の高速走行時においては、運転者に感覚
される操舵反力を増大させることが望ましく、ポ
ンプ回転数の上昇に連れて動力舵取装置への制御
流量が減少させる、いわゆる回転数感応形のポン
プが開発された。
かかる機能を有する流量制御装置として、例え
ば第3図に示すようにポンプ回転数の上昇による
吐出流量の増加に基づいて固定絞り1の前後に圧
力差を発生させ、この圧力差によつて制御スプー
ル2を変位させて絞り通路3の開口面積を可変制
御し、第4図に示すようにポンプ回転数Nが一定
の回転数になると吐出流量QをQ1からQ2に降下
させるようにしたものがある。
〈考案が解決しようとする問題点〉 かかる従来装置によると、始動時あるいは寒冷
地等において作動流体の粘性が高くなつた場合、
ポンプが低回転であるにもかかわらず固定絞り1
の作用により供給通路4内の流体圧力が急激に上
昇し、その結果制御スプール2がスプリングに抗
して絞り通路3に向かつて前進して絞り通路3の
開口面積を減少させる。その結果ポンプが低回転
であるにもかかわらず、第4図Bに示すように所
要の吐出流量を確保できなくなり、ハンドルが重
くなる欠点があつた。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、かかる従来の欠点を解消するために
なされたもので、制御スプールと対向する位置に
絞り形成部材を前記制御スプールの摺動方向と同
一方向に摺動可能に設け、この絞り形成部材に絞
り通路を形成したことを特徴とするものである。
〈作用〉 上記構成において、低温時には作動流体の粘性
が変化してポンプが低回転状態であるに係わらず
供給通路内の流体圧が上昇して制御スプールが摺
動する。しかるに本考案は、絞り通路の前後圧に
よつて絞り形成部材がスプリングに抗して制御ス
プールと遠ざかる方向に摺動するため、絞り形成
部材に形成された絞り通路の開口面積の減少が防
止され、ポンプ低回転時における流量低下を防止
できる。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は、本考案に係る流量制御装置の一実
施例を示すもので、流体ポンプのポンプハウジン
グ10に流量制御装置20が組込まれており、ま
た流量制御装置20はユニオン21、流量調整用
のスプール弁22、制御スプール23および当接
部材24を主要構成部材としている。
このポンプハウジング10には、収納孔11が
貫通して設けられていて、この収納孔11の一端
にユニオン21が液密的に螺着されており、また
収納孔11の他端に止め栓25が液密的に嵌着さ
れている。ユニオン21は略円筒状を呈し、その
内端部が収納穴11内に遊嵌されていて、その内
端外周と収納孔11の内周間に、ポンプハウジン
グ10に設けた供給通路12を収納孔11内へ常
時連通させる固定絞り31を形成している。この
固定絞り31は、供給通路12に供給される作動
流体の吐出流量が多くなると、その流路抵抗によ
り上流側と下流側、すなわち供給通路12と収納
孔11間に圧力差を生じさせるように作用する。
なお、ユニオン21の外端に形成された送出孔
21aは動力舵取装置のノーマルオープン形サー
ボ弁装置に接続され、供給通路12は流体ポンプ
の吐出室に連通されている。
スプール弁22は、収納孔11内のユニオン2
1と止め栓25との間に摺動可能に嵌挿されてい
て、収納孔11内に第1弁室32と第2弁室33
を形成している。また、スプール弁22は第2弁
室33内に介装したスプリング26により付勢さ
れてユニオン21に弾撥的に当接し、供給通路1
2とポンプハウジング10に設けたバイパス通路
13との連通を遮断している。なお、バイパス通
路13は流体ポンプの吸入室に連通されている。
制御スプール23は、ユニオン21の内孔内に
摺動可能に嵌挿されており、ユニオン21の内孔
の外端側に嵌着した当接部材24との間に介装さ
れたスプリング27により付勢されて、ユニオン
21の内孔の内端側段部21bに弾撥的に当接し
ている。そしてこの制御スプール23の中心部に
流通孔23aが形成され、この流通孔23aを介
して第1弁室32と流体室34とが連通されてい
る。
またこの制御スプール23と対向する当接部材
24にはガイド穴24aが形成され、このガイド
穴24aに絞り形成部材28が前記制御スプール
23の摺動方向と同一方向に摺動可能に嵌合され
ている。この絞り形成部材28には前記制御スプ
ール23の中心軸線を中心とする円周上に絞り通
路28aが多数形成され、この絞り通路28aを
介して前記流体室34とユニオン21の送出孔2
1aとを連通している。また絞り形成部材28と
前記ユニオン21との間にはスプリング29が介
挿されており、前記流体室34ならびに送出孔2
1a間に発生する差圧により絞り形成部材28は
スプリング29に抗して前記制御スプール23よ
り遠ざかる方向に後退移動にされている。
一方前記当接部材24には、小孔24bが形成
され、絞り通路28aの後流側をこの小孔24
b、ユニオン21およびポンプハウジング10に
設けた連通孔21d,14を通して第2弁室33
に連通させている。これにより、絞り通路28a
の後流側流体の一部が第2弁室33内に導かれ
て、スプール弁22の両端面に絞り通路24aの
前後の圧力が作用し、の圧力差に応じてスプール
弁22が軸方向へ移動して、上記圧力差を一定に
保持すべくバイパス通路13の開度を調整する。
さらに制御スプール23の段部端面とユニオン
21の内孔端面間には圧力室40が形成されてい
る。この圧力室40はユニオン21に設けた圧力
導入孔41を介して供給通路12に連通してお
り、この供給圧力の変化に応じて制御スプール2
3をスプリング27に抗して摺動するようになつ
ている。
このように構成した流量制御装置においては、
車両エンジンにより流体ポンプが駆動されると、
作動流体が流体ポンプの吐出室から供給通路12
に供給される。供給された作動流体は、固定絞り
31を通つて第1弁室32に供給され、第1弁室
32から流通孔23a、絞り通路28aを経てユ
ニオン21の送出孔21aから動力舵取装置へ給
送される。
ところで、流体ポンプの回転速度が低い場合に
は作動流体の吐出流量が少ないため、スプール弁
22はバイパス通路13を閉止して作動流体の全
量を絞り通路28aを経て動力舵取装置へ給送さ
せるが、流体ポンプの回転数の上昇に応じて作動
流体の吐出流量が増大すると、絞り通路28a前
後の圧力差を一定にすべく摺動してバイパス通路
13を開き、作動流体の余剰流をバイパス通路1
3を通して流体ポンプの吸入室へ還流させる。こ
の結果、動力舵取装置へ給送される作動流体は、
絞り通路28aにより決定される第4図に示す所
定量Q1に維持される。
また、車両の高速走行への移行に伴い流体ポン
プの回転数がさらに上昇して、供給通路12へ供
給される作動流体の吐出流量が増大すると、固定
絞り31における流路抵抗により供給通路12内
の流体圧力が上昇し、供給通路12と第1弁室3
2間に圧力差が生じるとともに、供給通路12の
圧力は圧力導入孔41を通して制御スプール23
をスプリング27に抗して摺動させる押圧力とし
て作用する。このため、制御スプール23が当接
部材24に当接して絞り通路28aを最小開口面
積に設定する。この結果動力舵取装置へ給送され
る作動流体は、絞り通路28aで決定される第4
図に示す流量Q2まで減少されて維持される。
従つて、当該流量制御装置によれば、車両の高
速走行時に作動流体の動力舵取装置への供給流量
を徐々に減少させているため、高速走行時には供
給流量が低くおさえられ、運転者に操舵反力を享
受させて高速安定性を高めることができる。
ところで本考案の流量制御装置は通常の運転状
態では、上記のごとく正常に作動するが始動時あ
るいは寒冷地等においては作動流体の粘性が高く
なるため、ポンプが低回転であるにもかかわらず
固定絞り31の作用により供給通路12内の流体
圧力が急上昇し、その結果制御スプール23はス
プリング27に抗して絞り形成部材28に向つて
前進して絞り通路28aの開口面積を減少させよ
うとする。
しかるに本考案においては、作動流体の粘性変
化に応じて絞り通路28aの前後の差圧が増大
し、その差圧によつて第2図に示すように絞り形
成部材28がスプリング29に抗して送出孔21
a側に摺動する。このため上記制御スプール23
が移動しても絞り形成部材28の絞り通路28a
の開口面積が減少されない。従つてポンプ低回転
時における流量低下を防止でき、ハンドルが極端
に重くなることはない。
〈考案の効果〉 上記詳述したように本考案の流量制御装置は、
制御スプールと対向する位置に絞り形成部材を前
記制御スプールの摺動方向と同一方向に摺動可能
に設け、この絞り形成部材に絞り通路を形成した
構成であるため、作動流体の粘性変化によつて制
御スプールが摺動した場合、絞り通路前後に発生
する差圧によつて絞り形成部材もスプリングに抗
して前記制御スプールより遠ざかる方向に移動す
るようになり、その結果絞り形成部材の絞り通路
の開口面積の減少が防止され、ポンプ低回転時に
おける流量低下を防止することができる利点を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の動力舵取装置用流量制御装置
の実施例を示す縦断面図、第2図は制御スプール
ならびに絞り形成部材が移動した状態を示す要部
断面図、第3図は従来の流量制御装置を示す一部
断面図、第4図はポンプ回転数に対する流量特性
の変化を表わす図である。 12……供給通路、13……バイパス通路、2
1a……送出孔、22……スプール弁、23……
制御スプール、28……絞り形成部材、28a…
…絞り通路、31……固定絞り。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポンプに通じる供給通路より送出孔に至る流体
    通路内に、固定絞りと、絞り通路を設け、この絞
    り通路前後の流体の圧力によつて流量調整用スプ
    ールを摺動させて余剰流を前記ポンプの吸入側に
    還流させ、前記固定絞り前後の流体の圧力によつ
    て制御スプールを摺動させて前記絞り通路の開口
    面積を制御するようにした動力舵取装置用流量制
    御装置において、前記制御スプールと対向する位
    置に絞り形成部材を前記制御スプールの摺動方向
    と同一方向に摺動可能に設け、この絞り形成部材
    に前記絞り通路を形成したことを特徴とする動力
    舵取装置用流量制御装置。
JP3672785U 1985-03-13 1985-03-13 Expired JPH0321332Y2 (ja)

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JPS61150672U JPS61150672U (ja) 1986-09-17
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