JPH0114542Y2 - - Google Patents

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JPH0114542Y2
JPH0114542Y2 JP19141881U JP19141881U JPH0114542Y2 JP H0114542 Y2 JPH0114542 Y2 JP H0114542Y2 JP 19141881 U JP19141881 U JP 19141881U JP 19141881 U JP19141881 U JP 19141881U JP H0114542 Y2 JPH0114542 Y2 JP H0114542Y2
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【考案の詳細な説明】 本考案は、流体ポンプから供給される作動流体
を動力舵取装置に給送する供給通路にオリフイス
を設けて、このオリフイスの前後にポンプ回転数
の上昇による作動流体の供給量の増大によつて生
じる圧力差に応じて余剰の作動流体をバイパス通
路を通して流体ポンプの吸入側に還流させるよう
にした動力舵取装置用流量制御装置に関する。
従来、上記機能を有する流量制御装置におい
て、前記供給通路におけるオリフイスの上流側に
絞り通路を形成するとともに、この絞り通路の前
後に生じる圧力差に応じて変位する制御スプール
をオリフイスの上流側に同軸的に配設して、この
制御スプールの軸端によりオリフイスの絞り作用
を可変制御するようにした装置が提案されてい
る。
かかる構成の流量制御装置は、ポンプ回転数N
に対して第1図のグラフAで示す流量特性を備え
ており、動力舵取装置の据切り時、車両の低速走
行時等大きな操舵トルクを必要とする場合には(a)
〜(b)の流量特性の範囲(供給流量Q1)が利用さ
れ、かつ車両の高速走行時等大きな操舵トルクを
必要としない場合には流量を減少させた(c)以降の
流量特性の範囲(供給流量Q2)が利用されるよ
うになつている。このため、車両の高速走行時に
おいては、供給流量の減少により、運転者は操舵
反力を亨受できて高速安定性が高められるととも
に、動力損失を低減させて省エネルギー化が図ら
れる。
ところで、動力舵取装置においては、車両の走
行速度がさらに高速走行になつた場合、供給流量
がQ2より減少されても機能上何等問題なく、省
エネルギー化の見地からはむしろ好ましい。従つ
て、この供給流量を制御する上記流量制御装置に
は、例えば第1図のグラフBの流量特性で示すよ
うに、一層きめ細かに流量を制御する機能が望ま
れる。
本考案は、このような流量制御機能を備えた流
量制御装置を提供することを目的とするもので、
以下本考案を図面に基づいて説明する。
第2図は、本考案に係る流量制御装置の一実施
例を示すもので、この実施例においては流体ポン
プのポンプハウジング10に流量制御装置20が
組込まれており、また流量制御装置20はユニオ
ン21、流量調整用のスプール弁22、制御スプ
ール23およびオリフイス形成部材24を主要構
成部材としている。
このポンプハウジング10には、収納孔11が
貫通して設けられていて、この収納孔11の一端
にユニオン21が液密的に螺着されており、また
収納孔11の他端に止め栓25が液密的に嵌着さ
れている。ユニオン21は略円筒状を呈し、その
内端部が収納孔11内に遊嵌されていて、その内
端外周と収納孔11の内周間に、ポンプハウジン
グ10に設けた供給通路12を収納孔11内へ常
時連通させる絞り通路31を形成している。この
絞り通路31は、供給通路12に供給される作動
流体の吐出流量が多くなると、その流路抵抗によ
り上流側と下流側、すなわち供給流路12と収納
孔11間に圧力差を生じさせるように作用する。
なお、ユニオン21の外端開口部21aは動力舵
取装置のノーマルオープン形サーボ弁装置に接続
され、供給通路12は流体ポンプの吐出室に連通
されている。
スプール弁22は、収納孔11内のユニオン2
1と止め栓25との間に摺動可能に嵌挿されてい
て、収納孔11内に第1弁室32と第2弁室33
を形成している。また、スプール弁22は第2弁
室33内に介装したスプリング26により付勢さ
れて後述する制御スプール23に弾撥的に当接
し、供給通路12とポンプハウジング10に設け
たバイパス通路13との連通を遮断している。な
お、バイパス通路13は流体ポンプの吸入室に連
通されている。
制御スプール23は、ユニオン21の内孔内に
摺動可能に嵌挿されており、ユニオン21の内孔
の外端側に嵌着したオリフイス形成部材24との
間に介装されたスプリング27により付勢され
て、ユニオン21の内孔の内端側段部21bに弾
撥的に当接している。この制御スプール23に
は、第1弁室32と制御スプール23およびオリ
フイス形成部材24間の空室34とを連通させる
流通孔23aが形成されており、この流通孔23
aは後述するオリフイス形成部材24の各オリフ
イス24a,24bを通して、第1弁室32とユ
ニオン21の外端開口部21aとを連通させてい
る。また、制御スプール23の段部23b端面に
は、ユニオン21に設けた圧力導入孔21cが開
口している。この圧力導入孔21cは供給通路1
2に連通していて、供給圧力が所定圧以上になる
と制御スプール23をスプリング27に抗して摺
動させる。
オリフイス形成部材24は、後述する各オリフ
イス24a,24bとともに制御ノズル24cを
備えており、この制御ノズル24cは各オリフイ
ス24a,24bの後流側を、ユニオン21およ
びポンプハウジング10に設けた連通孔21d,
14を通して第2弁室33に連通させている。こ
れにより、各オリフイス24a,24bの後流側
流体の一部が第2弁室33内に導びかれて、スプ
ール弁22の両端面に各オリフイス24a,24
bの前後の圧力が作用し、各オリフイス24a,
24bの前後の差圧に応じてスプール弁22が軸
方向へ移動して、上記差圧を一定に保持すべくバ
イパス通路13の開度を調整する。
しかして、オリフイス形成部材24には第3図
および第4図にて拡大して示したように、その略
中央部に第1オリフイス24aが形成されてお
り、またその第1オリフイス24aの外周部には
複数の第2オリフイス24bが形成されている。
一方、制御スプール23の軸端は、突起部23c
と環状面23dとからなる段部状に形成されてい
る。制御スプール23の突起部23cは、第1オ
リフイス24aに対向しこれより小なる外径に形
成されており、また環状面23dは突起部23c
が第1オリフイス24aに突入したとき、各オリ
フイス24a,24b間の環状面24dに当接す
る形状に形成されている。
このように構成した流量制御装置においては、
車両エンジンにより流体ポンプが駆動されると、
作動流体が流体ポンプの吐出室から供給通路12
に供給される。供給された作動流体は、絞り通路
31を通つて第1弁室32に供給され、第1弁室
32から流通孔23aおよび各オリフイス24
a,24bを経てユニオン21の外端開口部21
aから動力舵取装置へ給送される。
ところで、流体ポンプの回転速度が低い場合に
は作動流体の吐出流量が少ないため、スプール弁
22はバイパス通路13を閉止して作動流体の全
量を各オリフイス24a,24bを経て動力舵取
装置へ給送させるが、流体ポンプの回転数の上昇
に応じて作動流体の吐出流量が増大すると、スプ
ール弁22はオリフイス24a,24b前後の差
圧を一定にすべく摺動してバイパス通路13を開
き、作動流体の余剰流をバイパス通路13を通し
て流体ポンプの吸入室へ還流させる。この結果、
動力舵取装置へ給送される作動流体は、各オリフ
イス24a,24bにより決定される第1図に示
す所定量Q1に維持される。
また、車両の高速走行への移行に伴い流体ポン
プの回転数がさらに上昇して、供給通路12へ供
給される作動流体の吐出流量が増大すると、絞り
通路31における流路抵抗により供給通路12内
の流体圧力が上昇し、供給通路12と第1弁室3
2間に差圧が生じるとともに、供給通路12の圧
力は圧力導入孔21cを通して制御スプール23
をスプリング27に抗して摺動させる押圧力とし
て作用する。このため、作動流体の吐出流量の増
大に応じて供給通路12の圧力がスプリング27
の付勢力に打勝つまで高まると、制御スプール2
3はスプリング27に抗して漸次摺動し、最後に
は第4図に示すように制御スプール23の突起部
23cが第1オリフイス24aに突入してこれを
閉止する。制御スプール23がスプリング27に
抗して摺動する間、先づ制御スプール23の突起
部23cが第1オリフイス24aに漸次接近して
これを漸次絞り、次いで突起部23cが第1オリ
フイス24aに突入し環状面23dが環状面24
dに漸次接近して両環状面23d,24d間の間
隙を漸次絞り、最後に環状面23dが環状面24
dに当接して第1オリフイス24aを完全に閉止
する。この結果、動力舵取装置へ給送される作動
流体は、第1段階として第1オリフイス24aと
突起部23c間の環状空隙および第2オリフイス
24bで決定される第1図に示す所定量Q2まで
減量され、さらに第2段階として第2オリフイス
24bで決定される第1図に示す所定量Q3まで
減量されて維持される。
従つて、当該流量制御装置によれば、、車両の
高速走行時に作動流体の動力舵取装置への供給流
量を減少させて、運転者に操舵反力を享受させて
高速安定性を高めることができるとともに、動力
損失を低減させて省エネルギー化を図ることがで
き、車両の走行速度がさらに高速走行になつた場
合には、作動流体の動力舵取装置への供給流量を
さらに減少させることができて、省エネルギー化
を一層向上させることができる。
なお、上記実施例においては、第2オリフイス
24bをオリフイス形成部材24における第1オ
リフイス24aの外周部に形成した例について説
明したが、本考案においては制御スプール23と
オリフイス形成部材24の両環状面23d,24
dに互に対向する溝等を設けて、これら溝により
オリフイス形成部材24の上流側と下流側を連通
させる第2オリフイスを形成してもよい。また、
本考案は上記実施例に示した形式の流量制御装置
に限らず、流体ポンプから供給される作動流体を
動力舵取装置に給送する供給通路に介在させたオ
リフイス形成部材と、作動流体の供給量の増大に
より前記オリフイス形成部材のオリフイス前後に
生じる圧力差に応じて変位して余剰の作動流体を
前記流体ポンプの吸入側に還流させるバイパス通
路の開度を調整する流量調整用スプール弁を備
え、かつ前記供給通路における前記オリフイスの
上流側に絞り通路を形成して、この絞り通路の前
後に生じる圧力差に応じて変位する制御スプール
を前記オリフイスの上流側に同軸的に配設してな
る各種形式の流量制御装置に実施しうるものであ
る。
以上説明したように、本考案においては、上記
した各種形式の流量制御装置において、前記制御
スプールの軸端に前記オリフイス形成部材のオリ
フイスに対向しこれより小なる外径を有する突起
部と前記オリフイス形成部材のオリフイス周囲面
に対向する環状面とを形成する段部を設け、かつ
前記制御スプールの変位により前記段部の突起部
が前記オリフイスに突入して前記段部の環状面が
前記オリフイス周囲面に当接したとき第2のオリ
フイスを形成する開口を前記オリフイス形成部材
または前記オリフイス形成部材と前記段部の当接
部分に設けたことを要旨とするものである。従つ
て、本考案によれば、車両の高速走行時における
制御スプールの変位により作動流体の動力舵取装
置への供給量を2段階に制御できて、動力損失の
低減による省エネルギー化を一層向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は流量制御装置におけるポンプ回転数に
対する流量特性を示すグラフ、第2図は本考案に
係る流量制御装置の一例を示す断面図、第3図は
同流量制御装置の要部を示す拡大部分断面図、第
4図は同流量制御装置における制御スプールの変
位完了状態を示す拡大部分断面図である。 符号の説明10……ポンプハウジング、11…
…収納孔、12……供給通路、13……バイパス
通路、20……流量制御装置、21……ユニオ
ン、22……スプール弁、23……制御スプー
ル、23c……突起部、23d……環状面、24
……オリフイス形成部材、24a……第1オリフ
イス、24b……第2オリフイス、24d……環
状面、31……絞り通路、32,33……弁室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体ポンプから供給される作動流体を動力舵取
    装置に給送する供給通路に介在させたオリフイス
    形成部材と、作動流体の供給量の増大により前記
    オリフイス形成部材のオリフイス前後に生じる圧
    力差に応じて変位して余剰の作動流体を前記流体
    ポンプの吸入側に還流させるバイパス通路の開度
    を調整する流量調整用スプール弁を備え、かつ前
    記供給通路における前記オリフイスの上流側に絞
    り通路を形成して、この絞り通路の前後に生じる
    圧力差に応じて変位する制御スプールを前記オリ
    フイスの上流側に同軸的に配設してなる流量制御
    装置において、前記制御スプールの軸端に前記オ
    リフイス形成部材のオリフイスに対向しこれより
    小なる外経を有する突起部と前記オリフイス形成
    部材のオリフイス周囲面に対向する環状面とを形
    成する段部を設け、かつ前記制御スプールの変位
    により前記段部の突起部が前記オリフイスに突入
    して前記段部の環状面が前記オリフイス周囲面に
    当接したとき第2のオリフイスを形成する開口を
    前記オリフイス形成部材または前記オリフイス形
    成部材と前記段部の当接部分に設けたことを特徴
    とする動力舵取装置用流量制御装置。
JP19141881U 1981-12-22 1981-12-22 動力舵取装置用流量制御装置 Granted JPS5895369U (ja)

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JPS5895369U JPS5895369U (ja) 1983-06-28
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JP19141881U Granted JPS5895369U (ja) 1981-12-22 1981-12-22 動力舵取装置用流量制御装置

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