JPH0339662Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0339662Y2
JPH0339662Y2 JP2566387U JP2566387U JPH0339662Y2 JP H0339662 Y2 JPH0339662 Y2 JP H0339662Y2 JP 2566387 U JP2566387 U JP 2566387U JP 2566387 U JP2566387 U JP 2566387U JP H0339662 Y2 JPH0339662 Y2 JP H0339662Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
orifice
hole
spool
valve
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2566387U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63133676U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2566387U priority Critical patent/JPH0339662Y2/ja
Publication of JPS63133676U publication Critical patent/JPS63133676U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0339662Y2 publication Critical patent/JPH0339662Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電磁比例流量制御弁に関するものであ
る。
〔従来の技術とその問題点〕
油圧装置における流量制御弁として電磁力によ
り流量を比例制御する弁がある。この弁は入力電
流に比例した油流量が得られるため、アクチユエ
ータの作動速度制御に好適であり、その一例とし
て特開昭61−244982号公報に示されるものであ
る。
しかしながらこの従来技術は、ソレノイドの励
磁力と負荷スプリングのバランスでスプールを変
位させ、その変位量をフイードバツク室からなる
ストロークセンサで検出し、集中管理システムに
フイードバツクするいわゆる閉ループコントロー
ル方式を採用しており、すなわち、流量ゼロから
大流量まで全域にわたり比較制御を行うものであ
つた。そのためソレノイドが大形化し、きわめて
高価な弁となり、また、ゼロから大流量まで連続
制御するため電力消費量も大になるという問題が
あつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記問題点を解決するために研究して
考案されたもので、その目的とするところは、小
形なソレノイドと小さな制御電流で効率良くアク
チユエータの速度制御を行える実用的な開ループ
式電磁比例流量制御弁を提供することにある。
この目的を達成するため本考案者は、制御対象
のアクチユエータの運動特性と使用状況を仔細に
検討した。その結果、シリンダで代表される汎用
アクチユエータにおいては、全速度域を比較制御
する必要のある場合は少なく、多くの場合は、作
動端域すなわち始動時や停止時での速度コントロ
ールさえ的確に実現されれば所期の目的を達成で
き、したがつて、低流量だけを比較制御すれば十
分であることがわかつた。
そこで本考案は、慣用の電磁比例流量制御弁の
発想を転換し、2個の固定オリフイスを使用して
それらの前後のパイロツト差圧力を制御すること
により実質的に必要な流量域だけを電磁力で比例
制御するようにしたものである。
すなわち本考案の特徴とするところは、バルブ
ボデイに、流入ポートと通じる第1のオリフイス
と、流出ポートに通じる第2のオリフイスと、前
記第1のオリフイスの前後の圧力を制御する電磁
操作型の差圧調整弁と、第2のオリフイスの前後
の圧力を感知して第1のオリフイスの上流側から
第2のオリフイスの下流側に圧油をバイパスする
バイパス弁を設けたことにある。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を添付図面に基いて説明す
る。
第1図は本考案による電磁比例流量制御弁の一
実施例を油圧回路図で示すもので、Aは流入ポー
ト、Bは流出ポートでボデイ1に開口している。
2,2′は前記両ポートA,Bを結ぶ主路であり、
この主路2はボデイ1内で制御油路2a,2b,
2cとバイパス油路6とに分岐される。
制御油路2aは、第1のオリフイス3及び該第
1のオリフイス3の前後の差圧を感知し比較的に
制御油路2bへの流量を増減させる電磁比例式の
差圧調整弁5を介して下流側の制御油路2bと連
絡し、制御油路2b,2bは第2のオリフイス4
を介してさらに下流の制御油路2cと連絡してい
る。
バイパス路6は、途中のバイパス弁7を介して
断接されるバイパス用油路6a,6bからなり、
下流側のバイパス用油路6bには上記制御油路2
cが連通合流して主路2′となつて流出ポートB
に連通している。
前記バイパス弁7は、2ポート2位置切換弁か
らなり、常態においてバイパス用油6a,6b間
を遮断し、第2のオリフイス4の前後の差圧が一
定値以上に達したときに作動してバイパス路6を
開き、第1のオリフイス3の上流から第2のオリ
フイス4の下流へと直接大流量の圧油を流す構成
になつている。
第2図は本考案の別の実施例を示しており、こ
の実施例では第1のオリフイス3を差圧調整弁5
よりも下流に設けている点が異なるが、その効果
は同等のものが得られる。そのほかは第1図の実
施例と同様であるため、同符号を示すに止める。
第3図は第1図の回路を具体化した実施例を示
している。まず、ボデイ1には軸方向に段部80
の付いた拡大穴8と通孔9が同心状に形成され、
この通孔9と直交する関係位置に前記流入ポート
Aと流出ポートBが並設されている。
前記流入ポートAは、主路2、バイパス用油路
6aにより通孔9に形成した環状溝10aに連通
しており、主路2には制御油路2aが分岐形成さ
れ、該制御油路2aの他端は前記環状溝10aと
位相のずれた通孔部位に開口している。また、流
出ポートBは主路2′とバイパス用油路6b(本実
施例の場合実質的に主路2′が兼ねている)によ
り前記環状溝10aと平行な別の環状溝10bに
連通している。
さらに前記流入・流出ポートA,Bと通孔9を
はさんで反対側のボデイ内には、一端が通孔9の
前記制御油路2aの開口位置と軸方向で位相のず
れた部位に開口し、他端が同じく通孔9の前記2
aの開口位置と前記環状溝10aとの間に開口す
る制御油路2bが形成されている。
前記通孔9には差圧調整弁5とバイパス弁7が
直列状に配置されている。まず、差圧調整弁5
は、頭部50とこれよりも径の細い軸部51を備
えた弁本体12を有し、頭部50をもつて拡大孔
8の段部80に係合し、軸部51は通孔9に嵌挿
され、先端が前記制御油路2bの開口を妨げない
位置に達している。
前記弁本体12には、頭部50から軸部51に
かけて、スプリング室14と盲状のスプール孔1
3が軸方向に段設され、さらにスプール孔13と
交差する関係で、前記制御油路2aの開口部に連
通する流入孔2a′と前記制御油路2bの一端側開
口部に連通する流出孔2b′がそれぞれ穿設されて
いる。
前記スプール孔13には素プール15が摺動可
能に内挿されている。該スプール15の先端外周
はスプール孔13と適度のクリアランスを持つよ
うに細径に構成され、中心には、貫通孔150が
穿設されると共に、この貫通孔150の中間に第
1のオリフイス3が設けられている。スプール1
5の後端にはバネ受け16が固定され、このバネ
受け16とスプリング室底間にスプール15をス
プール孔13から引出す方向に付勢するスプリン
グ17が介在され、バネ受け16は弁本体12の
後端に接するボス18により受けとめられてい
る。
前記拡大穴8には、比例ソレノイドのインナー
ハウジング19がコイル20と共に固定されてい
る。このインナーハウジング19の内部にはコイ
ル20に電流を流したときに移動するプランジヤ
22が内挿され、インナーハウジング19の内底
に配したスプリング21でスプール方向に付勢さ
れている。さらに、このプランジヤ22の端面と
前記スプール15の背面間にはボス18を貫いて
中間スプリング23が介装されている。
そして、スプール15には、ソレノイドが非励
磁の状態において前記弁本体12の流出孔2b′と
非連通に保たれ、スプール15の移動時に流出孔
2b′と貫通孔150とを連通させる連絡通路24
が形成されている。
一方バイパス弁7は、両端部に2つの大径部2
50,251を有し前記環状溝10a,10bと
共働してパイパス用油路6a,6bを断接するた
めの開閉用スプール25を備え、該開閉用スプー
ル25の一方の大径部251には、大径の孔から
なるスプリング室26が形成され、さらに軸線方
向には、一端がスプリング室26に通じ、他端が
スプール端に達する小径な連通孔26′が穿設さ
れている。前記スプリング室26には前記通孔9
の端部を閉じる閉止部材27で支持されたリター
ンスプリング28が配され、これによりバイパス
用スプール25は前端が前記差圧調整弁5の弁本
体12端面に当接するように付勢されている。こ
の状態が中立位置であり、環状溝10a,10b
間においてバイパス用油路6aと6b(主路2′)
との連通が遮断されている。
そして、前記連通孔26′には、その中間に第
2のオリフイス4が設けられ、前端部には、該連
通孔26′と前記ボデイ1に形成された制御油路
2bの流出孔2b′とを結ぶ切欠き通路30が形成
され、さらに第2のオリフイス4よりも後端側の
大径部251には、前記連通孔26′と環状溝1
0bとを結ぶ連通路29が形成されている。連通
孔26′の第2のオリフイスから環状溝10bに
至るまでが第1図における制御通路2cに相当す
る。
〔実施例の作用〕
上記第3図の構成による作用を説明すると、ま
ず中立位置(ソレノイド非励磁時)において、流
入ポートAから主路2へ流入した圧油は、一部は
制御通路2a−差圧調整弁5の弁本体12の流入
孔2a′−差圧調整弁5の開閉用スプール15の先
端外周クリアランス部−貫通孔150−第1のオ
リフイス3−貫通孔150−連絡通路24まで入
るが、差圧調整弁5のスプール15により弁本体
12の流出孔2b′が非連通に保持されているので
ここで遮断される。他の大部分はバイパス用通路
6a−環状溝10aまで入るが、バイパス弁7の
スプール太径部251により環状溝10bが閉鎖
されているのでここで遮断される。即ち圧油はど
こへも流れない。
次に比例ソレノイドのコイル20に電流を流せ
ば、電磁力により比例ソレノイドのプランジヤ2
2がスプリング17に抗して軸方向に変位し、こ
れにより中間スプリング23を介してスプール1
5がスプール孔13内を右方に移動し、連絡通路
24が流出孔2b′と通じ始める。このように油略
が開成されて第1のオリフイス3に圧油が流れ出
すと、その前後に圧力差が生じ、差圧調整弁5の
スプール15に閉じ方向の圧力が発生する。この
圧力は前記第1のオリフイスによつて生じる圧力
差で決定される。
そこで電磁比例弁で慣用のごとく、前記スプリ
ング17,21のセツト力及びバネ力を共に極め
て小さく(いわゆるガタ殺し程度に)設定すれ
ば、前記圧力差に応じて比例ソレノイドへの電流
入力量を増減させてスプール15を比例的に移動
させることができる。従つて、制御油路側を通る
圧油量は電流量で比例制御することができる。
このようにして流入ポートAから主路2へ流入
した圧油の一部は、前記連絡通路24−流出孔2
b′−(制御油路2b)−開閉用スプール25の前端
部切欠き通路30−開閉用スプール25の連通孔
26′−第2のオリフイス4−連通孔26′−(制
御油路2c)−開閉用スプール25の後端側連通
路29−環状溝10b−主路2′(バイパス用油
路6a)の経路で流出ポートBに至る。
この時、圧油の第2のオリフイス4の通過に伴
いその前後に圧力差が生じ、開閉用スプール25
に開方向の圧力が発生するが、通過流量が少なく
圧力も低いので、リターンスプリング28のセツ
ト力に抗してバイパス用スプール25を移動させ
るだけの押圧力は生じない。即ち、リターンスプ
リング28のセツト力を所定の圧力差に対応する
値にしておくことでバイパス弁7は非作動に保た
れる。
更に、コイル20に入力する電流を第1のオリ
フイス3の前後の差圧力に対応するように増加さ
せれば、スプール15の移動距離が増し、流量は
第4図実線のように制御上限流量Q1まで比較的
に像化される。このように流量が増すと、それに
伴つて第2のオリフイス4の前後の圧力差、すな
わち開閉用スプール25に発生する通路開方向圧
力がリターンスプリング28の所定セツト力に打
ち勝つと、開閉用スプール25が通孔9中を左方
に移動し、これにより環状溝10a,10bが通
孔9を介して連通し、大部分の圧油は流入ポート
A−主路2−バイパス用油路通路6a−環状溝1
0a−通孔9−環状溝10b−バイパス用油路6
b(主路2′)の経路で流出ポートBに流れる。
このときのコイルへの入力電流は、前記開閉用
スプール25に発生する通路開方向圧力が、リタ
ーンスプリング28の所定セツト力を僅かに上回
る程度に前記差圧調整弁5のスプール15に開方
向の力を継続して与えておけば良い。
〔考案の効果〕
以上説明した本考案によるときには、バルブボ
デイに、流入ポートAと通じる第1のオリフイス
3と、流出ポートBに通じる第2のオリフイス4
と、前記第1のオリフイス3の前後の圧力を制御
する電磁操作型の差圧調整弁5と、第2のオリフ
イス4の前後の圧力を感知して第1のオリフイス
3の上流側から第2のオリフイス4の下流側に油
圧をバイパスするバイパス弁7を設け、ゼロから
大流量までの全域にわたつて電磁比例制御するの
でなく、専ら低流量域だけを電磁比例制御するよ
うにしたので、アクチユエータの作動特性等に則
した効率のよい速度制御を行うことができ、これ
により小形なソレノイドと小さな制御電流で済む
ため、流量制御の低コスト化を実現できるという
すぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回路図、第2
図は本考案の別の実施例を示す回路図、第3図は
第1図の回路構成を具体化した電磁比例流量制御
弁の一例を示す断面図、第4図は本考案の電磁比
例流量制御弁の特性を摸式的に示す説明図であ
る。 A……流入ポート、B……流出ポート、1……
ボデイ、3……第3のオリフイス、4……第2の
オリフイス、5……差圧調整弁、6……バイパス
路、7……バイパス弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バルブボデイに、流入ポートと通じる第1のオ
    リフイスと、流出ポートに通じる第2のオリフイ
    スと、前記第1のオリフイスの前後の圧力を制御
    する電磁操作型の差圧調整弁と、第2のオリフイ
    スの前後の圧力を感知して第1のオリフイスの上
    流側から第2のオリフイスの下流側に油圧をバイ
    パスするバイパス弁を設けたことを特徴とする電
    磁比例流量制御弁。
JP2566387U 1987-02-25 1987-02-25 Expired JPH0339662Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2566387U JPH0339662Y2 (ja) 1987-02-25 1987-02-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2566387U JPH0339662Y2 (ja) 1987-02-25 1987-02-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63133676U JPS63133676U (ja) 1988-09-01
JPH0339662Y2 true JPH0339662Y2 (ja) 1991-08-21

Family

ID=30826030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2566387U Expired JPH0339662Y2 (ja) 1987-02-25 1987-02-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0339662Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63133676U (ja) 1988-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3090275B2 (ja) 圧力補正された流れ増幅ポペットバルブ
JP2001132865A (ja) ソレノイド作動式圧力制御弁およびその制御方法
JPH0629040B2 (ja) 動力舵取装置の油圧反力制御装置
JPH05134766A (ja) 比例・圧力調整弁
US4542678A (en) Control arrangement for hydraulic motor
JPH0339662Y2 (ja)
JPH07133837A (ja) 減衰力調整式ダンパ
JPS62269211A (ja) 液圧制御装置
JPS5943679B2 (ja) サアツカンチベン
JP3522618B2 (ja) 流量制御装置
JPH0341182Y2 (ja)
JPH0359307B2 (ja)
JP2514159Y2 (ja) 流量調整弁
JP2531884Y2 (ja) スプールバルブ
JPH0198774A (ja) 圧力制御弁
JPH0755361Y2 (ja) 圧力補償弁を有する方向切換弁
JP2561717Y2 (ja) 両方向型リリーフバルブ
JPS585121Y2 (ja) 遠隔操作装置のパイロツト圧油取出回路
JP2606718B2 (ja) 可変電磁絞り弁
JPH0432537Y2 (ja)
JP3298899B2 (ja) 負荷感応形制御装置
JP2584705Y2 (ja) カウンターバランス弁
JPH0449693Y2 (ja)
JP3240454B2 (ja) 圧力制御弁
JPH0625682Y2 (ja) ポペツト形流体制御弁