JPH0432537Y2 - - Google Patents

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JPH0432537Y2
JPH0432537Y2 JP12111987U JP12111987U JPH0432537Y2 JP H0432537 Y2 JPH0432537 Y2 JP H0432537Y2 JP 12111987 U JP12111987 U JP 12111987U JP 12111987 U JP12111987 U JP 12111987U JP H0432537 Y2 JPH0432537 Y2 JP H0432537Y2
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poppet
valve
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small diameter
passage
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は通過する流体をパイロツト流体とし
て利用し開度を制御するポペツト弁に関する。
[従来の技術] 従来この種のポペツト弁としては特開昭57−
65475号があり、第2図に示すものである。この
ポペツト弁は比例ソレノイド等のアクチユエータ
10によるパイロツトスプール8の偏倚に追従す
るポペツト2のリフト量に応じて供給ポート13
と排出ポート14との開度が制御されるものであ
る。
また、開度の制御に関する他の例として、特開
昭55−149466号および特開昭61−103005号があ
る。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら上記の第2図に示す特開昭57−
65475号のポペツト弁では、ポペツト2の小径側
から大径側へ圧油が流れるので、ポペツト2の開
度を0にしたとき本体の孔と摺動自在に挿入され
たポペツト2の外周部22との嵌合スキマが高圧
の供給ポート13を低圧の排出ポート14から遮
断する能力を左右し、漏れを少なくするためスキ
マを小さくすると摩擦力によつて弁開閉時のヒス
テリシスが増加し、特にポペツト2を開閉するパ
イロツト圧油として利用する供給ポート13側圧
油が低圧になるとヒステリシスが顕著に現われ弁
開度の制御精度を著しく低下させる不具合があつ
た。
また、特開昭55−149466号にはメータリング制
御するサーボ弁がポペツト型およびスプール型で
あるものについて開示されており、前者のポペツ
ト型では遮断位置における漏出量が非常に小さく
維持できる反面、弁開閉時の力バランスが取り難
いという問題がありスプリング力を強くしなけれ
ばならないので、ソレノイドによる入力信号を採
用する場合に大容量のソレノイドが必要となり、
後者のスプール型では弁開閉時の力バランスは取
り易いけれども、上記と同様にして孔とスプール
との嵌合スキマを介して圧油が漏出する問題があ
り、弁開閉時のヒステリシスが増加するという不
具合が発生する。
さらに、特開昭61−103005号には比例ソレノイ
ドの作動部を入力信号としてポペツト弁の開閉を
制御するものが開示されているが、パイロツトピ
ストンで制御するパイロツト流量を圧力補償する
ための圧力補償ピストンや、流量特性のバラツキ
を少なくするためのアジヤスタが必要とされてお
り、構造が複雑になつている。
そこで本考案は、簡素化された機構を用いて、
ポペツトの嵌合スキマによる洩れが弁の遮断能力
に関与しない構成とし、過少なスキマによつて起
きる弁開閉時のヒステリシスを少なくして弁開度
の制御精度を向上させて、背反する二つの特性を
いずれをも損なうことなく両立させたポペツト弁
を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 外周部22の一側に座面21を、他側に小径部
23を形成したポペツト2の外周部22および小
径部23をそれぞれ摺動自在に挿入した弁体4に
弁座12を設け、ポペツト2の座面21とで可変
開口を形成する。さらに、弁体4には弁座12の
外周部22側に供給ポート13を、他側に排出ポ
ート14を連通させる。ポペツト2の小径部23
は弁座12より小径とし、外周部22との段差と
弁体4とで形成される環状室11は絞り15を介
して供給ポート13に接続する。小径部23を挿
入した弁体4の孔の延長にはポペツト2とで狭持
した弾性部材6の弾圧を強め乍ら偏倚し、一定の
偏倚量に達すると前記環状室11を排出ポート1
4へ連通させるパイロツトスプール8を嵌装す
る。パイロツトスプール8は両端をドレン回路に
瀑したロツド9を介してアクチユエータ10の出
力部に当接させる。
[作用] アクチユエータの出力が無い場合、パイロツト
スプール8は弾性部材6の弾圧力により最小偏倚
位置へ押し返され環状室11と排出ポート14と
の間を遮断するのでポペツト2を閉止すべく作用
する環状室11の圧力と、これに対向し開口すべ
く外周部22と弁座12との投影面積差に作用す
る圧力は共に供給ポート13と同一の圧力にな
る。ポペツト2の小径部23は弁座12よりも小
径であるため環状室11の面積の方が大きくポペ
ツト2の座面21は弁座12に押圧され弁を閉止
する。このとき、ポペツト2の外周部22はその
両側がいずれも供給ポート13に連通しているの
で排出ポート14への洩れに関与しない。
アクチユエータ10の出力が弾性部材6の弾圧
力に抗しパイロツトスプール8を偏倚させると、
環状室11の圧油は排出ポート14へ排出され、
これを充足する供給ポート13からの流入油は途
中通過する絞り15で圧力が低下する。これによ
りポペツト2の段差部に作用する圧力による力と
弾性部材6の力とがこれに対向して弁座側に作用
する圧力による力以下に減少しポペツトが開口す
る。ポペツト2の移動によつて弾性部材6の弾圧
力が増大し、環状室11と排出ポート14間を遮
断する位置までパイロツトスプール8を押し戻し
平衡する。
アクチユエータ10の出力を更に増加させる
と、再度前述の過程を繰り返すが、アクチユエー
タ8の出力増加分に応じた弾性部材6の弾圧力の
増加が得られた状態で平衡する。言いかえればア
クチユエータ10の出力増加に応じてポペツト弁
1の開度が増加する。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例を示すもので直径が
d2の外周部22とd3の小径部23とを有するポペ
ツト2を弁体4の夫々に対応する孔43,44に
挿入し、両直径の段差部分に環状室11を形成す
る。さらに弁体4にはd2>d1>d3であるような直
径d1の孔を穿ち排出ポート14に連通させるとと
もにd1とd2を画する段差部分に弁座12を形成し
ポペツト2の座面21とで可変開口を形成する。
弁座上部直近部分は供給ポート13へ連通させ
る。ポペツト2には軸方向に貫通する孔を設け小
径部23の上端と排出ポート14とを連通する通
路25を形成するとともに、環状室11を供給ポ
ート13へ連通せしむべく通路16と絞り15と
を設ける。なお、これらの通路、絞りは弁体4に
設けても同一の作用・効果が得られる。弁体4に
は直径d3の小径孔44に交又し、通路17によつ
て環状室11に連通する通路18を設ける。小径
孔44にはポペツト2の小径部23の上端に弾性
部材6を介在させてパイロツトスプール8を挿入
する。パイロツトスプール8には軸方向の通路2
6を貫通させ小径孔44の終端部とパイロツトス
プール8の上端面とで囲まれた空間を排出ポート
14へ連通させる。パイロツトスプール外周には
環状溝20を設け通路19によつて通路26へ連
通させる。パイロツトスプール8が下方へ下がり
環状溝20へ通路18が開口すると環状室11の
圧油は通路17,18、環状溝20、通路19,
26,25を経て排出ポート14へ放出され、こ
の油量は供給ポート13から絞り15、通路16
を経て送られる圧油で補充されるが、絞り15を
通過する際の圧力損失によりポペツト2の下面に
作用する圧力P1より環状室11の圧油の圧力P2
が低くなる。よつてポペツト2はその上下面に作
用する π/4(d2 2−d1 2)P1 −π/4(d2 2−d3 2)P2 と弾性部材6の弾圧力とが平衡する位置まで上方
へ移動することによりポペツト弁1の開度が制御
される。さらに、パイロツトスプール8の外周に
嵌装されたリング32がフランジ31を支承し、
フランジ31はロツド9の一端に当接する。ロツ
ド9の他端は中間部材33を介してアクチユエー
タ10の出力部へ当接する。ロツド9の両端はド
レンポート41,42に接続された空間に瀑され
ているので圧油によつて軸力が影響されることは
ない。
アクチユエータ10を付勢しその出力部が中間
部材33、ロツド9、フランジ31、リング32
を介し弾性部材6の弾圧力に抗してパイロツトス
プール8を押し下げると前述の如く環状溝20へ
通路18が開口しポペツト2が開口すべく上方へ
移動するが、弾性部材6を余分に弾圧するのでパ
イロツトスプール8を押し戻し前記環状溝20と
通路18との開口を閉止しポペツト2の移動の継
続を抑止する。アクチユエータ10の出力を増加
させると再びパイロツトスプール8が下方へ押し
下げられポペツト弁1の開口を増加させたことに
より再びパイロツトスプールが押し返され所定の
開度を維持する。このようにして、ポペツト弁1
は弾性部材6を介してアクチユエータ10の出力
に応じた開度に制御される。
[効果] 以上述べたようにポペツト弁の供給ポートと排
出ポートとを遮断したときポペツトの外周部のス
キマによる洩れを前記遮断に関与しない構成とし
たため、不適切なスキマの付与に基づく過大な洩
れや弁開・閉時のヒステリシス特性を著しく改善
した。また、パイロツトスプール、ロツド等アク
チユエータの出力を伝達する部材は両端面に作用
する圧油の圧力をすべて平衡させる構成をとり、
またアクチユエータの出力部はドレンに接続した
ことにより、ポペツト弁開度の制御精度が印加圧
力の変動によつて影響されない効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すポペツト弁
の断面図、第2図は従来の一例を示すポペツト弁
の断面図である。 1……ポペツト弁、2……ポペツト、4……弁
体、6……弾性部材、8……パイロツトスプー
ル、9……ロツド、10……アクチユエータ、1
1……環状室、12……弁座、13……供給ポー
ト、14……排出ポート、15……絞り、22…
…外周部、23……小径部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周部22の一側に座面21を他側に小径部2
    3を形成したポペツト2と、このポペツト2の外
    周部22および小径部23が夫々に対応する孔4
    3(d2)および44(d3)を設け摺動自在に挿入
    した弁体4と、前記ポペツト2の座面21との間
    で可変開口を形成し前記孔43と44の中間の径
    (d1,d2>d1>d3)を有した排出ポート14に連
    通すべく前記弁体4に設けた弁座12と、前記ポ
    ペツト2の小径部23と外周部22との段差部分
    により前記弁体4の孔43に形成され通路16お
    よび絞り15を介して前記弁体4の孔43側に設
    けた供給ポート13に連通する環状室11と、前
    記ポペツト2の小径部23を挿入した前記弁体4
    の孔44に摺動自在に挿入され前記ポペツトの小
    径部23との間に挟持した弾性部材6の弾圧を強
    め乍ら偏倚し一定位置に達すると前記環状室11
    を前記弁体4に設けた通路17,18を経て環状
    溝20、軸直角通路19、軸中心通路26を穿設
    し前記ポペツト2に設けた軸中心通路25を介し
    て排出ポート14へ連通させるパイロツトスプー
    ル8と、出力部をドレンポート42に露瀑したア
    クチユエータ10と、両端をドレンポート41,
    42に露出しアクチユエータ10の出力をパイロ
    ツトスプール8に伝達するロツド9とから構成さ
    れるポペツト弁。
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JPS6425590U JPS6425590U (ja) 1989-02-13
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