JPS5922374Y2 - ソレノイドバルブ - Google Patents

ソレノイドバルブ

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Publication number
JPS5922374Y2
JPS5922374Y2 JP14550273U JP14550273U JPS5922374Y2 JP S5922374 Y2 JPS5922374 Y2 JP S5922374Y2 JP 14550273 U JP14550273 U JP 14550273U JP 14550273 U JP14550273 U JP 14550273U JP S5922374 Y2 JPS5922374 Y2 JP S5922374Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
valve
bypass passage
pressure side
valve body
center hole
Prior art date
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Expired
Application number
JP14550273U
Other languages
English (en)
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JPS5088929U (ja
Inventor
隆太郎 安部
Original Assignee
豊田工機株式会社
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Publication date
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は圧力流体の流通路を開閉制御するソレノイドバ
ルブに関するものであり、その目的とするところは圧力
流体を高圧側から低圧側へバイパスさせるバイパス通路
の通路形状に若干の改良を加え、これによってこのバイ
パス通路を通過する圧力流体の流れ方向にががわらず流
量係数が同じになるようにし、油圧装置の作動を安定な
らしめることである。
一般に圧力流体を高圧側から低圧側へバイパスさせるバ
イパス用のソレノイドバルブの作動特性はそのバイパス
通路の形状に大きく左右され、このバイパス通路がうま
く設計されていないと、この通路を通過する圧力流体に
圧力変動が生じたり、あるいは流量係数が変化して所要
の油圧装置に安定した圧力流体を供給することができず
、その作動に支承を来す恐れがあった。
本考案は従来のこのような問題点を解決するためになさ
れたものであり、バイパス通路を構成する中心穴をその
軸線方向における断面積が等しくなるように形成し、こ
の中心穴の途中に絞りを介挿して流体の流れ方向による
流量係数の変化が生じないようにしたソレノイドバルブ
に関する。
以下その実施例を図面に基づいて説明すると、1は油圧
装置本体で、この油圧装置本体1には高圧側の油室と連
通する通路2及び低圧側の油室3が形成されておす、(
但しこの高圧側と低圧側は随時切換えれる。
)この高圧側から低圧側へ圧力流体をバイパスするため
に次のようなソレノイドバルブが設けられている。
すなわち4はこの油圧装置本体1にねじ込まれた磁性材
料よりなる支持筒で、この支持筒4は下端部に圧力流体
を通過させる切欠5を有し、また上端部には非磁性材料
より成る筒体6が嵌着されている。
この筒体6の中心部には鉄心7が嵌着され、また外周に
は励磁コイル8が巻付けられ、更にその外側にはキャッ
プ9がかぶせられている。
そしてこの支持筒4と筒体6との間及び鉄心7と筒体6
との間はその一方が非磁性材料であり且つその内部が油
圧室となっているため、ろう付10.11によって一体
化され、油洩れが防止されている。
また前記油圧装置本体1には弁体12が嵌着されている
この弁体12はねじ12 aによって前記支持筒4と一
体化され、また中央には弁軸13が形成されている。
この弁軸13にはバイパス通路15が形成され、このバ
イパス通路15によって前記高圧側の通路2と低圧側の
油室3とを連通ずるようになっている。
このバイパス通路15は前記弁軸13の軸線方向におい
て等しい断面積を有する中心穴15aと、半径線方向に
向く半径穴15 bより構成され、この中心穴15 a
の途中に流量を制御するとともに高圧側から低圧側への
圧力流体の急激な流入を防止する絞り14が嵌着されて
いる。
前記弁軸13には磁性材料の弁部材16が嵌合されてい
る。
この弁部材16は前記バイパス通路15を開閉制御する
もので、その上端面は吸着作用を行う鉄心7と対向され
且スプリング17によって弁体12方向の撥力が付与さ
れている。
また弁部材16にはその一端に前記弁軸13を挿通させ
る連通穴18がその軸線方向に向けて形成され、また他
端には油室31に開口する取付穴34が形成され、この
連通穴18ならびに取付穴34は貫通穴33を介して互
いに連通されている。
そして、この取付穴34に小孔19を有する絞り部材2
0が嵌着され、この絞り部材20と弁体12との間に油
室24を形成している。
この油室24には前記小孔19を介して圧力流体が流出
入され、弁部材16の切換速度を制御するようになって
いる。
尚この絞り部材20としては多孔質の焼結金属を用いて
もよい。
前述したようにバイパス通路15を構成する中心穴15
aの途中に嵌着された絞す14の前後の通路面積が等し
いことにより、高圧側と低圧側とが切換えられて圧力流
体の流れ方向が変わっても、流量係数の変化がほとんど
なく、従ってバイパス通路15を流れる流量に差異がも
たらされない。
更に前記弁体12と弁部材16間には第3図に示すよう
に座板22が介挿されている。
この座板22は上部に弁部材16と接面する接合面22
aを有し、また下部にはR部12 bと対面する切欠
面22bが形成されている。
従って前記弁部材16が下降したときこの弁部材16は
座板22の接合面22 aと接面し、弁部材16がR部
12 bに喰いつかないようになっている。
また弁軸13の外周面には第2図に示すように広巾の環
状溝26が形成されている。
この環状溝26には小孔27を介して圧力流体が供給さ
れており、弁部材16の内外周の圧力差を是正しこれの
変形を防止して弁部材16をスムーズに摺動させるよう
になっている。
更に弁軸13はその根元部に第2図に示すような切欠2
8が形成されている。
この切欠28によって弁軸13と弁部材16との接触面
積を極力少なくシ、油圧ロック状態を防止するようにな
っている。
また、弁部材16の下端にはテーパ面取り32を施すこ
とにより座板22との当接面積を回縁的に少なくしてお
り、これによって弁部材16の上・下端面に作用する油
圧力をほぼ均衡するようにして、弁部材16の作動を安
定させている。
次に上記構成のソレノイドバルブの動作について説明す
ると、先ず第1図に示す状態は励磁コイル8は付勢され
ておらず、その結果弁部材16はスプリング17の撥力
で下方へ押圧され、バイパス通路15を閉じている。
従って通路2内の高圧流体はバイパスされず、高圧状態
を持続する。
しかる状態において励磁コイル8が励磁されると、第1
図矢印に示す方向に磁束が発生し、その結果弁部材16
は鉄心7に吸引される。
弁部材16はスプリング17の撥力に抗して上方に移動
し、これによってバイパス通路15は開かれる。
このバイパス通路15が開かれることによって通路2内
の高圧流体は切欠5、バイパス通路15を介して低圧側
の油室3へ供給される。
このとき油室24内の圧力流体は絞り部材20の小孔1
9を介して油室31へ流出されるため、この弁部材16
は低速度でもって移動される。
その結果通路2内の圧力流体は徐々にその圧力が低下し
、急激な圧力変化が防止されている。
このバルブの切換時あるいはバルブの開口状態において
高圧側と低圧側との圧力差によって高圧側から低圧側へ
急激に圧力流体が流れ込もうとするが、その中心穴15
aには絞り14が設けられているため、この紋り14
によってその流入が制限され、異常な圧力変動が防止さ
れる。
また高圧側と低圧側が切換されて圧力流体の流れ方向が
変化しても、絞す14の前後の通路の断面が等しい中心
穴15aの途中に設けられているため、流体の流れ方向
の変化にかかわらず、流量係数が同じとなり、一定の流
量特性が得られる。
前記したように本考案はバイパス通路の途中に圧力流体
の通過を制限する絞りを介挿した構成であるため、上記
絞りの作用によって高圧側から低圧側への急激な圧力流
体の流入が防止でき、高圧側と低圧側との連通に伴う異
常な圧力変動を極力防止することができる利点を有する
また本考案は、前記バイパス通路を中心穴と半径穴とよ
り構威し、この中心穴に絞りを介挿したので、紋りを半
径穴のそれぞれに設けるものに比較して絞りの個数を少
なくすることができ、部品点数を少なくすることができ
る利点を有する。
さらに本考案は、上記中心穴をその軸線方向において等
しい断面積に形成したので、絞り前後の通路断面積を等
しくすることができ、従ってこの絞りに対する圧力流体
の流入方向の変化にかかわらず流量係数が同じとなり、
絞りを介挿することによる流量特性への影響を防止でき
る利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は全て本考案の実施例を示すものであり、第1図は
本考案のソレノイドバルブの縦断面図、第2図は弁体の
みを取出して示すその斜視図、第3図は座板の部分を拡
大して示す拡大断面図である。 8・・・・・・励磁コイル、12・・・・・・弁体、1
3・・・・・・弁軸、15・・・・・・バイパス通路、
16・・・・・・弁部材、17・・・・・・スプノング
、20・・・・・・絞り部材、22・・・・・・座板、
24・・・・・・油室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バイパス通路を有する固定の弁体と、この弁体の外周に
    摺動可能に嵌合され前記バイパス通路を開閉する弁部材
    とを備えたソレノイドバルブにおいて、高圧側と低圧側
    とに随時切換えられる各油室間をバイパスする前記バイ
    パス通路を、前記弁体の軸線方向において等しい断面積
    を有しかつその一端を前記弁体の端部に開口する中心穴
    と、この中心穴に交差しかつその一端をそれぞれ前記弁
    部材が嵌合する弁体の外周に複数箇所において開口する
    半径穴とによって構成し、このバイパス通路を構成する
    前記中心穴の途中に圧力流体の通過を制限する絞りを介
    挿したことを特徴とするソレノイドバルブ。
JP14550273U 1973-12-17 1973-12-17 ソレノイドバルブ Expired JPS5922374Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14550273U JPS5922374Y2 (ja) 1973-12-17 1973-12-17 ソレノイドバルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14550273U JPS5922374Y2 (ja) 1973-12-17 1973-12-17 ソレノイドバルブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5088929U JPS5088929U (ja) 1975-07-28
JPS5922374Y2 true JPS5922374Y2 (ja) 1984-07-04

Family

ID=28432335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14550273U Expired JPS5922374Y2 (ja) 1973-12-17 1973-12-17 ソレノイドバルブ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5712029B2 (ja) * 2011-03-31 2015-05-07 カヤバ工業株式会社 ソレノイドバルブ

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Publication number Publication date
JPS5088929U (ja) 1975-07-28

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