JP2701890B2 - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JP2701890B2
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land
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幹夫 鈴木
修 渡辺
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Toyoda Koki KK
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【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ソレノイドによって作動されるスプールに
より供給通路からライン通路に供給される流体の圧力制
御を行うようにした電磁弁に関するものである。
〈従来の技術〉 圧力制御を行う電磁弁の1つとして、第3図及び第4
図に示すようにスプールハウジング1に第1の摺動孔3
とこの第1の摺動孔3より小径の第2の摺動孔4を連続
して形成し、またスプールハウジング1に第1の摺動孔
3にそれぞれ連通するタンク通路5とライン通路6と供
給通路7を形成し、前記第1の摺動孔3と第2の摺動孔
4にスプール2を摺動可能に嵌挿し、このスプール2に
タンク通路5とライン通路6との連通制御を行う第1の
ランド部8と、ライン通路6と供給通路7との連通制御
を行う第2のランド部9と、第2の摺動孔4に摺動可能
に嵌挿され第2のランド部9より小径の第3のランド部
10と、第1のランド部8と第2のランド部9間に第1の
小径部11と、第2のランド部9と第3のランド部10間に
第2の小径部12を形成し、第1の小径部11とスプールハ
ウジング1の第1の摺動孔3間に制御圧室13を形成する
とともに第2の小径部12とスプールハウジング1の第1
の摺動孔3間にフィードバック室14を形成し、前記制御
圧室13の流体の圧力をフィードバック室14に導く絞り通
路15をスプールハウジング1に形成し、前記スプール2
をソレノイド16に印加された電流に応じてスプリング17
に打ち勝って作動させるようにしたものがある。
このものは、タンク通路5とライン通路6の連通制御
A1並びにライン通路6と供給通路7の連通制御A2を行う
ことによって、ライン通路6の圧力を制御し、ライン通
路6の圧力の変動を絞り通路15を介してフィードバック
室14に導くことによって、前記スプール2を作動させラ
イン通路6の圧力の変動を抑えている。
〈発明が解決しようとする課題〉 上述したものは、フィードバック室14にエアが溜まっ
ていると、制御圧室13の圧力が第2のランド部9と第3
のランド部10の端面に伝わらないため、制御圧の変動を
抑えることができない問題があった。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、上述した問題を解決するためになされたも
ので、制御圧室とフィードバック室とが連通する絞り通
路の他に、供給通路とフィードバック室とが連通する制
限通路をスプールハウジングに形成したものである。
〈作用〉 ソレノイドに印加される電流に応じてスプールがスプ
リングに打ち勝って作動し、タンク通路とライン通路の
連通制御並びにライン通路と供給通路の連通制御を行う
ことによってライン通路の圧力制御がなされる。ライン
通路の圧力変動は、絞り通路を介してフィードバック室
に導かれ、スプールを作動させることによってライン通
路の圧力変動を抑える。供給通路の圧力がフィードバッ
ク室よりも高いときは、供給通路の流体がフィードバッ
ク室に導かれてフィードバック室のエアが無くなり、制
御圧室の圧力を第2のランド部と第3のランド部にスム
ーズに作用させることができる。
〈実施例〉 以下本発明の実施例を第1図及び第2図に基づいて説
明する。20は非磁性体からなるスリーブであり、このス
リーブ20の一端には磁性体からなる第1のソレノイドハ
ウジング21が嵌合固定されている。スリーブ20の他端に
非磁性体からなるリング22が嵌挿されさらに磁性体から
なる第2のソレノイドハウジング23が嵌合固定されてい
る。第1,第2のソレノイドハウジング21,23とリング22
の内周に嵌合孔24が形成され、この嵌合孔24にプランジ
ャ25が摺動可能に嵌挿されている。第1のソレノイドハ
ウジング21にはリング22側にヨーク26が形成され、この
ヨーク26と直交する方向にフランジ部27が形成されてい
る。第1のソレノイドハウジング21の嵌合孔24には磁性
体からなる円筒部材28が嵌合固定されている。スリーブ
20の周囲にはソレノイド30が配置され、このソレノイド
30は磁性体からなり円筒状のカバー31によって覆われて
いる。第2のソレノイドハウジング23の一端には磁性体
からなるエンドプレート72が当接し、このエンドプレー
ト72に前記カバー31の一端がかしめられている。
40は非磁性体からなるスプールハウジングであり、第
1のソレノイドハウジング21に当接した状態で前記カバ
ー31の一端をかしめることによって第1のソレノイドハ
ウジング21に連結される。スプールハウジング40には第
1の摺動孔41aと第1の摺動孔41aより小径の第2の摺動
孔41bが連続して形成され、第1の摺動孔41aと第2の摺
動孔41bにスプール42が摺動可能に嵌挿されている。ス
プールハウジング40の第1の摺動孔41aと第2の摺動孔4
1bには第1のソレノイドハウジング21から順に第1の環
状溝43、第2の環状溝44、第3の環状溝45、第4の環状
溝46、第5の環状溝47が間隔をおいて形成されている。
またスプールハウジング40には第1の摺動孔41aとカバ
ー31の外部にある図略のタンクとを連通する第1のタン
ク通路48と、第1の環状溝43とカバー31の外部にある図
略のタンクとを連通する第2のタンク通路49と、第2の
環状溝44と図略のアクチェータと連通するライン通路50
と、第3の環状溝35と図略のポンプとを連通する供給通
路51と、第5の環状溝47と図略のタンクとを連通する第
3のタンク通路53とが形成されている。第1の環状溝43
と第2の環状溝44間には第1のランド部54が、第2の環
状溝44と第3の環状溝45間には第2のランド部55が形成
されている。
スプール42にはライン通路50と第2のタンク通路49を
連通制御する第1のランド部56と、ライン通路50と供給
通路51を連通制御する第2のランド部57と、第2の摺動
孔41bに摺動可能に嵌挿され第2のランド部より小径の
第3のランド部58が間隔をおいて形成されている。前記
第1のランド部56と第1の摺動孔41a間に半径方向に僅
かな隙間を持つ環状絞りが形成され、同じく第2のラン
ド部57と第1の摺動孔41b間に環状絞りが形成されてい
る。スプール42のランド部56,57とスプールハウジング4
0のランド部54,55のオーバラップ量に応じて前記環状絞
りの流路抵抗が変えられる。またスプール42には第1の
ランド部56と第2のランド部57間に第1の小径部59が形
成され、第2のランド部57と第3のランド部58間に第2
の小径部60が形成されている。第1の小径部59とスプー
ルハウジング40間に制御圧室61が形成され、第2の小径
部60とスプールハウジング40間にフィードバック室62が
形成されている。スプールハウジング40にはライン通路
50とフィードバック室62とを連通する絞り通路63が形成
され、供給通路51とフィードバック室62とを連通する制
限通路64が形成されている。制限通路64は絞り通路63よ
り流路抵抗が大きくなるように通路面積が小さく形成さ
れている。スプールはハウジング40にはキャップ65がね
じ込まれ、キャップ65とスプール42の第3のランド部58
間にスプール42をプランジャ25に当接する側に付勢する
スプリング66が介挿されている。
70はケースハウジングであり、このケースハウジング
70に形成された取付け穴71にスプールハウジング40が嵌
め込まれている。ケースハウジング40には第1のタンク
通路48と第2のタンク通路49とライン通路50と供給通路
51と第3のタンク通路53にそれぞれつながる通路が形成
されている。
次に上述した構成に基づいて作用について説明する。
ソレノイド30に電流を印加するとカバー31とエンドプレ
ート72と第2のソレノイドハウジング23とプランジャ25
と第1のソレノイドハウジング21を通る磁力線が発生
し、プランジャ25がヨーク26側へ吸引され、スプール42
がスプリング66に打ち勝って右進する。このスプール42
の右進によって供給通路51がライン通路50につながる通
路の開度A3が大きくなり、ライン通路50が第2のタンク
通路49につながる通路の開度A4が小さくなる。この結
果、ライン通路50に供給される油の圧力が供給通路51内
の油の圧力まで上昇する。ライン通路50の圧力変動は絞
り通路63を介してフィードバック室62に伝えられ、第2
のランド部57と第3のランド部58の端面に作用する。第
2のランド57と第3のランド部58の面積差によって、ス
プール42を左進させる力が変わる。スプリング66によっ
てスプール42が右進した状態においては、制御圧室61と
フィードバック室62の圧力が低く、供給通路51内の油が
制限通路64を介してフィードバック室62に流れる。この
結果、フィードバック室62内にあったエアは絞り通路63
とライン通路50の制御圧室61を介して第2のタンク通路
49に流れるため、スプール42が右進した状態における制
御圧室61内の圧力の変動をスムーズに第2のランド部57
と第3のランド部58に伝えることができ、制御圧室61の
圧力変動を抑えることができる効果が得られる。
〈発明の効果〉 以上述べたように本発明は、制御圧室とフィードバッ
ク室とが連通する絞り通路の他に、供給通路とフィード
バック室とが連通する制限通路をスプールハウジングに
形成した構成であるので、フィードバック室の圧力が低
いときは、供給通路からの流体の流れによってフィード
バック室のエアを流すことができ、制御圧室の圧力の変
動をスムーズに第2のランド部と第3のランド部の端面
に伝えることができるため、制御圧室の圧力の変動を抑
えることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本発明の実施例を示すもので、第1図
は電磁弁の断面図、第2図は油圧回路図、第3図は従来
の電磁弁の断面図、第4図は従来の油圧回路図。 30……ソレノイド、40……スプールハウジング、41a…
…第1の摺動孔、41b……第2の摺動孔、42……スプー
ル、49……第2のタンク通路、50……ライン通路、51…
…供給通路、56……第1のランド部、57……第2のラン
ド部、58……第3のランド部、59……第1の小径部、61
……制御圧室、62……フィードバック室、63……第2の
小径部、63……絞り通路、64……制限通路、66……スプ
リング。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプールハウジングに第1の摺動孔とこの
    第1の摺動孔より小径の第2の摺動孔を連続して形成
    し、またスプールハウジングに第1の摺動孔にそれぞれ
    連通するタンク通路とライン通路と供給通路を形成し、
    前記第1の摺動孔と第2の摺動孔にスプールを摺動可能
    に嵌挿し、このスプールにタンク通路とライン通路との
    連通制御を行う第1のランド部と、ライン通路と供給通
    路との連通制御を行う第2のランド部と、第2の摺動孔
    に摺動可能に嵌挿され第2のランド部より小径の第3の
    ランド部と、第1のランド部と第2のランド部間に第1
    の小径部と、第2のランド部と第3のランド部間に第2
    の小径部を形成し、第1の小径部とスプールハウジング
    の第1の摺動孔間に制御圧室を形成するとともに第2の
    小径部とスプールハウジングの第1の摺動孔間にフィー
    ドバック室を形成し、前記制御圧室の流体の圧力をフィ
    ードバック室に導く絞り通路をスプールハウジングに形
    成し、前記スプールをソレノイドに印加された電流に応
    じてスプリングに打ち勝って作動させるようにした電磁
    弁であって、前記スプールハウジングに供給通路とフィ
    ードバック室とが連通する制限通路を形成したことを特
    徴とする電磁弁。
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