JPH0438146Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0438146Y2
JPH0438146Y2 JP1983006603U JP660383U JPH0438146Y2 JP H0438146 Y2 JPH0438146 Y2 JP H0438146Y2 JP 1983006603 U JP1983006603 U JP 1983006603U JP 660383 U JP660383 U JP 660383U JP H0438146 Y2 JPH0438146 Y2 JP H0438146Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
valve device
hole
flow
valve body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983006603U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59113580U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP660383U priority Critical patent/JPS59113580U/ja
Publication of JPS59113580U publication Critical patent/JPS59113580U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0438146Y2 publication Critical patent/JPH0438146Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Driven Valves (AREA)
  • Details Of Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は弁装置本体に摺動自在に配設された弁
体の移動により弁装置本体内に形成された流体通
路内の流体の流れを制御するようにした制御弁装
置に関するものである。
<従来技術> 電磁式リニアソレノイドバルブ等の制御弁装置
においては、弁体を案内支持する摺動面と弁体と
の間の隙間に鉄粉が入り込むと、円滑な作動が行
えなくなる。したがつて、流体に混入して制御弁
装置内に侵入する鉄粉を除去する必要があるが、
かかる鉄粉が細かい場合には、フイルタ等で除去
することが困難な問題があつた。
<考案の目的> そこで本考案は、流体に混入する鉄粉等の磁性
粉を磁石により収集し、その収集した磁性粉が流
体の流れによつて再び流れ出さないようにして、
鉄粉等の磁性粉によつて弁体の円滑な動作が阻害
される恐れを軽減させることを目的とする。
<考案の構成> 本考案は、弁装置本体内に形成された流体通路
の途中に流体の流れ方向と軸線が一致して開口側
をその流れの上流側に向けて形成した有底の筒状
構造部を設け、前記筒状構造部の底部から離間し
た前記筒状構造部の円筒部周壁に流体が流出する
半径方向通路を開口して、前記筒状構造部の底部
と円筒部が交差する部分にその流れが到達しにく
い空所を形成し、かつ前記筒状構造部の少なくと
も前記空所の周壁を磁化部材で形成したことを特
徴とするものである。
<実施例> 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は本考案をリニアソレノイドバルブに
適用した実施例を示し、10が取付ベース20と
ともに弁装置本体に構成するバルブ本体である。
このバルブ本体10は取付フランジ部を備えた磁
性体からなるバルブスリーブ11と、バルブスリ
ーブ11のスリーブ部11bの外周にロウ付等に
よつて固着した非磁性体からなる支持スリーブ1
2と、支持スリーブ12内に嵌合固定されてバル
ブスリーブ11のスリーブ部11b外端に当接す
る非磁性体からなるスペーサリング13と、バル
ブスリーブ11の下端中央に穿設された取付内孔
に嵌合固定されて突出する非磁性体からなるエン
ドスリーブ14とによつて構成されている。この
バルブ本体10は、車体の一部に固定される取付
ベース20に設けた大径内孔20a内にエンドス
リーブ14を液密的に嵌合させ、かつバルブスリ
ーブ11の取付フランジ部を取付ベース20の接
合面に液密的に締付固定することにより取付ベー
ス20に取付けられている。
取付ベース20には一対のポート21a,21
bが設けられ、これら一対のポート21a,21
bの内、ポート21aは流体通路22aを介して
大径内孔20aの上部に開口し、ポート21bは
流体通路22bを介して大径内孔20aの底部周
壁に開口している。そしてエンドスリーブ14に
は流体通路22aをエンドスリーブ14の内壁に
形成された環状凹溝14bへ連通させる径方向の
流体通路14aが穿設され、大径内孔20aの底
部はエンドスリーブ14の下端に固設されたスト
ツパ23の中心に穿設された貫通穴23aを介し
てエンドスリーブ14の内部に連通されている。
一方、バルブスリーブ11、スペーサリング1
3およびエンドスリーブ14の各内孔にて形成さ
れたバルブ本体10の内孔10a内には、弁体3
0が摺動可能に嵌挿されている。この弁体30
と、段付スリーブ15を介して支持スリーブ12
の上端に固着されたヨーク16との間にはスプリ
ング18が縮設され、常時は弁体30の下端がス
トツパ23に当接する下降端に弁体30が位置さ
れている。そして、前記支持スリーブ12および
段付スリーブ15の外周にはソレノイド17が取
付けられ、弁体30をスプリング18の撥力に抗
して上昇させるようになつている。
前記弁体30の下端には所定深さの大径穴30
aが下端面より穿設されるととに、弁体30の下
端には弁体30の外周面と大径穴30aとを連通
する複数の切欠き30bが径方向に刻設されてお
り、弁体30が上方に移動すると、大径穴30a
が切欠き30bを介して環状凹溝14bに連通
し、これによつてポート21bに供給された圧力
流体が流体通路22b、大径内孔20a、貫通穴
23a、切欠き30b、環状凹溝14b、流体通
路14a、流体通路22aを介してポート21a
に供給され、その流量は切欠き30bと環状凹溝
14bとによつて形成されるオリフイスの開度に
よつて変化されることになる。
さらに前記弁体30の軸心には、大径穴30a
内の圧油を弁体30の上部に連通させて圧力バラ
ンスを図る流体通路30cおよび、この流体通路
30cに連通し弁体30の外周に形成された嵌状
凹部に流体を供給する半径方向の流路30dが径
方向に穿設され、弁体30が円滑に摺動するよう
になつている。そして、前記大径穴30aの底部
には大径穴30aより小径の中径穴30eが穿設
され、この中径穴30eと大径穴30aとの間に
形成される段部にカツプ状の永久磁石31が固着
されている。この永久磁石31は、下面中央に大
径の凹部を有するとともに、中央に大径穴30a
と中径穴30eを連通する貫通穴31bが穿設さ
れ、永久磁石31の上下に貫通穴31bの幅に対
して流体の流れ方向と直交する方向に広がりを持
つた空所32a,32bを形成している。
これにより、弁体30の移動に応じて大径穴3
0aから流体通路30cに流体が流れる場合に
は、流体が永久磁石31を通過する時点で流体に
含まれる鉄粉が永久磁石31により吸着され、空
所32a,32bに収集される。このようにし
て、鉄粉が除去されるため、弁体30の上部及び
外周に形成された環状溝に鉄粉が流れ込む確率を
大幅に減少できる。そして、流体が流出する通路
である切欠き30bは、前記永久磁石31を設け
た前記大径孔30aの底部から離間した位置に設
けてあり、永久磁石31にて吸着されて空所32
a,32bに収集された鉄粉は、切欠き30bか
ら流出する流体の流れが空所32a,32bの位
置する大径孔30aの底部付近に到達しにくいた
め、その流れによつて吸着した鉄粉が再び離脱し
て流れ出すことが防止でき、信頼性が大幅に向上
される。
第2図は本考案をレリーフ弁に適用した実施例
を示すもので、以下これについて説明する。40
は弁装置本体でこの弁装置本体40の中央部に穿
設された貫通穴40aの左端には蓋部材41が右
端にはストツパ42が外方向への移動を規制され
て取付けられ、この蓋部材41とストツパ42間
にスプリング44によつて右方へ押圧された弁体
43が配設されている。また、弁装置本体40に
は貫通穴40aの右端部、中央部及び左端部の周
壁にそれぞれ連通する3個のポート45a,45
b,45cが穿設されポート45bは直接タンク
に連通し、ポート45cはパイロツトレリーフ弁
55を介してタンクに連通している。
前記弁体43には所定径の有底穴43aが第2
図において左端部から穿設され、この有底穴43
aの底部と弁体43の右端面との間には小径の絞
り通路46が穿設されている。これにより、ポー
ト45aに供給された圧力流体は絞り通路46お
よび有底穴43aを介してポート45cに流れ、
弁体43は絞り通路46の絞り効果によりポート
45aに供給された流体の圧力がパイロツトレリ
ーフ弁55の設定圧を越えてパイロツトレリーフ
弁55が作動すると、その圧力差に応じて左進さ
れ、弁体43の右側の流体室47aに流入した流
体がポート45bを介してタンクに連通されるも
のである。
上記構成において弁体43の有底穴43aに
は、絞り通路46を通して弁体43の左側の流体
室47bへ流れる流体内に混入する鉄粉を除去す
る磁石体48が嵌装されるとともに、有底穴43
aの左端には、磁石体48の抜け止めを行う筒状
部材49が螺着され、こに筒状部材49にはフイ
ルタ50が取付けられている。
前記磁石体48は、右端部外周に有底穴43a
の内周面と密着する大径部が形成されるととも
に、右端面から所定深さの有底穴48aが穿設さ
れ、この有底穴48aの底部より一定距離だけ離
れた位置には有底穴48aを磁石体48の外周に
連通させる径方向の連通穴48bが穿設され、筒
状部材49の右端部には磁石体48の外周に流出
した圧力流体を筒状部材49の貫通穴内に導く径
方向の切欠き49aが形成されている。これによ
り、絞り通路46を通過した圧力流体は磁石体4
8の有底穴48a、連通穴48bを通して筒状部
材49の貫通穴へと流れ、この過程において圧力
流体に混入する鉄粉が磁石体48の磁力によつて
収集され、この収集された鉄粉は有底穴48aの
底部に形成される空所48cに収集されることに
なる。これにより、鉄粉は流体の流れが到達しに
くい空所48cに収集されるため、その収集され
た鉄粉が再び流体回路に流れ出すことが防止され
る。
また、前記ストツパ42も永久磁石によつて形
成され、このストツパ42の外周のポート45a
と対向する位置には環状の切欠き42aが形成さ
れるとともに、この切欠き42aは、径方向の連
通穴42bにより、ストツパ42の左端から穿設
されキヤツプ51にて密室化された連通室42c
に連通されている。
そして、この連通室42cは、キヤツプ51の
右端から一定距離離れた位置に形成された径方向
通路42dを介してストツパ42の左端の小径部
の外周に連通され、これにより、ポート45aを
右側の流体室47aに連通させている。
したがつて、ポート45aに供給された圧力流
体は、ストツパ42の連通穴42b、連通室42
c、通路42dを介して流体室47aに流入し、
この過程で、流体内に混入している鉄粉が除去さ
れることになる。この場合も、キヤツプ51の右
側に通路42dへ流れ込む流体の流れに対して交
差する方向に広がる空所53が形成されていて、
鉄粉はこの空所53に収集されるが、空所53に
は流体の流れが到達しにくいため、その流れによ
つて収集された鉄粉が再び流れ出すことが防止さ
れる。
<考案の効果> 以上述べたように本考案においては、弁装置本
体内に形成された流体通路の途中に流体の流れ方
向と軸線が一致して開口側をその流れの上流側に
向けて形成した有底の筒状構造部を設け、前記筒
状構造部の底部から離間した前記筒状構造部の円
筒部周壁に流体が流出する半径方向通路を開口し
て、前記筒状構造部の底部と円筒部が交差する部
分にその流れが到達しにくい空所を形成し、かつ
前記筒状構造部の少なくとも前記空所の周壁を磁
化部材で形成した構成であるので、流体に混入す
る鉄粉等の磁性粉を収集できるだけでなく、一旦
収集した鉄粉が再び流出することを防止でき、弁
体とこれを案内する摺動面との間に鉄粉等の磁性
粉が入ることを確実に防止できて、制御弁装置に
信頼性を向上できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
リニアソレノイドバルブの縦断面図、第2図はレ
リーフ弁装置の断面図である。 10……バルブ本体、20……取付ベース、3
0……弁体、31……永久磁石、32a,32b
……空所、40……弁装置本体、42……ストツ
パ、43……弁体、48……磁石体、48c……
空所、53……空所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁装置本体に摺動自在に配設された弁体の移動
    により弁装置本体内に形成された流体通路内の流
    体の流れを制御するようにした制御弁装置におい
    て、前記弁装置本体内に形成された流体通路の途
    中に流体の流れ方向と軸線が一致して開口側をそ
    の流れの上流側に向けて形成した有底の筒状構造
    部を設け、前記筒状構造部の底部から離間した前
    記筒状構造部の円筒部周壁に流体が流出する半径
    方向通路を開口して、前記筒状構造部の底部と円
    筒部が交差する部分にその流れが到達しにくい空
    所を形成し、かつ前記筒状構造部の少なくとも前
    記空所の周壁を磁化部材で形成したことを特徴と
    する制御弁装置。
JP660383U 1983-01-20 1983-01-20 制御弁装置 Granted JPS59113580U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP660383U JPS59113580U (ja) 1983-01-20 1983-01-20 制御弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP660383U JPS59113580U (ja) 1983-01-20 1983-01-20 制御弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59113580U JPS59113580U (ja) 1984-07-31
JPH0438146Y2 true JPH0438146Y2 (ja) 1992-09-07

Family

ID=30138150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP660383U Granted JPS59113580U (ja) 1983-01-20 1983-01-20 制御弁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59113580U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6131726B2 (ja) * 2013-06-12 2017-05-24 株式会社ジェイテクト 電磁弁

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51145021A (en) * 1975-06-10 1976-12-13 Efu Emu Barubu Seisakushiyo Kk Emergent opening and closing valve

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54132031U (ja) * 1978-03-07 1979-09-13

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51145021A (en) * 1975-06-10 1976-12-13 Efu Emu Barubu Seisakushiyo Kk Emergent opening and closing valve

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59113580U (ja) 1984-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0336773Y2 (ja)
US5704395A (en) Solenoid valve
JPH0438146Y2 (ja)
JPH0614412Y2 (ja) 電磁比例ソレノイド
US5328151A (en) Solenoid valve
JPH0141984Y2 (ja)
JPH11141714A (ja) 電磁弁
JP2701890B2 (ja) 電磁弁
JP2597612Y2 (ja) 電磁スプール弁
JPH02296084A (ja) 電磁操作式方向制御弁
JPH0137268Y2 (ja)
JPH0249422Y2 (ja)
JP3014534B2 (ja) ソレノイドバルブ
JP2551917Y2 (ja) 電磁弁
JPH0123006Y2 (ja)
JPS6338368Y2 (ja)
JPH032069Y2 (ja)
JPH0225026Y2 (ja)
JPH0313008Y2 (ja)
JP3342223B2 (ja) 電磁弁装置
JPS5922374Y2 (ja) ソレノイドバルブ
JPH0720461Y2 (ja) 電磁弁
JP2541713Y2 (ja) スプールバルブ
JPS6340705Y2 (ja)
JPH0341180Y2 (ja)