JPH0137268Y2 - - Google Patents

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JPH0137268Y2
JPH0137268Y2 JP1983105643U JP10564383U JPH0137268Y2 JP H0137268 Y2 JPH0137268 Y2 JP H0137268Y2 JP 1983105643 U JP1983105643 U JP 1983105643U JP 10564383 U JP10564383 U JP 10564383U JP H0137268 Y2 JPH0137268 Y2 JP H0137268Y2
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JP
Japan
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valve body
annular groove
valve
fluid
sleeve
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JP1983105643U
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JPS6012764U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は流体の流れを制御する制御弁装置に関
する。
〈従来の技術〉 従来、この種の制御弁装置においては、弁装置
本体に摺動自在に配設された弁体の移動により、
弁装置本体内に形成された流体通路内の流体の流
れを制御するようにしている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 かかる従来の制御弁装置においては、制御弁装
置内に、鉄粉が入り込むと、円滑な弁体の作動が
行えなくなる。したがつて流体に混入して制御弁
装置内に浸入する鉄粉を除去する必要があるが、
フイルター等で除去しきれない場合、制御弁装置
における弁体を案内支持する摺動面と弁体との間
に鉄粉が入り込み、円滑な作動が行えなくなる問
題があつた。
すなわち、かかる弁装置では弁が閉じられてい
る場合においても、弁体の外周面と対向して形成
された流入部に圧力流体が供給されると、この圧
力流体が弁体の外周面と摺動面との間に形成され
る微小隙間を通して流出部へ流れ、この過程にお
いて流体に混入する鉄粉等が摺動面と弁体とによ
つて形成される微少隙間に入るものと考えられ
る。
そこで考案は、弁体を案内支持する摺動面と弁
体との間の隙間にダストを含んだ圧力流体が流れ
込んだ場合、その異物を流路により流出部側へ排
出することで弁体の円滑な動作が阻害される恐れ
を軽減させることを目的とする。
〈考案の構成〉 本考案は、弁体の外周部に流入部とオーバラツ
プしない位置に環状凹部を形成し、この環状凹部
を連通穴を介して流出部側に連通させたものであ
る。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は本考案をリニアソレノイドバルブに
適用した実施例を示し、10が取付ベース20と
ともに、弁装置本体を構成するバルブ本体であ
る。このバルブ本体10は、取付フランジ部を備
えた磁性体からなるバルブスリーブ11と、バル
ブスリーブ11のスリーブ部11bの外周にロウ
付等によつて固着した非磁性体からなる支持スリ
ーブ12と、支持スリーブ12内に嵌合固定され
てバルブスリーブ11のスリーブ部11b外端に
当接する非磁性体からなるスペーサリング13
と、バルブスリーブ11の下端中央に穿設された
段付内孔に嵌合固定されて突出する非磁性体から
なるエンドスリーブ14とによつて構成されてい
る。このバルブ本体10は、車体の一部に固定さ
れる取付ベース20に設けた大径内孔20a内に
エンドスリーブ14を液密的に嵌合させ、かつバ
ルブスリーブ11の取付フランジ部を取付ベース
20の接合面に液密的に締付固定することにより
取付ベース20に取付けられている。
取付ベース20には一対のポート21a,21
bが設けられ、これら一対のポート21a,21
bの内ポート21aは流体通路22aを介して、
大径内孔20aの上部に開口し、ポート21bは
流体通路22bを介して、大径内孔20aの底部
周壁に開口している。そして、エンドスリーブ1
4には、流体通路221aをエンドスリーブ14
の内壁に形成された環状凹溝14bへ連通させる
径方向の流体通路14aが穿設され、大径内孔2
0aの底部はエンドスリーブ14の下端に固設さ
れたストツパ23の中心に穿設された貫通穴23
aを介してエンドスリーブ14の内部に連通され
ている。
一方バルブスリーブ11、スペーサリング13
およびエンドスリーブ14の各内孔にて形成され
たバルブ本体10の内孔10a内には、弁体30
が摺動可能に嵌挿されている。この弁体30と、
段付スリーブ15を介して支持スリーブ12の上
端に固着されたヨーク16との間には、スプリン
グ18が縮設され、常時は弁体30の下端がスト
ツパ23に当接する下降端に弁体30が位置され
ている。そして、前記支持スリーブ12および段
付スリーブ15の外周にはソレノイド17が取付
けられ、弁体30をスプリング18の撥力に抗し
て、上昇させるようになつている。
前記弁体30の下端には所定深さの大径穴30
aが下端面より穿設されるとともに、弁体30の
下端には弁体30の外周面と大径穴30aとを連
通する複数の切欠き30bが径方向に刻設されて
おり、弁体30が上方に移動すると、環状凹溝1
4aが切欠き30bを介して大径穴30aに連通
し、これによつてポート21aに供給された圧力
流体が流体通路22a、流体通路14a、環状凹
溝14b、切欠き30b、貫通穴23a、大径穴
20a、流体通路22bを介してポート21bに
供給され、その流量は切欠き30bと環状凹溝1
4bとによつて形成されるオリフイスの開度によ
つて変化されることになる。
前記弁体30の軸心には大径穴30a内の圧油
を弁体30の上部に連通させて圧力バランスを図
る流体通路30cおよび、この流体通路30cに
連通し弁体30の外周に形成された環状凹部30
eに流体を流通する半径方向の流路30dが径方
向に穿設され、この環状凹部30eに流入したダ
ストをこの流路30dにより流体通路30cへ排
出することで、ダストのつまりを防止し、弁体3
0が円滑に摺動させるようになつている。
また、弁体30の下端部に近い外周面には、第
2図に示されるように、弁体30が閉じた状態で
環状凹溝14bと対向する環状凹部30fが形成
されるとともに、この環状凹部30fと前記環状
凹部30eとの間には所定幅の環状溝30gが形
成され、この環状溝30gと大径穴30aとの間
を連通する連通穴30hが半径方向に穿設されて
いる。
そして、環状溝30gと環状凹部30fとの間
および環状凹部30fより先端側においては弁体
30の外径が、環状溝30gよりも上側の部分に
比べ一定量だけ小径に形成され、弁30が閉じた
状態での洩れ流量が許容値以下となり、かつ流体
に混入するダストの通過を許容するクリアランス
35a,35bを形成している。なお、環状溝30
gの上方のクリアランス35cは弁体30を案内
支持可能な微少クリアランスである。
これにより、弁閉止時等において環状凹溝14
bから弁体30の外周方向に流れる流体の流れと
しては、クリアランス35aを介して、切欠き3
0bと流れるものと、クリアランス35bを介し
て環状溝30gへ流入し、連通穴30hを介して
大径品30aへと流れるものが大部分となり、環
状溝30gの上方に位置する摺動部に流体が流れ
込むことが殆どなくなる。これによつて鉄粉等の
ダストが摺動部に入り込む確率を大幅に減少さ
せ、信頼性を大幅に向上できる。
〈考案の効果〉 以上述べたように本考案は、弁体外周の流入部
と接近する位置に形成された環状溝と流入部の間
の弁体外周面と、摺動面との間のクリアランス
を、摺動面と弁体の外周面との間の微小クリアラ
ンスよりも大きくしたので、フイルター等で除去
されないダストが、弁装置内の弁体を案内する摺
動面と弁体の摺動部との隙間に入り込んでも、そ
のダストを流路により流出部側へ流出させること
ができ、ダストのつまりによる作動不良がなくな
り、制御弁装置の信頼性を向上できる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
ソレノイドバルブの断面図、第2図は第1図にお
ける要部の拡大図である。 10……バルブ本体、20……取付ベース、3
0……弁体、30a……大径穴、30e……環状
凹部、30d……流路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁装置本体に形成された内孔の摺動面に摺動自
    在に微小クリアランスを持たせて配置された弁体
    の移動により、弁体の外周位置に形成された流入
    部と、弁体の端部に連通する流出部との間の流体
    の流れを制御するようにした制御弁装置におい
    て、弁体外周の前記流入部と接近する位置に環状
    溝を形成するとともに、この環状溝と前記流出部
    とを連通する連通路を形成し、前記弁体の前記流
    入部と前記環状溝との間の弁体外周面と前記摺動
    面との間に前記微小クリアランスよりも大きい一
    定のクリアランスを形成したことを特徴とする制
    御弁装置。
JP10564383U 1983-07-07 1983-07-07 制御弁装置 Granted JPS6012764U (ja)

Priority Applications (1)

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JP10564383U JPS6012764U (ja) 1983-07-07 1983-07-07 制御弁装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP10564383U JPS6012764U (ja) 1983-07-07 1983-07-07 制御弁装置

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Publication Number Publication Date
JPS6012764U JPS6012764U (ja) 1985-01-28
JPH0137268Y2 true JPH0137268Y2 (ja) 1989-11-10

Family

ID=30247538

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JP10564383U Granted JPS6012764U (ja) 1983-07-07 1983-07-07 制御弁装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0426748Y2 (ja) * 1985-02-28 1992-06-26
JP2567461B2 (ja) * 1988-08-19 1996-12-25 三菱電機株式会社 流量制御バルブ
JP6131726B2 (ja) * 2013-06-12 2017-05-24 株式会社ジェイテクト 電磁弁

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS457687Y1 (ja) * 1966-05-13 1970-04-14

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JPS457687Y1 (ja) * 1966-05-13 1970-04-14

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