JPH0332803Y2 - - Google Patents

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JPH0332803Y2
JPH0332803Y2 JP2023385U JP2023385U JPH0332803Y2 JP H0332803 Y2 JPH0332803 Y2 JP H0332803Y2 JP 2023385 U JP2023385 U JP 2023385U JP 2023385 U JP2023385 U JP 2023385U JP H0332803 Y2 JPH0332803 Y2 JP H0332803Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば、1つのポンプの吐出流量
を、パワーステアリングと他のアクチユエータと
に分流して使用するとともに、上記パワーステア
リング系には、一定の制御流量を優先的に供給す
るようにした分流弁に関する。
(従来の技術) 第6図に示した従来の分流弁Vは、スプール1
を内装した本体2にポンプポート3と、パワース
テアリング系に接続する制御ポート4と、他のア
クチユエータ系に接続する余剰流ポート5とを形
成している。
そして、上記制御ポート4は、切換弁6の流入
ポート7に接続し、余剰流ポート5は他のアクチ
ユエータの負荷回路8に接続している。
しかして、切換弁6のスプールを図示の中立位
置から、例えば図面右方向に移動すると、上記流
入ポート7が、パワーシリンダ9のボトム側室1
0に連通するアクチユエータポート11に連通す
る。
また、パワーシリンダ9のロツド側室12は、
他方のアクチユエータポート13からタンクポー
ト14に連通する。
この状態では、ポンプ15の吐出油が、ポンプ
ポート3→制御ポート4→流入ポート7→アクチ
ユエータポート11を経由してボトム側室10に
流入し、ロツド側室12の作動油はアクチユエー
タポート13及びタンクポート14を経由してタ
ンク16に戻るので、パワーシリンダ9のピスト
ンは図面右方向に移動する。
そして、上記ボトム側室10の圧力は、シヤト
ル弁17を介して、上記スプール1の右端面18
に作用する。また、ポンプ15の吐出圧は、スプ
ール1に形成の通路19を経由してスプール1の
左端面20に作用する。
しかし、切換弁6を上記のように切換えたとき
は、その切換え量に応じて流入ポート7とアクチ
ユエータポート11とを連通させる開口面積が相
違する。つまり、それら両者の連通部分前後に差
圧が発生することになるが、この差圧がスプール
1の両端面18,20に作用する圧力差となる。
もし、切換弁6の切換え量が少なくて上記差圧
が大きければ、上記左端面20側の作用力が打ち
勝つので、スプール1がスプリング21に抗して
右方向に移動する。
スプール1が右方向に移動すると、ポンプポー
ト3と制御ポート4との開口が小さくなる反面、
ポンプポート3と余剰流ポート5とが連通するの
で、ポンプ15の吐出油が他のアクチユエータの
負荷回路8にも供給されることになる。
そして、切換弁6を最大に切換えた場合には、
この切換弁6前後の差圧がほとんどなくなるの
で、スプール1の両端面18,20に作用する圧
力も等しくなり、当該スプール1はスプリング2
1の作用で図示の位置に復帰し、ポンプ吐出量全
量をパワーシリンダ12に供給する。
(本考案が解決しようとする問題点) 上記のよにした従来の分流弁では、パワーシリ
ンダ12側の圧力をスプール1の右端面18に作
用させるために、シヤトル弁17やそれにともな
つた配管を必要とするために、その配管費用等が
かさむ問題があつた。
また、配管を長くすると、その圧力損失も大き
くなり、新たなチユーニング装置が必要になると
いう問題もあつた。
この考案は、スプールの両端に圧力を作用させ
るのに、シヤトル弁や特別な配管を必要としない
分流弁の提供を目的にする。
(問題点を解決するための手段) この考案は、上記の目的を達成するために、弁
本体にスプールを内装し、このスプールの両端に
圧力室を形成し、その一方の圧力室にスプリング
を介在させるとともに、この一方の圧力室にはパ
ワーステアリング等の制御回路系の圧力を導き、
他方の圧力室にはポンプ供給圧を作用させ、それ
ら両室の圧力差に応じてスプールが移動して、上
記制御回路系には一定の制御流量を供給し、作業
機等の他のアクチユエータ系には、上記制御流量
を超えた分の余剰流量を供給する分流弁におい
て、上記一方の圧力室を制御回路系に接続すると
ともに、上記スプールには、ポンプに接続した供
給ポートと上記一方の圧力室とを連通させる通路
を形成し、この通路に可変絞り機構を設ける一
方、上記一方の圧力室と制御回路系とを接続する
通路から分岐した通路に、通常は全閉状態を維持
し、制御回路系のアクチユエータを動作させたと
きに開く可変オリフイスを設けるとともに、この
可変オリフイスの上流側の圧力を上記可変絞り機
構に作用させ、当該可変オリフイスが閉じたとき
に可変絞り機構の開口面積が小さくなり、可変オ
リフイスが開いたとき、可変絞り機構の開口面積
が大きくなる構成にしている。
なお、実施例においては、上記可変絞り機構
が、ピストン36、制御プランジヤ38、固定オ
リフイス47及び可変オリフイス48等で構成さ
れる。
(本考案の作用) この考案は、上記のように構成したので、可変
絞り機構を介してスプール両端の圧力室が連通す
るとともに、この可変絞り機構の開口面積に応じ
て、その前後に差圧が発生する。
そして、上記可変絞り機構は、制御回路系のア
クチユエータを作動させたとき、その開口面積を
大きくし、このアクチユエータを動作していない
ときには、当該開口面積を小さくする。
(本考案の効果) スプールの両端に形成した圧力室を、スプール
に直接形成した可変絞り機構を介して連通させた
ので、従来のように特別な配管等を必要とせず、
それだけ配管費用を節約できるとともに、圧力損
失も少なくできる。
(本考案の実施例) 第1〜4図に示した第1実施例は、その弁本体
22に、ポンプPに連通するポンプポート23
と、作業機等のアクチユエータ系の回路24に連
通する余剰流ポート25と、パワーステアリング
系の制御回路26に連通する制御ポート27とを
形成している。
このようにした弁本体22には、スプールSを
内装するとともに、このスプールSの両端を圧力
室28,29に臨ませている。この圧力室29に
はスプリング30を介在させ、両圧力室28,2
9の圧力が等しいとき、このスプリング30の作
用で、当該スプールが図示の位置を保つようにし
ている。
上記スプールSの外周には環状凹部31を形成
しているが、この環状凹部31は当該スプールS
の移動位置に関係なくポンプポート23に常時連
通するとともに、ダンピングオリフイス32を介
して、上記圧力室28に連通している。
そして、上記スプールSには、環状凹部31に
開口する連通孔33を形成するとともに、油路3
4を介して上記連通孔33を圧力室29に連通さ
せているもので、この連通孔33と油路34とで
この考案の通路を構成する。
さらに、このスプールSにはピストン室35を
形成し、このピストン室35にピストン36を内
装するとともに、当該ピストン36のロツド37
及び制御プランジヤ38を上記連通孔33内に臨
ませている。
そして、上記制御プランジヤ38は、ロツド3
7側から先端に向つて徐々に大径にするととも
に、上記連通孔33の内周に形成した環状突部3
9と相まつて、可変絞り40を構成するようにし
ている。
なお、可変絞り40はロツド37の移動によつ
て形成されればよく、前述した構成に限定される
ものではない。例えば、前述とは逆に連通孔の内
周を徐々に大径となるように変化させるとともに
制御プランジヤを円柱状とすることによつて構成
することも可能である。
上記ピストン36の一側すなわちロツド37と
は反対側面には、連孔41を介して圧力室29内
の圧力を作用させ、ロツド37側にはスプリング
42のばね力と、通路43から導かれる圧力とを
作用させる構成にしている。
上記通路43は、スプールSの外周に形成した
環状溝44を介して、ピストン室35のスプリン
グ42側に常時連通するとともに、分岐通路45
及びメイン通路46を介して圧力室29にも連通
している。そして、この分岐通路45に、上流側
に固定オリフイス47を設け、この固定オリフイ
ス47よりも下流側に可変オリフイス48を設け
るとともに、この可変オリフイス48の下流側に
タンクTを接続し、上記通路43をこれら両オリ
フイス47,48の中間に連結している。
上記可変オリフイス48は通常は閉状態を維持
する一方、ソレノイド49が励磁したときは全開
する構成にしてる。
上記メイン通路46は、切換弁50に接続して
いるが、この切換弁50は図示の中立位置を保持
しているとき、メイン通路をタンクTに連通させ
る。
そして、ハンドル51を回転させると、変換装
置52がハンドル角あるいは当該操舵角を検出
し、その検出信号に応じて上記切換弁50を切換
える。
切換弁50が上記のようにして左右いずれかに
切換わると、メイン通路46からの圧油が、パワ
ーシリンダ53のロツド側室54あるいはボトム
側室55に供給され、パワーシリンダ53を駆動
する。
そして、上記ハンドル51には、入力トルク感
知装置56を連繋するとともに、この入力トルク
感知装置56の出力信号を増幅器57を介して上
記ソレノイド49に伝達し、当該ソレノイド49
を励磁させる。つまり、ハンドル51を回転させ
たときに、上記ソレノイド49が励磁するように
している。
なお、図中符号58はリリーフ弁で、制御回路
26側の圧力を設定圧以下に制御するためのもの
である。
しかして、ハンドル51を操作せずに可変オリ
フイス48を閉じ、しかも、ポンプPの回転数を
低くした例えばアイドリング状態では、圧力室2
9とピストン室35のロツド37側との圧力が等
しくなるので、スプリング42の作用で制御プラ
ンジヤ38が第1図の位置を保ち、当該可変絞り
40の開口面積が最小となる。
この状態でポンプPの吐出量を増大させると、
可変絞り40前後の差圧が大きくなり、その前圧
が圧力室28に作用し、後圧が圧力室29に作用
するので、その両圧力室28,29の圧力差でス
プールSがスプリング30に抗して第2図に示す
位置まで移動する。
したがつて、制御ポート27の開口面積が小さ
くなり、ポンプ吐出量の大部分が、十分に開口し
た余剰流ポート25から他のアクチユエータ回路
24に供給される。
さらに、上記の状態でハンドル51を回すと、
切換弁50が切換わるとともに、入力トルク感知
装置56の出力信号によつて、ソレノイド49が
励磁して可変オリフイス48を開く。
可変オリフイス48が開かれると、ピストン3
6のロツド37側の圧力がタンク圧にほぼ等しく
なるので、当該ピストン36が圧力室29内の圧
力によつて図面左方向に移動する。
ピストン36が上記のように移動すれば、制御
プランジヤ38と環状突部39とが相対移動し、
可変絞り40の開口面積が大きくなる。開口面積
が大きくなれば、この可変絞り40前後の差圧が
小さくなるので、圧力室28と29との圧力差が
少なくなり、スプールSがスプリング30の作用
で左方向に移動し、第3図に示す位置を保持す
る。
つまり、この第3図に示す位置では、制御ポー
ト27側が十分に開口し、余剰流ポート25の開
口が小さくなるので、パワーシリンダ53の制御
流量が供給され、その制御流量以上の余剰流量が
他のアクチユエータ系の回路24に供給される。
さらに、上記第3図の状態から、アクチユエー
タ系の回路24側の圧力が上昇すると、その圧力
が圧力室28に作用するので、スプールSが多少
右側に移動した第4図の位置を保持する。
したがつて、この実施例では、ハンドル51を
回転してパワーシリンダ53を動作させるときに
は、可変オリフイス48が開いて制御プランジヤ
38と環状突部39とで構成する可変絞り40の
開口面積を大きくし、当該パワーシリンダ53を
接続した制御回路26に一定の制御流量を供給す
る。
また、ハンドル51を回転しないときには、ポ
ンプPの吐出量のうち、そのほぼ全量を回路24
側に供給する。
第5図に示した第2実施例は、ソレノイド49
を制御する手段を、上記第1実施例と相違させて
もので、分流弁そのものの構成は第1実施例と全
く同様である。
つまり、第1実施例は、入力トルク感知装置5
6に代えてプレツシヤースイツチ59を設けたも
のであるが、このプレツシヤースイツチ59はメ
イン通路46と連通し、このメイン通路46の圧
力作用で閉状態になるようにしている。そして、
プレツシヤースイツチ59が閉じると、電源60
の電流がソレノイド49に供給されるので、当該
ソレノイド49が励磁される。
ソレノイド49が非励磁状態にあるときと、励
磁状態にあるときとで、可変絞り40の開口面積
が相違すること第1実施例と全く同様である。
【図面の簡単な説明】
図面第1〜4図はこの考案の第1実施例を示す
もので、第1図は制御回路を接続した分流弁の断
面図、第2〜4図は作動状態を示す断面図、第5
図は第2実施例の断面図、第6図は従来の断面図
である。 22……弁本体、26……制御回路、S……ス
プール、28,29……圧力室、30……スプリ
ング、48……可変オリフイス、P……ポンプ、
36……ピストン、38……制御プランジヤ、4
7……固定オリフイス、48……可変オリフイ
ス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁本体にスプールを内装し、このスプールの両
    端に圧力室を形成し、一方の圧力室にスプリング
    を介在させるとともに、当該圧力室にはパワース
    テアリング等の制御回路系の圧力を導き、他方の
    圧力室にはポンプ供給圧を作用させ、これら両室
    の圧力差に応じてスプールが移動して、上記制御
    回路系には一定の制御流量を供給し他のアクチユ
    エータ系には、上記制御流量を越えた分の余剰流
    量を供給する分流弁において、上記一方の圧力室
    を制御回路系に接続するとともに、上記スプール
    には、ポンプに接続した供給ポートと上記一方の
    圧力室とを連通させる通路を形成し、この通路に
    可変絞り機構を設ける一方、上記一方の圧力室と
    制御回路系とを接続するメイン通路から分岐した
    分岐通路に可変オリフイスを設けるとともに、こ
    の可変オリフイスの上流側の圧力を上記可変絞り
    機構に作用させるようにした分流弁。
JP2023385U 1985-02-15 1985-02-15 Expired JPH0332803Y2 (ja)

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JP2023385U JPH0332803Y2 (ja) 1985-02-15 1985-02-15

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JPS61137103U JPS61137103U (ja) 1986-08-26
JPH0332803Y2 true JPH0332803Y2 (ja) 1991-07-11

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