JP3547797B2 - 流量制御弁 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、例えば、1つのポンプから供給された作動油のうち、制御流量をパワーステアリング装置に分流し、その制御流量以上の余剰流量を作業機等に分流する流量制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3、図4に示した従来の流量制御弁の本体1には、ポンプPに連通させたポンプポート2、パワーステアリング装置に接続した制御流ポート3及び作業機側に接続した余剰流ポート4とを形成するとともに、この本体1に形成したボア5内にメインスプール6を摺動自在に設けている。さらに、このボア5内に、メインスプール6に対して直列にしたケース部材7を嵌合している。
そして、上記ボア5の内周には、第1〜6環状溝8〜13を形成している。この第1環状溝8は通路14を介して第6環状溝13に連通し、第2環状溝9はポンプポート2に常時連通し、第4環状溝11は通路15を介してリリーフ弁16に接続し、第5環状溝12はタンクポート17に連通させている。
【0003】
上記メインスプール6は、その一端をパイロット室18に臨ませるとともに、他端を、ケース部材7との間に形成した圧力室19に臨ませている。このようにしたメインスプール6には、第1環状凹溝20と第2環状凹溝21とを形成し、上記圧力室19に設けたスプリング22の作用で、ノーマル位置を保っているとき、第1環状凹溝20が、前記第1、2環状溝8、9の両者をまたぎ、ポンプポート2と通路14とを連通させる。
また、メインスプール6がスプリング22に抗して移動すると、図4に示すようにポンプポート2が通路14と余剰流ポート4とのぞれぞれに連通する。
上記ケース部材7には、第4環状溝11と圧力室19を連通するダンピングオリフィス23と、第4環状溝11に開口させたオリフィス24と、第5環状溝12に開口させたポート25と、第6環状溝13に開口させた第1、2制御オリフィス26、27とを形成している。そして、この第1制御オリフィス26は、第2制御オリフィス27よりもその開口面積を小さくしている。
上記のようにしたケース部材7には、補助スプール28を内装しているが、この補助スプール28の一端を制御流ポート3側に臨ませ、他端をバネ室29に臨ませている。
【0004】
上記補助スプール28には環状凹部30を形成しているが、この環状凹部30は、補助スプール28に形成した絞り通路31を介して制御流ポート3に連通させている。また、上記絞り通路31は通孔32を介してバネ室29に連通しているが、このバネ室29にはバネ33を設けている。
さらに、補助スプール28の外周には段部34を形成しているが、この段部34を境にして、制御流ポート3側のスプール径を、バネ室29側のスプール径よりも大きくしている。そして、ケース部材7の内周にも段部35を形成し、これら両段部34、35が相まって、ポート25に常時連通するドレン室36を形成している。
上記のようした補助スプール28が、バネ室29に設けたバネ33の作用で図示のノーマル位置にあるとき、その環状凹部30が、ケース部材7に形成した第1制御オリフィス26のみに開口し、第2制御オリフィス27が閉ざされるようにしている。そして、補助スプール28がバネ33に抗して移動したとき、上記両オリフィス26、27が開口するようにしている。
【0005】
上記ケース部材7には環状の制御溝38を形成している。この制御溝38は、その軸線方向の長さを第2制御オリフィス27よりも長くしたもので、補助スプール28が図4に示すようにフルストロークしたときに、この制御溝38が全開するようにしている。
さらに、この補助スプール28にはダンパ機構を設けているが、このダンパ機構は、筒部39aの一端に環状突部39bを形成し、他端にフランジ部39cを形成したダンパ部材39を主要素にしている。
そして、上記筒部39aは従来の絞り通路31と同一の機能を果すものである。また、フランジ部39cは、制御流ポート3の内側周囲壁面に接触させるとともに、直径方向に多少ガタ付きを持たせている。さらに、上記環状突部39bは、補助スプール28の一端に形成した凹部40に臨ませて、ダンパ室39dを形成するとともに、この凹部40と環状突部39bの外周との間で絞り部39eを形成するようにしている。
環状凹部30から制御流ポート3に圧力流体が流れると、そのときの圧力が上記絞り部39eからダンパ室39dに伝わる。そして、このダンパ室39d内の圧力によって、上記フランジ部39cが制御流ポート3の周囲壁面に圧接し、メタルシール機能を果す。また、このフランジ部39cは上記のように多少のガタ付きを持たせているので、それをセンタリングしなくても、環状突部39bを凹部40内に挿入することができる。
【0006】
次に、この従来例の作用を説明する。
パワーステアリング装置を作動させていないときには、絞り通路31側の圧力が上昇しないので、補助スプール28は図1に示すノーマル位置を保つ。したがって、このときに、ポンプPから制御流量以下の少量の流体が流入すると、その流体は、通路14及び第1制御オリフィス26を通過して制御流ポート3から流出する。この制御流ポート3からステアリング装置に供給される流量がいわゆるスタンバイ流量である。
そして、上記のように第1制御オリフィス26に流体が流れると、その前後に圧力差が生じ、その上流側の圧力がパイロット通路37を経由してパイロット室18に導かれる。また、下流側の圧力は、通孔32→バネ室29→オリフィス24→第4環状溝11→ダンピングオリフィス23を経由して圧力室19に導かれる。
したがって、パイロット室18と圧力室19とに圧力差が生じ、メインスプール6が、スプリング22に抗して移動し、ポンプポート2と通路14との連通を保ちながら、ポンプポート2と余剰流ポート4とを連通させる。つまり、第1制御オリフィス26で制御されたスタンバイ流量以上の余剰流量は、余剰流ポート4から作業機側に供給されることになる。
さらに、ポンプPの吐出量が多くなると、第1制御オリフィス26前後の差圧がさらに大きくなるので、メインスプール6の移動量も多くなる。したがって、ポンプポート2と余剰流ポート4とを連通させる流路の開度が大きくなり、その分、余剰流ポート4側への供給流量をさらに多くする。
【0007】
上記の状態からパワーステアリング装置を作動すると、その負荷圧の作用で制御流ポート3側の圧力が上昇するが、このときの圧力は、補助スプール28の両端面に作用する。そして、この補助スプール28の両端面の受圧面積が上記したように相違するので、その受圧面積差に応じた作用力がバネ33のバネ力に打ち勝つと、補助スプール28が移動し、第1制御オリフィス26とともに第2制御オリフィス27が開く。
このように補助スプール28が移動して第2制御オリフィス27も開けば、制御流ポート3からパワーステアリング装置に供給される流量が、この両制御オリフィス26、27で制御される。いい換えれば、両制御オリフィス26、27が開いた分、パワーステアリング装置に供給される流量がスタンバイ流量以上のいわゆる制御流量、すなわちパワーステアリング装置が通常に作動するために必要な流量まで増えることになる。
【0008】
なお、ポンプPの吐出量が制御流量以下の場合でも、パワーステアリング装置を作動させると、上記のように補助スプール28が移動して、両制御オリフィス26、27が開くので、そのオリフィス前後の差圧が少なくなる。そのために当該メインスプール6がスプリング22の力で図面左方向に移動し、ポンプポート2と余剰流ポート4との連通を遮断する。したがって、この制御流量以下の全流量が制御流ポート3からパワーステアリング装置に供給される。
また、パワーステアリング装置を作動させているときで、そのハンドルをいわゆるすえ切り状態にすると、リリーフ弁16が開弁し、制御流ポート3側の流体をタンクTに戻すが、このタンクTに戻される流路過程にオリフィス24を形成しているので、リリーフ弁16からタンクTに流出する流量が非常に少なくなる。したがって、このときのポンプ吐出量のほぼ全量が、余剰流ポート4に供給される。
【0009】
制御流ポート3の下流側に接続したパワーステアリング装置を作動して、補助スプール28を図4に示すフルストローク位置に保持しているとすると、第1、2制御オリフィス26、 27が全開状態になる。
この状態でハンドルを急激に切り返すと、そのたびごとに図示していない切換弁が中立位置を越えて切り換わるが、この中立位置を越えるときに制御流ポート3を瞬間的にタンクに連通させる。そのために補助スプール28が第2図右方向に移動して原位置に復帰しようとするが、このときにダンパ機構の絞り部39eが機能して、ダンパ効果が発揮され、補助スプール28の移動を緩慢にさせる。ハンドルの急激な切り返し時には、この移動が緩慢になっている間に、切換弁が中立位置を越えてしまうので、制御流ポート3側の圧力低下は、補助スプール28に影響を及ぼさない。言い換えれば、ハンドルを急激に切り返しても、操作者に従来のような引っ掛かり感を与えないものである。
また、この従来例の場合には、第2制御オリフィス27に対応して制御溝38を形成したので、補助スプール28がわずかに移動したとしても、第2制御オリフィス27の開度に影響を及ぼさない。したがって、ダンパ機構の絞り部39eを十分に小さくできなくても、流量制御に関する応答性を緩慢にすることができる。
そして、この応答性をどの程度にするかは、種々の条件によって決るが、いずれにしても、その応答性は、上記制御溝38の軸方向の長さとダンパ機構の絞り部39eの開度に応じて決る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにした従来の流量制御弁は、ステアリング装置を作動させず、作業機のみを作動させている状態、特に、作業機のスピードを上げるために余剰流ポート4からの流量を増やしている状態で、ステアリング装置を急激に作動させると、補助スプール28の応答性が遅れることもあって、必要とする制御流量をなかなかえられない。そのために、ステアリングに引っ掛かり現象が生じるという問題があった。
この発明の目的は、補助スプールの応答性に多少問題があっても、必要な制御流量を十分に確保できる流量制御弁を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
ポンプポート、制御流ポート及び余剰流ポートとを形成した本体にメインスプールを内装し、このメインスプールの一端をパイロット室に臨ませ、パイロット室とは反対側に嵌合したケース部材に補助スプールを摺動自在に内装し、さらに、このケース部材には、補助スプールの移動位置に応じて開度を可変にした制御オリフィスを形成するとともに、この制御オリフィスを介して上記ポンプポートと制御流ポートとを連通させ、この制御オリフィスの上流側の圧力を上記パイロット室に作用させ、制御流ポート側の圧力をこの補助スプールの一端に作用させ、制御流ポート側の圧力上昇にともなって補助スプールが移動し、上記制御オリフィスの開度を大きくする構成にした流量制御弁を前提にする。
上記流量制御弁を前提にしつつ、この発明は、メインスプールに、余剰流ポート側の圧力が設定圧以上になったときに閉じる補助オリフィスを形成し、この補助オリフィスを、メインスプールに形成した圧力室を経由して上記制御オリフィスの下流側に合流させてなり、余剰流ポート側の圧力が設定圧以下のとき、補助オリフィスから流入した供給流れを、制御オリフィスを経由した供給流れと合流させる構成にした点に特徴を有する。
【0012】
【作用】
この発明は上記のように構成したので、制御流ポートへの供給流量は、制御オリフィスの開度によって決る。この制御オリフィスの開度は補助スプールの移動位置に応じて制御されるが、この補助スプールの移動位置は制御流ポートの下流側の圧力によって制御される。
したがって、制御流ポートの下流側の圧力が低くなれば、制御オリフィスの開度が小さくなって、その分、制御流量が少なくなる。
また、余剰流ポート側の圧力が設定圧以下になったとき、補助オリフィスが開いて、供給流量をこの補助オリフィスを介して制御ポート側に合流させる。
【0013】
【実施例】
図1、図2に示した実施例は、そのメインスプール6の先端に補助オリフィス41を形成している。この補助オリフィス41は、メインスプール6がノーマル位置から所定の位置まで移動するまで、第1環状溝8側に開口し、この第1環状溝8と圧力室19とを連通させる。そして、メインスプール6が所定の位置を超えて移動したとき、第1、2環状溝8、9との境界部分に形成された環状突部42によって、補助オリフィス41が閉ざされるようにしている。
また、圧力室19に臨ませたケース部材7の先端には連通孔43を形成し、圧力室19及び絞り通路31とを、この連通孔43を介して連通させるようにしている。
なお、図中符号44は、メインスプール6の先端部分に形成したダンパオリフィスで、第1環状溝8とパイロット室18とを連通させるためのものである。
上記以外の構成は、前記従来の流量制御弁と同様なので、その同一の構成要素について同一符号を用いて説明するにとどめ、その詳細を省略する。
【0014】
次のこの実施例の作用を説明するが、そのときに、第1、2制御オリフィス26、27のそれをぞれを通過しうる最大流量を3L/min とし、補助オリフィス41を通過しうる最大流量を6L/min として説明する。
いま、パワーステアリング装置及び作業機のいずれも作動させていないとすると、メインスプール6及び補助スプール28の両方がノーマル位置を保つことになる。
このように両スプール6、28がノーマル位置を保つと、第2制御オフィス27は閉じるが、第1制御オリフィス26及び補助オリフィス41が開く。また、第1環状溝8と第1環状凹部20とが相まって形成される第1可変絞り部45の開度が最大になり、第1環状凹部20と第3環状溝10とが相まって形成される第2可変絞り部46が閉ざされることになる。
いま、ポンプポート2から供給された流体は、第1可変絞り部45から、第1環状溝8→通路14→第6環状溝13→第1制御オリフィス26→絞り通路31を経由して、パワーステアリング装置に供給される。また、第1環状溝8に流入した流体は、上記の流れ以外に、補助オリフィス41→圧力室19→連通孔43を経由して、上記第1制御オリフィス26を通過した供給流れと合流する。
【0015】
したがって、この状態でステアリング装置に供給されるスタンバイ流量は、第1制御オリフィス26の最大流量3L/min と補助オリフィス41の最大流量6L/min の合計9L/min ということになる(図2参照)。
このようにスタンバイ流量が9L/min も確保されていれば、ステアリング装置をどんなに急激に作動させても、従来のような引っ掛かり現象など生じない。
また、上記の状態から、作業機を停止したまま、ステアリング装置のみを作動させると、補助スプール28がバネ33に抗して移動して、第2制御オリフィス27も開く。つまり、この場合には、第1、2制御オリフィス26、27及び補助オリフィス41のすべてが開くので、ステアリング装置に供給される最大流量は、それら各オリフィスの合計最大流量、すなわち12L/min ということになる。したがって、ステアリング装置には、必要にして十分な制御流量が確保されることになる(図2参照)。
【0016】
次に、ステアリング装置を作動させず、作業機のみを作動させると、第2制御オリフィス27が閉じるとともに、パイロット室18と圧力室19との圧力差が大きくなる。したがって、メインスプール6がスプリング22に抗して図面右方向に移動し、第1可変絞り部45の開度を小さくするとともに、第2可変絞り部46の開度を大きくする。
なお、このときのパイロット室18の圧力は、作業機側の圧力である余剰流ポート4の圧力と等しくなる。そのために作業機側の圧力が上昇すればするほど、メインスプール6の移動量も多くなるが、この作業機側の圧力が設定圧以上になったとき、補助オリフィス41が環状突部42で閉じられる。
したがって、ステアリング装置に供給される最大流量は、第1制御オリフィス26を通過する最大流量3L/min だけとなり、それ以外の流量はすべて余剰流ポート4から作業機側に供給されることになる(図2参照)。
【0017】
このように作業機のみを作動させているときに、ステアリング装置に供給されるスタンバイ流量は従来と同様である。しかし、この状態でステアリング装置を作動させたときには、その圧力室19内の圧力上昇にともなって、メインスプール6が図面左方向に移動し、第1可変絞り部45を開くとともに、補助オリフィス41を第1環状溝8側に開く。
したがって、補助スプール28の応答遅れがあったとしても、ステアリング装置には、第1制御オリフィス26を通過する最大流量3L/min と補助オリフィス41を通過する最大流量6L/min との合計流量である9L/min の流量が供給されることになる。
そして、従来の場合には、補助スプール28の応答遅れがあると、第1制御オリフィス26を通過する最大流量3L/min しか確保されないので、引っ掛かり現象を生じてしまった。しかし、この実施例では上記のように9L/min の流量が確保されているので、ステアリング装置を急操作しても、引っ掛かり現象など発生しない。
【0018】
また、ステアリング装置と作業機の両方を作動させているときには、作業機側の圧力に応じて、ステアリング装置に供給される流量が異なる。例えば、作業機側の圧力が設定圧以上であれば、メインスプール6の移動によって、補助オリフィス41が環状突部42で閉ざされるので、ステアリング装置には、第1、2制御オリフィス26、27を通過する最大流量6L/min が供給される。
そして、作業機側の圧力が設定圧以下であれば、その時々の圧力に応じて補助オリフィス41の開度が無段階に制御されるので、ステアリング装置には、最少のとき、第1、2制御オリフィス26、27による6L/min の流量が供給され、最大で、各オリフィス26、27、41による12L/min の流量が確保されることになる(図2参照)。
なお、上記の説明において、各オリフィスの最大通過流量を特定したが、その流量は、ステアリング装置や作業機によって異なるもので、その数値は絶対的なものではないこと当然である。
【0019】
【発明の効果】
この発明の流量制御弁によれば、ステアリング装置に必要な制御流量がいつも確保されるので、ステアリング装置を急操作したとき、その装置への供給流量の不足から生じるいわゆる引っ掛かり現象などが発生せず、安定したステアリングを維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】断面図である。
【図2】ステアリング装置に供給される流量を示したマトリックス図である。
【図3】従来の流量制御弁の断面図で、補助スプールがノーマル位置にある状態を示したものである。
【図4】従来の流量制御弁の断面図で、補助スプールがバネに抗して移動した状態を示したものである。
【符号】
1 本体
2 ポンプポート
3 制御流ポート
6 メインスプール
18 パイロット室
19 圧力室
26 第1制御オリフィス
27 第2制御オリフィス
28 補助スプール
41 補助オリフィス
43 連通孔
Claims (1)
- ポンプポート、制御流ポート及び余剰流ポートとを形成した本体にメインスプールを内装し、このメインスプールの一端をパイロット室に臨ませ、パイロット室とは反対側に嵌合したケース部材に補助スプールを摺動自在に内装し、さらに、このケース部材には、補助スプールの移動位置に応じて開度を可変にした制御オリフィスを形成するとともに、この制御オリフィスを介して上記ポンプポートと制御流ポートとを連通させ、この制御オリフィスの上流側の圧力を上記パイロット室に作用させ、制御流ポート側の圧力をこの補助スプールの一端に作用させ、制御流ポート側の圧力上昇にともなって補助スプールが移動し、上記制御オリフィスの開度を大きくする構成にした流量制御弁において、メインスプールに、余剰流ポート側の圧力が設定圧以上になったときに閉じる補助オリフィスを形成し、この補助オリフィスを、メインスプールに形成した圧力室を経由して上記制御オリフィスの下流側に合流させてなり、余剰流ポート側の圧力が設定圧以下のとき、補助オリフィスから流入した供給流れを、制御オリフィスを経由した供給流れと合流させる構成にした流量制御弁。
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---|---|---|---|
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---|---|---|---|
JP14104594A JP3547797B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 流量制御弁 |
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JPH07332310A JPH07332310A (ja) | 1995-12-22 |
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JP14104594A Expired - Fee Related JP3547797B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 流量制御弁 |
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JP (1) | JP3547797B2 (ja) |
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1994
- 1994-05-31 JP JP14104594A patent/JP3547797B2/ja not_active Expired - Fee Related
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