JPS6128529Y2 - - Google Patents

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JPS6128529Y2
JPS6128529Y2 JP12554081U JP12554081U JPS6128529Y2 JP S6128529 Y2 JPS6128529 Y2 JP S6128529Y2 JP 12554081 U JP12554081 U JP 12554081U JP 12554081 U JP12554081 U JP 12554081U JP S6128529 Y2 JPS6128529 Y2 JP S6128529Y2
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passage
spool
valve
actuator
annular groove
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JP12554081U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、カウンタバランス弁の改良に関す
るものである。
従来のカウンタバランス弁A′は、第2図に示
すように、方向切換弁6′に接続する第1通路
1′及び第2通路2′と、アクチユエータ5′に接
続する第3通路3′及び第4通路4′と、上述の各
通路の夫々が開口する内孔8′とを備えている弁
本体7′、この弁本体7′の内孔8′内に第1通路
1′から第3通路3′への方向、第2通路2′から
第4通路4′への方向を夫々順方向(圧力流体を
通過させる方向。)とする一対の逆止弁20′,2
1′を内蔵するスプール9′を摺動自在に嵌入し、
上記内孔8′とスプール9′の両端とで、スプール
9′を介して対向する方向に張設したばね16′,
17′を内蔵し上記第1通路1′と第2通路2′に
夫々絞り12′を備えた通路14′、絞り13′を
備えた通路15′で接続されるパイロツト室1
0′,11′を有する構成である。
このカウンタバランス弁A′は、方向切換弁
6′を第2図の中立位置から左側の位置6a′に操
作すると圧力流体源P′の吐出圧力流体は、第1通
路1′、スプール9′の逆止弁20′、第3通路
3′を介してアクチユエータ5′へ流入すると共に
通路14′を介してパイロツト室10′へ流入す
る。パイロツト室10′に作用する流体圧力によ
り、スプール9′が右方向に作動し第4通路4′と
第2通路2′とを接続するとアクチユエータ5′の
排出側の流体が、第4通路4′、第2通路2′、方
向切換弁6′を介してタンクT′へ流出し、アクチ
ユエータ5′は、矢印B1′の方向へ作動する。
このカウンタバランス弁A′は、前述したよう
にアクチユエータ5′の作動状況下ではアクチユ
エータ5′への圧力流体の供給が、逆止弁20′を
介してなされる。従つて、カウンタバランス弁
A′の通路抵抗の減少又は大流量の通過を必要と
する場合は、スプール9′の径を大きくして逆止
弁20′の径を大きくする必要がある。
ところで、カウンタバランス弁は、方向切換弁
の作動時に、その作動速度にほぼ追従して、カウ
ンタバランス弁のスプールを作動させる必要があ
るので、パイロツト室に設けたばねは、スプール
の径の増加に伴なつて大きな張力のばねにする必
要がある。
すなわち、第2図において、スプール9′は、
前述したように方向切換弁6′の左側の位置6
a′への操作によりパイロツト室10′に作用する
流体圧力の押圧力により右方向へ移動するもので
あるが、このときばね17′の張力が弱すぎる
と、パイロツト室10′内の流体圧力(アクチユ
エータ5′への供給流体圧力)が充分上昇しない
内にスプール9′がアクチユエータ5′の排出側を
タンクに接続するので、アクチユエータ5′の供
給側の回路に負圧が生じる。また、方向切換弁
6′を左側の位置6a′から第2図の中立位置へ操
作した場合、そのパイロツト室11′がタンク圧
になつているにもかかわらず、アクチユエータ
5′に作用する慣性力によつて第4通路4′から第
2通路2′方向へ通過する圧力流体によるフロー
フオースのためスプール9′が第2図の中立位置
へ復帰せず、アクチユエータ5′が自走する等の
問題を有する。これらの問題点を解決するため、
ばねの張力を大きくすると、スプールの移動によ
るばねのたわみに対する弾発力の増加割合が大き
い。従つて、カウンタバランス弁のスプールを中
立位置にしてあるとき、ばねの弾発力を適正な値
にしておいても、スプールの移動に伴なつて弾発
力の増加が生じそれに伴なつてパイロツト室内の
流体圧力が上昇する。またスプールの中立位置へ
の復帰時も急激な復帰となるので、アクチユエー
タの停止時に大きな衝撃を起す原因となる問題点
を有するものであつた。
この考案は、逆止弁を内蔵したスプールをパイ
ロツト室に作用する流体圧力によつて、作動させ
るカウンタバランス弁において、前記スプールが
作動したとき、スプールに内蔵した逆止弁をバイ
パスする通路をスプールの外周に形成し、通路抵
抗の減少したカウンタバランス弁を提供するもの
である。
以下、この考案による実施例を示す第1図につ
いて述べる。
この考案によるカウンタバランス弁Aは、第1
図に示すように、アクチユエータ5と方向切換弁
6の間の圧力流体給排回路に介設されるもので、
その弁本体7は、方向切換弁6に接続する第1通
路1及び第2通路2と、アクチユエータ5に接続
する第3通路3及び第4通路4と、これら第1、
第2、第3、第4通路1,2,3,4の夫々が開
口する内孔8とを備え、この内孔8内には、スプ
ール9を摺動自在に嵌入してある。
弁本体7の内孔8は、前記第1、第2、第3、
第4通路1,2,3,4の夫々が連通する環状溝
81,82,83,84と、両端部に前記スプー
ル9の端部が突入する少々径の大きいパイロツト
室10,11を連設してある。このパイロツト室
10,11は、夫々絞り12を有するパイロツト
通路14、絞り13を有するパイロツト通路15
を介して第1通路1と第2通路2に接続し、その
内部に前記スプール9を押圧するばね16,17
を夫々張設してある。
スプール9は、その内部に、第1と第3の通路
1,3及び第2と第4の通路2,4を夫々連通さ
せる左右一対のスプール内孔18,19を有し、
このスプール内孔18,19には、第1から第3
の通路への方向及び第2から第4の通路への方向
を夫々順方向とする左右一対の逆止弁20,21
を内蔵する。そのスプール9の外周には、前記弁
本体7の内孔8に摺動自在に嵌入するランド部2
2,23,28,29,30と前記スプール内孔
18,19に開口する穴24a,25a,26
a,27aを有する環状溝24,25,26,2
7を有する。このスプール9は、パイロツト室1
0,11内に圧力流体が作用しないとき、ばね1
6,17の弾発力による押圧力がランド部28,
29の端部に作用し第1図に示す中立位置に停止
している。このときランド部22,23は、環状
溝81と83との間、環状溝82と84との間を
夫々閉鎖する位置にあり、スプール9が右方向に
移動しスプール9の環状溝27が、環状溝82と
84とを接続する位置に達するとスプール9の環
状溝24が環状溝81と83を接続する位置に達
する。なおランド部30は、スプール9の左右の
移動終端位置に達しても環状溝81と82とを閉
鎖する位置にある。また、逆止弁20,21は、
夫々穴25aから24aの方向、穴27aから2
6aの方向への圧力流体の通過を許すように設け
てある。
以上の構成を有するカウンタバランス弁Aの作
用について述べる。
方向切換弁6が第1図の中立位置にあるとき、
圧力流体源Pの吐出圧力流体は、方向切換弁6を
介してタンクTへ流出すると共に第1、第2通路
1,2も方向切換弁6を介してタンクTに接続す
る。従つてパイロツト室10,11内は共にタン
ク圧力となつているので、スプール9は、ばね1
6,17の押圧力により第1図の中立位置に保持
される。
スプール9が中立位置にあると第1と第3の通
路1,3、及び第2と第4の通路2,4は夫々一
方のランド部22と逆止弁20、及び他方のラン
ド部23と逆止弁21によつて遮断されている。
この状態から方向切換弁6を左側の位置6aに
切換えて圧力流体源Pからの圧力流体を第1通路
1に供給すると、この圧力流体は第1通路1、環
状溝81、穴25a、スプール内孔18、逆止弁
20、第3通路3を介してアクチユエータ5へ流
入する。同時に該圧力流体の一部は、一方のパイ
ロツト通路14を経てパイロツト室10に入り、
スプール9を他方のばね17に抗して図中右方向
に押圧摺動させ、スプール9の環状溝27が環状
溝82と84とを接続すると共に環状溝25が環
状溝81と83とを接続する。従つてアクチユエ
ータ5への圧力流体の供給が、逆止弁20、及び
スプール9の環状溝24を介した通路の双方によ
つて行なわれ、アクチユエータ5の排出側は、第
4通路4、環状溝84、スプール9の環状溝2
7、環状溝82、第2通路2、方向切換弁6を介
してタンクTへ流出するのでアクチユエータ5は
矢印B1の方向へ作動する。
この作動状態から方向切換弁6を再び中立位置
に戻して流体の給排を停止すると、それまでスプ
ール9を押圧変位させていたパイロツト室10が
降圧するため、スプール9は他方のばね17の弾
発力によつて押戻され、図示の中立位置に復帰し
て第1と第3の通路1,3及び第2と第4の通路
2,4が夫々ランド部22,23によつて元通り
遮断される。
なお方向切換弁6を右側の位置6bに切換える
と、他方のパイロツト室11が昇圧し、スプール
9を図中左方向に摺動変位させるため、第2通路
に供給された圧力流体は、スプール9の環状溝2
6を経て第4通路4よりアクチユエータ5に供給
され、該アクチユエータ5からの排出流体は第3
通路3からスプール9の環状溝25、第1通路1
及び方向切換弁6を順次通つてタンクTに返送さ
れるようになり、これによつてアクチユエータ5
が矢印B2方向に作動するのである。
以上の説明から理解できるように、この考案の
カウンタバランス弁は、圧力流体供給初期には、
スプール9に内蔵した逆止弁20,21のいずれ
か一方が開いてアクチユエータ5への供給通路を
開通させるが、その直後、供給通路に連通する一
方のパイロツト室10又は11の昇圧によりスプ
ール9が作動すると、給排通路がスプール9の環
状溝24,27又は環状溝25,26によつてア
クチユエータと夫々直結され、そのためアクチユ
エータへの大流量の圧力流体の給排が行なえるの
である。このように、この考案は、大流量の圧力
流体を流すための大きい逆止弁をスプールに内蔵
せずに、スプール9内の小さな逆止弁20,21
に加えて更に給排通路の夫々を遮断するランド部
22,23と、給排通路の夫々を直結連通する環
状溝24,25,26,27とをスプール9に形
成すると云う手段によつて、大流量の圧力流体の
給排制御を可能としたものであるから、従来のよ
うに大きい逆止弁を内蔵するために径の大きいス
プールを用い、且つ受圧面積増加のために大きい
スプール復帰ばねをパイロツト室に張設する必要
が全くなくなるのである。従つてカウンタバラン
ス弁が大型化することはなく、また製造に際して
は、全ての部品をそのまま流用してスプール9の
みを加工(ランド部と環状溝を形成するための加
工)すればよいから、従来のように新たに設計し
て大型のカウンタバランス弁を製造する場合に較
べると、はるかに安価に製造できるのである。し
かも、上記のように弾発力が強くて伸縮により弾
発力変化のはげしい大きいスプール復帰ばねを使
用する必要がないと、スプール9のストローク長
を多くとることができるため、スプール9の環状
溝24,25,26,27及び内孔8の環状溝8
1,82,83,84等のインチング範囲が広が
り、所望の流量設定が可能となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案によるカウンタバランス弁
の断面図を含む圧力流体回路図。第2図は、従来
のカウンタバランス弁の断面図を含む圧力流体回
路図である。 1……第1通路、2……第2通路、3……第3
通路、4……第4通路、5……アクチユエータ、
6……方向切換弁、7……弁本体、8……内孔、
9……スプール、10,11……パイロツト室、
20,21……逆止弁、22,23……ランド
部、24,25,26,27……環状溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 方向切換弁に接続する第1通路及び第2通路
    と、アクチユエータに接続する第3通路及び第4
    通路と、これら通路の夫々が開口する内孔とを備
    えている弁本体の該内孔に、上記第1通路から第
    3通路への方向及び上記第2通路から第4通路へ
    の方向を夫々順方向とする逆止弁が内蔵されたス
    プールを摺動自在に嵌納し、上記内孔のスプール
    を挾んで両側の端部を上記第1通路及び第2通路
    の夫々に連通するパイロツト室に構成したカウン
    タバランス弁に於て、上記スプールに、該スプー
    ルが中立位置のときに上記第1通路と第3通路の
    間及び上記第2通路と第4通路の間を夫々閉鎖す
    るランド部を設けると共に、該スプールが作動位
    置にあるときに上記第1通路と第3通路の間及び
    第2通路と第4通路の間を夫々連通する環状溝を
    前記ランド部に隣接して設けたカウンタバランス
    弁。
JP12554081U 1981-08-24 1981-08-24 カウンタバランス弁 Granted JPS5830003U (ja)

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JP12554081U JPS5830003U (ja) 1981-08-24 1981-08-24 カウンタバランス弁

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JP12554081U JPS5830003U (ja) 1981-08-24 1981-08-24 カウンタバランス弁

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JPS5830003U JPS5830003U (ja) 1983-02-26
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JP12554081U Granted JPS5830003U (ja) 1981-08-24 1981-08-24 カウンタバランス弁

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JP4633393B2 (ja) * 2004-07-05 2011-02-16 ナブテスコ株式会社 キャビテーション防止油圧回路

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JPS5830003U (ja) 1983-02-26

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